課せられた「最大の責務」だと訴えた。
鳩山前首相が好んだ「友愛」「いのちを守る」といった情緒的な表現を排し、
「強い経済、強い財政、強い社会保障」など平易な言葉遣いで新内閣の
再出発を誓った。
「菅カラー」が発揮されたのが、「税制の抜本改革」への着手を宣言し、
超党派の「財政健全化検討会議」の設置を訴えた部分だ。子ども手当
など、ばらまき的色彩の強い政策にこだわった前政権からの方針転換
は、信頼回復に向けた第一歩といえるだろう。
ただ、消費税率引き上げには言及しなかった。
残念なのは、「政治とカネ」の問題に新内閣がどう対処するのかについて、
全く説明しようとしないことだ。首相は、鳩山氏と民主党の小沢前幹事長
の辞任で「けじめ」がついたと言うが、顔ぶれが変われば「政治とカネ」
の問題も解消するとの主張は、閣僚に事務所経費問題が持ち
上がったことで、もろくも崩れた。
首相は演説の締めくくりで「是非とも私を信頼していただきたい」と呼び
かける。だが、前政権の十分な総括もないまま、鳩山氏のように「トラスト
・ミー(私を信じて)」と訴えているだけならば、新内閣に寄せる国民の
期待が長続きすることはないだろう。(政治部 五十嵐文)
【※6月11日14時47分配信 読売新聞
より引用し、掲載しました】
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