やっほっほ～

紀州犬

昭和９年に天然記念物に指定された

歴史ある日本犬

この

紀州犬発祥の地である

三重県南牟婁郡御浜町には

この紀州犬にまつわるお話が残されています。

江戸時代、紀の国は阪本村に

峰弥九郎という鉄ぽう撃ちの名人がいました。

ある日の夜、

弥九郎が山道を歩いていると

のどに骨がひっかかり苦しんでいる一匹のオオカミがいました。

弥九郎は

骨をぬいて助けてやると

「もしよければ、おまえの子を一匹おれにくれんか。」

といって、

オオカミを放しました。

それからしばらくしたある日

弥九郎の家の前に

一匹の子犬がいました。

弥九郎は、

これはあのオオカミの子にちがいないと思い

「マン」という名をつけて

大事に育てました。

ある年、新宮のお殿様が狩りをした時、

1頭の手追いのイノシシが殿様めがけて突進して来ました。

それを見たマンは

イノシシにおそいかかりみごとにたおしてしまいました。

こうしてマンは、

このあたりでは知らない人がないほど有名になりました。

この弥九郎の犬が、

後の紀州犬の先祖

ということで、

紀州犬はオオカミの血をひいているといわれています。

また

弥九郎は実在した人物

御浜町阪本の岩洞院に

お墓があります

なので

御浜町坂本は

紀州犬発祥の地と言われているのだそうです

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