PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
真保裕一さんの作品
あの夏の夜のことは忘れられない。
挑発され、怒りに駆られてナイフを握った。
そして一人の命を奪ってしまった。
少年刑務所から仮釈放された、中道隆太。
彼は人間味溢れる保護司に見守られ、
不器用ながらも新たな道を歩みだしていた。
その矢先、殺人の罪を告発するビラが撒かれた。
誰が? 何のために?
真相を求め隆太は孤独な旅を始めたのだが--。
未成年で殺人犯となった主人公の
後悔 悔恨 諦め 苛立ち 不安 苦悩
いっぱい詰まった作品です
途中で
息苦しくなりはしないかと思いましたが
そういったことを過度に感じるでもなく
それでも主人公の苦悩は伝わってくるのでした
更生しようともがく主人公の心が
痛いほどにえががれています
嫌がらせを受けた隆太が一体どうなってしまうのか
全く先が読めず
常にドキドキと痛い想いをしながら
祈るような気持ちで読み進めたのでした
おかげさまで
寝不足です
『小説日本博物館事始め』【小説】日本文… 2021年05月02日
今野敏『継続捜査ゼミ』【小説】久しぶり… 2017年04月30日
百田尚樹『カエルの楽園』【小説】 親子… 2016年07月07日