町のホルモン屋さん 山田ホルモンの若旦那

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山田ホルモンの若旦那

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2007年07月03日
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カテゴリ: 若旦那の日記
何年履き続けただろうか?もう4,5年は履き続けているのではないだろうか、お気に入りの靴がある。ナイキの茶色の革靴で、カジュアルだが、しっかりとした皮なのでフォーマルでも使えるし、ソールの溝が結構深いので、そのままちょっとしたトレッキングにも使える優れものである。

ここ4,5年はほとんどこの靴一本で過ごしたといっても過言ではない、お気に入りの靴がとうとうゴムのソールと皮の部分が剥げてしまったのだ。最近雨降りが多いし、30にもなって破れた靴を履くのも恥かしいので、靴を修理しようと思い立った。

少し前だと靴の修理屋さんとか、鍵屋さんは、商店街やショッピングセンターでも奥まった目立たない場所でしているのが常識だったが、私がいつもいっているショッピングセンターには入り口付近の一番目立った位置に陣取っていた。

さっそくショッピングセンターに行き、靴の修理を頼むと、『う~ん、それは、直りませんね。』と一言。靴はソールと皮が剥げているだけである。接着剤を使えば簡単に直りそうなものをわざわざ靴の修理屋さんにもっていってるのである。

私は、『直りませんね、ってどういうことですか?自分で接着剤を着けてもよかったんですけど、靴屋さんやったら、うまいこと直してくれると思ったんですけどね・・・』というと、『多分気休めにしかなりませんよ。』とぼやく。

もともとソールと皮は接着剤のようなもので張り付いていたのだ。それが5年履き続けて剥がれたんだから気休めでもなんでも接着剤くらい付けてくれれば、気持ちよくお金を払って帰るのに、修理をしてもすぐに剥がれますよ、一点張りである。

靴の修理屋さんというので職人気質をイメージしていたのだが、大変残念である。できるだけのことをやって言うならまだしも、自分の経験上の話だけで判断し、サービスを怠った。まだまだ消費社会の真っ只中、靴なんて一人何足ももっている時代に、靴を直しに来た希少な客に対し、少しの誠意も感じられない対応で追い返した。

せっかくいい場所に陣取っているのにね・・・





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最終更新日  2007年07月08日 02時09分51秒
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