町のホルモン屋さん 山田ホルモンの若旦那

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山田ホルモンの若旦那

山田ホルモンの若旦那

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2004年11月19日
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わたくし若旦那が若女将と結婚して1ヶ月が過ぎ去った。生活の方も落ち着いてきたので、我が家の慣例に従って家族と親類を新居に向かえ、食事会を開くことにした。

そうなれば忙しいのは若女将である。1週間も前から料理の献立から部屋の掃除、庭の手入れ等、初めてお客様を迎え入れるため全力を尽くすのだ。

もちろんこの儀式は女将が若女将に対して、山田ホルモンの若女将としての資質が備わっているのかをチェックするといった意味も少々含まれている。(かもしれない。いや、そんなわけない。)

何はともあれ、唯一の休日である火曜日さえも朝から大掃除に献立の買い物、庭掃除に私も駆り出されお客様を迎える準備に勤しんだ。もてなす料理も当初は、私の姉も手伝う予定だったが、二人で相談した結果、家族もお客様と考えて一人で作ることに決めたのだ。

もちろん全ての料理を作る事は出来ないので、刺身の盛り合わせは魚屋さんに頼み、茹でた豚とキムチは女将の差し入れで賄った。その他に若女将の考えた献立は、スジの煮込み、カルビスープ、雑菜(チャプチェ)、大根の和え物、チヂミ、ちらし寿司である。

実はもう一品ゆで豚のからしごまソースがあったのだが、用意したテーブルが料理でいっぱいになってしまったので、急きょ取りやめる事にした。

いよいよお客様を迎え入れる時間になった。いつもはケチケチして部屋の電気を規制する若女将も、今日は全ての部屋の電気を点けまくった。みんなが揃ったところで、私が簡単に御礼の挨拶をし、みんなが料理をほお張り始めた。

山田ホルモンの女将の他にも主婦暦ウン十年のベテラン主婦から温泉の女将もいらっしゃっている。もちろん料理にも関心が高い。楽しく会話しながらも料理や盛り付けにはキラリと目を光らす。若女将をそれらをみながらゴクリと生唾を飲む。食うか喰われるかの瀬戸際の攻防である。

しかし、さすが米子の有名焼肉店で修行を積んだ若女将。も盛り付けや、きめ細かな創意工夫を凝らしている。ベテラン主婦や温泉の女将もそこはのがさず、「雑菜に卵焼のみじん切り、スジ煮込みに白髪ねぎをまぶすとは、手間のかかる仕事を惜しみなくした」と誉めてくれた。






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最終更新日  2004年11月21日 23時25分47秒


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