ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2016.08.10
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カテゴリ: 社会風俗


1960(昭和35)年8月10日

インスタントコーヒーの発明史は、細かなことが分からないのですが、意外なことに20世紀のはじめに、シカゴ在住の加藤博士と言う日本人研究者が絡んでいるのですね。

彼は、緑茶を即席化する研究の途上、コーヒー抽出液を真空乾燥する技術を発明。1901年にニューヨーク州のバッファローで開催されたパンアメリカン博覧会で「ソリュブル・コーヒー」(可溶性コーヒー)と名づけて発表した記録が残されています。

しかし、緑茶にしか関心のなかった彼は、特許を申請しなかったようです。インスタントコーヒーは、抽出した液体を乾燥させて粉末化するのだそうですが、大量生産の技法を確立したのが、スイスのネスレ社でした。1937年のことです。

1929年に始まる世界恐慌の最中のことですが、コーヒー豆価格の暴落と在庫に悩んだブラジル政府が、ネスレ社に対して余剰のコーヒー豆を用いた加工食品の開発を依頼したのです。ネスレ社はこれを受けて研究を開始、1937年にスプレードライ法によるインスタント・コーヒーを完成させました。

製品は翌1938年に、お馴染みの「ネスカフェ」の商品名で売り出され、インスタント・コーヒーの代名詞として知られるようになりました。

なお、現在の製法の主流であるフリーズ・ドライ法は、1960年代にアメリカで登場し、風味に優れることから、人気がでました。

日本には、50年代末になって、インスタントコーヒーが輸入されるようになり、国産メーカーでは森永が先行し、56年前の今日、森永製のインスタントコーヒーが発売されました。しかし、あまり売れなかったようですね。マクスウェルとネッスル日本が、当時の日本のインスタントコーヒー市場を、二分していたように記憶します。







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最終更新日  2016.08.10 21:46:59
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