町のホルモン屋さん 山田ホルモンの若旦那

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山田ホルモンの若旦那

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2004年10月14日
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朝起きるとぐっすり寝たのか寝起きがいい。時計を見ると午前7時。窓の外を見るとまだ星が出るほど真っ暗である。(若女将)『パリの朝は暗いね。』 (若旦那)『そりゃあ~ パリやけんね!』と意味浅な言葉で私達のパリ旅行は始まったのだ。

なにはともあれ腹ごしらえと思い、7時から始まるホテルの朝食に出向いた。レストランはパンこそ出来上がっていたが、コーヒーもミルクもなく、電気も点いていない。ホテルに来る道すがら添乗員さんが言ってた、フランス人ののんびりした性格なんだろうと思い、とりあえず朝の散歩に出ることにした。

「ボンジュール ムッシュー!」、添乗員さん曰く、ホテルマンには満面の笑みで挨拶すると仲良くなれるらしい。(若旦那)「ボンジュール ムッシュー!」 (ホテルマン)「ボンジュール ムッシュー 君達やけに朝が早いな!」 (若旦那)(・・・はは~ん。フランス人は朝は苦手なようだな・・・) (若旦那)「朝食がまだ準備できてないようなので、先に朝の散歩に行ってきます。」 (ホテルマン)「朝食は7時からやってるから、いつでも大丈夫だよ!」 (若女将)「さっき行ってきたけどまだ暗かったですよ。」(ちょっと切れ気味) (ホテルマン)「だから朝の7時から始まるから、もうちょっと待ってね。」 (若旦那)(ムムッ・・・なにかおかしい) (若旦那)「ムッシュー 今何時ですか?」 (ホテルマン)「朝の6時を少し過ぎたころかな。」

やっぱりそうだった。フランスはまだサマータイムなのだ。フランスのガイドブックを飛行機の中で読んできたのだが、まさか10月のこの季節にサマータイムが続いているとは思いもせず、飛ばして読んでいたのである。朝食までまだ時間があるので、勢いで真っ暗な闇の中に朝のパリ散策を始めることにした。

ホテルは『オペラ・ガルニエ』のすぐ側で『ブールバルド・オスマン』(オスマン大通り)と『ブールバルド・デジタリアン』(イタリアン大通り)の間の路地にある。ブールバルドとはパリの中心地のシテ島をグルリと囲んでいた城壁を壊して作った道路である。なので観光にはもってこいの場所である。デジタリアンに出ると、暗闇の中に照らし出された『オペラ・ガルニエ』の巨大な建造物を見たとき足がすくんだ。王冠を抱いたような頂の両端には金色のアポロンが見える。その建造物の全体が照明により照らし出されているのである。

これからどんな旅になるのかと、胸躍らせながら朝の散歩を終え朝食をとる事にした。カフェオーレとクロワッサンをほうばりながら、これからの旅順を考えた。事前知識が無いことと、フリープランなので予め決められた旅順がないので、とりあえずバス観光でパリの有名所のグルッと回ることにした。モンマルトルの丘、ムーランルージュ、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門、エッフェル塔、サンジェルマン地区、カルチェラタン、ノートルダム寺院、ルーブル、オルセ美術館をひと通り外から見渡す事ができた。6日間の旅でこの全てを周れるわけじゃないので、この中からピックアップして観光しようと決めた。

しかし先立つものは空腹感。パリでの初レストランなのでガイドブックで吟味したが、ここから少し遠いようである。土地勘も無く、3時を過ぎると昼休みでほとんどのレストランが閉まるとあって、近くの英語が通じそうなレストランで食事を取ることにした。あまりガッツリ食べると胃がもたれるので、牡蠣を6つとビーフステーキを二人で分けて食べるように注文した。が出てきたのはしっかり二人分。一緒に水を頼んだのだが、1.5リットルのボトルが1本テーブルに置かれた。

負け惜しみではないが、あたかも「その1.5リットルのお水が欲しかったのよ!」と言わんばかりに二人で水を飲み干した。食べ過ぎたのか胃がもたれ夕食はホテルでワインとチーズを少し食べ就寝についた。私の英語力もまだまだなと気づかされた一日であった。





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最終更新日  2004年10月24日 14時44分58秒


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