卯の花の 過ぎば惜しみか ほととぎす
雨間
も置かず こゆ鳴き渡る (大伴家持 万葉集巻
8-1491
)
(卯の花が散ってしまうのを惜しんでか、ホトトギスは雨の降る間も休みなくこちらあたりから鳴き渡ってゆく。)
ひさかたの
雨間
も置かず
雲隠
り
鳴きそ行くなる
早稲田
雁
がね (大伴家持 万葉集巻
8-1566
)
(<ひさかたの>雨の降っている間も休みなく、雲に隠れて鳴いて行く声がする、早稲田の雁が。)
雨間
明けて 国見もせむを
故郷
の
花橘は 散りにけむかも (万葉集巻
10-1971
)
(雨が止んで国見もしたいのに、故郷の橘の花は散ってしまったことだろうか。)
十月
雨間
も置かず 降りにせば
いづれの里の 宿か借らまし (万葉集巻
12-3214
)
(十月の雨が止む時もなく降り続くとしたら、どのあたりの家に雨宿りをしたらいいのだろうか。)
梅の花ひとり見つつや 2024.01.13 コメント(6)
梅一輪の春咲きにける 2023.01.14 コメント(8)
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