海砂のつらつら日記

海砂のつらつら日記

2015/11/28
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カテゴリ: 読書
今日は随分前に読んだ本の感想を簡単に。。。
読んだのはこちら。


【楽天ブックスならいつでも送料無料】闇に香る嘘 [ 下村敦史 ]

27年間兄だと信じていた男は何者なのか?村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。竜彦は偽者なのではないか?全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追うー。第60回江戸川乱歩賞受賞。(「BOOK」データベースより)



江戸川乱歩賞受賞作で「このミス」でも第3位と言うことで手に取ってみました。
初めて読む作家さんだったので、文章の相性が合うか心配したけど杞憂でした。

今年69歳の主人公和久は、40を過ぎてから盲目の身になります。
彼の兄は中国残留孤児として、日本に戻って以来母と二人で暮らしています。
和久は孫の腎臓移植のために、兄に検査だけでもと頼むが、兄はかたくなに拒みます。
その様子に不信を持った和久。自分は目が見えないので、兄が昔の兄の面影を残しているのか判断できません。
全盲の和久は、兄の正体を求めて調べ始めます。

更に、横浜港で起こった密入国事件で逃げ出した男から「自分が本当の兄だ」と言われ、訳が分かんなくなってくる和久。

いや~面白かったです。

目が見えないという制約が、なかなかうまくミステリとして機能していて、真相が分かったときに、登場人物たちのセリフの印象が一変するあたりが鮮やかでした。

点字の暗号は、点字を知らないものだと解くことは不可能ですが、それほど重要な謎でもないので「なるほど~」と思いながら流し読み(笑)

中国残留孤児や、満州引き上げなど、読んでいて心が痛くなる記述も多かったですが、読後感は良かったです。



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最終更新日  2015/11/28 11:23:11 PM
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