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嫌いなひとがいるいや、“嫌い”というよりも、“許せない”と言ったほうが正しいかもしれない何を幼稚なことを言っているのかと、思われるかもしれないけれども、人付き合いをしていくうえで、実に様々な人と出会うそのなかには常識を疑うような人もいるのだ自己中心的だらしないそれでいて、人を蔑み、人を欺く…ちょっと注意しようものなら、「自分は悪くない」の一点張り自分ひとりで騒いでいるのならまだ構わないその火種の火の粉が降りかかり、巻き添えを喰うからひとたまりもない相手にしているとほんと疲れると言うか、こっちの性格まで歪んできそうイライラする自分にまでも腹立たしくなってくるなので、まったく相手にしていないそんな態度がまた気に入らないのだろうありとあらゆるいろいろな嫌がらせを仕掛けてくるその挑発に乗ってしまうと相手の思う壺なので、内心では腸が煮えくり返る思いでも、いたって冷静に対応しているこんな関係が続くことがいいわけがないということは重々承知しているけれどもどうすればいいのだろうか?あの性格だから、相手に変わることを望むのはまず無理だろうならば自分が変わるしかない優しく接してあげればいいのかな?と思うこともあるのだが、いざそう接すると、相手はつけあがってくるそうなると、こちらもカチンとくるその繰り返し堂堂めぐり自分には愛が足りないのだろうか?優しさが足りないのだろうか?忍耐が足りないのだろうか?こうして言葉にして並べてみると、確かにどれも足りないような気がする愛か…優しさか…忍耐か…
2010年03月18日
朝から心臓の鼓動が激しく打っていたその荒々しい動悸は息苦しさを覚えるほど一体どうしたということだろう自分の身体のはずなのに、感情をうまくコントロールすることができない抑揚する気持ちのなかにただただ溺れていた今日の夜、とある方と会う約束をしているその方は著名な方で、自分の憧れの的でもあるあるきっかけで偶然にも知り合い、話の流れからお会いすることとなった“憧れの人と会える…”約束したときは喜びと興奮で舞い上がっていたけれども、約束の日が近づくたびに、緊張のあまり、それが自分のなかで次第にプレッシャーとなっているのが分かったなぜならば、あまりにも生きる世界が違うからだ抑えることができないこの胸の高鳴り…激しい動悸に息が詰まりそう緊張と興奮が入り混じった感情が自分のなかで渦巻くついにそのときが来た約束の時間…約束の場所…自分のなかで緊張はピークに達していたあまりにも緊張しすぎて、口から何か変なものを吐き出してしまいそうなぐらい手にはビッショリと汗をかいている自分で自分がおかしくなってきたどれだけ緊張してんだって話だって、憧れの人やもんッ!!仕方ないよね逃げ出したい…でも会いたい…相反する気持ちがぶつかり合うけれども、こんなチャンスは滅多にあることではないので、気持ちを抑えようと冷静になるよう必死に努めた待ち合わせたのは、とある駅前のビルすごい人混みなので、いつ相手が来るかわからないそんななか、自分が先に見つけた大勢人がいるなかでもその存在は一際目立つ放っているオーラが違うとでも言おうか鏡に向かって髪型をセットしている背後から、不意に声を掛けたメッチャ、カッコイイやんッ!男でも惚れてまうような男前やわ!これが第一印象ん!?カッコイイ!?男前!?そう、今日お会いしたのは、男性の方男に会うのに、胸を高鳴らせるだなんておかしいと思われるかもしれないけれど、憧れの存在の方だからねそりゃ興奮もするさ夢のような時間は瞬く間に過ぎた…もうね、恋する乙女の状態お会いしている間は、緊張して視線を合わすことも儘ならず、足元とか、手とか、変なところばかり見てしまったなんか色々と話もしたんだけれど、いまいち覚えていないどんな声だったか記憶にないほど…ええ歳した男が、ひとり舞い上がってましたこの胸の高鳴り、心の奥底でいつまでも燻っていることでしょう
2010年03月15日
17時過ぎ…携帯電話に着信履歴が残っていたそれは、古くからの友人留守番電話にメッセージは吹き込まれていないとりあえず電話を掛けてみたが、コール音のみで出る気配はないそのまま電話を切った数時間後…携帯電話を見ると、ふたたび着信履歴が残っていたあの友人からだ幾度も電話を掛けてくるということは、何かしら用事があるはずけれども、留守番電話には何も吹き込まれていない何の用だろ?折り返しダイヤルするも、またコール音のみタイミング悪ッ!電話に出ない自分も悪いけど、一体何の用なんだよなんなんだろ?気になってしかたない気になりすぎて、心配になってきたそして、ちょっと苛立ちを覚え始めていたが、結局その日は友人からの連絡はなかったきっと大したことなかったんだろうねそう思うことで、かたをつけることにした何かあるのなら、また電話してくるに違いないタイミングが悪いと電話に出られないかもしれないけど…その時は、頼むからメッセージ吹き込んどいてッ!!
2010年03月14日
ある人からメッセージが届いていたそれは思いもよらない人物から一体何事かと思ったら、その内容は他愛のないものだったけれども、その何気ないメールがなんだか嬉しくて、何度も読み返してしまったメッセージを送ってきたのは、二十歳そこそこの男性こういう風に書くと、“何、男からのメールで喜んでるんだ?”って思われるかもしれないけれども、そういう趣味はないからあまりにも意外だったので、驚いたというか、嬉しくなってしまったのだ彼とは、直接話したこともなければ面識もないただ間接的に知っているだけの間柄その彼が怪我をしたらしいので、ちょっと気になってお見舞いの旨を伝えたどうやら大事には至らなかったようなので、自分的には軽い気持ちでしたことだったすると、彼からメッセージが届いていた送られてきていたのは、“心配かけてすみません”といった内容のメッセージ意外だったと言うのも、その彼、今どきという言葉がはたして当てはまるのかどうかは判らないが、とにかく調子が良いというか、軽いノリの男で、自分とはまったく噛み合わないような人物気遣いというか、心遣いが出来るとは到底思っていなかったので驚いたのだ文面の言葉遣いは妙に馴れ馴れしいところもあるが、それも愛嬌か一応礼儀は弁えているのだと、感心ちょっとどころか、だいぶ見直したなんだ、いい奴じゃん外見や言動はチャラチャラしているけれど、人を見かけだけで判断してはダメだね
2010年02月22日
送られてくる年賀状そのほとんどが、我が子の写真がデザインされたもの「元気にしてる?」「会いたいな」と、毎年同じ決まり文句のような一言が、申し訳なさそうに端に添えられているその文字になんとなく義理のようなものを感じ取る年賀状だけの付き合い送ってくる人は毎年ほぼ一緒そのなかで、見慣れない家族写真の年賀状があった誰だろ?差出人を見ても、ピンとこない文章を読んで、ようやく気づいたそれは十数年前に、一年ほど付き合いがあった青年だった一つ年下のその彼付き合いといっても、別に親しい間柄ではなかった向こうが慕ってきたという感じでも、なぜ今になって!?“整理していたら住所が出てきて、懐かしくなったので年賀状を出しました”なんて書いてあったけど…その当時、お金に困っているといって、彼には大金を貸したことがあるなので、何か思惑があるのでは?と、ついつい勘繰ってしまったけれども、本当に、昔を懐かしんでのことだったら、素直に嬉しい彼は結婚をして、今や二児のパパさらには自営業を営んでいるというから驚くあの彼がねぇ…十数年という月日の流れを感じたそれに比べたら、自分なんてあの頃から何も変わっちゃいない無駄に生きているわけじゃないんだけれどまあ人それぞれだよね自分は自分で幸せにやっているから是非遊びに来てほしいとのこと住所、さらには携帯の電話番号まで書かれていたそのうち、時間を見つけたら、会いにいこうかな
2010年01月04日
明らかに相手が悪いけれども向こうは、「自分は悪くない」の一点張りそれどころか、被害者意識丸出しにして、こちらのことを逆恨みもうね、なに言っても無駄聞く耳を持とうとしないんだから相手は、否定的なことを言う人間は皆敵だと思ってるんだもんさっきから、吠えまくってる煩わしいから相手にしないでいたら、今度はその態度が気に入らないようで、しつこくネチネチ言ってくるあまりにも煩いから言ってやったいや、あくまでも冷静にね言い負かすわけじゃないけど、理路整然に言葉をぶつけてやったそしたら、どうだろ?大人しくなった当たり前だよ誰がどう聞いたって、相手が悪いと判断する話なんだからそれでも納得はしてないんだろね顔見りゃ判る面白くないのか知らないけど、仏頂面してるからさいい歳した大人が、自分の思い通りにいかないからって、八つ当たりするだなんて子供染みた真似するなって感じそれを注意したら、逆恨みだからねマジで性質が悪い気難しい奴と付き合うと、ほんと疲れる【逆恨み】人の好意を曲解し、逆に恨むこと筋違いなことを理由に人を恨むこと(辞書調べ)
2009年12月02日
9月30日(水)の日記スタッフの一人周りからは信頼を置かれていて、上司の受けも良い何事に関しても嫌な顔ひとつ見せないところに、彼の評判の良さがあるのだろう頼まれた事には「NO」と言わない彼そんな調子だから、うまい具合に利用されていることも間々あるようだかく言う自分もそのうちの一人で、彼に頼りきっている所があった自分の元に、一人のスタッフが来たそれは、常日頃から不平不満ばかり口にしている奴何を言い出すのかと思えば、内容は、評判がいいスタッフの事「表面は良いけれど、陰では…」と、思わせぶりな口調要は、猫を被っていると言いたいらしいそれを聞いて、正直言って、自分のなかで多少なり彼に対する失望感が生まれたけれども、彼も一人の人間である不平や不満を抱くことは当然のことなぜ今になって、そんなことに気づいたのだろう…周囲も自分も含め、面倒な仕事は彼に任せてきたところがある彼なら嫌な顔ひとつせず、快く請けてくれるので、いつの間にかこちら側に甘えが生じていたのだろうそれに対して彼は、内心では嫌だと思いつつも、生まれ持っての性格ゆえなのか、感情を表に出さずにいた自分の本意を押し殺していた彼は、一体今までどういう思いをしていたのだろうかそんな事とは露知らずにいた自分は、本当の素顔を見せなかった彼に、申し訳ない思いを抱くとともに、相反する感情を抱きながらも平然としていられることに、薄ら寒いものも同時に感じていたしかし、よくよく考えてみれば、人間誰しもが表と裏の顔を持ち、それを状況に応じて上手く使い分けている“顔で笑って、心で泣いて”ではないが、自分の感情を胸に仕舞い込むことは多々ある思っていることとは裏腹な事を、平気な顔して口にすることもしばしばそう思ったら、彼のこともごくごく当たり前なことただ、今までがあまりにも良い人すぎたので、こちら側の都合がいいように、勝手な人物像を作り上げてしまったのだろう今回の件に関しては、直接彼に真意を訊ねたわけではないあくまでも、彼のことを快く思っていないスタッフが、彼の評判を下げる目的で、自分に吹聴してきたものけれども、そのことで気づかされたこれからは、彼の考えも尊重しないと…ふと見ると、彼は、いつもと変わらない調子で仕事をしている「何か手伝えることありますか?」普段どおりに、彼が声を掛けてきたあまり気分が良くない話を聞かされたばかりの自分は、多少なり影響されているのか、“内心はどう思っているのだろう?”と、勘繰りながら、彼と対話したあぁ…こんな事を考えてしまう自分は、なんて愚かなのだろう相手の心のなかを探りながら会話するのは、疑心暗鬼に陥る彼が本当のところどう思っていようとも、こうして率先した態度を取ってくれるのであれば、自分は変わらぬ姿勢を今後も取り続けるだろうそんなことを思いながら、彼に悟られることなく平然とした顔をしたまま、仕事を任せる自分も、ある意味、表と裏、偽りの顔を見せているのかもしれない表の顔、裏の顔…どちらの顔がこちらに向いているのかそれは、当の本人にしかわからない
2009年10月01日
すごく独り言が煩い人が身近にいるしかもこれが、聞き取れるほどの声の大きさなのだ誰かに話しかけてるの?と思うほど気にしなければいいのかもしれないが、かなり気になると言うのも、それは独り言の内容による「何してんだよ」「つかえない奴だ」「どうしようもねぇな」そんな言葉が、自分の耳元に飛び込んでくるわけだから、いささか穏やかではない言っている言葉が言葉だけに、初めのうちは“オレに言ってるのか?”と思ったけれども、それは独り言だった自分の思っていることをすぐ口に出してしまうようだ独り言は誰もが口にするから仕方ないことだけれど、聞かされる身としては、陰湿な独り言は耳にしたくない今日も、よほど苛々しているのか、四六時中不平不満を言っているなんだかこっちまで苛々してきた…“どうにかならないかな”と、独り言を言ってみる
2009年09月07日
何が気に喰わないのか、相手は自分に対して悪意とも取れる行動をとり続けるいや、自分にだけではない話に聞くと、他の人にも似たような態度をとっているというそんな奴とは関係を持ちたくないので、自分は強固な姿勢を取ったしかし、そんな態度が、相手はまた気に喰わないのだろう前にも増して、卑屈な態度になったそんな相手を見ても自分はお構いなしけれども、向こうはアレコレ仕掛けてくるそんな、ギクシャクとした関係が続いていたと、その当人から「話がある」と突如呼び出しを受けた決闘か!?そんな言葉が頭に浮かぶほど、ここのところお互いはささくれ立っている人気のないところで対峙する二人変な緊迫感が身体を包み込む場合によってはやむ無しと、拳をギュッと握りしめて身構えていると、相手は意外な言葉を吐いたそれは、今までの非を詫びるものだった仕事・プライベートの両面においてトラブル続きで、心に余裕が無い状態が続いていた彼は、その捌け口として、周囲の人間に当たっていたところが、周りを取り巻く人間たちが反旗を翻して孤立していることに、今になってようやく気づいたという今更そんな事言っても、すぐに元通りの関係に戻ることは、ハッキリ言って難しいそんなに仲良しなわけじゃないからこれは、許す・許さないの話じゃない自分のなかには色々な思いがあって、そう簡単に気持ちを入れ替えられるほど寛大な心なんか持っていないやった方は簡単に思っているかもしれないけれど、やられた方は意外と根深く思っているものなのであるとはいえ、自分も彼には強気な態度を取り続けてきたわけだから、被害者ぶるつもりはない彼も彼で、傷ついただろうそれに、彼も追い詰められて、自分を見失いかけてのことだったということでは同情の余地はあるけれども、それならそうと、自分ひとりで抱えることができなかったのなら打ち明けていてくれれば、こんな顛末を迎えることはなかっただろうに…傷つき、傷つけあった今までの日々のことを考えたら、色々な意味で悔やまれてしかたない事の真相を打ち明けられて、誤解は解けたしかし、ちょっと遅すぎたすべてが解決するまでにはまだ時間がかかりそうそれにしても、人間関係って難しい一言言うことによって関係が壊れることもあれば、一言を言わないがために誤解を招き、関係がギクシャクすることもある正直言って、そこら辺の境界線は非常に曖昧で、完璧な答えなどないのかもしれないただ1つ言えることは、付き合いを大事にしていきたい人がいるのなら、自分の気持ちに正直であることだと思うそこから、関係が築き上げられるのだから今回の件でいえば、正直言って彼には腹が立っていて、関係を絶ちたいくらいだったしかしながら、彼は修復を図ろうとした自分との縁、繋がりを必要としているその思いがあるのなら、いつかまた、昔のような関係に戻ることができるだろう【融解】とけること、とかすこと(辞書調べ)
2009年07月28日
自分には、2つ年下の弟がいるしかし、あまり仲は良くない何年前のことだろうかある日、弟が「結婚したい」と言ってきただが、母も、自分も、その結婚には反対したというのも、相手の女性の素性に疑問を感じたからであるそもそも、その女性は、弟がアルバイトをしていた店のオーナーの息子さんと付き合っていたところが、そこでオーナー夫婦に結婚を反対されると、その女性は弟に鞍替えをしたそんな軽薄な女性を信じることは出来なかったし、第一、女性の素性が一切分からない、誰も知らないという事で、信用できるはずもなく、それが結婚を反対した最大の理由だったしかし、女性にすっかりのめり込んでいた弟は、結婚を反対されると、家を飛び出してしまうその出来事がよほどショックだったのか、母は体調を崩してしまった自分勝手な行動で一家に波風を立てた弟に、自分は不快感を抱いたそれからというものの、我が家では弟の存在は完全にかき消された何事もないように、日々を過ごしていたけれども、お腹を痛めて産んだ我が子の事を、母は忘れることができるはずもない勤務先は以前から変わっていないので、色々な伝を使って、マンションを借りて女性と二人で暮らしていること、苦しい生活を送っていることなどを調べあげ、自分に聞かせるでなく、独り言のように喋っていたそんなある日、母から相談を持ちかけられた弟が借金の返済に困って、助けを求めてきたというのだその額は百数十万話によると、女性は働かずに遊んでばかりいるらしく、生活に困ってサラ金に手を出したのことそれを聞いて、自分は自業自得だと思ったが、母は見るに見かねて、全額返済を肩代わりしたそのことがキッカケとなり、弟はようやく目が覚め、女性とも別れて改心母は家に戻ってくるよう促したようだが、我々に負い目を感じているのか、職場の寮に住み込みすることとなった父親のいない我が家は、自分が一家の大黒柱となり、家計を支えている別に、自分は犠牲になっているという意識はないそれが当たり前だと思っているその一方では、弟は自分勝手なことをして、挙句の果てには借金をこしらえ、その尻拭いをしてもらっているそりゃあ、弟に対して良い感情は抱かないだろう何年も前に家を飛び出して以来、会ってもいないので、弟の顔すら思い出すこともできないそんな弟が、今、我が家に帰ってきている弟が勤める職場から「無断欠勤が続いている」という連絡を貰い、母がアパートに訪ねていくと、体調を崩した弟を発見病院の診察の結果、鬱病と診断されたのであるさすがに、一人のままでは放っておけないとの事で、今春、何年振りかに我が家に帰ってきたとはいえ、戻ってきた当初は、鬱病を発している弟は、「誰にも会いたくない」との事で、一日中部屋に籠もりっぱなし家族の誰とも顔を会わさなかったが、数ヶ月経った今では、少しは落ち着きを取り戻したようだたまに家の中ですれ違うこともあるのだが、弟の眼からは明らかに、こちらに遠慮している様子が伺える自分は何も威圧などしていないのだが、今までのことがあるので負い目に感じている部分が強くあるのだろうしかしながら、こちらとしては、今となってはもう昔のことで、自分のなかには何も遺恨は残っていないその事を言うてあげたら、弟も少しは気が楽になるのかな?いや、オドオドして視線を逸らす彼の姿を見ていると、何も言わないほうがいいのだろうと、兄は沈黙を守る家族を捨て、自分の思うがままに家を飛び出し、好きなことをしてきた弟しかし、そんな彼の窮地を救ったのは、捨てたはずの家族だった今、弟は何を思い、何を考えているのだろうかじっくり、ゆっくり、あせらずに、答えを見つけていけばいい
2009年07月19日
自分は、人付き合いは浅いほう苛められていたという過去のトラウマが根付いているのか、人と距離感を保ちたいのだなので、人間関係にはほとんど執着しない人に好かれようと意識はしないし、人の視線や、どう思われていようとも気にならない自分は自分…臆病というか、鈍感というか、とにかく自分のペースを守っている共通の女性の知人傍から見ても、その二人はとても仲がいい…と、思っていたところがだ、二人は別々にいると、それぞれの悪口を言うものだから、自分はどうも理解ができないなぜ、知らないところで互いの陰口を叩き合うのに、顔を突き合わすと平然としていられるのだろうそれぞれの胸の内を自分は聞かされているだけに、笑顔で一緒にいる彼女たちの姿を見ると、うすら寒いものすら感じる確かに、本音だけで生きていくことは難しいかもしれない時と場合によって、本音と建前をうまく使い分けていかなければ、やっていけないでも、友人との付き合いに本音と建前を使い分ける必要ってあるのだろうか?思うところがあるのなら言えばいいし、嫌なら付き合い方を考えればいいこんな風に思うのは、どこか冷めた目線を持っている自分だけのものなのかもしれない煩わしいことは嫌なので、言いたいこと、思っていることは言ってしまうなので、裏腹なことを平気な顔をして言っている人を見ていると、その人の人間性すら疑ってしまうだって、言っていることと思っていることが違うのだったら、付き合うの怖いでしょ人間関係って難しい煩わしく思うことが多々あるだから、自分は距離を置きたくなるのかもしれないだって、自分の周りにはあまりにも醜い感情が渦巻いているから…
2009年06月22日
舞台を観終えて劇場から出ると、電源をOFFにしていた携帯電話を手にした何件もの留守番電話が入っているメッセージを聞くと、それは、一年ちかく連絡を取り合っていなかった友人から「また電話する…」吹き込まれていたのは、たったその一言のみそれから、メッセージが入っていないものが数回記録されていたきっと、彼が何回もかけたのだろう用件があるのなら、吹き込めばいいのに…何度も電話をするということは、何か大事な用なのだろうか?ネオン輝く歌舞伎町の街を歩きながら、折り返し電話をかける「………」出ないひたすらコール音が鳴るのみしばらしてからもう一度かけてみたが、やはりダメだった最後の留守電から30分も経っていないんだけれどなまぁ用事があれば、きっとまた電話してくるに違いない帰路につくため、これから電車に乗るので、携帯電話はマナーモードにした電車に揺られること30分弱下車して、携帯電話を見ると、「着信あり」の文字さっきから頻繁に電話をかけてきている友人からだタイミング悪ッ!!きっと、“なんで電話に出ないんだ?”って思っているに違いない早速リダイヤルすると、今度は繋がった友人の第一声を聞くなり、「久しぶり!どうしたの?」そう自分が言うと、彼は意外な事を言った「ちょっと、声が聞きたくなって…」!?!?!?予想もしなかった返答に拍子抜けしてしまった何言ってンの?男にそんなこと言われても薄気味悪いよでも、ちょっと嬉しかったな自分のことを思ってくれる友人がいるってことにさ
2009年06月11日
以前スタッフとして勤めていた男性が、職場に遊びにきた会うのは何年ぶりだろうか?実は、先日も訪ねてきたらしいのだが、あいにくその日、自分は留守にしていたそれで、つい先日、「木曜日は居ますか?」と電話がかかってきて、久しぶりの再会となったわけ数年ぶりに会うけれど、変わらないなぁでも、ちょっとだけ大人っぽくなったかな彼が勤めはじめたのは、たしか二十歳を過ぎた頃だったと思うんだけれど、若さゆえというかなんというか、すごく考え方が甘ったれていてね平気で遅刻はするわ、仕事の手は抜くわで、ちょっと手を焼かせる子だったなんで遅刻をするのか訊いたら、「起きられないんです」と、即答いやいや、それって答えになってないでしょ2つの仕事を掛け持ちしていて、もう一つの仕事は夜遅くまで働いているので、どうしても朝起きるのが辛いんだとかそれで、「起こしてください」とお願いするもんだから、それからは自分が毎朝彼にモーニングコールをして起こすようになったおかげで遅刻は無くなったんだけれど、これって問題解決になってる?彼を甘やかしているだけなんじゃないだろうか?そんな気持ちが頭の片隅にもたげていたまぁ色々あって、最終的には「これ以上迷惑をかけることはできない」と言って職場を離れていったんだけれど、見送るとき、内心では、この子この先大丈夫なのかなぁ?って、まるで親心にも似たような感情を抱いている自分に気づいたいや、だってさ、ほんと心配なんだもん大人の自覚が無いというかなんというか…でもね、人間って、社会の波に揉まれると成長するもんだね今日久しぶりに会った彼は、仕事は頑張っているようだったし、言葉遣いもしっかりしていて、ずいぶんと立派になっていた「寝坊はしてない?」って聞いたら、相変わらず朝は弱いようで、朝早いときは前日から職場に泊り込んでいるんだって!?!?!?う~ん、さっきの発言撤回!まだまだ成長が足らへんなでもまぁ、元気にやってるみたいだから、安心した眩しい笑顔で近況を話す彼を見て、ようやく心配の呪縛から解放されたような気がしたところで、今日来たのは、自分の顔が見たかったわけじゃないよな?話を聞くと、花束をお願いしたいとのこと好きな女性に愛の告白をするときに渡したいんだってまぁまぁお盛んなことで…彼は、職場に勤めていた頃から、よく花束を自分に注文してきた彼女の誕生日は勿論のこと、女性に告白するときは必ずといっていいほど花束を渡しているのだで、自分が作った花束を告白した女性に渡すと、これが百発百中でOKが貰えるんだってだから、今回もわざわざ花束を注文しにきてくれたというわけそれってさ、恋が実るのは自分の花束のおかげなんかじゃなくて、ただ単にキミがイケメンだからでしょ?と、ツッコミたいところだったが、注文をくださったお客さんだからね今回も恋が実るよう、心を込めて花束つくらせていただきますッ!!
2008年11月27日
食べ物に好き嫌いがあるように、人間にも、好きな人、嫌いな人がいる何も外見だけでその人を判断するのではなく、付き合っていくうちに、どうしても「この人は、ちょっと苦手だな」とか、「コイツとは付き合いたくない」というように思えてくるのである幼いのであれば、自分が嫌いな人がいた場合、対象人物を避けたり、相手にしなければそれで済むのだが、大人になると、そうもいかない仕事を通じて、それも幅広い世代の方たちと人付き合いをしていくと、自分の感情を抑圧せねばならない場面に多々出くわす「あの人は嫌いだから」なんて、甘ちょろい考えはかなぐり捨てなければならないのだとはいえ、自分は完璧な人間ではないので、自分の身に火の粉が降りかかってきたら、ときには相手に対して、感情を表に出してしまうこともある感情を吐き出したところで、自分の気分が晴れるわけではないし、かと言って黙って見過ごすこともできないどちらにせよ、自分のなかには不快感しか残らないのだが、言わずにはいられないのだ何も自分は我儘を言っているわけではない自分でいうのもなんだが、結構我慢強い方だと思う“仏の顔も三度まで”という言葉があるが、ある程度のことは堪えるでも我慢の限界というものがいつかは来るわけで、自分が嫌いな人というのは、そのボーダーラインを超えてしまった人たちばかり◇口だけのひと◇人に迷惑をかけても何とも思わないひと◇自分では何もしないひとこれ、身近にいる、自分のことを不愉快にしてくれる人々どの人たちも“人としてどうなの?”って思ってしまう人たちばかりプライベートなら間違いなく付き合わないのだが、悲しいかな仕事を通じてほぼ毎日顔を合わさなければならない顔で笑っていても心の中は般若の顔をして接している今日、あるシーンに出くわしたそれはお得意先を訪れたときのこと見かけぬ人がいて、新しい人なのかな?と思っていたら、やはりそうだったそれが、年恰好は同じぐらいなのだが、いかにもキツそうな先輩らしき人物に、ずいぶんと辛辣に当たられているのであるそれでも「ハイ!ハイ!」と、健気に受け答えをしている新人の姿を見ていたら、あまりにも気の毒で、ものすごく胸が締め付けられる思いがした「そんな言い方ないのでは?」と、言ってやりたいところだったが、何分よそ様の事に口出しすることはできないので、言葉を呑み込んだその時、ふと思ったのであるこれは合わせ鏡なのではないだろうか?と…自分が嫌いな人に接しているとき、今目の前で見た光景を見て感じたように、相手に対して、そして周囲にも嫌な思いをさせていたに違いないのでは?と…自分では普通に振舞っているつもりでも、言葉の端々や視線に、相手への嫌悪感が滲み出ているのかもしれない【人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ】(アメリカの詩人、ロバート・フロストの言葉より)許すこと…すごく簡単なようだけれど、“許す”という行為は、すごく労力を使うましてや自分が今まで我慢に我慢を重ねてきた相手なだけに、果たしていまさら許すことができるのだろうか?頭では判っていても、なかなか実行に移すのは、そう容易いことではないって、そんなことを言っているからダメなのか相手が変わらないのであれば、自分が変わるしかない!自分が変われば、何かが変わる筈大人への階段を、また一歩踏み出した自分であった…
2008年10月17日
ある職場に一人の男性がいました妻子持ちの三十代半ばのその男性は、暇さえあれば、愚痴をこぼしていました「疲れたぁ」「身体がダルい」「腰が痛い」「休みが少ない」「給料が安い」口を開いたかと思えば、不平不満ばかり愚痴を言うのは構いません誰しもが一つや二つは、腹に抱えていることでしょうしかしながら、この男性、自分のことを棚に上げて文句ばかり言っているからタチが悪い手や身体を動かさずに、口ばかり動かしています自分のやるべきこともやらないで、ウダウダ言うもんだから、周囲の人々はすっかり辟易してしまい、その男性のことを見下すようになってしまいましたその男性にはお子さんがいます夫婦共働きをしているので、保育園に預けているのですが、熱を出したり、体調を崩すと、夫婦のどちらかが迎えにいかなくてはなりません「子供が熱を出したので、迎えに来てほしいと保育園から連絡がありました」そう言われると、ダメとはいえないので、早退させますしかしながら、ここ最近、「子供が…」と理由をつけては、早退することが多くなってきました自分は子供がいないので、親御さんの気持ちは判りませんので、理解しようと思いつつも、こうも度重なって早退されてしまうと、困ってしまいます折りしも、周囲の人間も似たようなことを思っているのか、「嘘ついていますヨ」なんて言いだす始末常日頃から、仕事の手を抜いて愚痴ばかりこぼしているから、信用がまったく無く、仕事をサボる口実としてそんな風に思われてしまうのでしょう人間、信用・信頼を築き上げるのは大変なことですが、それを失うのはいとも簡単なものですそんな状況にあるので、男性は周囲からすっかり浮いた存在となってしまいましたそれを肌身に感じているのか、男性はますます卑屈になってきています普通に振舞っていれば、こんな状況に追い込まれることはなかったでしょう自分の信用を失墜させるようなことばかり繰り返してきたから、こうなってしまったのですなので、日ごろの行いからして、本当の事を言っていたとしても、嘘と思われてしまうのです今日も男性は早退を申し込んできました『子供が病気に…』信じなければならないのでしょうが、とうとう、自分のなかにも小さな小さな疑念が生じてきてしまいました本当に病気なのかもしれないと思いつつも、嘘を言っているのかもしれない…と疑ってしまう自分そんな自分が悲しいですイソップ寓話に『嘘をつく子供』という作品がある羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が出た!」と嘘をついて繰り返し騒ぎを起こして大人たちを騙し、本当に狼が現れたときは誰にも信用してもらえずに、羊はすべて狼に食べられてしまうという話人は嘘をつき続けていると、信じて貰えなくなってしまう常日頃から正直に生活する事で、いざという時に周囲から信頼と助けを得ることができる、というのがこの作品から学べる教訓イソップ寓話『嘘をつく子供』に似たところがある、今回の男性のお話寓話では、誰にも信じてもらえずに、悲劇的な結末を迎えて終えているが、果たしてこの話はどういった結末を迎えるのだろうか?信頼を取り戻すべく、奮起して頑張るかそれともこのまま尻尾を巻いて逃げ出すかその結末は、誰にもわからない…
2008年08月18日
時折だが、電話で自分の名前を名乗る際、どういう漢字で書くのか聞かれることがある幸い、自分はわかりやすい文字なので説明するのに苦労はしないが、難しい漢字、または説明しづらい文字を使っている人はどう説明するのだろうか今日は、こんな事があったカンノという方から、電話があったどういった漢字で書くのか尋ねると、相手はこう言った「スガワラノミチザネコウノスガニ…」?????受話器から伝わってくるわりと早口の言葉は、お経のような、呪文のような、意味不明に羅列された言葉のように自分の耳には聞こえたこの人、何言ってるんやろか?自分が言った言葉の意味が通じなかったか!?と思ったのもつかの間、「野原の野に…」と、説明する様子からすると、言葉の意味合いは判っているようであるとなると、さきほどの意味不明な言葉はなんだったのだろうか?電話を切ったあと、耳に残っているうちに紙に書き写しておいた謎の言葉を見つめた“スガワラノミチザネコウノスガニ”フルネームの漢字は、頭の文字以外は説明を受けたので、残るは初めの文字のみということは、この謎の言葉が、カンノという苗字の“カン”を示していることになる書いた文字を頭の中で読み上げると、ようやく閃いた学問の神で有名な“菅原道真公”の菅(すが)ねって、判りづらいわッ!それだけ、菅原道真は知名度があるってこと!?自分、勉強嫌いだったから歴史には疎いんだよねぇ…だからすぐには思い出せなかったそれにしても、すごい説明の仕方だなもしも自分が“菅(カン)”という字を説明するならば、“俳優のの菅原文太の菅(スガ)”とか、“女優の菅野美穂の菅(カン)”と説明するけどなぁきっと、カンノさんは、歴史の知識に長けていらっしゃる方なんだろうなそれとも、菅原道真をすぐに思い出せない自分が知識なさすぎるのか?まぁ、どっちでもいいか
2008年05月28日
一緒に働くスタッフを募集する広告を載せたので、朝から問い合わせの電話が鳴る今日一日だけで20件ちかくはあっただろうか仕事の合間を縫いながらの電話の応対は少々疲れてしまったが、色々な方とお話をさせていただいて、面白いなぁと感じたというのも、初めて会う場合、まずは外見で人を判断することが多いが、電話でのやりとりなので、相手の姿を知ることはできないゆえに、受話器から聞こえてくる声で判断するしかないその声だけを聞いていると、姿は見えなくても、その人の性格というか、人柄が表れるものなのだと思ったからであるハキハキとした喋り方をする方は、性格も明朗活発?とか、ゆっくりと丁寧に話す方はおっとりした人なのかなぁ?、逆に早口の人はせっかち?と、まぁあくまでもこれは自分の勝手な想像なのだが、相手の受け答えや声を聞きながら人柄を探っていく面接を希望する方から電話が掛かってくると、まず最初に相手の名前を伺うこのとき、2種類の返答があって、苗字だけを名乗る人と、下の名前まで仰る人がいるこの場合、フルネームでお答えいただいたほうが自分としてはありがたいごく稀にだが、面接を希望する方で同じ苗字の方がいて混同する場合があるからである次に伺うのは年齢相手の年齢を聞くと、大抵の方は躊躇なく答えるのだが、ご年配の方はちょっと違った年齢を告げたあとに、「年齢制限はあるのでしょうか?」とか、「私でも大丈夫でしょうか」と自信なさげな言葉が続く働きたい!と思ったから電話を掛けてきたわけで、そういう前向きな気持ちを持っているだけで十分と自分は思うけどなぁ…それから、大抵、声を聞いた感じで、若いかどうかの判断はつくのだが、なかには大番狂わせもあった落ち着いた低い男性の声だったので、中年かと思いこんでいたら20代だったり、明るく弾んだ女性の声を聞いて若いかと思いきやそうでなかったりと、自分の耳を疑うこともしばしばなんでも、声は老けないといわれているそうそういわれてみれば、外見は歳とともに衰えていくが、声はさほど変わらないか通勤時間の関係から現在のお住まいも伺うこれも色々な返答のパターンがあって、誰でもわかるような大まかな地域を挙げる人、住んでいる地名を挙げる人、そして驚いたのは、ご丁寧に番地まで仰る方がお二方いて、ずいぶんと律儀な方やなぁ…と感心してしまったあとは花屋での仕事の経験の有無や、相手からの質問などを聞き、面接の日取りを決めて終わりやはり、ある程度の年齢を積み重ねていらっしゃる方は、それなりに落ち着いた応対だし、若い人は、良くも悪くも若い人なりの応対だった自分も言葉遣いがうまいわけではないので、とやかく言える立場ではないが、無理して丁寧に話そうとするのではなく、明るくハキハキと受け答えしていただけるだけで、十分に好感は持てると思うまぁそんなに失礼に感じる方からの電話はなかったのだが、ちょっと面白い方がいた若い女性からの電話だったのだが、年齢を伺ったときに、相手はこう答えた「一応、23歳です…」???一応って、どういう意味さッ!!
2008年05月18日
まだ朝早い時間人通りが殆どない道を歩いていると、前から歩いてくる中年の男性に不意に声を掛けられた「ちょっといいですか?」そう言われた場合、大抵は怪しい勧誘のことが多く、「時間が無いので…」と、立ち止まることはないしかし、今声を掛けてきた男性は、なにか切羽詰っているというか、困ったような表情をしていたので、足を止めた「この電話の出かたを教えてほしいのですが…」そう言うと、男性は手に持っていた携帯電話を差し出してきた???男性から発せられた言葉が意外なことだったので、少々戸惑ってしまっただが、考えてみれば、携帯電話の扱いに不慣れな人もいるだろう操作の仕方を教えてから男性に携帯電話を返した男性は、電話を耳にあて、「もしもし」と繰り返していたが、首を傾げているどうやら通話ができないらしい「この携帯電話、ちょっとみてもらえますか?」男性は、再び携帯電話を差し出してきたあのォ~自分は、ただ通りすがっただけで、携帯電話の会社の人間でもなんでもないんですけれど…そう思いながらも、困っているのなら…と、携帯電話を受け取り、受話音量の設定や機能など調べたが、とくに異常は見られなかったその旨を伝えると、「ここに書いてある電話番号に掛けてみてください」と、1枚のメモ用紙を渡されたのだった???そのとき、自分のなかである疑念が湧き上がった今までは、男性が携帯電話の扱いが不慣れで困っているとばかり思っていたが、ひょっとして、これって新手の勧誘か何かの手口だろうか?電話をかけることによって、トラブルに巻き込まれるかもしれないいや、でもそれはあくまでも自分の想像であって、男性は本当に困っているかもしれない自分のなかで、なにか釈然としないものを抱えながら、渡されたメモ用紙に書かれている番号を押した『………………』コール音もしないことから、どうやら携帯電話の本体自体に異常が見られるのだろうすると男性は、ある地名を挙げて、ここからどうやって行ったらいいのか?と尋ねてきた話によると、配達に来たものの、土地勘の無いところなので道に迷ってしまい、会社から渡された携帯電話を使おうにも繋がらず困っていたのだというそれならそうと、携帯電話の具合を自分に見せるのではなく、はじめから場所を訊ねればよかったのに…幸いにも、男性が向かうべく行き先は自分は知っていたので、道程を説明男性は礼を述べると、軽トラックに乗り込んで、静けさのなかに包まれた朝の街を疾走していったあの男性、本当に困っていたんだねぇ相手は、藁にもすがる思いで自分に声を掛けてきたというのに、自分ときたら、怪しいヤツ!と思ってしまうだなんて、よほど人間不信なのだろうか?いや、あんなシチュエーションだったら、疑いたくもなるでしょまぁ、なにはともあれ、微力ながらお役に立てたようでなによりです
2008年04月28日
2006年6月の道路交通法の改正により、駐車違反の取締りが警察から民間に開放され、駐車監視員が駐車違反の取締りを行うようになったこれによって、駐車違反の取締りが厳しくなることが予想され、花の配達などで車を路上駐車する機会が多い我々にとっては、脅かされる出来事ではあったが、いざ蓋を開けてみるとさほど影響はなかったようだが、それでも、改正前に比べれば、駐車違反のキップを切られる機会は増えた月日は流れ…はじめは車をちょっと路上に駐車するにも戦々恐々としたものだが、喉元過ぎればなんとやらで、今ではその意識も薄れてきている街中には、相変わらず傍迷惑な路上駐車が後を絶たない人間、慣れとは恐ろしいものであるしかしながら、「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉があるように、駐車監視員は忘れた頃にやってきた配達を終えたスタッフが、イソイソと自分のところへ近寄ってきた何か言いたげそうなのは顔の表情から読み取ることができたので、相手が口を開く前にこちらから訊くと、駐車違反を取られたという花の配達という仕事中の出来事なのだから、反則金は会社が持つというと、仕事中ではないと言うどういうこと?実は、路上駐車をして、ラーメン屋で腹ごしらえをして車に戻ってきたら、駐車違反を取られたというのだそんな理由じゃ、会社として放置違反金払うわけないやんッ!「自分で払いなさい」と、切り捨てると、そのつもりだと述べたうえで、違反を取られた時は持ち合わせのお金が無く、今日警察署に行ってきたら、警察の方に「放置違反金の納付を命ずる書類は既に会社宛に郵送した」と言われたそうそう、2006年の6月の道路交通法の改正で、放置駐車についての使用者責任が問われるようになり、放置駐車違反について運転者が反則金の納付をしないとき等は、公安委員会が車両の使用者に対して放置違反金の納付を命ずることができるようになったのだつまりは、車を運転していたスタッフは、駐車違反をしたにもかかわらず反則金を納付しなかったので、車の所有者である会社に代わりに払いなさいということなのであるとはいえ、そんな不条理な放置違反金を会社が支払うわけもなく、また、違反を取られたスタッフ当人の申し出もあり、反則金の1万5000円は給与から差し引くことにしたそれにしても、路上駐車してラーメンを食べている間に駐車違反を取られるだなんてなんともお粗末な話ではあるが、それは話を明かさないかぎりは当人でしか知り得ないことであって、「配達中に取られた」と言い張れば誤魔化せて、会社に反則金の支払いを肩代わりさせることができたかもしれないそれでも、自分の非を素直に認め、正直に話してきたところを見ると、そこまでは根が腐っていないということか【罪を憎んで人は憎まず】犯した罪は罪として罰し憎んでも、その罪を犯した人までも憎んではならないということ(辞典調べ)
2008年02月16日
「合縁奇縁」という言葉がある意味は、“お互いに気心が合うか合わないかは、みな縁による”ということ街ゆく大勢の人々とただすれ違っていく日々を過ごしていくなかで、自分となにかしらの縁がある人たちは、ほんの一握りであるせっかくの縁なら、悪縁より合縁の方が良いことにこしたことはないのだが、こればかりは、やはり人間合う合わないがあるしかし、如何せんその縁の糸を自分の手元に手繰り寄せてみないことには、それが合縁か悪縁のどちらに転ぶかは判らない悪縁を恐れていてただ手を拱いているだけでは、合縁にも巡り合わないのだ合縁に巡り合おうと、悪縁に巡り合おうと、それらはすべて運命、自分の縁がもたらしたものその人々たちと自分の気心が合うか合わないかは別として、「縁」という一言で片付けられると、相手がどんな人物であれ、人との出会いが、そして人付き合いが楽しく思えてくるから不思議である今日は、友人と食事に出かけた仕事で知り合った、自分より1つ年下の男なのだが、自分とまったく趣味も合わなければ、考え方も違う、何一つ接点がないというのに、もうだいぶ付き合いは長い考えれば考えるほど、なんでコイツと友人関係にあるんだ?って思うぐらいでも、こうして縁があるのだから、人間関係なんて不思議であるお互いが本音で語るがゆえに、今までも幾度となく衝突を繰り返してきたが、それでも関係は切れないこういうのって、腐れ縁とでもいうのだろうか?「腐れ縁」というと、 “離れようとしても離れられない悪縁”という意味からして、あまり良い意味では用いられないようだが、他に当てはまるうまい言葉が見つからないなんかね、かなりもろい絆なんだけれど、なにかしら断ち切れないものがあるって感じ腐った縁だなんて良い言葉ではないが、これからもこの腐れ縁は切れることはないと思う「縁」という漢字は、糸偏から成り立っている結ぶのも簡単なら、切れるのも簡単これからも、様々な縁が待ち受けていることだろうそのなかでは、末永く続くであろう縁もあれば、残念ながら切れていく縁もあるにちがいないしかし、それらの行為は今まで生きてきたなかでも繰り返されてきたことだから何も恐れることはない手繰り寄せられた縁をいかにして、自分に結びつけるか、ときには絡まったものを解き、またあるときは思い切って切るその繰り返しあるのみである
2008年02月10日
昨春、突然病に倒れて翌日には亡くなってしまった祖父は、人並みに財産を残していたが、本人自身も思いもよらなかったであろう唐突に訪れた死のためか、遺言書は無かったそれが後に醜い遺産争いに発展しようとは誰が想像していただろうかいや、ある程度は覚悟はしていたが、ここまで長引くとは思いもしなかった祖父が亡くなって、早いもので1年半以上が経とうとしていたが、遺産相続問題は一向に解決の糸口を見出せていないそれどころか、余計にこじれて泥沼化の様相を呈していた先妻の子である母が、相談している弁護士の方に土地の権利など色々と調査していただき、おおよその分配金額をほかの相続人に提示したのだが、それを不服とした後妻とその連れ子(母からしてみれば義弟)が、別の弁護士を雇い入れ、言いたい放題の主張を繰り返して真っ向から反論挙句の果てには、相手側が突きつけてきた書面上で“香典泥棒呼ばわり”された母それも根拠のない話で、葬儀にかかった費用の支出は全て記録してあるから、調べれば真実なんてすぐわかることそれなのに、少しでも相続に不利になるよう、そんな根も葉もない人権侵害ともとれる主張をする後妻と義弟は、欲に目が眩んだ愚かな人間としか言いようがないが、相続の話にそんな下らない話を持ち出すことを承認してしまうような相手側の弁護士もどうかと思う「このネタは相手にとって、不利益になりますよ」とかなんとか焚きつけているわけ?そもそも、弁護士ってなんの為にいるのさなんだか、これじゃあ、ただ単に争いを煽っているだけのような気がしてならないんだけれど弁護士の使命【基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること】社会正義の実現とは、人が社会生活を送るうえで、絶対的に自由であり平等であることを達成することをいうものと解かされており、弁護士は、この理念に基づいて誠実に活動し、 “誰もが安心して暮らせる社会”の実現に取り組んでいます(日弁連ホームページより)今まで何回か話し合いの場はもたれたが、相手は少しでも多く取ってやろうと、ありもしない話を持ち出してきたりと、欲剥き出しなわけだから、決着がつくものもつかない母はお金が欲しいわけではないのだが、早くに実母を病気で亡くし、その後嫁いできた後妻と義弟にいろいろと虐げられてきたので、その意地というものがあるのだろう遺産相続のことで頭を抱えるそんな母を見ていると、胸が押し潰されそうになる今回の件で初めて弁護士の方にお世話になったのだが、弁護士を依頼するにはそれなりの費用がかかる前回も一括では支払うことができないので、分割払いにさせていただいたほどしかしながら、結局は話は解決できるどころか泥沼化し、母が支払った弁護士費用は水の泡…今はご厚意で相談に乗っていただいているのだが、相手側の卑劣な遣り方といい、母はこれ以上は自分ひとりではとても太刀打ちできそうにないので、改めて弁護士の方に正式に依頼を考えている様子しかしながら、我が家は生活にゆとりがあるほど裕福ではない弁護士の費用を工面する為に、ついには借金をしようと本気で考えている母なにかが間違っているよねぇそんな世知辛く殺伐とした世の中だから、人の心は歪み、荒んでいくんだよそういえば、たまたま今日見たドラマの中で、こんなセリフがあった「力のない正義は無力だ」とそうですか力があれば、なんでも許されるんですかずいぶんと、いやな世の中になっちまったもんだねぇいい歳した大人たちが欲剥き出しにして醜い争いを延々と繰り広げて、一体なんの意味があるのだろうか得るお金よりも、失うもののほうが遥かに大きいと思うけどねそれに気づかないほど、人を惑わし狂わせるほど、お金には魅力があるの?当事者たちは欲に目が眩んでいるのだから、だからこそ、そこは弁護士が冷静に諭して、法律の専門家として適切な対処方法や解決策をアドバイスするのが仕事じゃないのかなまだまだ長引きそうな遺産相続問題果たして解決する日はいつになるのだろうか【諸悪の根源は金そのものではなく、金に対する愛である】(英国の作家、サミュエル・スマイルズの言葉より)
2007年11月10日
駅へと向かう道を歩いていたちょっと急いでいたので、かなり急ぎ足本当は車で出かけるつもりだったのだが、予定より仕事が押してしまい、車で出かけると、現場には電車より早く着くかもしれないが、渋滞に巻き込まれたりでもしたら、まず間に合わないので、それならと、堅実な電車で目的地へ向かうことにしたのだ歩きながら、携帯電話の情報サイトで、目的地までの電車の乗り継ぎを綿密に確認する情報を頭に叩き込むと、ふと空を見上げたきれいな夕空に、大きな大きな雲が浮かんでいたしばし立ち止まって、空を見上げていたすると、女性に声を掛けられた「空、きれいですね」ん!?振り返ると、その声の主は、今さっき自分とすれ違った女性だった歳の頃は50代すぎといったところだろうかウォーキングをしているのか、ジャージ姿で首にはタオルを巻いているまったく見ず知らずの人が、いきなり声を掛けてきたので、少々驚いてしまった「そうですねぇ」なんて相槌を打ったら、その女性は、「なんかこう、鷲が羽を広げているような雲に見えますわね」と言ったずいぶんと、叙情的なこと言う人やねそれにしても、見ず知らずの通りすがりの人に、いきなり声かける?よっぽど自分が、見上げた空に見惚れていたのだろうかそうそう、自分は綺麗なモノを見たり、ちょっとした幸せなことがあると、つい顔がニヤけてしまうところがあるから、きっと今も空見ながらニヤけていたんだろうねそれで、ご婦人は話し掛けてきたんだと思うまぁ世間話程度だから、話しかけられても悪い気はしないが、それにしたって、通りすがりの人に声を掛けるだなんて、今の世の中他人に興味を持たない人が多いなか(自分もそうだけれど…)、ずいぶんと気さくな人だ互いに軽く会釈を交わすと、その場を離れた夕暮れ時のちょっとした人との触れ合い、なんだかちょっぴり心が温まりましたって、アカン!世間話しているほど、今は時間に余裕なんて無いやんッ!慌てて、夕闇迫る街を駅に向かって走るのであった…
2007年10月29日
以前、我が職場に勤めていた子が、突然訪ねてきたなんでも近くを通りかかったので、懐かしくなって顔を覗かせてくれたんだとか何年ぶりだろうか?ちょっとすぐには思い出せないぐらいに久しぶりしばらく見ないうちに、なんだか大人っぽくなっていて、『ずいぶん立派になって…』なんて、親戚の叔父ちゃんみたいなセリフが口を割ってしまったその子は、ほんと世話のかかる子だったその当時は20歳ぐらいだったと思う仕事は手を抜く(すぐバレるんだけど)平気で嘘をつく(嘘をつくのがヘタなんだ、これが)お昼ごはんを食べれば、口の周りは油でギトギト(唐揚げが好きらしく、よう食べていたっけ)身体は小柄、見た目がハーフっぽく、表情はまるで少年のようにあどけなさが残り、どこか憎めないキャラクターの持ち主で、この子20歳なんだよね?なんて毎日のように思っていたそんな数あるなかでも一番問題だったのは、遅刻が多かったこと朝が早い仕事なのに、朝起きることができないのだ度々注意しても遅刻癖は治らず、とうとう「朝起きられないので、起こしてください」なんて言い出す始末キミのお母さんじゃないんだから…と思いつつも、遅刻させまいと毎朝モーニングコールを入れるのだが、それでも遅刻するんだ、これがなぜかって?寝ぼけて電話に出るから、切ったあとに二度寝しちゃうんだってこりゃ救いようがありませんワそんな(どんな?)子だったので、辞めると聞いた時は、“この子、他所に行って社会人としてやっていけるのだろうか?”なんて、他人事ながら心配で仕方がなかったのだが、このまま甘やかすのも彼自身の為にならないと思い、笑顔で送り出すのであったそして月日は流れ…今日久しぶりに会って、本当にビックリした今では、畑違いの仕事に就いたものの、その業界ではちょっとは名の知れた会社に勤めているそう髪は茶髪だし、風貌はあの頃とまったく変わっていないのだが、スーツ姿でビシッと決めている姿を見ると、こんな言葉を掛けたら悪いが、ほんと馬子にも衣裳って感じそれにしても自分の心配は取り越し苦労やったんやね彼も彼なりに色々と社会に揉まれたようで、今では立派?な社会人になって、ほんと嬉しいよと、なんだか親心にも似たような感情を抱くのであった【可愛い子には旅をさせよ】子供が本当にかわいかったら、甘やかさずに世の中の苦しみやつらさを経験させた方が将来のためによい(辞書調べ)
2007年10月12日
電話が鳴った番号は通知されているが、相手の名前は表示されていないという事は、登録していない相手からである誰からだろう?ちょっとした緊張のなか電話に出た電話の相手は、仕事を通して知り合った方だった一年ぶりだろうか?その電話に、自分は何やら因縁めいたものを感じずにはいられないのであった…というのも、遡ること2日前の土曜日のこととある駅前の交差点で信号待ちをしていた際、何気なく反対車線の歩道に目を向けると、一人の女性が歩いている姿が目に飛び込んできたその女性には、なんとなく見覚えがあったもしや?と思い、車の窓ガラスを開けて覗くと、やはり知人の女性に間違いないようであるかなりご無沙汰しているのと、こんなところで再会するとは夢にも思わなかったので、思わず、『お久しぶりですッ!』なんて、喜びと興奮で声を張り上げる勢いだったのだが、そこはひとつ冷静になって考えてみた白昼堂々、どこからともなく自分の名前を叫ばれたら恥ずかしいよね?それに、万が一、他人の空似ということもあるし…そんな事を考えていると、信号は青に変わってしまったので、車をスタートさせたバックミラーに映る女性の姿は瞬く間に見えなくなっていたそんな出来事があった2日後の今日、突然電話をしてきたのが、街角で見かけたその女性だったのであるあまりのタイミングの良さに驚きは隠せないひょっとして、2日前のあの時、自分のことに気づいてくれたのかな?なんて思ったのだが、「なんの事?」なんて言われてしまったで、事情を説明すると、確かにその時間はその場所にいたというそんな偶然もあるんだ…と暫し、懐かしさも手伝ってか、二人で話が盛り上がったん!?彼女は何の為に電話してきたのだろう?ふと我に返って用件を聞くと、なんということはないただ愚痴を聞いてほしいだけのようだった一年ぶりに突然電話してきたかと思いきや、愚痴ですか…まぁいいですけどこの話がただの偶然だといってしまえばそれまでだが、2日前の街での再会は何かしら意味があったんじゃないかなぁ?何か見えない力によって、導かれるべくして2人は再会したというか何というかそこで自分が声を掛けなかったものだから、今度は女性の方に不思議な力が働いて、突然電話してきたんじゃないかな?もしや二人は赤い糸で結ばれていて、誰かが手繰り寄せてくれたとか?まさかねぇだって彼女、自分より二十も歳が上だしいやいや、別に歳がどうのこうのじゃなくてぇ彼女は既婚者だもんッ!!きっと偶然だね、うん、これは偶然だったんだ…
2007年09月10日
治りかかっていた風邪も、昨日雨に打たれたせいか、完全にぶり返したそれなのに、今日も朝から夜まで仕事が詰まっていて結構ハードなスケジュール仕事があるということはありがたいことだが、何もこんな体調の時に…と、誰もいない所でちょっと愚痴ってみる少し気が晴れましたハイ、今日も一日頑張ります本日最後の現場で仕事を終えたときは、時計の針は23時を指していた睡眠不足なんだから、早く帰って寝ればいいものを、現場近くにあったスーパーマーケットへと立ち寄る特にこれといって必要なものはなかったのだが、自然と足が向いていたのである閉店間際とあってか、店内は閑散としていた何を買うわけでもなく、ただブラブラと店内を見て回る下に視線を向けて、アイスを手にとって見ていたときのこと『あらっ!?』突然、女性の声がした何事かと思い、声のするほうに顔を上げると、先ほどの声の主らしき女性が自分の前に立っていた視線が合うとその女性は、『やっぱり…』と、一言ん!?その女性の顔を見て、暫く経ってから、以前仕事で知り合った女性だと気づいたお会いするのは半年ぶりだろうか?こんな所でお会いするとは思いもしなかったので、かなりビックリ(その女性は近所にお住まいなんですって)これがドラマだったら、運命的な再会とでもいうのだろうか?でも深夜のスーパーじゃそんなムードは皆無…よく気づきましたねって言ったら、他人の空似?と思いつつ観察して、声を掛けるか掛けまいか悩んでいたんだとかほんと、こんな偶然ってあるんだねまたいつか仕事でお会いできる事を楽しみに、その場で別れた
2007年05月26日
我が職場には遅刻の常習犯がいる5分、10分の遅刻は当たり前出勤時間になっても出社してこないので、電話してみると、『今、起きました』なんて事もしばしばしかもその人物は、スタッフの中で一番の古株(自分より年下ね)いくら注意しても、『わかっています』と口だけで、反省の色が見られない相次ぐ遅刻で評価が下がっているのは当人なのだから、こちらとしては一向に構わないが、会社側からしてみれば、“スタッフの管理がなっていない”と、自分がお叱りを受けるそこで、解決策として、当人の希望もあったので、モーニングコールをして起こすことに誰か他に頼める人はいないの?男の声で、『おはよう』なんて言われても気持ちよく目覚められないと思うけど…そうか!周りの皆は、そんな早くに起きていないかというわけで、毎朝起きる時間に自分がモーニングコールを入れてあげるのだが、これで問題が解決されるかと思ったら大間違い相変わらず遅刻する…why?なんの為のモーニングコール?問いただすと、返ってきた返事は、『携帯をバイブにしていて気づかなかった』『電源を切っていた』『二度寝した』などなど…呆れた…モーニングコールをしているにも係わらず遅刻するということは、自分のしている行為が全く無意味なわけで、むしろ自分が手を差し出すことによって、当人に甘えが生じて余計ダメにしているように思えてきたなので、もう起こすのは辞めようと、今日は起こさなかったすると、案の定の結果が…出勤時間になっても、遅刻魔のスタッフは現れない携帯に電話すると、聞こえてきたのは『今起きました』という眠そうな声喜んでいいのか悪いのか、期待通りの展開ほんと、社会人としての自覚が無さすぎだよ、オマエさんは!当然、遅れて出勤してきたスタッフに対してはきつく咎めるそれも、日常茶飯事のように繰り返されている光景なので、当人は堪えていない様子それどころか、あろうことか、今日の遅刻に関しての言い訳のセリフが、『起こしてくれないんだもん』ときたハァ?何言ってんだ!?(心の叫び声ね)実際は、顔色ひとつ変えずに、『…………』あまりにも飄々とした顔で言うものだから、開いた口が塞がらず、そのまま無視もう愛想が尽きた【恩を仇で返す】身に受けた恩に感謝するどころか、かえって害を加える(辞書調べ)
2007年05月21日
仕事の区切りがつき、そろそろ帰りの支度をしようかなと思っていたところに、友人が訪ねてきたどうしたのか?と聞くと、『これからメシでも食べに行かない?』というわざわざ直接来ないで、メールなり電話すればいいのにと思いつつ、折角の誘いだったが、疲れていたし明日も早いので断ったうえで、折角来たのだからと、家まで友人を送る為に車をスタートさせたすっかり諦めたのかと思いきや、友人は車内でもメシ食いに行こうと誘い、要求を突っぱねると、『好きなもの食べていいからさ』と返してきたそう、この友人はオムライスが大好きで、食事に行くと言うと決まって、同じオムライスの専門店に連れていくのである専門店だけに美味しいことは美味しいのだが、そう毎回連れていかれても、やはり飽きるそんな事を以前口にしたので、多分知人は、自分がオムライスを食べたくないと思って、自分に選択権を与えれば食事の誘いに乗ると踏んだのだろうそういう問題じゃなくて、とにかく今は疲れているから、家に帰ってゆっくりしたいと言うと、話はあらぬ方向へと進んでいった友人『じゃあ、ウチに来れば?』えっ!?何で?友人『手料理ご馳走するよ』何言い出してんの!?自分『ヤダよ』友人『オレの料理、不味いと思ってんだろ』自分『そんな事、知るかよ!』と、話は本来の道筋から反れて、段々と語気が荒くなり、お互い喧嘩腰状態そもそも、今日は無理だって言ってるのに、無理に誘う友人が悪くね?斬り捨てるように言うと、ようやく友人は引き下がったわざわざ誘いに来てくれたのに、ちょっと言い過ぎたかな?と思い、仕事が落ちついたら行こう…と言うと、友人『何食べに行こうか?』自分『何でもいいよ』友人『美味しいモン食べたいよなぁ…オムライスとかは?』自分『はぁ?また、オムライスかよっ!!』友人『違うんだよ!うまいオムライス屋新しく見つけたんだよ』店が変ろうと、オムライスには変わりないだろッ!自分『ハイハイ、オムライスね…』そんなアホな会話をしながら、友人を早く家まで送る為に、車のスピードをあげた
2007年03月18日
急遽大きな仕事が入り、人材の確保に苦慮していた色々な人物に声を掛けたのだが、なかなか人は集まらないそこで、ある人物に連絡をしてみたその人物とは元々うちで働いていたのだが、上司といざこざを起こして辞めて、今は花とは縁の無い仕事に就いている久しぶりに電話すると、元気そうな声が返ってきたこちらの事情を話すと、『今働いている職場を休んででも手伝う』と、快く了承してくれたなんとか人材は確保できたその事を社長に伝え、その人物の名前を出すと、社長の顔が曇ったそれは、半ば予想できた反応だった気性が激しい性格で周りのスタッフと度々衝突するので、社長としては扱いづらくて嫌なのであるしかし、人材が足りないのは紛れも無い事実この際、性格云々言っている場合ではないその事は、社長も重々承知しているようで、“背に腹は変えられぬ”と、最終的には認めた人材は確保できたが、これで安心というわけではないあくまでも口約束であるから、当日来るかどうか分からないからである例えドタキャンされても、うちの人間ではないので責めることはできない自分個人がお願いしたスタッフが何か仕出かしたら、それは全て、頼んだ自分に責任が生じてくるそれだけリスクを背負っている仕事を手伝ってもらう為にお願いする時、それだけは肝に銘じてもらっているいい加減な気持ちで手伝ってもらっては困るからだ危急の時、まったく頼みにならないものにでも頼ろうとするという意味で、“溺れる者は藁をも掴む”という言葉がある今回手伝いをお願いした人物は、声は掛けたものの、仕事は出来るが、自分の思い通りに事が運ばないと済まないという気性が激しい、諸刃の剣のような性格過去に何度か自分とも衝突している程で、戦力にはなるが、多少なりリスクは含んでいるゆえに、今回声を掛けたのも一番最後溺れる者(自分)が必死になって最後に掴んだ藁(彼)、わらの男であるちなみに、フランス語に、【Homme de Paille】という言葉がある直訳すると、“わらの男”ロボットとか、木偶の坊といった意味があり、あまり良い意味では使われていない
2007年03月01日
一人の女性スタッフが1ヶ月半足らずで職場を去っていった我が職場では、最後の日に、在庫である切花や鉢物のなかから、辞めていくスタッフが欲しいものを選んでもらい贈るのが恒例となっており、三十代半ばのその女性スタッフにも声を掛けたのだが、にべもなく、『いりません』と断られてしまった無理強いも出来ないので、あっさり引き下がると、その女性スタッフは『私、花に興味ないんですよねぇ』と苦笑いしながら言ったはぁ?その時、声を大にして言いたかった『なんで花屋で働こうと思ったの?』と……彼女の今までの働きぶりからして、淡々と仕事はこなしていたが、花を触っていてもあまり楽しそうではなかったので、花に興味が無いことは薄々感じてはいた自分に興味・関心が無い分野の仕事に就こうとは、普通の人は思わないだろう自分がやりたい仕事ではないにせよ、稼ぎが良ければと、仕事云々より金銭面を重視する人もいるが、我が職場の待遇面は別に秀でている訳でもなく、その女性スタッフはわざわざ通勤に1時間以上かけて来ていた一体、何のメリットがあったというのだろうか?まぁ結論からしていえば、長続きせず1ヵ月半という短期間で辞めることになったわけだが、花に興味が無いのに、何を目的で花屋で働いていたのかは全くもって謎である女性スタッフ『○○(自分)さんは、ほんと花好きですよね』自分『だから花屋で働いているんです』女性スタッフ『私、性格が男っぽいから…○○(自分)さんは女性らしい一面が多々ありますよね、繊細さとか』自分『そうですかぁ?』女性スタッフ 『私たち、少し性格が入れ替わればいいのかも』自分『真っ平御免!!』彼女が最後の挨拶として言った言葉が、『仕事、楽しかったです』ほんまかぁ!?もはや、そんな言葉は社交辞令で、自分の耳には白々しく聞こえたのは言うまでもない今度は、自分が興味ある仕事に就いてくださいね木瓜の花の花言葉は“指導者・先駆者”責任ある立場の指導者である以上、どんなスタッフであろうとも共に頑張っていく所存であります
2007年01月09日
今の時期の多く出回っている蘭といえば、シンビジュームやデンドロビュームであるシンビジュームが市場に多く出回り始めた今月初旬に、目玉商品としてお買い得な価格で売って、なかなかの好評を得て完売したそれから日を置かずして一人の年配のご婦人が来店されたなんでも、シンビジュームの特売をしていたことは知っていたのだが、用事があって買いそびれてしまったので、セール価格でシンビジュームを売ってほしいというものだったはぁ!?数量限定でご提供した商品を、自分の都合で買えなかったから同じ価格で提供しろとは甚だしい話であるその旨を伝えて丁重にお断りしたのだが、ご婦人は納得されないような表情を浮かべて帰っていかれたしかし、その後も何回か顔を覗かせては『安くシンビジュームを売ってほしい』としつこく強請られた接客商売ではあるまじき行為ではあるが、そのお客様を接客するのは少々億劫に感じていたそのご婦人ときたら花は買わずに、ただ“シンビジュームを安く売れ”の一点張りだから、こちらとしても、そんな身勝手で理不尽な話はお断りするしかないそして先日、また懲りずにシンビジュームを欲しがるご婦人が来店された今度は男性を伴っているどうやら、2人は夫婦のようであるその男性は『妻がシンビジュームの鉢を買いたいといっているのだが、ありますか?』と言うので、返ってくる答えが半ば判りつつも『ご予算は?』と尋ねると、案の定特売の時の価格が返ってきた夫婦共々しつこい!!その値段は特売の価格なので通常ではお売りできないと説明しても、『あの時はあの値段で売っていたでしょう?』と埒があかないもうここまでしつこいとなると、哀れとしかいいようがない正月の準備やらで忙しく、無駄話に付き合ってはいられないので、ついには自分が根負けした形となり、市場で出回っていたら入荷しますと、しぶしぶ承諾したするとあろう事か、ご婦人は『選びたいから何種類かお願いしますね』と言ってのけたその一言に、それまで理性を保っていた自分の表情が若干歪んだが、そこは接客商売、どんな理不尽な客でもお客様には変わりはないので、冷静につとめた客は店側を選べるが、店は客を選べないのである接客をしていると様々なお客様がお見えになるが、久々に花を売りたくないお客様に遭遇した生産農家が丹精込めて出荷した花を値切り倒すだなんて、甚だしいにも程がある願わくば、ご婦人とは今回限りの縁であってほしい今日市場に出向き、探しに探して安く仕入れてきたシンビジュームを、苦々しく見つめて心底そう思った…【シンビジュームの花言葉】飾らない心
2006年12月26日
花束を注文される際、女性は花の色合いやバランス等の見た目を重視されるが、男性の場合は花の内容云々を言ってもわからない為か、大抵はお任せか、贈る相手が好きな花を選ばれるまた、女性客では見られない、花言葉や誕生花といった、意味合いで花を注文されるのも男性特有に多々見られる現象である今日お見えになったお客様もそのうちの一人であった彼女の誕生日に渡す花束の注文に見えたのだが、要望を伺うと、『誕生花で花束を作ってください』との事女性の誕生日を伺って早速調べると、その日の誕生花は『やどりぎ』と判明したやどりぎとは、落葉樹に寄生する低木の木で、鳥や果実を食べる動物によって種子が運ばれるという(やどりぎは“寄生木”と漢字では書く)女性の誕生日の花は木なので、残念ながらお客様の要望である花束にすることはできないその旨を伝えると、男性は苦笑していた折角、愛する女性へ贈る花として誕生花に目をつけたのだから、そこで引き下がらずに、『では、やどりぎの鉢をください』ぐらいの拘りを見せてほしかったのだが、男性はあっさりと引き下がり、花束はお任せで…ということになったそう簡単に諦めるだなんて、彼女への愛はそんなものなの?まぁ、やどりぎの鉢をくださいと言われたところで、大木に寄生する習性のやどりぎの鉢を用意することはできないんだけど…
2006年12月18日
深夜の2時に帰宅してすぐに就寝そして仕事の為に3時には起床睡眠時間1時間であるいつになく目覚めは悪いこのまま時間を気にせずにいつまでも眠っていたいところだが、そうもいかない寝ぼけたまま浴室に向かい、浴槽に身を沈める冷え切った体と疲れが日頃の様々な束縛から解かれていくようである急いで身支度をし、車のハンドルの握り、まだ夜も明けぬ静かな街の中を疾走するこうして今日も一日が始まる…寝不足のせいだろうか?どうも頭の中はまだ機能していないのか、思考力・判断力が鈍い早朝の仕度が一段落つくと、コンビニへと向かった時間は朝の7時前…今日は日曜とあってか、時折ウォーキングをする人を見かける程度で、至って人影は少ないコンビニ帰りの道を歩いていると、向かいから年配の女性が歩いてくるのが見えたその女性は何やら大事そうに物を抱えている様子なにかペットを抱いて散歩しているのだろうか?それとも、寒いので腕組みしながら歩いているのだろうか?なぜかその女性が気になり、あれこれ考えていると、すれ違いざまにそれらの自分の想像は全て外れていたことを知らされるその女性は花を抱えていたのだしかし、なぜか自分は違和感を感じた何故か!?!!!!!その年配の女性が抱えていた花に自分は見覚えがあったのであるそれは、通りすがりにある花壇に植えられている花と同じ品種のものそれだけなら偶然かもしれないが、その女性はグリーンの葉も手にしていた斑模様が独特のその葉は、花壇から程近いところにある生垣に生えている低木樹つまり、散歩の途中で盗った可能性が非常に高いのであるその女性は、大事そうに抱えていたのではなく、なるべく見られないように隠して持っていたと推測されるしかし、これらは自分の憶測にすぎず、何ら証拠もない道の途中にある花壇を覗いてみた案の定、花壇の一部に掘り返されたあとがあって、そこに植わっていたと思われる花が無くなっていた自分は裏道に自生していた笹を店で売ったことがある身なので強いことは言えないが、野や土手に生えている草花を摘むのはいいと思うしかし今回の件でいえば、花壇は誰かしらの所有物であるのだから、そこから無断で花を盗るのはやはり罪である一体、その女性はどんな思いで花壇から花を抜き、生垣から葉を毟り取ったのだろうかそして持って帰ったその花々をどんな思いで眺めているのだろうか卑しい性格ゆえなのか、生活苦・孤独といった高齢であるがゆえに抱える問題が引き起こした事なのかは判らないが、事情がどうであれ、やはり許されることではない健気に咲く花に罪はない花を売る身として、やるせない朝を迎えた…
2006年11月26日
仕事帰りの帰り道マイカー出勤の自分は、赤信号で車を停止していた場所は、オフィスビルが立ち並ぶ一角である何気なく、足早に帰路につくサラリーマンやOLたちの姿が行き交う歩道に眼をやるそこには、遠慮がちに電話ボックスが2つ並んで設置されていた携帯電話の普及で、公衆電話を利用する人が少なくなったのか、設置台数は減少の一途をたどっているという2つのうちの一つの電話ボックスに、女性が入っていた普通は、公衆電話を利用する時、電話と向かい合って話すと思うのだが、(自分はそうするんだけど…)その女性は公衆電話に背を向け、道路側に顔を向けて会話をしていた気だるそうに、ガラス戸に寄りかかっている別にその女性が気にかかる存在ではないのだが、よく観察してみると、公衆電話を利用しているのではなく、自分の携帯電話で会話をしているではないか!こんな光景、はじめて見た雨宿り?…外は雨が降っているわけでもないのに公衆電話を使おうと思ったら、自分の携帯が鳴ってそのまま会話?…携帯持っているなら公衆電話利用しないか暑いから?…電話ボックスのなか冷暖房完備じゃないか電話ボックスの中が居心地いい?…もはや、何もいうことはあるまい考えあれば考えるほど、電話ボックスの女は謎に満ちていて興味深いものがあった公衆電話を待っている人がいるわけでもなく、誰に迷惑をかけていないとはいえ、自分ひとりのものではなく、公共の場なのだから少しは自重していただきたいものだあいにく信号が青になったので、車をスタートさせた気になったのは、その時だけであった…ようは、信号待ちの間の退屈しのぎに過ぎなかったのであるいつ、どこで、誰に見られているかわからないので、くれぐれも自分の行動にはご注意を…
2006年07月08日
花屋の仕事は未経験で、入社以来、自分が手取り足取り指導してきた女性スタッフが今月末をもって退職する彼女の気質なのか、大変に気が強く、負けん気も強いそんな彼女は、気配り・配慮が欠け、自分さえよければいいという考えの持ち主で、仕事はマイペースなので、度々叱責し、幾度となく泣かせてしまったそれでも男勝りの性格ゆえか、よくここまで頑張ってきた退職理由は定かではないが、母の日が最後の大仕事となる毎日朝早くから夜遅くまで、ときにはカーネーションの生産農家まで出向き、休み返上で精力的に働いている普通、その職場が嫌で退職する場合は、辞めると決めたらモチベーションが下がり、惰性で仕事をこなしていく正直、彼女もそうなるのでは?と思っていたが、その思いは良い意味で裏切られた今までの彼女とは明らかに違う働きぶりである何かが吹っ切れたのだろうか?はじめから、その働き振りを見せていてくれれば…と、彼女を見てそう思ったそれとも、この職場で厳しく揉まれて、彼女は成長したのだろうか人生に無駄なんてない!嫌なこと、辛いことが多かったかもしれないが、それは与えられた試練であり、ここで得たものは少なからずも人生の経験値を上げたはずである自分の猛烈な指導にここまで耐えてこれたのだから、どこの職場にいっても大丈夫であろう今まさに輝いている彼女を見て、そう思った……
2006年05月12日
ユリ、バラ(特に紫色)、最盛の時期は過ぎてしまったが、スイートピー、ヒヤシンス、アイリス、日本水仙、フリージア…花にはそれぞれの芳香があるいい香りの花もあれば、人を不快にさせる匂いの花もある白い小花の集合体の【かすみ草】は、1本でボリュームも出るし、見た目が華やかになるので花束やアレンジなどに重宝するが、花の匂いはあまりよくない某大手ホテルの社長がかすみ草の匂いが嫌いで、宴会場の装花には使わせない程である花には様々な香りがあるが、その花の香りを妨げない為にも、仕事をする時は香水をつけないのだが、我がスタッフの中には2人も常日頃から香水をつけている者がいるそれも、ともに男!何を色気づいているんだか…このふたり、ぞれぞれの歳は三十代前半と四十代前半である腕を磨かずに、自分ばかり磨いている“そんな見てくれにこだわっても、中身が伴ってないよ”…と、軽く毒を吐いてみる
2006年05月02日
市場の帰り道、朝の渋滞に巻き込まれる何気なく辺りを見回すと、遥か前方から全力疾走するサラリーマンの姿が!只今の時刻は8時過ぎ…遅刻か?それにしても、駆けているスピードは尋常ではないだいぶ近くになって、その謎は解けたサラリーマンの足下には、インラインスケートが!なんだか、ニューヨーカーみたい勝手なイメージです…しかし、そのサラリーマンの風貌ときたら…推定年齢50歳代、髪の毛は少々寂しげ、だいぶくたびれたスーツに身を包み、大きなカバンを背負い、左手にはコンビニの袋、どこから来たのか、顔は真っ赤でお疲れのご様子、他人事ながら、そんなに疲れて、朝から仕事になるの?と思ってしまった個人的な私見だが、そのサラリーマンにはインラインスケートは似合っていなかったなぜ、そんな思いをしてまで、インラインスケートで通勤するのか?1.インラインスケートが好きなのか?2.健康の為なのか?3.交通費を浮かせる為か?その理由は知る由もない…自分にこんな勝手な事を思われているとは知らずに、そのサラリーマンは颯爽?と横切り、消えていくのでした…
2006年04月14日
ある男性客が来店したこの男性(推定20代前半)、来店する機会は多くないが、女性に花束を贈るので覚えているのであるその都度、相手の女性が好きな花を入れて花束を作るのだが、今日は『誕生日に渡す』というだけで、使う花はお任せだった(また別の女性が出来たな…と、勝手に推測してみた)それにしても、今時の若い男性が女性に花を贈るだなんて珍しいこの男性、外見は今時の若い子と変わらない軟派な男性である母性本能をくすぐるような可愛らしい顔立ちをしているので、“花束をプレゼントする”というキザな行為とのギャップの差が女性は堪らないのであろう(と、またまた勝手に推測してみる…)彼が甘い顔立ちなので、紫色のカップ咲きのバラに淡い紫色のバラ、白のチューリップにガーベラ、フリージアと、あえて落ち着きのある感じで花束を仕上げてみましたできあがった花束を照れ臭そうに受け取って、彼は行ったのでした(彼女とお幸せに)これからも、どうぞ御贔屓に…
2006年03月11日
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