ザビ神父の証言

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2021.01.16
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カテゴリ: 国際政治
トランプの落日 その1

1月6日の米国での国会議事堂乱入事件、あの事件でトランプは墓穴を掘ったようですね。日を追って、共和党議員たちの対トランプの姿勢が厳しくなってきている様子が報じられています。警察の調べが進むにつれ、国会占拠事件の背景が次第に明らかになりつつあるからです。

16日~20日にかけて、6日を上回る規模の叛乱がワシントンばかりでなく全米各地で同時多発的に起こるかもしれないという情報も、捜査が進む中で明らかになってきました。そうなんです。6日の国会占拠事件は、ハプニングで起きたような偶然の産物ではなく、最初から周到に計画されたものでした。

当日の主役は、トランプ支持の一般民衆ではなく、白人右翼のミリッタン(民兵)たちでした。警察も右翼ミリッタンの動きを察知していたようですが、国会周辺に派遣した州兵や警官が少なすぎ、3時間にわたる国会占拠を許すという醜態を演じてしまったのです。

白人右翼によるデモや抗議行動、それに伴う暴力事件は、昨年5月末の黒人男性ジョージ・フロイド氏が警官に殺害された事件を受け、各地で発生したデモに対抗する形で各地で発生したデモに対抗する形で、各地で活発しましたが、6月をピークに減少しました。

その動きが一気に急造したのが、11月3日の大統領選挙後でした。トランプの自作自演ですが、彼が選挙当日の夜に、一方的に勝利宣言をし、翌日に選管発表で不利になると、何の根拠もなく「選挙が薄まれた」とバイデン陣営の不正を主張したことがきっかけでした。

そこから、「数万人の死者が投票した」とか「投票機がトランプ票をバイデン票と読み替えるように細工されていた」とか、大掛かりな不正を主張する投稿が飛び交い、こうした根拠の全くないフェイクニュースが、トランプ支持者の間でだけ信じられ、それが「民主党の黒幕連中が勝利を盗んだ」と主張する陰謀論と共に広く拡散され、「我々は勝利したのに不正で選挙が盗まれた」と繰り返すトランプの主張が、支持者の間でだけ通用する「定説」になっていきました。

こうしてトランプは、「闇の権力者と秘密の戦争を繰り広げるメシアだ」とする「Qアノン」の陰謀論が広く信じられたのです。11月7日にバイデン候補の勝利が確実と伝えられると、トランプ支持者たちは、14日にワシントンで、「100万人行進」を実施、ホワイトハウスに近いフリーダム広場に数千人が集まり、ブラウド・ボーイズのような右翼ミリッタンやQアノンの信奉者たちが参集しました。

しかし、その後各州の裁判所で、トランプ陣営や共和党支持者の訴えが、次々に敗訴する中で、右翼活動家の行動は、次第に攻撃性を増し、激戦州の選挙管理委員会で働く選管幹部やスタッフに対する脅迫や嫌がらせが増加しました。特にバイデン勝利を確認したジョージア州では、共和党の知事や州務長官、それに投票システムの責任者のを務めた共和党員たちが、裏切り者などと、しつこく攻撃されるに至りました。



もはや実力行動で、選挙結果を覆すか、選挙をやり直させる実力行動しか方法はないと考えるようになったところで、ニューヨークタイムズ紙が、マイケル・フリン元大統領補佐官がトランプに対し、戒厳令を発動し、軍を投入して大統領選挙をやり直すように進言したことを報じたのです。この報道を受けて、Qアノンや右翼ミリッタンの集団は、内戦や反乱の時が来たと受け止めたのです。

こうして1月6日がやってきました。連邦議会の上下両院の合同会議で選挙人投票の認定手続きは、トランプ支持者にとって、最後の望みでした。「ペンス副大統領が、上院議長の資格で、選挙人団の投票を認定せずに、トランプ大統領の当選を認定する。混乱が起きても大統領が軍を派遣して鎮圧する」こういうシナリオに期待を寄せたのです。

これは荒唐無稽な考え方でした。トランプ支持者は、選挙の不正を訴えた裁判闘争でも、連戦連敗を繰り返し、イギリスの植民地時代からの草の根民主主義に端を発するアメリカ民主主義の伝統を踏みにじることが、自分たちには出来ると思いあがっていたことが、敗北に繋がった事実に気づかないほど頭に血がのぼっていたのでしょう。

白人右翼やQアノンの信奉者は、トランプやペンスが力づくで選挙結果を覆すことを支援するために、この日ワシントンに終結したのです。彼らは陰謀論を信じ、トランプを助けて自分たちのアメリカを取り戻
すために、一戦交えることを覚悟して、ワシントンに馳せ参じたのです。

こうして6日の事件が起きるのです。              続く





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最終更新日  2021.01.16 22:18:40
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Re:トランプの落日 その1(01/16)  
こんばんは

独裁国家でも このような醜体

は出来ない のみ民主国家を標榜する

アメリカ 情けない 行動

反逆罪に 相当する 重さですね

高等教育を受けている方 多いと思いますが

残念な 歴史の汚点として 残っていきますね (2021.01.16 22:58:31)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
nik-o  さん
現代版ヒトラーでしょうか?それにしても扇動された人が国民の半数近く居るのですから、その力は軽く見るべきではないのでしょうね。ちょっとでも間違えば現代版ヒトラーが登場したわけですから。 (2021.01.17 00:06:11)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
naomin0203  さん
時の流れと経過が、すごくよくわかりました。

今のアメリカは、病んでいるんでしょうね。
こんなに明らかなトランプとQアノンの、ゆがんだ思惑を信じるだなんて。 (2021.01.17 04:34:03)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
歩世亜  さん
お早う御座います。

トランプ本当に亡命するかも知れませんね。

このまま留まると逮捕されそうです。 (2021.01.17 04:50:24)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
警察のダブルスタンダードについて、アメリカにいるジャーナリストの人が、言っていたのですが・・・

Black Lives Matterデモと比べると、逮捕者の数が、著しく少なかったり~。
デモの警備体制ではなかったって・・・
市警の、騎馬警官や警察犬、撮影係などがいなかったり、議事堂警察の人数が、極端に少なかったり、テロ対策の武器ではなく、小さなピストルだけだったり・・・なぜか、手薄だったようでしょ~。

どういう思惑が、あるんだか、ないんだか・・・不安ですねぇ~。 (2021.01.17 08:55:22)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
夢穂  さん
先進国のトップのようなアメリカで
あのような暴動が起きるとは思いも
しませんでした。ま、かなり大統領も
排他的な主義を掲げてなったんですし
国の方向性も指導者次第ですね (2021.01.17 09:29:10)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
おはようございます
トランプさんは自分の負けを認めたくなかったのですね
あまりにも子供じみた行動でしたね
それに扇動される国民が多かったのも驚きでした
(2021.01.17 09:49:52)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
吉祥天2260  さん
子供の頃、アメリカは憧れ、尊敬する国でした
これでもう世界の信頼、尊敬は地に落ちたでしょう
昔憧れた国がこんなになってしまうのは寂しいことです
しかし、この大統領を選んだ人がいて
4年間国のかじ取りをさせた・・・恐ろしい
さらに今回も7000万人が投票した・・・もっと怖い (2021.01.17 10:37:23)

Re:トランプの落日 その1(01/16)  
悠々愛々  さん
こんちニャンコ。

いつも応援ありがとなし。

あほトランプ、亡命準備中・・

さて、何処の国が、受け入れるのか?

まさか、北朝鮮・・・



(2021.01.17 13:16:07)

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