夜モードでお中元の買い物。
５時過ぎから行くとすいているかなーと思っていたら、甘かった。
去年みたいにネットで頼めば良かったかも～（ぉぃ。

内容的にテーマに悩む。ずばり「カメラ」っていうテーマが欲しいかも。アナログなカメラを使う人が少ないのは分かるけど「撮ってるの」とか「デジカメ」的なテーマしか見当たらない。
仮にテーマを作ったとしても、使われる可能性は少なそう。一応レンズをデジカメで「撮った」ので、このテーマで　(^^;。

正真正銘のカールツァイスレンズ

画像を見て「またマニアックなこと書こうとしてるぞ、コイツ」と思ったソコのアナタ！　当たってます（笑。
旧東ドイツ製、カールツァイスのレンズ。Ｓ○ＮＹやらＣ○ＮＴＡＸやら（全然伏せ字になってない）、あちこちで見かける光学機器メーカーである「カールツァイス」は、旧東ドイツのイエナというところにある。
これは前回の下田行きで仲良くなったカメラ屋さんに今回もお邪魔して見つけたモノで、試しに借り受けてきたもの。古いカメラが所狭しと並んでいる（ついでにローバーMINIグッズも並んでいる）、ちょっと変わったカメラ屋さん（オーナーがMINIに乗ってるのでそうなってしまったらしい）。

Ｓ○ＮＹなどに使われているのはカールツァイスから技術供与され、日本のレンズメーカーのコ○ナあたりに発注して作っているもの（そうなるまでにも紆余曲折はあるけど割愛）。
今はコンピュータ設計なので、どこで作っても遜色ない。便利な世の中になったもんだ。

ちょっと前にライカのカメラについて書いたけれど、カメラは本体も重要だけれど、レンズもかなり重要。ずっと強調していた絶妙な“ボケ感”は、この「人間が計算して設計している」というアナログな作業の賜物だったりする。

で、画像のレンズに話を戻すと．．．
（こっからはマニアックですよー、って上も充分マニアックか）
これ、けっこう謎の多いレンズだったりする。東西ドイツに分かれる前からカールツァイスとライカは敵対関係にあった（Ｃ○ＮＴＡＸマウントしか作っていなかった）。でもコレはライカ「Ｌマウント」仕様。どうしてこんなもんが存在するの？　カメラ屋さんも分からないらしい。
こっからは憶測でしかないのだけれど、何者かがカールツァイスのレンズを大量に買い付けて、どこかでライカＬマウント用に仕立て直して売りさばいたか、東ドイツが外貨獲得のために作って売った可能性も。いずれにせよ正体不明のレンズ。

でもＬマウントに仕立てたときに失敗していて（無理矢理だからねー）、４本に３本は使えないレンズらしい。
で、この子。はっきり言って私は要らない。
ピントが合わない。二重像合焦型の距離計（カメラを覗くと真ん中付近にある、ピントを合わせるときに微妙にずれた２つの像が浮かぶ、アレのこと）と実際の距離は合っている。が、撮った結果はずれている（ピントが合ってない）、という何ともファジーなレンズ。例えば１ｍの距離にあるモノを撮るときには、たとえ二重像がずれようが、無理矢理１．１ｍぐらいにするとか、勘に頼って撮るしかない。使えねー　(--;。

「壊してもＯＫ」というお墨付き（？）をもらった連れは、撮っては分解して微調整、というのを繰り返している。３群７枚もあるのに頑張るなー。大体デジカメじゃないから撮ったら現像して確認しないといけないわけで、せいぜい一日１回調整出来る程度（金かかるねん（怒）。レンズをズラすのだってミリの世界だし。何が何でも使いこなしたいのだろうか。この作業は既にカメラ屋さんでも何回も試されているらしい。マニアって、いやオタクって怖いわ～（私は違いますよ、こんなの即返品です！）。

このレンズ。気泡たくさん。レンズの性能的にはあまり影響ないらしいけれど「なんで気泡が入ってるの？」と連れに聞いたら「それはアンタの方が詳しいっしょ」と言われた。なるほど。ガラスだからねー、って違うだろっ！
とりあえず私はライカ純正ズミルックス使います、ハイ。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう