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アンサンブルのプローベ発表会後初のアンサンブル練習はもう12月に入ってからだった。丸1ヶ月ほど時間が空いたせいか、なんだかものすごく久しぶりな感じがする。何を歌おうかという話は、前回の歌のレッスンの時に出ていて、先生がモンテヴェルディの曲を何曲か提案してくれていた。そして私も3曲ほど、、、なんと、日本の歌!S村の合唱団で歌い始めたばかりの頃、指揮者に「日本の曲の楽譜を持ってない?」と聞かれ、次の一時帰国の時に5冊ほど購入してきたものがある。S村の指揮者に渡してあったんだけど、一向に見る気配がなく、いつしか忘れていたことを、最近になってふと思い出し、借りてスキャンした。S村が歌うことを想定して選んだ楽譜なので、4声でできるだけ単純なハーモニーのアレンジばかり。しかも、歌詞の上にローマ字で読み仮名がふってあるという優れモノ改めて眺めてみると、ちょっと単純過ぎてつまらないかもしれないと思えてきたが、たまにはこういう「単純だけど、だからなおさら少人数でハーモニーをキレイに歌うのは難しいよ」系の曲を歌うのもいいだろうと思い直した5曲ある中から、「小さな秋」「早春賦」「浜辺の歌」の3曲を選択し、メンバーと先生に送信しておいた。そして当日、何を歌おうかという話の中で、それじゃまずは(旋律の)簡単そうな日本の歌から、ということになり、曲は「小さな秋」に決定!!この曲は、一度歌ってみたかったので嬉しかった。http://www.youtube.com/watch?v=JWN_FGQlkjQまずは、テキストの読みから。ドイツ人にとって日本語は、基本的に書いてあるとおりに発音すれば良いので、簡単な言語だ。chiは”ヒ”じゃなくて”チ”と読むとか、nは”ン”と、”発音”するとか、eiは”アイ”じゃなくて”エイ”になるとか、ドイツ語と違うところだけを簡単に説明した。そして音取りに入った。まずは半分以上主旋律を歌うソプラノ、そして分かりやすいハーモニーを歌うアルト、テノール、バス。後半部分はソプラノ→バス→テノールとソロになって、他の3声は単純なアコードで伴奏する。始めて30分くらいで、すべてのパートの音取りができて、一緒に通して歌えてしまった。いくら比較的簡単とは言え、これがS村ならば1時間掛かっても出来なかっただろうと思うと、一人ひとりのレベルの差というものを感じてしまった。そしてつくづく、外国人にとって日本語の歌詞って思っていた以上に簡単なんだと思った。ヨーロッパ言語の歌詞は、たいてい1音に単語の1音節が乗るから、幾つものアルファベットが乗っていて発音が難しい部分がある。でも日本語の歌詞は、たいてい1音に1文字が乗っているので、アルファベットでも1文字かせいぜい2文字。この差は大きい。ただし、日本語が母国語でない人は、とにかく書いてあるとおりにきちんと発音するので、やたらと母音の発音が強かったり、1文字1文字の発音が強すぎて不自然に聞こえたりする。同じ旋律を歌っているソプラノ2さんに、何度も「あ、この文字は飲み込んではっきり発音しないのね」と言われて、一瞬何のことか分からないくらい、無意識にやっているけど歌い終わったところで、先生も含めて全員から「キレイな曲だね」とのコメントが。母国の文化がほめられると、やっぱりうれしいね。ざっと「小さい秋」を歌った後は、モンテヴェルディの曲「O Mirtillo, Mirtillo anima mia」に入った。http://www.youtube.com/watch?v=DwkfM-hj5_oこっちはもう、本当に大変。なんだか、「えっ」と思うような”イレギュラー”な運びで、戸惑いまくり。だんだんと集中力も落ちてきて、1/3ほど音取りをしたところでお開きになった。クリスマス前にもう一度集まろうか、ということで、次のプローベは2週間後に決定。楽しかった~『きよしこの夜~クリスマス名曲集』 ローテンベルガー、プライ、テルツ少年合唱団価格:515円(税込、送料別)
December 3, 2012
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アンサンブルの練習この日はソプラノ2さんの予定がつくので、前回よりも1時間早く20時に集まった。まずはEinsingenをして、それから歌い始めた。最初は、前回最初の部分だけサラッとやってみたIl es bel et bon。フランス語の発音が分からないので、一箇所ずつ教えてもらいながら、各パートを確認し、合わせていった。この曲は、S-A-T-Bと追いかけっこをするように入り、高音パート同士、低音パート同士が同じメロディで、違うテキストを歌う、面白い愉快な曲。それぞれのパートに入りの合図を出したり、入りの音をくれようとする先生は本当に大変そうだった指揮の練習ができるから面白いって言ってくれるけど、歌っている私達よりも苦労してるんじゃないだろうか結構苦労したけど、何とか最後まで行った。次の曲に行く前に、一度だけはじめから通してみようという事になって歌い始めた。どんな事故が起こっても最後まで通そうねと言って歌い始めたものの、まだまだ入りがつかめなかったりとイロイロあって、結局2回か3回切って、最後まで合わせた最後のコッココ、コッココの部分が騒がしくって面白い。自分たちで歌っても、YouTubeビデオみたいになるんだなあと、ちょっと感動この曲は絶対に発表会で歌いたいなあ。次は、Too much I once lamented。この曲はコレまでのところ毎回やっている。まだまだダイナミックをどうこうするところまではいかないとにかく、それぞれが確実に入りやメロディを掴んで先生の助けなしに歌えるようにならないとね。前半はリピートの後でソプラノ1と2がパートを交換するんだけど、ソプラノ2さんが1のパートがイマイチ入っていないということで、それは次回に。リピート無しで最後まで通してみることに。と言っても、不安定な箇所がいくつかあって、音を確認しながら部分的に合わせていった。イントネーションが合っていないという指摘もあって、音を確認して、女声だけ、男声だけと合わせて、全体で合わせて、とハーモニーを確認していった。一番最後のfalalalalaの箇所は歌ってみると圧巻だ。2声と3声に分かれて追いかけっこするように進むんだけど、その組み合わせがどんどん変化する。息をつくヒマもないほど、畳み掛けるように歌い続けながら、他のパート、特にパートナーのパートに耳を傾ける。スリル満点ものすごくバラバラに聞こえる瞬間があって、アレ?!っと焦っても、先生が頭を抱えているのが横目で見えても、最後の音だけはしっかり合う私達息はピッタリ?!この日は、さらにもう1曲、Down to the river to prayも始めた。この曲、ジョージ・クルーニーが出演した映画で使われた曲らしく、皆さん知っていた。イイ曲だよね~とウキウキで音取り開始。良かった~。次々と勝手に曲を選んでって、そのうちお叱りを受けるんじゃないかと思っていたんだけど。バスソロで始まる部分までやったところで、終了。練習時間は、たっぷり2時間あっという間で、もう2時間経ったなんて信じられなかった。その後は、次の練習はいつにしようかといった雑談に。ソプラノ2さんが9月1日に結婚するということで、歌ってくれたら嬉しんだけどと、今月初めから打診されていた。アルトさんは残念ながら休暇でいないけど、先生が代わりにアルトパートを一緒に歌ってくるということで、4人で参加が決定!初出演ですな日本とは違って完成度の高さは要求されないものの、式とパーティと、2曲ずつ計4曲歌うことになりそうなので、8月中に何回かは集まって練習しなければならない。曲は、この日やったIl est bell et bonが、ちょうど4声だし愉快な曲なのでパーティにピッタリ、ということでとりあえず候補に。それに、オットが私のマドリガル曲集から選んだ1曲、Bon jour mon coeurを式で歌う曲の候補に。残りの2曲を探さなければならない。っていうか、先生が探してみてくれるらしいあれ、そう言えば、2時間も集中して歌ったのに、声は普通だったなあ
July 30, 2012
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アンサンブルの練習3回目。前回の練習の時に、定期的に月1回の練習をしましょうということになり、全員の予定を合わせたところ、全員がもれなく参加できるのが、なんと日曜日の21時だけだった。日曜日の夜に集まって練習しようなんて人達、ドイツでは多分かなり奇異な人達の部類に入るんだろうなあしかも先生まで参加というか、先生がいないとまだまだ自分たちで練習できるレベルではないのだけど。「楽しいし、指揮の練習にもなるから」と言って付き合ってくれる先生に感謝ところが当日になってアルトさんが急遽欠席。翌日に定期検査を控えていてそれどころじゃないらしい。20時半からお教室にいるから、Einsingenしたい人は早めに来ても良いわよというお言葉に甘えて、オットと2人、20時半頃に行くと、来られないアルトさんの代わりにと、先生がアルトパートを練習していた今後の予定などをざっと話して、Einsingenを始めたところに、マークさん登場。ソプラノ2さんは21時過ぎにならないと来られないことは分かっていたので、Einsingenをして、プローベを始めた。前回に引き続き、Too musch I once lamentedを、パートをさらいながら、先生も一緒に合わせてみる。でも結局、自分が歌ってしまうと聞けないから、ということで、先生は早々に離脱。ソロのフレーズや入の音だけを歌ってくれた。しかし、この曲の前半は、ソプラノ2が主旋律の箇所が多いので、ソプラノ2が抜けている状態で合わせるのはすごく難しかった。21時過ぎ、予定通りソプラノ2さんが到着し、軽いEinsingenの後に合わせていった。前回のプローベから少し時間があいてしまったので、出だしの音や入のタイミングなど、各自忘れている箇所がいくつもあったけど、前回よりはまたもう少しマシになって来た。最後には、とりあえず、リピートなしで最初から最後まで通すことができた。本当は、前回のプローベでマークさんが皆に配ってくれた曲、Il est bell et bonも時間があったらざっとやってみる?パッと見、簡単そうだしなーんて、(私が)適当なことを言っていたんだけど、実はこの曲、結構たいへんそう。The King's Singersも歌っている曲で、すごく表情が豊かで面白い曲なんだけど、パートがバラバラに追いかけっこするように歌うので、気が抜けない。マドリガーレってそんな曲ばっかり?さて、次は7月。7月はまあ集まるとして、8月どうする?夏休みだし、と聞いたら、意外にもソプラノ2さんはプローベやりたそうだし、マークさんもまんざらでもなさそうだし、先生はまだわからないけど、いる時は良いわよって感じだし。ここはドイツだから、夏休み中にプローベなんてとんでもないっていう反応が返ってくるものとばかり思っていたので、驚いた。次の予定は、またオンラインアンケートで決定することになった。
June 25, 2012
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アンサンブル練習2回目とりあえずは、Too much I once lamentedを、前回止めた箇所から最後までやった。それぞれのパートはすでに音取りも済ませているのだけど、一緒に歌うとなると本当に大変。一つのパートのフレーズが終わらないうちに、残りの2パートが次のフレーズに入ったりすることが多い。先生は、今まで指揮をきちんとやったことがないものの、指揮すること自体には興味があって、時々指揮の講習を受けたり、実践練習用にと男声合唱団の指揮を引き受けている。今日は準備をしていたらしい。1時間ほど歌ったところで、オットが次の約束があるので帰って行った。そこでミーティングが始まった。まず、先生に言われて、私が今後の目標というか、私とオットがレパートリーが増えたらどこかで歌いたいと考えていることを話した。基本的には賛成してくれたのだけど、アルトさんは「今の状態じゃ、不安定すぎてストレスになるから、きちんと歌えるようになったらにしたい」とのこと。まずは、秋の生徒さん発表会で歌えばいいのでは、と。良かった。私と同じ感覚の人がいたこちらは、アマチュアの音楽家がものすごく多く、アマの出番が多いのはすごく良いと思うんだけど、ものすごく下手でも割と平気な顔をしている。出番が決まったからといって最優先で練習するわけでもなく、今の状態を見てもらえば良い、とにかく人前で演奏することに意義がある、人前で演奏して上手くなっていく、と本気で信じているフシがある。聞く方も聞く方で、アマチュアにはひどく優しい。どんな演奏でも、終わると「素晴らしかった」というお褒めの言葉が掛かる。小さな子供ならまだしも、大の大人がそれで良いのか?と思うことも珍しくない。しかし、先生は先生で、プレッシャーがなければ集中して練習しないから、2曲でも良いからとにかく人前で歌う約束を取り付けろとプレッシャーをかけてくる(笑危うく私も調子に乗って出番をセットするところだった。そうして、アンサンブルの今後について雑談みたいに話をしていたら、アルトさんがそう言えば、新しい人を連れて来るって言ってたの、どうなったの?と聞いた。そうそう、それについても話しないと、皆がどう思っているのか、ねえ?と私が先生に振るとあら、それはもう片付いたでしょ?だってほら、あなた達の意見でえええええ、イヤイヤイヤ、別に決断するつもりはなかったですから。私としては、民主的にね、みんなの意向で決定しようと、、、。しかし、先生は先生で、あなたた達はみんな、私のところで歌のレッスンをやってるから歌う技術が同じなの。だから声を合わせやすいのね。でも、色んな先生に習っている人が集まると、それぞれが違うテクニックを使うから、キレイにハモるとは限らない。それぞれが素晴らしいソロ歌手が集まったら、素晴らしいハーモニーが生まれるかって言うとそうじゃないのよ。だから、今の形でアンサンブルやっていくっていうのは、それで良いと思うの。ほら、私もさ、やりたいっていう人に断るのがなかなか苦手なもんだからだから私達に一応振って来たけど、こっちが断ったことで向こうにも断る理由ができて、それはそれでO.K.ってことねなんだかなあ、おい私がウダウダ考えていた時間を返してくれっでもこういうアッサリしているところがいかにもドイツ人らしいでもね、それならソプラノ1の音域の中心が2D以上になる曲を探したら良いと思うわ、高音域なら何の問題もなく通るからと。それはつまり、私は2D以下はダメってことですねそれじゃあ普通の曲歌えないってこと??落ち込むなあっていうか、マドリガルって音域が中くらいの曲が多いんだよねああやっぱり、中低音域を強化したい。
May 23, 2012
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アンサンブル練習の2回目、を前に、日曜日の夜に先生からのメールを発見。連絡事項だけだと返事もくれないことの方が多い人なので、自分からメールしてくるなんて、珍しい。ドキドキしながら読んでみた。先生が市民大学でやっている講座の生徒さんの中に、古典音楽に興味のある人がいる。古典音楽を歌うことは、以前からの彼女の夢だった。彼女が、ぜひ一緒に歌いたいと言ってるんだけど、次のアンサンブルの練習に来ていいよって言ってもいいかしら?それとも、あなたのコンセプトを壊しちゃう?女声が各パートにもう一人ずつ居ても良いかなって、思ってはいたのよ。男声の声が力強いから、彼らに力強く歌わせてあげるためにね。実は、前回の私のレッスンの時にも、チラッとそんなことを言われていた。先生からは、毎回のように、アンサンブルをどんな風にやっていくつもりか、という点について、聞かれていた。はっきり言って、何のプランもコンセプトなく、何となく勢いだけで始まったし、いつもの生徒さん発表会で歌うことくらしか頭になかったんだけど、先生からは遠まわしにプレッシャーを掛けられていた。オットともそんな話をして、レパートリーが5-6曲に増えたら、どこかで歌いたいね教会コーラスで歌っている村のお祭りとか、男声合唱団のコンサートの中継ぎプログラムとかで良いからさなーんて、ちょっと前向きに考えていた矢先に、先生から先手を打たれてしまった、そんな感じがしたこういう時、私はやっぱり日本人なんだなって思ってしまうんだけど、「先生」という立場の人に、「(今の状態は最適ではないから)こうこうした方が良いわよ」と言われると、まず真っ先に、受け入れなければいけないのではないかと思ってしまう。それは、私のやりたいこととは方向性が違う、と思いつつも、「そうですよね」と物分かりの良いふりをしてしまう。特に今回の指摘は、女声と言いつつも、ソプラノ1の私の声が力強いバスとテノールに対抗できないからっていうのがイヤというほど分かっているので、なおさら「ああ、私が不甲斐ないばっかりに」と、罪悪感を感じて落ち込んでしまう。しかしたまたま数日前にその話もオットとしていて、お互いに、「コーラスは他で十分だから、1人1パートのアンサンブルが面白い」という点で一致していた。さらに幸いなことに、今回はメールだったので、ゆっくりと考えながら返事を書くことができる。そこで、・今は5人だけど、それでも全員が揃う練習日を決めることがものすごく大変、これが8人になったらどんなに大変なことかと心配、練習できる頻度が下がる、それに先生のレッスン室に8人入って歌うことはムリなんじゃ?・私とオットはコーラスは他所でいくつも掛け持ちしているので、1人1パートのアンサンブルが面白いと思っているを書いた後で、・でも、男声が「普通に」歌うことができるように、女声を倍にした方が良いのではという意見も理解できる・他の人もそれを望んでいるならば、私個人はそれでも良いが、他の人の意見も聞いてみたいと続けた。その後にオットが続けて、・他の人の意向も聞きたいから、とりあえず次の練習日に呼ぶっていうのは止めておこう(一度来てもらうと、やっぱり断るってことができなくなるから)と付け足してくれた。もうこれだけ書くのでも、小心者の私は、胸がバクバクしていたしかし、ここは、自分の意見はきちんと言えないと、意見の無い人として相手にされなくなってしまう。いつも思うんだけど、ここでは、日本で私が知っているような「先生対生徒」という図式が成り立たない。もちろん、音大の教授と教え子ならば、日本の師弟関係に近いものがあるだろう。しかし、社会人の趣味のレッスンでは、教える側と教わる側が同じ目線で話をするし、先生の方では生徒をお客さんとして、見ていることが感じられる。しかもこのアンサンブルに関しては、先生の中では、私が始めた私のアンサンブルと認識されているようで、いちいち私の意向を聞いてくれる。それでも、アンサンブル自体には興味津々らしく、「次の練習はいつ?」「定期的に集まって一緒に歌わないと、アンサンブルなんて形にならないのよ」「コンサートしないの?」「別に気にしないで、私(先生)抜きで自分たちで集まっていいのよ」とプレッシャーをかけ背中を押してくれている。メールを送った後、「先生怒ったかな、、、」とドキドキしながら過ごしていたら月曜日に先生から返信があった。短いメールで、「確かにあなた達の言う通りだわ」そして火曜日のアンサンブル練習の日になった。
May 21, 2012
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アンサンブル練習の2回目先週は体調を崩して来られなかったソプラノ2さんも来てくれて、初めて5人全員顔合せになった。アルトさんの顔は2度の発表会で見て知っていたけど、ソプラノ2さんは見た記憶がないなあ・・・。ま、ヨーロッパ人の顔はみんな同じに見えるからな、私は↑ と、ヨーロッパ人に言うといつも大笑いされる。向こうはアジア人の区別がつかないもんね。お互い様先生がパートごと(つまり一人ひとり)に合わせて、軽く発声練習をしてくれてから、いよいよ合わせてみた。ソプラノ2さんは風邪気味とのことで、今はまだ何とかなるけど、明日は多分歌えないわ先週も来られなかったから、と、無理してきてくらしい。5人もいると、全員揃うのも大変だ。さあ、歌いましょうか、という時になって、心なしか先生不安げしかしとにかく、Amor…の最初の部分を全員で歌ってみた。ん~、なんか、ガタガタしてる?一応全員が同時くらいに歌い終わったんだけど、パートごとにリズムやタイミングがズレてたみたい。音は大きく違っていないみたいだけど、混ざらなくって、全然ハーモニーができてなかったまあ、1回目なんてこんなもんでしょう。あ~ソプラノ2さんが悲鳴を上げる。ソプラノ1と2がTerzで並行に歌うところで、見失って放り出されるらしい。しかも、1と2は交差して上下逆になる箇所があるから、上のパートを歌った後に下のパートに入るのがちょっと難しい。気持ちはよく分かる。でもこればっかりは、耳で聞いて覚えるしかない交差するので、ソプラノ2でもFが出てくるんだけど、やはり喉がキツそう。なーんて、人の心配をしていたら、Fで終わるフレーズのところでツッコミがソプラノ1、なんか若干低いのよね。もっと高い響きを出して、コーラスっぽく歌わないで、ソロっぽくすみません、がんばりマス。と、頑張ってみたところ、今のは高すぎ…っていうか、差が全然分かんないんですけど?落ち込むなあ繰り返すうちに、なんとか最後まで通し、続けて歌えるようにはなった。今は、とにかく各パートが落ちずに最後まで歌うので精一杯。でも課題は、部分ごとに新しく始めるタイミングをどうするか。今は先生が一応タイミングを出してくれるけど、本当は自分たちでタイミングを見つけて、息を合わせなきゃならない。あとは曲調、ダイナミックをどうするか。課題はまだまだ残るけど、とりあえずもう一曲の方、Too much…へ。こっちは、前半のリピートでソプラノ1と2がパートを取り替えるので、もっと厳しい。隣でソプラノ2さんがため息混じりにあー、こっちはホント、難しいわあ、まだ完全に入ってないのよねえとぼやくので大きな声では言えないけど、すんごく楽しい先週はオットも2曲目の時にはいなかったので、とりあえず全パートを部分的に音取りしながら、合わせていった。と言っても、掛け合いで成り立っていて、ほとんど常にどれかのパートが歌っているので、途中から始めるがすごく大変。しかも5声の楽譜は見慣れないらしく、先生も混乱しまくりしかし、確認を繰り返しながら何度か合わせていくと、だんだんと一つになってくる。ソプラノ2から始まり、アルトとテノールが入り、ソプラノ1が入り、バスも加わりと、どんどん緊張が高まりながら重厚さを増していくハーモニーがすごい。半円形に立って歌っているので、お互いの声がよく聞こえて、音を体で感じるみたいな圧力がある。すごい、鳥肌立ちそうフレーズを歌い終わって、思わずお互いに顔を見合わせておおおおおおおおおおそんな中、やっぱりとても苦労しているソプラノ2さんコレ、あなたが見つけてきたのよね?あ、う、そう、ご、ごめんあー、違う違うすごく素敵な曲よね、よく見つけてきたなあと思ってソプラノ2さん、良い人で良かった1時間半、結構集中してみっちりと歌った。まだまだ音取りもしながらだったので、2曲で1時間半でも短いくらいだった。それでも段々と形になっていくことが感じられて、終わった時には爽快な達成感があった。それぞれが確実にパートを歌えるようになったら、微妙なニュアンスやダイナミックを仕上げることができる。それでも想像していたよりもすんなりと進んだ(←失礼)ので、もう2曲くらい探しておこうかな、なんてコッソリ思ったりもして次回の約束はまた改めて決めましょうということで終わり。楽しみだな~【送料無料選択可!】楽譜 ミュージカル&映画音楽 ヴォーカルアンサンブル曲集 ~あの名シーンの美しいハーモニーが甦る!~ Vocal Performance Series (楽譜・教本) / ドレミ楽譜出版社 価格:2,520円(税込、送料別)
April 25, 2012
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アンサンブル練習記念すべきアンサンブル練習の1回目。最近にしては珍しく外勤だったオットも出先から駆けつけていた。根性で間に合わせたらしい。絶対ムリだろうと思ってたのにソプラノ2さんは残念ながら欠席。体調が悪いらしい。来週は来てくるとうれしいな。簡単に発声練習をした後、早速Amor…から合わせてみた。まずはざっと各パートの音を確認して、先生がソプラノ2を歌ってくれた。1回目はさすがに変な感じひどく間違っているってわけじゃないけど、音がバラバラでハーモニーが変パートごとに音をもう一度確認して、女声だけ、男声だけ、ソプラノ1とバスといった具合に合わせていった。ソプラノ1とソプラノ2だけは同じ5線上に書かれていて、しかも所々で交差する。そのせいで先生が大混乱珍しくテンパってる様子あー、ダメ、混乱する歌えなくたって仕方ないのよ、歌ったこと無いんだからそして全員で合わせてみる。何となく形になってるんじゃない~どうもハーモニーが間違って聞こえる箇所があると、先生とアルトさん。先生が言ってたけど、このアルトさん、とっても耳が良いらしい。私やオットは、自分が歌っていると他のパートの音程なんてよく分からないから、強い味方だ。と、ソプラノ1の音が低すぎるんじゃない?と注意された。あ、私ですか、すみません高すぎるって言われることはあるけど、低すぎるって言われるのはホントに珍しい頑張って高めに歌ったつもりでも、やっぱりあんまり変わらない。間違ってるわけじゃないんだけど、ほんのちょっと、本当にちょっとだけ、低いのよ。音が低いかどうかは、私の耳には分からないけど、なんか、下に引っ張られて殻を破れない感じ。もう一度、思い切って高めの音を出してみた。すると、殻を破って雲の上の上空に出た感じ。高い響きが出て、他の声の上を飛んでいるような感じに聞こえる。でもちょっと高すぎるような気がするけど。そうそう、今のでO.K.何度か合わせていくうちに、少なくとも最後の音は綺麗にハモるようになった。この時点で既に1時間経過。オットは仕事に戻らなければならないからと帰って行った残された私たちは、もう一方の曲、Too much…を歌った。この曲、ホント大変よね~と、アルトさん。そう、ね(ごめんね~)でも、でも、すっごく綺麗な曲だよね、ねマークさんは、まだこの曲の楽譜すら持っていなかったメールにPDFで添付して送ったんだけどなあしかし、曲自体はYouTubeで聞いてくれたらしい。とりあえず各パートの音を確認しながら、マークさんの音取りをしながら部分的に合わせていった。この曲は各パートが追い掛け合うようにバラバラにフレーズを歌っていくので、区切りやすい箇所が少なくて、一緒に練習するのがなかなか難しい先生がソプラノ2を歌ってくれたけど、やっぱり四苦八苦していた自分が歌ってしまうと聞いてられないから、と言うことで、聞く方に回ったりもしながら、でも最後は一緒に歌ってくれた。前半部分を何とか通して歌うことができた。この曲、いいわ~、すっごく素敵と、アルトさん。でしょ、でしょ、でしょ?あっという間の1時間半だった。次回は来週。ソプラノ2さんが来てくれるといいな。また外勤になりそうなオットも、来られるといいなあ。Gesualdo ジェズアルド / 5声のためのマドリガル集第4巻 アンサンブル・アルテ・ムジカ 輸入盤...
April 17, 2012
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