Re:The Blacklist 10 #218 Raymond Reddington (No. 00): Good Night(12/20)
録画でみているファン さん
伝説の闘牛士マノレテ……今シーズン第13話=#209 The Sicilian Error of Color でのエピソードがラストシーンにつながるとは!! この終わり方は……多くの人には受け入れ難いかなぁ。 僕は受け容れました。 レッド=愛すべき大悪人ですから、やっぱり悪人の最期はカッコ良くはなく孤独であること……が相応しいと思っていました。
マノレテについて……デンベ「Raymond's always been very interested in him.」 シーヤ「レッドはマノレテのことをすべて話してくれた。」 ―――A man who found it easier to risk his life than live his life without risk.=リスクなしの人生を送るより、命をかける方が自分に向いていると分かっていた男。
>あの牛だってマノレテ?の子孫だったかも…… 牛はイスレロですね。 マノレテを倒した巨大牛イスレロの頭蓋骨を、その故郷=アンダルシア州の州都セビリア近くのミウラ牛の牧場(37.59637°N 5.47804°Wつまり37°35'46.9"N 5°28'40.9"Wグーグルマップのヴューで見られます)に還しに行くレッド。 (カルモナからだと「徒歩で6時間21分」と出ました。) しかし、レッドは咳~血痰で寿命を悟った、という感じでしょうか。 最後は…… 宿命の追跡者ドナルド・レスラーが接近していると知って……レスラーへの独り言「よくやった、ドナルド」 I wonder what you'd actually do with yourself if one day you finally got your man?=長年、追い続けた男を、ついにある日つかまえたら、一体、君はどうなるんだろうな? ということで、重い頭蓋骨は持たずに……アンヘラが準備した冷たい水だけで「散歩」に出かけ……6時間ぐらい?歩いて水を飲み切ったあと……牧場で、ちょっと小ぶりな「伝説のミウラ牛」と対面。流れてくるのがジプシーキングスのスペイン版の「マイウェイ」……イントロでレッドの最期が予感できましたね。
レッドとデンベの関係は、結局、いつも…… Who saves whom and then gets saved themselves. It's been so many times over so many years, I can't keep track. ……お互いが助けあい救われ、ということを長い間、覚えきれないほど何度も何度も繰り返してきた……ということで……首を撃たれて瀕死のデンベに、異常な量の血液を捧げたレッド…… >レッドから輸血を受けて生き延びたのだから、 >彼の中にレッドは生き続けるような気がして…… ……ということでしょうね。 (December 20, 2023 11:46:22 PM)
Re:The Blacklist 10 #218 Raymond Reddington (No. 00): Good Night(12/20)
続・録画でみているファン さん
ベッドでのデンベの感動的な語り。 俺の知る誰よりも、レッドはいつも平穏・冷静に死と向き合っていた。彼は言っていた―――「死は避けられない、死は誰にでも訪れる。その不可避性が死から重要性を奪ってしまう。」「重要なのは必然・不可避ではないような事だ。我われが創り出すもの、新しく見つけるもの……みんなが右に行く流れの中、あえて左へ進むこと。」 「How we live.」 "Go quietly into that good night." を断固として拒否する姿勢が、ずっと好きだった。
詩は【Do Not Go Gentle Into That Good Night】=あの深い闇の夜なんかに、おとなしく入っていくな=山場は「絶えゆく光に抵抗せよ、激しく怒れ」。 デンベ「思えば……レイモンドという男は、いろんな意味で常に死に囲まれていたけれど、だからこそ、情熱をもって人生をたたかっていた。」「彼は何千回も死にかけたり絶体絶命な状況に陥ったけれど、そういう度に彼は抗い、激しく怒ってきた。」 詩句の引用=To 「rage against the dying of the light.」=絶えゆく光に激しく怒り、「我われみんなに害をなす悪党たちに激しく怒っていた……愛する人たちを守るために激しく怒っていた……平穏とよろこび、楽しみのひとときを得るために…たとえ光が消えゆくとわかっていても。」「最高に熱く人生を生き抜いてきた……最後はみな同じ、避けがたい死があるとわかりつつ。」 「それは、is perhaps the most deeply moving choice one can make.」「これらが、彼と交わした時間の中で俺が得た学びだ。」 「You never imagined this is how it would end. だが、レッドと共にすごした時間、我われが一緒に学んだことは、どう終わるかじゃなく……どう生きるかが大事で、共に経験した彼の冒険譚の中で、レイモンドが絶えず我われに見せ、思い起こせと願っていたことは、激しく怒り抵抗せよ、ということだ。」
デンベ@Hisham Tawfiqの熱演にも拘らず……どう和訳しても、意味がわかりにくいのは、Dylan Thomasのこの詩を僕(ら)が理解していないまま、セリフに「激しい怒り」=rageというキーワードが結論で使われているからでしょうね。 Dylan Thomasの詩の最後の4行は…… And you、死の床にある、我が父よ、ムチャ悲しい状態だけど 派手に涙を流し、俺に八つ当たりしてでも安心させてくれ、お願いだから あの深い夜の闇なんかに、おとなしく入って行くな 絶えゆく光に激しく怒り、死にものぐるいで抵抗を
レッドからアグネスへの男子の扱い方=恋の助言…… Agnes, sometimes boys can be so slow, and so dumb. =男の子は時に、おマヌケで鈍感すぎることがあったりする。…… アグネス「Pinky, you're being such a mom.」=ピンキーはすごくママらしい。 レッド「Yeah. I guess I just can't help it.」=そう、ついつい そうなってしまう。 (December 20, 2023 11:47:11 PM)