・ダンス・リミックス盤としての最高傑作がここに!! A面 1.ヒートウェーヴ 2.ホワイ?- Why? 3.ラン・フロム・ラヴ- Run from Love B面 1.ハード・レイン- Hard Rain 2.スモールタウン・ボーイ- Smalltown Boy 3.ジャンク- Junk (私は好きなギタリストがゲイだったため、LGBTに偏見は一切ありません。元々日本では男色(衆道)が盛んでしたし、歌舞伎やら宝塚も人気ですし…。) エルトン・ジョン(Elton John)を始め、カルチャー・クラブ(Culture Club)のボーイ・ジョージ(Boy George)&友人のマリリンペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)のニール・テナント(Neil Tennant)、FGTH(Frankie Goes to Hollywood)のホリー・ジョンソン(Holly Johnson)とポール・ラザフォード(Paul Rutherford)。 更にはジョージ・マイケル(George Michael)、リマール(Limahl)、ジューダス・プリースト(Judas Priest)のロブ・ハルフォード(Rob Halford)などもそうだと後から知った。 でもって今回取り上げるブロンスキ・ビート(Bronski Beat)もそうであった。
ヴォーカルのジミー・ソマーヴィル(Jimmy Somerville)、キーボードとパーカッションのスティーヴ・ブロンスキ(Steve Bronski)、同じくキーボードとパーカッションのラリー・スタインバチェック(Larry Steinbachek)の3人ともがゲイというこのバンドは83年に結成され、翌84年に発売したシングル “スモールタウン・ボーイ(Smalltown Boy)” が大ヒット!同年リリースの1stアルバム「エイジ・オブ・コンセント(The Age of Consent)」も全英4位を記録した。ちなみにこの1stアルバムの中袋には、欧州各国のゲイ合法化年齢表(ゲイ同士における性的同意年齢表)が印刷されていたりする。(日本の性的同意年齢は今のところ13歳らしい) しかしジミーはとっとと脱退を表明、85年にリリースされたこのリミックス・アルバム「陶酔の飾り砂糖(Hundreds & Thousand)」が、ジミー在籍時最後のアルバムとなってしまった。 その後バンドは新ヴォーカルを迎えて活動を続けていたが95年に解散。
やがて歳月は流れ、16年にスティーヴと新ヴォーカルのスティーヴン・グランヴィル(Stephen Granville)、そして95年リリースの4thアルバム「レインボー・ネイション(Rainbow Nation)」にも参加しているキーボードとプログラミングのイアン・ドナルドソン(Ian Donaldson)の3人で新生ブロンスキ・ビートとして復活。87年の未発表アルバム「Out & About」全11曲がスティーヴのウェブサイトでデジタルリリースされ、翌17年7月には1stアルバム「エイジ・オブ・コンセント」の再録アルバム『エイジ・オブ・リーズン(The Age of Reason)』をリリースした。 85年に脱退したジミーは今なお活動中であるが、ラリーは16年12月7日に癌により56歳で死去。そして5年後の同日にスティーヴも自宅火災により61歳で他界してしまった。