町のホルモン屋さん 山田ホルモンの若旦那

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山田ホルモンの若旦那

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2004年10月16日
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昨日の夜ホテルに着くとすかさず親友のスン君とオギから電話があった。スン君とオギとは高校時代からの親友で、オギは絵の勉強のため2年前からパリに留学しているのである。去年日本で結婚し、今はパリで住んでいるナイスカップルである。

スン君は「明日俺の家に遊びに来ないか?」と誘ってくれた。もともとフランスに来たら遊びに来いと念を押されていた。そうたしか土曜だったら空いているといってたが今日は木曜日だし… 

(若旦那)「うん。行こうか… でも土曜しか空いてないって言っとったやん。」(スン君)「うん。だから明日来いよ!」(むむっ…何か話が合わない。)(若旦那)「…今日木曜日だよね。」(スン君)「………何言ってんだよ!今日は金曜日だよ!」急いで手帳に記されているカレンダーを探した。なんと今日は金曜日だったのだ。私達若夫婦は丸二日間、曜日を間違えていたのである。

と言うことで今日はスン君とオギの家にお邪魔することにした。メトロ(地下鉄)で最寄り駅に到着するとスン君が迎えに来てくれた。約1年分の再開であるが、こんな所で会えるとは喜びもひとしおである。スン君はパリに来て少しおしゃれになったのか、ポールスミスのジャケットをおしゃれに着こなしていた。

少し歩くと白いおしゃれなマンションが表れた。部屋に入るとオギが出迎えてくれた。スン君夫婦は久しぶりの再会とあって私達の結婚を祝うためワインとプレゼントを用意してくれた。スン君は空けたワインのコルクを「今日の記念に持って帰ってよ。」と若女将に渡していた。どこまでおしゃれなんだ!

オギが「今からスナフに電話するから!」と受話器を渡してくれた。スナフとは大学で4年間フランス語を習った仲である。専攻ではなく、第2言語習得であったためなかなか身に付かなかった私とは反対に、卒業後もフランス語の勉強を欠かさず、ついには念願のフランス留学を果たしたのだ。

(若旦那)「ボンジュール、マドモアゼル。コマンタレブー?」(スナフ)「サバビアン、メルシー・・・って えっ だれ?! もしかして…」と電話だが久しぶりの会話を楽しんだ。日本から遠く離れたフランスに居ながら、頼れる友人が居ることがすごく心強かった。

私は久しぶりに安心しきったのか、ワイン2杯ほどで酔ぱらってしまった。若女将といえば、酒が入ると益々元気になり興奮気味に話まくっていた。ここだけの話、若女将は酒豪である。昔は一升瓶を枕にして寝ていたと言う伝説があるくらいだ。私はソファーで横になり、若女将はオギと一緒にショッピングに出かけた。スン君といえば、私に毛布を被せてくれて、横で静かに小説を読んでいたらしい。やっぱりおしゃれだ。

すっかりスン君とオギにはお世話になった。帰りはバス停まで見送ってくれた。若夫婦は一路モンマルトルに向かった。実は今日の夜は二人でキャバレーに行くのだ。なにか怪しいようだが、実は『ムーランルージュ』といってれっきとしたショーなのである。



中に入ると1500人収容できるというこじんまりとしたテーブル席が用意されていた。真っ黒な幕が上がるとサーチライトで照らされた美女軍団が現れた。シンバルの音と共に上半身の服を脱ぎ去った。会場はいきなりの大盛り上がりである。若女将曰く「何がいやらしいかと言えば、最前列でへばりついて見ていた親父が一番いやらしかった。」らしい。しかしいやらしいと言うよりはダンスや余興がすばらしく、2時間はあっという間に過ぎ去った。

その頃にはすでに夜中の1時半を過ぎていた。しかしパリの夜はまだまだ眠る気配は無かった。





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最終更新日  2004年10月27日 21時35分42秒


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