聴いてきました。なんて素晴らしいんでしょう。美しく、清澄な声がサントリーホールの会場いっぱいに響き渡りました。バーバラ・ボニーとフィオーナ・キャンベルのジョイント・コンサートだったのですが、メインはバーバラ・ボニー。
モーツァルトのアリアは二人のソロがあったり二重唱があったり。メンデルスゾーンは二重唱曲ばかり。
グリークの4曲とR・シュトラウスの4曲はバーバラ・ボニー。2重唱を先に持ってきたのは声慣らしのためでしょうか。後半になるほど、声が冴えてきました。
2重唱も二人の息がぴったり合って、とても美しく心が喜びに満たされるように感じました。フィオーナ・キャンベルも美しい艶のある声でボニーの声に良く調和していました。
そしてバーバラ・ボニーの歌は絶品でした。高音から低音まで美しい同じ声質。細い声ですがとても良く響きます。強い意志は、力強く歌い、美しい心は、ピアニッシモの高音で。なんと素晴らしい。今度もまた、高音のピアニッシモに感心させられました。美しい。
R.シュトラウスの想え、わが心や、グリークのソルベーグの歌は全体がピアノで、しかも良く響く美しい声を保っていました。素晴らしい。
私が一番嬉しかったのは、アンコールでR・シュトラウスのモルゲン(明日)を歌ったことです。これは昨年一昨年と私がレッスンを受けた曲。朝霧のもやのなかをさまよう幻想的な雰囲気を表現しきっていました。勿論ピアノで静かに。もううっとりです。ああ、こんな風に歌うのだ、と初めて気付きました。
酔いしれるとはこういうことを言うのでしょうか。ドイツリートをたっぷり堪能して帰路につきました。心に沁みるとても良いコンサートでした。
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