ザビ神父の証言

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2010.08.20
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カテゴリ: 外国史
19世紀のアメリカ(102) 第4章 大陸横断鉄道と大草原の開発…8

大草原地帯の農業には、固い土を掘り起こす農機が必要でした。しかし、農機は安いものではありません。1863年の1月から適用が開始されたホーム・ステッド法が開拓農民に無償で提供した土地は、1家族160エーカー(64ヘクタール=19万2千坪)でした。この規定は大草原地帯においても同一でした。

そこで必要に迫られた農民達は、数家族が共同で1台の農機を購入、利用することを考えたのです。これが大草原地帯における農民のコミュニティをを活発なものとする原因となりました。皆さんからご指摘のあった『大草原の小さな家』の世界が、こうして出来上がっていったのです。

1869年の大陸横断鉄道の完成後の、鉄道建設ラッシュは、既述の通り、1880年代の前半までに計5本の鉄道が、大陸の西と東をつなぐ大動脈網を作り上げました。こうした鉄道で運ばれたのは、牛や人ばかりではありません。中西部や西部から、大量の農産物もまた東部やさらにヨーロッパへと輸送されたのです。東部や中西部(シカゴなど)における大都市の発達と工業化の進展は、大西部に商業的農業を発展させたのです。

1870年~1900年にかけてのアメリカの国外輸出の76%は農産物でした。そして農産物の輸出額は、この間に2億8千万ドルから8億4千万ドルへと3倍に増えているのです。そして米国内の耕作面積は、南北戦争直前の1860年お1億6千3百万エーカーから、1910年には3億4千7百万エーカーへと2倍強に増えているのです。
                                   続く





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最終更新日  2010.08.20 19:29:56
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