ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2011.05.31
XML
カテゴリ: 国際政治
ビンラーディン殺害事件とパキスタン (1)

5月2日の米軍によるビンラーディン殺害事件以後、パキスタンが揺れています。

5月22日の夜10時半過ぎ、パキスタン最大の都市カラチの海軍基地に6名のゲリラが侵入し、格納庫内の対潜哨戒機P3Cを破壊する事件が起きました。

この事件については、日本ではその日小さく扱われただけで続報もなく、「フクシマ」や政局の報道に埋もれてしまいました。しかし、事件のおよそを辿ってみますと、大変衝撃的な事件であることが分ります。

「事実は小説よりも奇なり」を地で行くような出来事なので、しばし事件の概要を記します。まるでスパイ小説に出てくるような出来事です。

事件翌日、「パキスタンのタリバン運動(略称TTP)」を名乗る過激派が、実行声明を出しています。TTPは、今までにも何度も、基地や軍の施設を襲撃し、「自爆テロ」を繰り返していますので、今回の襲撃事件がTTPによるものであることは、間違いないようです。

大都市の海軍基地に侵入したTTPの戦闘員は6名。その後の調べで、この6名は、排水溝近くの監視カメラの死角を選んで、ロープを伝って基地内に侵入、同時にロケット砲wも運び入れています。

まんまと基地に侵入した6名は、基地内の監視を巧みに避けて、短時間でP3Cの格納庫に近付き、見事にP3Cを破壊、炎上させることに成功します。さてその後です。作戦成功後6名は、事態に気付き、メンツを傷つけられて怒り心頭に発した海軍兵士と銃撃戦を演じながら、基地内をあちこちと逃げ回ったのです。

その間なんと16時間。多勢に無勢、僅か6名で大勢の海軍兵士の追撃を受けながら、しかも海軍側のホームグラウンドの中です。どうやって逃げ回れたのでしょうね。その挙句に、16時間の銃撃戦、逃げ回り大作戦の果てに、3名のゲリラ兵士が射殺され、1名は自爆したのですが、残りの2名はまんまと脱出に成功し、基地外に姿を消してしまったのです。



およそ事件の概要は、以上の通りなのですが、なぜTTPは、これ以上ないほどの大きな成果をあげることが出来たのか? この点が問題になります。
                               続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.05.31 21:13:47
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ザビ神父

ザビ神父

カレンダー

お気に入りブログ

「豊臣兄弟」仲野太… New! 5sayoriさん

今日はご機嫌💕 New! あみ3008さん

極級爆弾並みの隕石… New! 歩世亜さん

・・・ New! でぶじゅぺ理さん

ピアニストとブルー… New! nik-oさん

コメント新着

でぶじゅぺ理 @ Re:石破辞任(09/09) 明けましておめでとうございます。 本年…
葉月 生 @ Re:ご無沙汰しました(08/15) 神父さま お帰りなさいませ。 1ヵ月に1回…
kopanda06 @ Re:石破辞任(09/09) お久しぶりです。 降雨の中、高見観音の…
吉祥天2260 @ Re:石破辞任(09/09) どの人見てもなんだかねぇ・・・ 国のこと…
わからんtin1951 @ Re:石破辞任(09/09) テレビを観ていると、総裁選のことばかり…

バックナンバー

・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: