Over The Moon.

Over The Moon.

2005年01月16日
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カテゴリ: *能関係の日記*
朝起きてしばらくしたら、
サークルの友人鴨くん(仮名)からメールが。
「プリンターでカラー出るなら使わせてもらえませんか?
 うちの出なくなったので」
まあいっか、と思って「いいよ」とメールしてから気づいた。
・・・やば。
部屋掃除してないし( ̄△ ̄;)

そんなわけで慌てて掃除決行。
と言ってもたいしたことはしてないのですが・・・

そして肝心のプリンターは、
普段使ってなかったので動くかどうかわかんなかったんですけど
まあ、なんとかなりました。

それから能談義で盛り上がって、
「なんか謡おう!」ということになりました。
二人が謡える曲ということで『鵜飼』が候補に。
鴨くんは「鵜飼謡えませんよ」と言ってたんですが、
「あれだけ練習したし謡えないことはないだろう」と推して
『鵜飼』に決定。

『鵜飼』は、初めて本格的に練習した曲です。
もう一時は毎回毎回謡って、ひたすら謡い続けた曲。


じゃんけんで役を決めて、
私がシテ(=主役)、鴨くんがワキ(=脇役)。
近所迷惑も考慮して、声量は抑え気味。

謡ってて、気づきました。
『鵜飼』って


話の概略。
あまりに魚を無益に殺生しすぎて、
成仏できない鵜飼の老人(シテ)が、一人。
それが旅の僧(ワキ)に会う。
僧はまだ世をさまよう老人を哀れに思い、
川瀬の石、ひとつひとつに経を書いてやる。
そうして老人は成仏する・・・

鵜飼の老人がね、言うんですよ。
もう鵜飼をやめなさいと言う僧に対して、
「今更止まりつべうもなく候」
殺生をやめたくても、
その体、その魂に鵜飼が染み付いてしまっていて、
やめることが出来ない、と。

・・・初めてまともにシテを謡ってたからですかね。
死してなお殺生をし続けねばならない、
老人のつらさがひしひしと伝わってきました。
そしてあれだけ練習していたけれど、
私にはまだ『鵜飼』を謡えていない、ということが分かりました。
重くて、まだ心も全然こめられない。

そこで鴨くんが
「やっぱり『鵜飼』全然謡えませんよ」とぽつんと言うもんだから
ああ、分かってたのか、と思いました。
分かってないのは私でした。
嗚呼。
修行が足りませぬ。


明日は稽古日なんですが、
仕舞の師匠の個人稽古場経営1周年、ということで
謡い会+宴会があります。
私は授業があるので宴会だけ出る予定。





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Last updated  2005年01月17日 15時56分16秒
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