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どうも!アースバックハウスボランティアスタッフのカズです。9月1日から開始して順調に作業が進んでおります。まず「アースバックハウスって何?」という方が殆どですよねこれは土のう袋を積み上げて家を造る建築方法です。地球(土)から家を作る→「アースバックハウス」と覚えて下さいこれが土のう袋。これは基礎を作っている途中の画像。2つの曲線を合わせたような形をした建物になりますそして砂利を埋めて整地。整地できたら土のうを運び、積み上げていきます重い…2人で運びますそして頑張って積み上げること数日、今はこんな感じです!少しずつ壁が高くなると家の形が見えてきて楽しい♪ドアはどうしようか?窓はどんな形にしようか?みんなでアイデアを出しあって楽しく作ってます今日はカモシカが現場を見に来てくれました☆
2010/09/14
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受付の春です。近ごろ、日々空気が澄んできて、毎日、はっとするような美しい秋の景色に見とれてしまいます。この空気は、どこまで澄んでいくんだろう・・・涼しくなって嬉しいのに、少しものさびしくもあるこの季節みなさま、いかがお過ごしですか?今日は、「ハコミセラピーワークショップ」(10/29-10/31)についてのご紹介。養生園にたびたび来て下さっているゲストで、今回の講師・高尾先生のハコミセラピー経験があるAさんが、感想を寄せて下さいました。* * * * * * * * * * * * * * *「こんなセラピーが欲しかった!」というのが、初めてハコミに触れたときの感想です。私たちは、本当は自分にとって大切なテーマを抱えて生きています。例えば、なぜか自分を十分に肯定できにくい…ということや、つい、自分を後回しにして周りのことを優先してしまったりする…ということであったりするかもしれません。これらは、全て無意識のうちになされているので、日常では自ら気がつくことも少なく、忘れ去られているものです。何を感じても言っても自由なハコミセラピーでは、かすかな感覚も、深く受け止められ、癒されながら、内なる自分の声なき声に耳を傾けられるのです。優しく静かなアプローチですが、私たちの内側では、時にパワフルで強烈な体験が起こるかもしれません。自己を発見すると、自分への深い理解と共感が生まれ、新たに自分を生きるエネルギーが呼び起こされます。それは、周りの人とのより自然で温かい関係性にもつながっていくのです。* * * * * * * * * * * * * * *「ハコミ」とは、ホピ族の言葉で“あなたは誰ですか?”という意味。自分で自分の心の内側に、橋をかけるようなそんな時間を、一緒に過ごしませんか。ご興味のある方は、ワークショップの詳細ページをご覧下さい。それでは皆さま、どうぞ どうぞ よい一日を!
2010/09/14
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みなさま はじめまして、 この夏より養生園スタッフとなりました とまです。 たくさんの うれしいご縁ががさなって この地で時間をすごしていける事が たのしく たのしくて 今年の夏は ほんとうに大切なものが ぎゅうっとつまって 朝 目覚めるのがほんとうに うれしい。 ヨーガやキッチンのお手伝いでみなさまにお会いする機会があるかとおもいます。 ちょっとバタバタしているかもしれませんが どうか笑って見逃してください。 写真は 養生園のすぐウラ、有明山神社へごあいさつに伺ったときのもの。 おみくじの言葉も ふんふん なるほどー。です。 これからのこちらでの出来事を、楽しさを みなさまとたくさんシェアできたらと思っていますので どうぞ よろしくおねがいします!!
2010/09/09
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私の生きた年月はまだとっても短いけれど重ねてきた日々で私なりにわかってきたこと心と身体に刻まれていったことがあります。それは、なんとも愛しく切なくて、素敵なものです。色々なことが私という意識を通してかたちになっていこうとしています。それが、価値のあるものかはわかりません。でも、そういうたしかなものは私を安心させます。少なくて良い。そんな思いを幾つか重ねて、静かにくらしていきたい。こんな思いにさせてもらった今回のワークショップ。先に自分の感想を書いてみました。ハーブのこと、アロマのこと、エリ子さんのお話・・・3日間を通して、色々なことを思いました。その中でも一番心に染みわたったのは、自分のありかた、人とのかかわりそんなことでした。それはきっと、エリ子さんがハーブという植物を通していつも大切に伝えてきたことなのではないかと思うのです。そんな大切な思いを受けとることの出来たこのワーク。本当は毎日起こった素敵な事を、この場を借りて話す方が良いのかもしれません。しかしこの思いを書き綴る事が、何よりも今回のワークショップの説明と感想になるのではないかと思ったのです。最後のシェアリングでは、皆さん大切な人のことを想って涙を浮かべていました。 みれい2日目の夜に行われたプログラムでは、始まる前にそれぞれ植物を身にまとって講義に参加することになりました。自分を飾ることで、気持ちを持ち上げ、少しの気恥ずかしさを感じながらも自己表現になって、それぞれの選んだ植物を見比べて楽しみました。私は、参加者の方が自分用に作って身にまとうはずだったとってもかわいいリースを、やっぱり恥ずかしいから・・・と私が受け取って身にまとうことにこんなかわいいリースを引き受けられて幸せ!そしてこれは、その後にエリ子さんが一人一人の話を聞いてオイルを選んで下さったマッサージオイル。大切に持ち帰りました。次の朝は、ハーブティの講義でした。日がさんさんと輝く中で、色々なハーブのブレンドを教えていただき少しずつ試飲しました。ハーブティだけでなく、本当に簡単に出来る即席サラダも皆で味わいました。美味しいオリーブオイルに美味しい塩とフレッシュハーブ・・・葉っぱのお皿にのせて頂きました。エリ子さんはこの花を持って、養生園へいらっしゃいました。
2010/09/08
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みなさん、こんにちは~。里の家キッチン担当のすみです。しばらくご無沙汰していました。9月に入ったとは言え残暑厳しい季節、如何お過ごしですか?日中は(特にキッチンのコンロの前は)まだまだ暑いですが、夕方になるとどこからともなく涼しい風が吹いてきて・・・。夜は綺麗な月と星空の下で涼やかに過ごせて有難い限りです。お花が好きな私。でも養生園のスタッフになる前までは野菜の花は見たことがありませんでした。畑では野菜の花たちが、主張するでもなく、ほんとに自然に清らかに咲いていて、やさしいエネルギーを発しています・・・。7月に咲いていたゴボウの花。初めて目にしました!ちょっとあざみに似てるな~。下にはコブのような丸いトゲトゲがついていて、野生的なんだけど素々として可愛さも感じる!思わず目が吸い寄せられる不思議な魅力を持ったお花です。緑色に囲まれた畑の中に鮮やかな朱色が目に飛び込んできた花豆の花。私、スイートピーが好きなので、その原種であるマメ科のお花はどれも好き。そして今、畑で咲いているのは・・・春菊の花。ツートンで可愛い。アマガエルくんがかぼちゃの花の中でくつろいでいます。きゅうりの花。後ろにはちゃ~んと赤ちゃんきゅうりがくっついています。大きくなるといいなぁ。野菜の花って黄色が多いのでしょうか???そしてそして春にまきちゃんと一緒に種蒔きした四角豆。種を蒔いている時にまきちゃんが「四角豆はほんっとに綺麗な花が咲くんですよ。ぜひ見てほしい!」と話してくれました。芽が出て、本葉が出て、定植して、どんどん育って、夏になり他のインゲンや花豆たちが花を咲かせている中、まだかなまだかな?と楽しみに待っていました。四角豆は涼しくならないと実をつけないので、花が咲くのもちょっと遅め。そして今、美しいブルーのお花が咲いています。なんともやさしく涼やかなブルーです。そして裏は卵色。これが四角豆。ちょこちょこ実をつけているのでトマトソースグラタンの上に飾ってみました。茹でて輪切りすると手裏剣のような形。シャキシャキした食感で美味しくて私は好き。中にはローストしたズッキーニやエリンギ茸、豆腐、ショートパスタが入っています。暑い夏でも夏野菜をたっぷり使ったグラタンはおいしいですね。奥にあるのは春雨の酢味噌和え(きゅうり、ワカメ、湯葉、白味噌、柚果汁、塩、米酢)と、かぼちゃのサラダ(養生園畑の採れたてインゲン&ツルミドリと紫玉葱・くるみ入り)です。もう一膳、養生園の夏のご飯を。左前から、ジャガイモと玉葱の煮物。玉葱は炒め蒸し煮をすると驚くほど甘~くなります!塩加減と火加減とお鍋のマジックでお野菜の元々持っている甘く美味しくなろうとする要素が引き出されます。調味料は塩だけなのですが、ゲストの方々にいつも驚かれます。トッピングにカリッとした歯ごたえのカシューナッツと畑のピーマンの素揚げを飾って彩りと味のアクセントをつけました。真ん中はすりおろし人参・生姜の炊き込みご飯。暑いと玄米が入りにくくなってくるので、玄米より陰性の丸麦を入れて食べやすくしてみました。上に飾った枝豆は『ぴかり茶豆』といって、ゲストの方が送ってきて下さった甘くて粒の大きい美味し~い枝豆。ありがたく使わせて頂きました。あとはエノキ・生椎茸・大根・ツルミドリ・磯海苔の入った麦味噌仕立てのお味噌汁、くるみダレの葛そうめん(ピーラーでリボンにした緑・黄色のズッキーニの塩もみをのせて)、豆腐とトマトのサラダ(きゅうり・オクラ・紫玉葱・とうもろこし・青ジソ・グレープシード油・レモン果汁・塩・コショウ)です。暑くてだるい時は疲労回復になる、のどごしの良い涼やかなデザートがいいですね。寒天とリンゴジュースで似た白キクラゲに赤ジソシロップをかけたひんやりスウィーツ。赤ジソシロップは「うわ~っ!」と目をひくこの鮮やかな色と香りの良さに魅了されて、ひと夏に何度も作ってしまいます。○赤ジソシロップの作り方○赤ジソ500g水1~1.5リットル甜菜糖300gくらいレモン果汁(レモン2~2個半)1.鍋に水を入れ、沸騰したら洗った赤ジソを3分間ゆがく。水が少ないため、何度かに分けてゆがき、ざるに上げていく。ざるの下にボールを受け、そこにたまった赤ジソの煮汁も鍋に戻していく。2.ゆでた後の赤ジソは上から軽くおさえる程度ならよいが、しぼらないように。しぼり汁をいれると渋みが出るので。3.甘みを加える。(好みの甘さで。レシピは濃縮)4.レモン果汁を加える。→美しい紅色に発色!(レモン果汁の分量もお好みで)5.火からおろし、瓶に入れ、冷めたら冷蔵庫保存。使う時は適度に水で薄めて。赤ジソは梅干しを漬ける時に使いますが、シロップやジュースにしても美味しいです。気が停滞している状態を改善したり、精神を安定させる効果もあり、紫蘇の葉にはロズマリン酸という成分が含まれていて、アレルギー疾患に有用だそうです。暑いと言いつつも養生園の周りには萩、葛、オミナエシの花が咲いて、秋の訪れを感じさせてくれます。今月の24日から2泊3日でお料理教室のワークショップをすることになりました。上記の玉葱の炒め蒸し煮など、お野菜の甘みを引き出して、野菜料理をおいしく頂くコツや日常の生活の中で無理なく楽しく取り入れられる、五感を使ったマクロ的な調理法、体にやさしいメニューなどをお伝えしたいと思います。肌で養生ライフを感じてみて下さい。夜はピアノ演奏も聴いて頂きたいと思います♪秋の穂高を楽しみつつ、ぜひご参加くださいね。
2010/09/02
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こんにちは、おっちです。いよいよ8月も終わり!秋の虫も鳴き出しました。8月の夏の自然療法月間、さまざまなプログラムがありました。先週27日に行ったのは、樹木ライター・編集デザイナー・環境ジャーナリストであり、樹木鑑定サイト「このきなんのき」所長でもある林将之さんによる、“葉っぱから森を知る”ワークショップ!!都市に住んでいても、田舎に住んでいても毎日見かける生き物・樹木。もっと木々のことを知りたいと思っている人は実は多いと思います。でも何も知識がないのに、どうやってその木の名前をしらべられるんだろう?林さんの著作の中でも大人気の樹木図鑑『葉で見わける樹木』(小学館)はhttp://www.ne.jp/asahi/blue/woods/fg23.html葉の形」「つき方」「ふちの形」「落葉樹か常緑樹か」の4項目をチェックすることで、調べたい葉の掲載ページを、初心者でも簡単に検索できるようになっています。この図鑑を片手に、養生園の森を散策し、木々の見分け方や、そこに集まる虫や動物のこと、木から解るその土地の歴史などなど、教えて頂きました。そこから見えてくる新しい景色に参加者の皆さんの気持ちもワクワク。今迄、ひとまとめに「樹木たち」だった木々が、それぞれコハウチワカエデだったり、コシアブラだったり、ヌルデだったり....今迄よりぐっとリアルに森のこまかな表情を感じることができました。 木の周辺にも環境を知るヒントはあります。松ぼっくりがエビフライのように食べられているのを見つけて(可愛い)森に住むリスの暮らしを感じてみたり...(リスとネズミのクルミの食べ方の違いってのも教えていただきました)最後には、参加者みなさんが気になる葉っぱを手に、木と人ホールに集まって樹木を検索。ああ、これなら自分でも樹木をもっと知ることができる...と一安心。最後に林さんから「日本の木材自給率は今何パーセントか知っていますか?」との問いかけがありました。食物自給率は40%代と言われています。食物と同じくらいで40%?くらい?いえいえ、森林国といえる日本の現在の自給率は25%位だそうです。少し前までは、20%程度だったといいます。植林された後、手が入らず放置された森は光が入らずに森としての力を失っていくそうです。シエル・シルヴァスタイン作の『おおきな木』(篠崎書林)という絵本の原題は『THE GIVING TREE』。木々は材木として燃料として、水を保有してくれるタンクとして、時には木陰を作ってくれる...など、いつも私たちに与えてくれる存在です。さて、私たちは?その与えてくれることに、きちんと感謝して受け取れているのかな?私たちが住んでいる家の材木がかつて、どこの森に生きていたか、なんて無頓着です。葉っぱから木々を知ること、日本の森、世界の森を知ること、世界をしること。葉っぱという小さなものから、世界にたどりついて、ああやっぱり、大きなひとつながり、と心した夏の夕方でありました...。
2010/08/31
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こんばんは、のりこです。ご報告が遅れました...七夕の事を書きます。 養生園では旧暦による七夕を行っていました。七月から笹を飾り、たくさんのゲストの方に短冊を書いていただいて、スタッフも思い思いにつるした笹飾り。それぞれの大切な祈りや願いがあつまりました。八月十六日、いよいよ七夕。その晩は良く晴れて星のまたたきがみごとでした...。天まで届け、とても美しい炎があがり。火の粉になって思いはひらひらと宇宙にまで舞い上がっていきます。火には魔力があります。あのお願いがひらりと辿り着いた先は、私の心の中かもしれません。思いは届く、願いは叶う、完璧に美しい夜でした。
2010/08/30
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残暑いかがお過ごしですか?佳子です。今年の夏、昨年まで養生園でスタッフをしていたとし君が1週間、ヨーガを伝えに戻って来ました。京都から、半年ぶりに養生園に戻った、パワフルな彼と共にヨーガを感じられた、とても貴重な時でした。朝、昼、夜とそれぞれ、時間帯によって、彼がアレンジした、ヨーガのプログラムは最高ですよ。シンプルで、分かりやすいアーサナを、的確なガイドで伝えてくれ、どんな方も心地よさを味わえます。私も、休日はゲストと共に、ヨーガに参加しました。シャバーサナでは、心も身体も芯からトロけます。「あぁ、気持ちいい・・・」単純に、素直に、全身が、心地よさに浸る感覚!!2泊3日でのヨーガリトリートが、無事終わりました。“日常生活で、活かせるヨーガ的生活”をテーマに、ヨーガの心を、とし君の素敵な個性で伝えられます。アーサナ・呼吸法・瞑想、原生林での過ごした時間・サウナと、内容全てが、参加された方それぞれの心に新鮮に感じられていた様子。ゲストも担当したスタッフも思いっきり楽しみ、「まだ帰りたくないなぁ・・・」そんな思いを抱いた、充実したワークでしたよ。来た日より、明らかに変化し、内側から輝きを帯び一人ひとりの笑顔が眩しく、美しかった。もうすぐ、とし君のブログで、そのワークの様子が公開される予定なので、お楽しみに!!!↓http://blog.goo.ne.jp/earth_living_yogaヨーガって、やっぱり大好きで、素晴らしいな~、そうしみじみ思えた夏でした。とし君、本当にありがとう!!2回目も、楽しみにお待ちしていますよ。では、まだ少し残暑残る日々でしょうが、どうか心穏やかに、身体を健やかに、お過ごしくださいね。
2010/08/23
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こんにちは、アロマとハーブ担当のミワです。8月の養生園は、自然療法月間として、毎日様々なプログラムが行われています。そのひとつ、2回にわたるハーブのプログラムの第一回目が行われました。題して、「ハーブからの贈り物」ハーブを束ねてブーケ作りと、ガーデンで摘んだハーブを摘んでオリジナルハーブティをいただきました。実はバタバタしていて、前日まで全然どんな内容にするのか考えられていなかった私…。前日の、ミーティングの席の前になって初めて、落ち着いてイメージ考えてみた始末。しかし、最近毎朝続けている瞑想の効果なのか、とっても冴えまくっている私。抜群のアイデアが飛び出してきます。ハーブって、とってもいい香りでお料理やお茶にもつかえて薬にもなるし楽しいものなはずなのに、何だか「お勉強しなきゃ」って肩に力入っちゃう感じないですか。まずは楽しむこと。それを目標にしたいなと思いました。ブーケ作りは感覚で!それぞれのハーブのうんちくを説明するより先に、まずガーデンに出てもらって、自由に香りをかいだり色を合わせたりしながら「好きだな」「素敵だな」って思える感じで束ねてもらいます。 みんな思い思いのアレンジができました。ガーデンを歩きながら一つ一つお花を眺めて行ったり、ガーデン全体の景色を見るのも素敵だけれど、こうしてテーブルにギュッと集められると、もうかわいっくてかわいっくて、キュンとしちゃいます。 それを眺めながらお次はハーブティ。お茶って、自分でいれるのもいいけれど、誰かに入れてもらうとおいしさも緩み方も本当に違う。小さなことだけど、とっても幸せな時間になりますよね。というわけで、今回のハーブティも、そんな感じにしてみました。誰かのために合ったお茶を考えて入れてあげる。誰かが私の事を考えて入れてくれる。そんな時間にしたいな。まずはペアを作ってお話しします。最近悩んでいることや、どんなふうになりたいと思っているのかなど、夫婦、友達、または初めて出会った人と。そうして、どんなお茶にしようかイメージしたらみんなでガーデンへ、ガーデンのハーブを一通り説明したら、各自パートナーのためによさそうなハーブを摘んで、ブレンドハーブティを入れてあげます。サプライズ(でもないか)で、タイムとプルーンのパウンドケーキを用意しました。雨が上がったハーブガーデン。いろんな年代の、いろんな境遇の方が、一つのテーブルを囲んでお茶をいただく。ただただその瞬間、出会った目の前の人のことを思って過ごす時間。 全てがこんなふうな時を重ねて、人とつながっていけたらいいな。ハーブが大好きこういう優しい時間が大好きそう思いました
2010/08/15
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こんにちは、ウェブ・広報担当のオッチです。昨日は新月でしたね、新月や満月といった月のサイクルは自分の身体や気持ちが今、何を感じているのか耳を傾けるいい機会だと思います。女性は特に月と身体の関係が深いようなので、そのサイクルに合わせて静かな時間を持つようにしています。新月と共に、目安になるのが満月。先月の満月の次の日(7月27日)に、AKI-RA sunriseさんをお迎えして、ナイトコンサート“The mysticism of sound,森に響くハングの音色”を行いました。AKI-RA sunriseさんは、自作水楽器やハング、ディジュリドゥ、ジャンベなど世界各国の民族楽器を自在に操る京都在住の即興演奏家。ニューアルバム『Heart』ツアーの一日として、養生園・木と人ホールで演奏して下さいました。まず驚いたのが自作水楽器の音の美しさです。大きなボールに水をはり、そこにまたステンレスのボールや浮きを浮かべて固定したシンプルな打楽器なのですが...!この音がなんとも言えず心地良いのです。水楽器の水、身体の水、森の木々が蓄える水...天の水。水は一繋がり、私も自然も一繋がり、響き合って振動してボワーンと意識が宇宙に広がるようでした。うっとり。その他、宇宙船のような形をしたハングという打楽器や、アボリジニやアイヌを源流とするディジュリドゥなど次々飛び出す不思議な音色が、木と人ホールから養生園の森に響きます。森の木々達も、満月プラス1日の明るい光と共にその音色を楽しんでくれたかな?満月の日に満ちた思いを見つめて、次の日に音色と共にその思いを夜空に広げられたような、そんな不思議な時間と空間を作ってくれたAKI-RA sunriseさんにありがとう。私たちを繋げてくれている水にありがとう。その振動で私たちを癒してくれた音色にありがとう。満ちてはかけて、太陽の光を反射して白く美しい光を届けてくれるお月さまに、ありがとう。ゆったりとした、素敵な夜でした。また養生園の森と美しい音の世界を味わえる日を楽しみに...。AKI-RA sunrise HP→http://aki-rasunrise.com/
2010/08/11
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こんにちは、ノリコです。先週末に行われたヒーリングリズムのワーク報告をします。今回の参加者はパワフルな19歳からチャーミングな60代まで、親子2組や妊婦さんもいれて経験者の方や初心者の方などのバラエィー豊なメンバーでした。そんな皆さんと共に汗し交流した2泊3日。まずはアフリカの太鼓ジンベにあわせて準備体操、音のシャワーを浴びて身体も心もジワジワほぐします。そしていよいよジンベのリズムで踊ります。講師の柳田先生の声に動きに見よう見まねで右に左に前に後ろに・・・最初は足だけ、太鼓と会話できる様になるのが大切なんです。なれてきたら手や頭と全身で踊りますが、手をつけると・・・足がモタモタ、頭までつけると・・・何がなんだか大混乱?でも大丈夫!アフリカンダンスの大切な事は楽しく踊る事、反省はしない事。出来ない自分をおもしろがって、こんがらがったらまた足だけに戻ればいいんです。しばらくすると身体が自然に太鼓の音に反応する様になって、よく失敗する自分も心から笑える様になります。後は楽しむだけ!ジンベの音が身体に心地よくしみ込みます。最終日の朝には深い自然の中で本当の土を踏みしめて踊りました。上を見れば空、下を向けば土、風に乗って流れる緑のかおりとジンベの響きが私達を包みます、大地のエネルギーを感じ必要のないモノを放~り出す。あの瞬間の開放感は凄いです。柳田先生が素敵な事を教えてくれました、アフリカンダンスのたった一つの約束。自分を偽らずに楽しみ、その場をリスペクトする事。なんだか全ての場面で大切な事を教わったような気がしました・・・素晴らしいパフォーマンスと大きなエネルギーで引っ張ってくださった柳田先生、気持ちのいいジンベでいつも見守ってくださったマサシ君と矢崎さん、それぞれのダンスで楽しい時間を共有してくださった皆さん。本当に有り難うございました!
2010/08/04
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あっという間に8月に入りました。皆さま、お元気ですか?畑担当のまきこです。今年は梅雨明けがすっきりとしていて、それと同時に暑い夏がやってきたので、畑の夏野菜にとっては嬉しい感じです。涼しいイメージの安曇野ですが、昼間の陽射しの強さはかなりのもの。その陽射しの強さのお陰で太陽が大好きな夏野菜たちは元気に実を付け始めています。畑の子たちを見守る私たちスタッフも、毎日の成長に心躍らせています。そんな中、ぷっくりとしてきたエダマメを今か今かと待ち望んでいたのは私たちだけではありませんでした。大切に見守ってきたエダマメを独り占めしてしまったのは、そう、この辺りのおサルさんの群れのボス!なるべくおサルさんとケンカをしないようにやってきたのですが、ついにケンカしてしまいました。普通のおサルさんは少し近づいたり、音をたてたりすると簡単に逃げるのですが、ボスは違います。絶対に逃げません!逆に牙をむいて襲いかかってきます!(ヒェ~コワカッタ~)鈴生りのインゲンには目もくれず、ちゃんとどれが一番美味しいのか分かっているのです。(インゲンだってとっても美味しい)そして、ここ一番の採りどきも。野生の勘に感心しつつも、目の前で器用にさやをむいて中のマメを食べる我が祖先に腹をたて、私が追い払ったところで全く意味なし。男性スタッフが棒を持って立ち向かってやっとのことで、出て行きました。幻のエダマメ。あんなにボスが美味しそうに食べていたのだから、きっと、とっても美味しかったはずです。ゲストの皆さまにもぜひ食べて頂きたかった一品でした。本当に残念!
2010/08/01
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ここ数週間、持病のアトピーが指や手にひどく出ていて梅雨明けと共に少し良くなってきたのですが天気のようにすっきりと治らず・・・最近やっと回復に向っていて嬉しく思うこの頃です。そんな日々の中、少し前にあるゲストの方から「みれいさんですね?」と声を掛けられました。するとその方が「なんだか以前より明るくなりましたね」とおっしゃられたので私は思いもかけず、驚いて、そんな風に見えているんだ。いや、見ていて下さったのだ。と、とっても感動しました。なぜ感動したかというと、まさに去年の私は暗い道を一人で孤独に歩き内側を見つめるような日々を送っていたので、そんな感情が無意識に顔へ出ていたのか、それを受けとって覚えて下さっていたのか。そして、今の私は明るい道を目指して歩き、人の助けや愛情に包まれながら安心感のある中で日々を送っていたので、「明るくなった」と言って下さった事がとても嬉しく、感動的だったのです。この一件で感じたことは、養生園という場所にはいろいろな意味での「癒し」があると思いうこと。セラピーや食事で癒される事は勿論。 スタッフとの交流、ゲスト同士の交流を通して癒される事もあるかもしれません。そして、今回私が受け取ることの出来たゲストからスタッフへの「癒し」も実はあるのです。人と人との距離をいつもより近く感じられ心ひらける場所として養生園へ足を運んで頂ければそれは私にとって大きな喜びです。心がぎゅぅっとつまった時には、ぜひ来て下さい。あ、それ以外の時でももちろんお待ちしています! みれい泳ぎに行った青木湖近所に個人宅で素敵なローズガーデンがあり時期には何度かお邪魔しました。
2010/07/31
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こんにちは、スタッフの春です。7月23日から25日と、「養生園のお料理教室」ワークショップがありました。二日間にわけて、洋風と和風のお料理を学ぶ楽しくって美味しい、森の中のクッキングクラス。(調理実習の詳細は、キッチンスタッフ弥生の厨房ブログをご覧ください)朝みんなで行った畑は お日様キラキラ 綺麗な野菜たち。採ったばかりの野菜の命のいきおい・・・みずみずしさ、肌のつや。太陽の力をしっかりとその身に込めています。真っ赤!自分で収穫すると、野菜にじかに触れる、それだけで自然と元気をもらえます。こんな美しい野菜たちに感動しながら皆で野菜そのものの味を大切に ひとつひとつお料理していきます。お料理をしっかり学んで、美味しくお腹いっぱいいただいてその後は、鳥の声を聴きながらお昼寝して、川遊びをして森の中の露天風呂で疲れを癒して・・・全身で、ただ自然の恵みを感じている時間がゆっくり過ぎていきます。わたしもこの自然の一部。採れたばかりの野菜を使って作った巻きずし。暑さが増す時期は、酢飯を美味しく感じますし、手でつまめる海苔巻きが嬉しいものです。昔から愛されている(おむすびに次ぐ?)日本人のソウルフード。海苔巻きって、なんとも気持ちのこもった食べ物で・・・誰かに作ってもらったら本当に嬉しい。具も、それぞれみんな好きな組み合わせがあって、巻いた人の個性が出るのが楽しいところ。ご自宅でも、誰かに作って上げて下さいね。さて秋には、また秋の味覚でお料理教室を行います!自然の摂理にのっとった玄米菜食のお料理 きっと新しい発見と楽しいワクワクがありますよ。皆さんが、美味しいものを、感動しながら召し上がって元気な夏をお過ごし下さいますように。ではまた、近いうちに。
2010/07/31
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こんばんは、ミワです。 先週末は、京都・大原のハーブ研究家(?という肩書なのでしょうか。いまいちしっくりきませんが) ベニシア・スタンリー・スミスさんのワークショップが行われました。 ベニシアさんは、「ベニシアのハーブ便り」という、女子に生まれたならうっとりせずにはいられない、とっても素敵な本を出されているうえ、NHK・BSで人気番組を持っているので、ご存知の方も多いかとは思うのですが、知らないという方の為に軽くご紹介を。 イギリスの貴族の家で生まれたベニシアさんは、波乱万丈の幼少期を過ごします。 社交界デビューへの圧力の中、夢だった歌手デビューの夢破れ、イギリスを出てインドに向かいます。 そこで瞑想を続けたベニシアさんは、ある時日本に行こうと思い立ちます・・・。 ここまで聞いてもとっても興味が湧きませんか? ここからもとても素敵なエピソードに彩られた、濃くて深い半生を送ってこられた方なのですが、今は京都・大原の古民家で、お庭のハーブを活用したり、近隣の、ナチュラルな暮らしを実践されてる方がたと交流されながら暮らしていらっしゃいます。 養生園では、単にハーブの活用を学ぶというだけではなく、「身の回りにある生き物と寄り添いながら暮らすこと」そんなことが学べたらという目的で、ワークショップの準備を進めてまいりました。 ベニシアさんは魅力的です。ハーブや、古民家暮らしや、イギリス貴族の出身や、そういったキーワードを全部取っ払ったとしても、圧倒的な魅力を放っていました。 それはいわゆるカリスマ性とは違って、逆にどこまでもどこまでも普通なんです。言い換えれば、「壁がない」感じ。 もちろん彼女にも日常があり、出来事があり、人と同じように悩みやいろんな感情があり。それに一つ一つ丁寧に向き合っているからこそなのか、醸し出される雰囲気はとっても温かくて、こちらも自然でいられるのです。 これは普通のことでいて、なかなか特別なことではないでしょうか。なんだか仕事そっちのけで、その魅力にぼーっとなり、何を見習えばよいのだろうかと、知らないうちにずいぶん考え込んでしまっていました。 でも逆にいえば、誰もがとり入れられる類の魅力であることも確かなので、ぜひぜひ皆さんにベニシアさんという方のことを知っていただきたいのです。 ワークショップは、一日目に「living your dream~あなたの夢を追いかけて」というタイトルで行われたベニシアさんの講演。 二日目には森の中をお散歩した後に、ハーブガーデンを散策して、ハーブティ用のハーブを摘んだり、 午後には、今ラベンダーの季節なので、ラベンダーとオートミールの石鹸作りを。 夜には私が担当して、アロマオイルを用いた簡単なトリートメントを二人一組で行いました。 三日目はヨガの後に、ベニシアさんから瞑想についてのお話しをしていただき、午後はQ&Aとシェアリングです。 雨上がりの養生園は森もハーブも緑輝いていて、しっとりとした気持ちの良い空気の中、楽しく楽しくプログラムは進みました。 ティータイム、摘んできたセージ・ローズマリー・タイムを見て、「スカボロフェアだね」とベニシアさん。ふとサイモン&ガーファンクルのスカボロフェアを口づさみました。すると、みんなつられて大合唱。 午後の日差し差し込むカフェの窓から美しいみんなの歌声が、風に乗ってガーデンに流れて行きました。 おうちがあって、愛する人がいて、小さな植物があって、そうしたら幸せはもうここにあるね。 そんな気持ちになった瞬間でした。 「人生に困難が尽きることはない」そう話してくださったベニシアさんですが、「心を平和にすること、それがあれば何でも大丈夫」そうとも話してくださいました。 大切なことをたくさん教えられた、温かでちょっぴり気持ちがピン!となる、素晴らしいワークショップでした。
2010/07/14
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こんにちわ9です。梅雨のせいか体に水分がいっぱいでだるい日も多い毎日ですが、みなさんは自分の場所でいかがお過ごしでしょうか?梅雨で気分が晴れないでいる時が多い日々です。が、そんな時にふと森の植物などを見ると梅雨の水分を沢山もらってすくすく色鮮やかに天に向かってのびています。キノコはこの湿気を逃さずに現れていたりしています。そして、雨の日の間にある天気のいい日には温かい力をもらってまたすくすくと成長している、そんな植物をみていると梅雨もいいかなと思ったりします。そんな自然を見て梅雨をしのいだ後には夏がまっているので、夏の前にしかこない梅雨は、まあ、夏がすぐそこですよっていう天気のお知らせだと思って日々を過ごしたいと思います。
2010/07/09
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こんにちは、アロマのミワです。 今年も毎年恒例、玉ねぎ収穫の時期がやってきました。 玉ねぎに関して養生園では、いつもお野菜を分けていただいている近くの有機農家さんから、畑の畝単位で購入するということをしています。 その数・・・どれくらいだろう・・・秋も深まったころまで足りるので、相当な数です。 その玉ねぎをみんなで収穫しに行きます。養生園より下に下にと行った畑は、有明山が大きく大きくそびえる雄大な景色です。 前日に掘って、乾かしておいた玉ねぎを、わらで束ね、軒下に吊るします。 これが言うは易しで、なかなか・・・ 農家さんから縛り方を教えてもらうのですが、うまくいきません。説明も、聞いていると「こうするだろ、そしたらこうしてこうしてこう!」と、「こう」としか言っていないので、一瞬でも目を離したらとたんに分からなくなります どうしようかと思ったのですが、これが不思議と回数を重ねるうちに不思議とできてくるようになります。 こんな短時間でこんなに上達するのなら、私のアロマもきっと、手が勝手に少しは上達しているんじゃないかと、そんなことをふと思ったりしました。 「きりがついたらお茶にしよう」と満面の笑みのトモさん。きりがついたら…としていると、「お茶にしよう!」と、もうすでに飲んでいます。 一同トホホで笑っちゃいました。 畑で飲むお茶とフルーツはまた格別! :おまけ1:今年初めて植えてみたこんにゃく!何も出ないねなんて油断していたらこんなに大きなものが伸びていました。茎はコブラのような気持ちの悪い柄!すごい植物! :おまけ2:草むらにいきなり光る白いふわふわ!何かと思えば巨大な毛虫。横にはまるで孔雀のような模様まで入っています。こんなの見たのは初めて。何の毛虫なんだろう…。
2010/07/08
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こんにちは。かりんです。七夕の日に、木と人カフェを貸し切って、フィーリング・ベーキングという小さなお菓子作りワークショップを行いました。ワークショップと言っても、あれこれするのではなく、かなりゆったり、ゆるゆるな時間を味わいながらクッキーを作るという感じです。今回は3名の参加者+スタッフのさとちゃんとわたしの5人でクッキーを作りました。まずはwelcomeドリンクのりんご番茶を飲みながら、自己紹介。ほっと一息をついてからクッキー作りをしました。クッキー作りと言っても、今回はフィーリングでつくることがメインなので、計量は一切せず、ボウルに好みの粉、塩、油を入れて手ですり合わせます。そのあと、甘味でてんさい糖やメープルシロップ、りんごジュースを入れてこねないようにぐるぐる混ぜながら生地を作っていきます。その時に一緒に、用意していたハーブやナッツ、ドライフルーツも好みで入れてもらいました。レシピもなく、決まった材料もなく、ただただ自分が食べたいと思うクッキーを思い浮かべながら作るクッキー。「なんだか子供のころにかえったみたい」そんなふうに言ったゲストの方がいました。生地ができたら好きな形にしてオーブンへ。焼いている間に、カフェのまわりのハーブガーデンに行き、自分の好きな香りのハーブをいくつか摘んでもらいました。今この時期はハーブの最盛期!見るだけで元気になれるハーブガーデンで深呼吸をするだけでなんだか日々の緊張やストレスがゆるゆるとほどけていくような気がします。ハーブガーデンでゆったりした気持ちになれたころ、ちょうどクッキーも焼きあがり、とれたてハーブでお茶を入れて焼きたてのクッキーを頂きました。最後に、今回参加してくれたゲストの感想をこちらにのせます。-------------------------------------------------------------------少人数でスタッフの方もご親切で、心も体も解放してクッキーが焼けるすばらしい体験をさせていただきました。毎日こんな気持ちで過ごすことができたらいいな…と感じたこの気持ちを大切にしたいと思いました。ありがとうございました。-------------------------------------------------------------------心も体もゆったりさせて、自由に作るフィーリングベーキングは次回は8月9日に開催します!みなさん、おまちしてますよ~。
2010/07/08
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こんにちは、ノリコです。穂高も梅雨に入りジメジメしたお天気が続きます。こんな時期はたまの晴れ間がすごーく有り難い、そしてすごーく沢山の洗濯物が太陽のもとにずらりと並びます。と言っても私はいつでもまとめ洗い派。下着や汚れのひどい物は手洗い、それ以外はためてから少ない洗剤で洗濯機をまわします。そして、三ヶ月ほど前から髪も身体もお湯で洗いはじめました。髪は何年も前から石けんシャンプーを使っていたのですがついにそれも辞めて、柔らかいブラシを使ってよぉく洗います。シャンプーを使わない引け目からか?今までよりも丁寧に洗っています。すると余分なモノが取れたのか、本当の自分の髪質がよみがえってきました。天然のパーマ...今の自分には良く似合うと気に入ってます。身体は和紡布という石けんなしで洗える布でみがき、ツルピカです。ほんの少しの事ですが自分の中では大きな変化。環境の為に初めたとしても、自分の為に初めたとしても。最終的にはどちらにもつながっているもんですね。大好きな北山耕平さんは言っています、地球は女性...どちらも大切に暮らしたいです。
2010/06/19
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皆さん、こんにちは。里の家キッチン担当のすみです。如何お過ごしですか?長野ももう梅雨入りするようですが、私はGWが終わってから梅雨入りする前までの緑が美しいこの季節が一番好きです。一昨日はお休みだったので、梅干し入りの玄米おにぎりをにぎって森の家近くの渓流に行き、そこでお昼を頂きました。エメラルドグリーンがかった水色の澄んだ川の流れ。岩にぶつかるしぶきの白。澄み渡る青空。木々の葉は日に日に緑が濃く深くなってきて、太陽の光はそのどれもを美しく照らしていました。水が流れる音、鳥の声、そんな中で食べるおにぎり・・・シンプルだけどやっぱり美味しい。とても贅沢な時間だなぁ・・・と感じました。さて、ともくん、けいこさんブログに登場していた養生園畑のいちごちゃん、数日快晴が続いたこともあり、ついに赤くなりました!!美味しそうでしょ。美味しいんです。味が濃い!甘い!可愛い!(^^)うふふ・・・ひんやりぷるぷるデザートのよもぎ葛餅にちょこっと飾ってみました。畑の野菜たちはどんどん育ってきて、お料理に生かされ、ゲストの方々のエネルギーとなり喜んでいることでしょう!さわやかなグリーン、やわらかい葉のレタスたち。チンゲン菜もやわらかでみずみずしく、野菜の鮮度ってほんと大切。そんな畑の子を使ったメニューをご紹介します。チンゲン菜と人参と蓮根の白和え。チンゲン菜はさっと、蓮根はシャッキリ感が残るくらいに茹で、人参は塩をまぶして蒸します。白胡麻は炒って半ずりし、茹でて水切りした豆腐をくずし入れ、お塩と麦味噌で調味して和えます。小豆昆布煮。土鍋でことこと、ことこと、差し水をしながらやわらかくなるまで2時間ほど炊きます。昆布を入れると小豆が柔らかく炊けます。昆布はハサミで千切り。最後にお塩を入れて、小豆の甘みを引き出します。小豆は腎のお薬。腎の働きを良くしてくれるので、利尿効果がありむくみもとれます。畑のキヌサヤと小カブをのせて。このキヌサヤがこれまた甘いんです!こちらのお膳、長皿3種盛り。左から蓮根白玉団子のえごまソースがけ。もちもちの食感とコクのあるえごまのコンビは、ゲストの方にも喜んで頂けました。えごまはシソ科の雑穀で、アルファー・リノレン酸を多く含んでおり、生活習慣病(がん、動脈硬化、脳梗塞)視覚障害、アレルギーなどの病気に効果があるそうです。えらい!そして美味しい!真ん中は畑のミックスレタスの上に大根のオーブン焼きを置いて。もちあわソースをかけて、中庭に自生している木の芽をあしらいました。木の芽はよく見ればあちこちにぴょこんっと生えていて年々ひとり生えで増えているような気がします。右端はマッシュポテトの海苔巻き。ふかしてマッシュした新じゃがの中に甘~く炒め蒸し煮した玉葱を混ぜ込み、人参と畑のカブ葉を芯にして海苔で巻きます。今年は畑部部長のまきちゃんに色々教わりながら、野菜たちが育ってくれるようお世話していますが、ひたむきなまきちゃんの姿を見ていると、野菜に対して、土に対して、環境に対して、すごく愛情と母性があふれていてステキだなぁと思います。皆に見守られながら、野菜たちは力強く元気に育ってくれています。このような様々なことを感じながら日々過ごしていますが、その感じるままをピアノで表現してみるのは楽しいです。私が自然体で心地良く弾いていると、ゲストの方々にもそれが伝わってリラックスして聴いて頂けるようです。常々思うのは、何かを表現する時、アートでもお料理でも話す言葉でも表情でも姿勢でも、ほんとに鏡の如く自分の内面や状態が映し出されるものなんだなぁと。とり繕ってるつもりでも、無意識の内に自分をよく見せようと思ってもそれは無駄な抵抗で、やっぱりシンプルな自分がそのまま表に出ているし、それが一番いい・・・。だから好調な日不調な日色々あるけど、(好調とか不調とか決めるのも良くないですね・・・)色々あって当然で、そんな様々に変化する自分を好きでいてOK出してより良い状態に持っていきたいな・・・と思います。思いつくままに書いてしまうので、私のブログはいつも長くなってしまいます・・・。読んでくださってありがとう。
2010/06/14
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こんにちは、桂子です。昨年は11月の畑部遠足から畑部に参加。山梨の農場をもっているレストランや、自然農をしている方を訪ねてのプチ畑体験はおもしろい時間でした。その時から来年は入部!と声をあげてましたが、今年から畑部活動を実際にはじめました。畑の様子が気になる毎日。芽がでたと喜んでいたら、あっという間に実ができるものもあって自然の力強さを改めて感じてます。春から頑張っていたブロッコリー。寒さで大きくならないと思っていたら、ちゃんと花がつきました!急に暖かくなって大きくなったせいか、もう花も開いてしまいそうですが、変化の激しい気候に耐えて形になってくれたことに感謝です。 おいしそうな花豆を買ったので植えてみたら、豆が大きいだけに双葉がでたときからさすがに大きくて、成長もぴかいち。大きな葉からつるがすでにのびてからまり始めてます。 そしてなんといっても一番の注目株のいちご。実は大きくなって、色づきももう少し。猿にとられる前に皆さんにお出しできることを期待して、採りごろを逃しませんように・・・来週どんなデザートになるのかはお楽しみ。 太陽の下での畑の仕事は気持ちも晴れやかで気持ちいい時間。今年は手をかけた子たちが大きくなって、採ってすぐにお料理してお出しできるのもさらなる楽しみです。いつかそんなふうにできる自分の場所がもてることを夢見て、少しづつ畑と関わっていきたいなあ。
2010/06/11
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こんにちは、佳子です。今年は、ヨーガ担当のスタッフが私一人でした。春からずっと、ヨーガ担当希望のスタッフの応募が何人かあったにも関わらず、急に都合で来れなくなり「また駄目か・・・」と、何度も残念な気持ちになりました。ところが、8月から来てくれるスタッフが、やっと決まったのです。とても嬉しくて、今から夏が凄く待ち遠しいです。というのも・・・、その方は、私が全く知らない方ではないのです!!今年の冬、インドのヨーガアシュラムで、ドミトリー(大部屋)内で、たまたま同じ所になり、ベッドがお向かいさんだったのです。そこで出会い、私が養生園の話をすると、彼女は興味を持ってくれ、今年5月に早速遊びに来てくれました。その時、養生園を気に入ってくれたようで、私は日本での再会を喜びました。でも、その時はまだ、スタッフになる事は、決まっておらず、彼女も仕事を持っていました。予定していたヨーガスタッフの方が、彼女が退園してから、また駄目になり、彼女に打診したのです。彼女にとっても、養生園は惹かれるもの、感じる事があったようで、色々考えた末、夏に来てくれる事になりまた。彼女は、本当にとても素敵な方で、養生園にもピッタリだと思います。ずっとヨーガスタッフが、決まらなかった事も、もしかすると、彼女に決まる迄の、必然的な流れだったのでは?と、今は思います。インドで出会ったこの、不思議な縁。人との繋がりは、何処でどのように存在しているのか、まるで、導かれたかのようなこの流れに、感謝しています。夏が早く来ないか、とても楽しみです!!!ゲストの皆さんも、どんな方が来るのか、是非楽しみにお待ち下さいね
2010/06/09
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こんにちは、スタッフのかりんです。先日、森のパン!ワークが開催されました。今回のワークの講師はスタッフのしほちゃんとわたし。養生園に来る前、パン屋で働いていたしほちゃんがこのワークではパン作りの先生に。私はいろんな素材ややり方でで酵母を作った経験から酵母のおはなしをする先生になりました。ワーク初日。ゲストの自己紹介のあとにこのワークショップで使う冊子を2冊お渡ししました。1つはパン作りについてあれこれ書かれたもの。もう一つは酵母についてあれこれ書かれたもの。どちらもスタッフによる手作りです。2日目。朝7時から作業スタート。まずはパン作りから。先生であるしほちゃんが、材料の説明をし、パンのこね方を実演します。その後、しほちゃんの手つきを見つつ、みんなでこねこね。。。。天然酵母のパンは、イーストを使ったパンと違って、力いっぱいこねなくてもいいのです。やさしく、やさしく、マッサージをするようにパン生地を触っていきます。(ここがポイント)こねている時のゲストのお顔もなんだかだんだんやさしくなってきていたように感じました。ある程度こねあがってきたら、ナッツやドライフルーツ、ハーブをお好みで入れてパン生地を作りあげました。それぞれのパンに名前をつけて、これからゆっくり一次発酵。ここでいったんティーブレイク。ハーブチャイと人参クラッカーをカフェのデッキで、新緑を眺めながらみんなでいただきました。そのあとは、酵母のお話。このお話の中で、元気な酵母を見てもらいたくて用意しておいた酵母液のビンのふたを実際に開けました。ぷしゅっと音とともにあふれはじける酵母液。ゲストの皆さんに、酵母液を飲んでもらいました。その酵母液の味は甘くて、まるでジュースのような、お酒のような味。酵母液を飲んだ後は実際にパン種を作りました。パン種の作り方もとっても簡単でビンに粉と酵母液を混ぜるだけ。この日つくったパン種は、お持ち帰りしてもらいました。今、つくったパン種たちは元気にしているかな?そのあとは朝食と休憩。朝が早かったので、のんびり過ごしていただきました。そのあとは、ジャム作りをし、突発的ではありますが、フィーリング・クッキングとしてクッキー作りをしました。普段、おかしを作る時は材料を計量して作ると思いますが、ここでは計量はせず手の感覚で混ぜて作ってもらいました。中に入れる材料も感覚で決めてもらいました。感覚だけで作るクッキー作りは初めて料理をしたころのような新鮮な気持ちになれて、こどもに戻ったような感じでした。できあがったクッキーはそれぞれの個性がでていてどれも愛おしいものでした。いよいよ、ワークの目玉、石窯でパンを焼きます。朝、愛情こめてこねたパン。窯に入れた時、ゲストのみなさんは本当にわが子を旅に出すような気持ちで見届けていました。窯で焼くこと30~40分、窯からでてきたパン達はこんがり、ふっくら焼きあがりました。どれもこれもおいしそう。石窯で焼いたパンは当日よりも翌日頂いた方が、小麦の風味がましておいしいのでいただくのは明日の朝。でも食べてみたいのが食いしん坊の性。少しだけ、焼きたてパンを切ってみんなでいただきました。焼きたてのパンはまだぱちぱちとはじける音が聞こえます。噛みしめるとひろがる小麦と酵母の味。夕暮れの中、新緑を見ながらいただいたパンはどんなパンより一番おいしく感じました。夜はリラクゼーションプログラムとして、ラベンダーのハンドバスとゴマージュを行いました。お部屋はキャンドルだけの明かりで。部屋中がラベンダーの香りでいっぱいになり、ハンドバスで体もゆるみ、1日たくさん使った手をゴマージュで癒しました。最終日。昨日焼いたパンを朝食にいただきます。ゲストのみなさん、全身で味わうかのように、ゆっくりゆっくり召し上がっていました。どのパンも本当に上手にできていて、おいしかったです。最後のシェアリング。みなさん、どんな感想を話してくれるのかなと思っていたら、パンを作った感想だけでなく、心の内面のこと、感じたことを話してくれました。中でも一番印象的だった言葉は「ぷくぷく膨らむ酵母やパンを見て、生きるってこういうことなんだなと思いました」酵母も生き物。植物も生き物。人間も生き物。みんな息を吸って吐く。生きるってそういうことなんですよね。当たり前だけど、当たり前すぎて気付かなかったことで、なんだかはっとしました。シェアリングが終わった後はみんなでハグして終わりました。まるで夢のような3日間が終わった今、ゆっくりゆっくりワークの時の幸せや感じたことを噛みしめるように消化して身体に染み込ませています。みんなありがとう。
2010/06/07
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こんにちは、アロマとハーブのミワです。 昨年キトヒトカフェがオープンして、この周りのお庭はどうなるのだろうと楽しみにされていた皆様。 お待たせしました! 私自身待ちに待ったハーブの植え込みが先日行われました。 里の家ガーデンに匹敵するほどの広いガーデンです。脇には滝から流れ落ちる小川もあり、正面も石垣の間を埋めるように土が入れてあります。 デザインと苗を用意してくれたのは、富士見町のサムデイ・板村さんです。板村さんは、ハーブの苗の卸の傍ら清里清泉寮のハーブガーデンなどたくさんのお庭を手掛けられ、映画「西の魔女が死んだ」のお庭の監修もされました。 養生園では以前から板村さんに苗をお願いしたり、手入れを教えていただいたり、ずっと仲良くさせていただいています。 自然体で、ひょうひょうとしていて…みんないつの間にやら板村さんが大好きになってしまうのです。 さて暑いくらい晴れた日、板村さんの持ってきてくれた苗をみんなで植えこみます。 ハア部ミーティングで、どんなハーブが欲しいかを話し合い、板村さんに希望を伝え、板村さんにも何度も現地を見てもらって決定したハーブ達です。 今養生園にあるハーブに加えて、美肌&冷えとりティとしてカフェで出しているエルダーフラワーや、先日のクラフト会で軟膏を作ったセントジョーンズワート、ダイヤーズカモミール、サラダバーネット、私の上京したころの思い出の花・忘れな草や、行者ニンニクまであります! 今はまだ小さい子たちですが、これからどんどん大きく華やかになって、ゲストの皆さんと分け合って楽しんでいくことを想像すると、とってもワクワクしてしまいます。 楽しみにしていてくださいね~!
2010/06/06
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おはようございます。治療担当のともです。開園から2ヶ月にして、今年初ブログ。ここでは言えませんが、いろいろあったんです。さて、今年も僕は畑部の部員として、養生園の畑の世話をしています。毎朝6:30より、畑部の部員が交代で水遣りや草抜きなどをしています。養生園にいらした際には、ぜひ一緒に畑作業をしましょう。朝の畑は気持ちいいですよ。全国的に同じようなのですが、今年は暑くなったり寒くなったりと寒暖の差が激しく、人間にとっても、野菜にとっても体調を整えにくいですね。そんな中でも、畑の野菜たちがようやく育ってきました。ベビーレタス。ちょこちょこ生えていてかわいいですね。少し赤くなりはじめた苺。今年も猿との争奪戦です。絹さや。採りたての絹さやは生でもおいしいんです。畑作業をされている方はご存知だと思うのですが、畑によって、得意な野菜(たくさん育つ)と苦手な野菜(育ちにくい)があります。土の状態が違うんでしょうね。たとえば養生園の畑では、豆類はものすごくよくできます。一方、普通はほとんど手がかからず、ほっといても育つはずのシソがここではなぜかいつも失敗します。これも豆。ぷくっとしていておいそうでしょう。余談ですが、最近畑で豆を見ると、先日10年振りに見た「北の国から’83冬」のラストシーンで笠智衆の叫ぶ、「ま~め~」というセリフが頭をよぎります。わかる方はこれでわかると思うのですが、わからない方のために少し解説を。純や蛍の住む富良野の麓郷地区は昔は豆の栽培が盛んだったんですね。笠智衆扮する沢田松吉は、若い頃に豆の栽培で大成功し「豆大尽」と呼ばれるほどのお金持ちで地元の有力者になったのですが、事業を広げすぎて失敗し、妻子を捨てて芸者と東京に逃げてしまった。そして「’83冬」で30年振りに突然富良野に帰ってきて、東京で事業に成功してかなり羽振りのいいことをみんなにいいふらすんです。ところが実は松吉は痴呆症になってしまっており、お金はまったく持っていない。松吉は自分ではそのことがわかっておらず、「山を持っている」などとみんなの前で言っている。真実を知る松吉の孫娘(風吹ジュン)は耐えられなくなり、みんなの前で松吉に「いいかげんにして!」と叫ぶ。真実を指摘されても、まだよくわかっていない松吉。外に飛び出す風吹ジュン。シーンが変わり、雪が積もる中、豆を蒔く松吉。完全に現実がわからなくなってしまっちゃったんですね。それを涙ながらに見守る風吹ジュン。見つめる五郎、純、蛍。現実は大雪が積もっているのに、松吉には見える大量に成っている豆。それを見て松吉が叫ぶ。「ま~め~」松吉には、みんなに見えていない豆が見えていたわけで。余談が長くなりましたが、要は、畑で野菜を作っていると野菜に思い入れが出来てくる、ということがいいたかったんですね。養生園で朝の畑作業をしたい方は、事前に「北の国から’83冬」を見てきてもらえると、より畑作業が楽しくなると思います。
2010/06/01
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才能というものは一見ではわからないものです。見た目だけでは想像も出来なかったような才能を持っている人はたくさんいます。そんな事をアダム・ベンジャミンのワークショップで感じたのです。アダムはこう言っていました。人は少なからずともクレイジーな部分を持っている。そういった部分を隠して日々を過ごすのはそれは大変な事だ。と・・・。誰もが持っているそういった部分を堂々と自己表現出来るのがこの「The Art Of Movement」なのだ。と言っていました。確かにそうだ。そうだったのです。みんな普通の顔しておかしいのです。それを使った自己表現が、とても素晴らしく、美しくて、可笑しい。自己表現の才能に満ちていました。ワークショップの感想としては、随分遅い報告となりましたが、そんなことを感じておりました。そして、これまた「美」という才能に満ち溢れている花々を冬の終わりから春にかけて撮りためていたものですが、ご紹介致します。 みれいより
2010/05/30
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こんにちわ。畑部(仮)一期生のQです。畑に興味が昔からあったんですが、なかなか一つの場所に落ち着くこともなく始めるきっかけがなかったんですが今年は養生園で一年間定住するのでいい機会だと思って入りました。今年からハウスもできて家庭菜園規模の畑ながらも本格的な香りも漂う養生園畑。今はまだ二葉が出てきた程度かやっと花をつけ始めたものが大半ですが、どの野菜や果物も毎日の気候に驚いたりよろこんだりしながら天にむかって一生懸命伸びて行っています。そんな彼ら彼女らを見るとその生命の強さと神秘さにはただただ感心というかなんというか。。。朝にはゲストのみなさんも畑作業に参加できるプログラムもありますので、是非養生園にお越しの際は一緒に畑作業をしましょう!!日々生長を続ける野菜と果物と畑部より
2010/05/24
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はじめまして。外作業担当のQです。去年は木と人カフェのボランティアスタッフとして養生園にいましたが、今年からはスタッフとして養生園で働かせてもらうことになりました。カフェの近くの作業小屋にいることが多いので散歩の時やカフェに来た時に見かけたら話かけて下さい。今は森の中に道を作る作業をしています。毎日、木を切って、薪に使えそうな木は集めて、それ以外の木は燃やしたりとせっせと道を作っています。この道は完成したら木と人の近くの作業小屋の脇から川の近くへ降りていけるようになります。薪になった木々。切り倒された木々。作業はなかなかのハードワークですが、森の中での作業はとても気持ちがいいです。森の中の景色には人工的な物はほとんどなく、常に新しい面と古い面を同時に見せつける木と空と山と風と川の音とがあるだけなので、ふと作業中にまわりを眺めた時に、自分はいったい、いつの時代のどこにいるのか自分の記憶を疑う瞬間が何度もあります。その瞬間は不思議で心地よい気持ちでみたされます。最近の作業中にはカモシカがよく顔をだします。あまりにもよく現れるので木を切るなと何かメッセージを伝えに来ているのではないかと思ったり。。。しかし、道の作業は続いていくのです。この道は6月中には完成予定です。完成した道はきっと時間を忘れさせるような素晴らしい時を与えてくれるものになると思うので楽しみに待っていて下さい。what time is my heart now?
2010/05/24
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こんにちは、受付の春です。ぴかぴかのお日様の光が、透き通った空気を通って地面に届き、土をあたためて、芽たちが大きく育つ季節がやってきました。この季節、外に出れば毎日、あたらしい色、あたらしい香り、あたらしい光に出会えます。・・・ガーデンのハーブたちも、土があたたまってぐん、と成長してきました。さて今朝のはあ部の活動は、ラベンダーの剪定。床屋さんになったように、ちょきちょきと、混みすぎた枝を落として、すっきり散髪。あ~あ、身軽になった!そんなラベンダーたちの声が聴こえてきそうに、ガーデンはすっきり、さっぱりの様子です。落とした枝葉はラベンダー風呂に、ハーバルサウナに…紫と、くすんだ白緑を感じさせる、大人っぽくて奥ゆかしい、夢見るような香りを、ゲストの皆さんにお届けしてゆきますね。“スタッフかりんちゃんが見つけた、幸せの四つ葉のクローバー”
2010/05/23
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こんにちは、アロマとハーブのミワです。 みなさんのところはどんな様子ですか?ここ穂高はまるでパーティです。何のパーティかって、緑のパーティです。 柔らかな緑のグラデーションの中、山桜の花吹雪がひらひらと風に舞い、サーモンピンクのつつじのトンネルを抜けると、足元にはたくさんの草花が…。 タンポポ、ヒメジオン、カラスノエンドウ、ビオラ…。あるお花に気を取られていると、ある日突然一斉に違うお花が咲き、そうかと思えばむくむくと別のお花が頭をもたげてきて、あっちもこっちもアワワアワワとなってしまいます。 小さな可愛い子たちが、あちこちから「みてみて!」と袖を引っ張るようで、まるで幼稚園みたいです。 雨上がりの、しっとりと空気がまだ水滴を含んだような日なんかは、その小さな水滴に緑が反射してるんじゃないかじゃって思うほど、全てがが緑なんです。 緑が押し寄せてるとでも言うのか、本当に、水の中にいるみたい。プクプク泡を出して。 ハーブ園もとっても生き生き元気。 こんな季節は毎日うれしいニュースが起こります。 こちらはネモフィラ。昨年種を採ることもできずに終わってしまったのだけれど、いつの間にやらこぼれだねが育っていて、かわいい花を咲かせていました。全然気付かなかったよう。 「え~!スゴイスゴイ!」と喜んでいた私。そんな視界の隅に何やら気になるものがあったような…もう一度振り返ると、そこにはおととし咲いていたボリジが育っているじゃあないか!「え、え~~!」と二度びっくりです。産毛の生えたそのブルーの姿はとっても神秘的。 ナスタチウムも、遅ればせながら芽を出しました。昨年は種が完全にできる前に霜が降りて全部がしおれてしまったのです。その中からどうにか集めた種。発芽能力があるのかどうか半信半疑だっただけにとってもうれしい。 愛でたり心配したり、心を傾けたものがこうして時を経て答えてくれるのって、庭仕事の醍醐味ですよね。 さてさて、話は変わって、ハア部です。今年から結成されたこの部で、若輩ながら部長に就任いたしました。 このハア部、幽霊部員も入れると部員は総勢11名!(スタッフほとんどじゃあないかという突っ込みが聞こえてきそうですが…)この部活動がもう本当に楽しくって。 おしゃべりしながらガーデンの手入れをしたり、クラフトをしたり。ハーブティの試飲や、ハーブを使ったお菓子をみんなでつまんだり。みんなの熱意がすごいので、どんどんアイデアが生まれてきて、とっても熱気にあふれています。 もう一体こんな夢のような部活動をしている中高生が全国に何人いるというのか。ましてや30台。私も学生時代にハァ部なる部があったならば、青春時代ももっと違ったものになっていただろうに。 いや今が青春といってもいいくらいかな。なあんて。 今朝は雨の中、早朝クラフト会。カフェに集合して、昨年収穫したラベンダーのサシェ(香り袋)を作ります サトちゃんに絵を描いてもらった小さな布でラベンダーをくるんで、麻ひもできゅっと結びます。いろんな絵柄、いろんな結び方があって、選ぶのも楽しいと思います。 香りがしなくなったら、広げて小さな布を壁に飾っても素敵です。 養生園で販売しますので、みなさん楽しみにしていてくださいね。 ハア部の活動日はゲストの皆さんもぜひ参加していただいて構いませんので、お待ちしていますね!
2010/05/20
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こんにちは 里子です。 今年は森のキッチンと木と人カフェを担当しています。 どうぞよろしくお願いします。 今は芽吹きの時期。 先日ゲストのかたと行った原生林でのお散歩。 道すがらいろんな木々のつぼみが 何ともいえないくらいとてもかわいらしく、立ち止まっては眺めてを繰り返し、 ゆったりとしたお散歩になりました。 原生林では久しぶりの木登りをしてみたり、 大きな石の上でぼーっとしてみたり。 原生林を少し下ると、森の家があります。 森の家近辺では、山桜が散っていてるさまだったり、 私のすきな山吹が咲き誇っていたり、 今の時期が穂高の自然の中でいちばんすきかもしれません。 今の時期に発する自然の色がすきなのかも。 淡くて力を感じるんだけど和む色。 それから、野草がぴょこぴょこ顔を出していたりしています。 よもぎがたくさんたくさん生えていて、 たらの芽、わらびなどすぐ採れる環境でうれしたのしなのです。 先日もゲストのご夫婦と一緒にたらの芽を収穫しました。 というか、ほとんどゲストのかたに採って頂いたのですが... 見つけるのも喜びがありますよね。 そして、よもぎは今年も大活躍しています。 よもぎ粥、よもぎのロールケーキ、ひえのよもぎババロア 水羊羹よもぎソース、よもぎスコーン、よもぎクッキー、 よもぎベーグル。などなど作ってみました。 つくるのはやはり楽しくていきいきします。 そして今はまっていて、うれしたのしなこと。。。 落書きです。 よく晴れた日に木と人カフェの2階のデッキで描いてみたり。 木と人は、ほんとに心地良い場所で、いるだけで顔がほころんでしまう。 あたたかなところです。 のびのびできるので、落書きもはかどります。 みなさんものびのびしに来てみませんか~ お待ちしております。
2010/05/13
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こんにちは。森のキッチン&カフェ担当のシホです。今 どう感じていますか?こちらは暖かくなったかと思うと、またここ2日ほど冷え込んでいます。新緑と呼ぶにはまだ早いようなこの季節が好きです。山つつじの赤いつぼみはぷーっと膨らみ、椿の花、山吹は満開に、小さな緑の芽が地面にすーっと増えて、遠くの山を見ると、まだまだ背の高い山桜のぴんく色がちらほら山を彩り、よもぎ、やぶかんぞう、タラの芽やわらび、大地の恵みは香りや触感、食感を通じて私の五感を刺激してくれますなんだかわくわくするようなドキドキするような、切ないような五月晴れ、五月病、なんだか感情もムクムク、とうごめくような、、、そんな気がしませんか?こんな季節、新しいこととして今年から私は、‘はぁ部’に新入部員として入部しました!‘はぁ部’。部活なんていうと汗臭いスポコンを思うかもしれませんが、アロマ&ハーブ担当のみわちゃんを、部長として養生園ハーブガーデンの充実とその活用法を楽しく考えていこうという、かわいい女の子たちの部です。ハーブガーデンも随分にぎやかになってきました。プログラムとして、木と人カフェで、ハーブを使ったハンドバスやゴマージュといって、ハンドマッサージをしたりしていますが、これからもいろいろみんなで楽しいことを考えていきたいと思っています。木と人カフェのまわりにも可愛いハーブたちが成長してきました。
2010/05/13
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こんにちは、かりんです。今年も穂高に戻ってきました。もうすぐ5月になろうとしているのに、気温が上がらず、桜の開花も遅れている養生園付近。でも道を歩けば新芽のつくし、やぶかんぞう、こごみ。。野草が出てきています。冬休みの間、とってもおいしいお茶と出会いました。そのお茶の材料を見てみると、「ほうじ茶、どくだみ、すぎな、けつめいし」けつめいしは取れないけど、それ以外なら養生園で採れるものばかり!これから野草を摘んで、干して、お茶にして、ブレンド野草茶を作ってみようと思っています。こんなことができる自然の恵みに感謝!穂高は空気が本当においしい。実家が東京の私は、養生園に戻ってきたとき、空気がとても甘く感じました。空気がおいしいからか、お水がおいしいからか、以前から起こして作っていた天然酵母もとっても元気。その酵母を使って、先日行われたワークショップ「The Art of Movement withアダム・ベンジャミン」の最終日の朝食で、天然酵母のスコーンを出しました。旬のいちごを使って、手作りしたジャムと、豆腐クリームも添えて。酵母も生き物。おいしい水と空気と粉を食べて、どんどん大きくなる、ふくらむ。小さい小さい生き物だけれど、そのおかげでおいしいスコーンが焼けました。おかしやパンを作ることが大好きな私。酵母が元気なことが何よりうれしい。穂高の自然、大地、空気、ありがとう。かりん
2010/04/28
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こんにちは、スタッフのまきこです。皆さま、お元気ですか?こちらは寒さが行ったり来たりしていますが、桜がようやく見頃を迎え、ウグイスが鳴き始めたり、ハーブガーデンのハーブたちが新芽を伸ばし始めたり、たんぽぽが咲き始めたりと、一気に春爛漫とはならないだけに、ゆっくりと春めいていく小さな変化に嬉しさをおぼえます。畑に蒔いた葉物の種もかわいい芽を出し始めました。寒さに負けず芽を出した小さな種。生きようとする意思を感じずにはいられません。先週末、今年初めてのワークショップが開催されました。アダム・ベンジャミンさんによるムーブメントワークショップ「The Art of Movement」。会場は「木と人カフェ」の2階にある「木と人ホール」。木のフロアでワークショップを行うことがアダムさんの夢だったということでしたが、今回その夢が叶うことになりました。やわらかな曲線に温もりを感じる土壁やどっしりとした大きな木の梁、窓の外には森が広がり、渡り鳥が群をなして飛んで行く。そんな自然豊かな環境のなかで行われた今回のワークショップ。「本来ダンスとは自分がいる場所とつながるためのもの」というアダムさんの言葉が木とホールの環境と重なりとても印象的でした。自分の内と外に意識を置く。共に踊る人との心地好い距離や場所。それを視覚で捉えるのではなく、自分の身体、特に背中の感覚を使って捉えていく。その動く様が人それぞれに美しい!一人ひとりの美しさとグループ全体の動きの美しさ。見ているだけでもその即興の面白さを感じるのですが、実際に自分も加わりやってみると、普段使わない感覚が動き出す面白さを味わうことができました。参加者の皆さんがご自分の内と一瞬一瞬の対話をされているその表情が本当に美しかったのです!同じ動きが二度と生み出されない即興ダンスはとても面白いものでした。
2010/04/27
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はじめまして。今年から養生園のスタッフとして加わった、なつきです。みなさん、よろしくおねがいします。ちょうど一年前、初めて養生園へゲストとして来た時、養生園のお料理を頂き、ただただ、幸せを感じました。『手抜きのない丁寧さ、細やかな工夫、そして暖かい心』・・・毎日慌ただしく、都会生活の波にどうにかついていこうとしていた田舎者の私にとって、「はっ!」とさせられた瞬間でした。今まで見て見ぬふりをしてきたものに、向き合えるきっかけとなりました。そして、去年11月に再度養生園に来た時、音楽会でover the rainbowを歌い終わった、森キッチンスタッフのルミちゃんの言葉…「普段は、養生園でお料理を通して私たちの心を伝えていますが、今日は歌を通して、心を伝えたかったです」・・・矛盾した生活を無意識に肯定し、何かの仕事を通して自分の心を伝えるということを忘れていた自分に気づきました。そして今はまだ具体的には模索中ですが、養生園というステージで、これから少しずつ自分の心を伝えていける機会を頂けたことに、とても感謝しています。さて、いよいよ明日からは、木と人カフェのオープンです!『里』から、てくてく歩いて20分…ちょうど小腹がすいたころに、暖かい養生園特製ハーブティーとおいしいケーキと、ペチカや自然、人の温もりが待っています。カフェの辺りは冬の気配がまだ残りつつ、でも確実に春はやってきています。ほのかな春を感じに行きませんか?
2010/04/26
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お久しぶりです。4月に養生園始まって以来、初めての書き込みです。昨年とは違う心持でやって来た養生園。今年は里のキッチンのメイン担当もすることになりました。自分一人で作るのではなく、一緒に作ってくれるスタッフみんなとの料理はどんな感じになるのかなとわくわく、ドキドキしながらのスタートでした。やっぱり食べ物は旅の楽しみの重要ポイント!私も旅好き、郷土料理好きの食いしん坊なので自分が養生園に泊まるんだったら、どんなものが食べたいかな~なんて想像しながら献立も考えてます。その土地でとれる季節のものには代え難い美味しさがありますよね。養生園に泊まりに来られた方に、身体も心もいやしつつそんな土地ならではの食材をできるだけシンプルに味わっていただけたらいいなと思ってます。街ではできない野草や山菜のとりたてを料理できるのも料理人冥利につきるところ。手間暇はかかってもここにいてお料理できることのありがたさをひしひしと感じつつ楽しんでます。どこでも誰とでも、作る楽しさは一緒ですね。まだまだ未熟なところを反省しつつ、皆さんと一緒に成長していきたいと思います。よろしくお願いします!桂子
2010/04/24
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ごぶさたしてます、ノリコです。 冬休みが終わり養生園に戻ってきました。この空気、この景色、ただいま。春は芽吹きの季節。皆さんお変わりありませんか?体調をくずしやすかったり、お肌が荒れたり、すっきりしない心模様...私にもそんな芽吹きがちらちらきています。それは季節を感じて反応している証拠。ためてしまったモノを外に出そうとしているんです。そうするとなんだかおでこのニキビも愛嬌もの。いいぞ~身体!そこら中の土にも沢山の芽吹きがみられます。待ちわびた季節。いいぞ~緑!この冬にためた栄養でもりもり成長していきたいと思っています。いい季節がやってきました。今期もどうぞよろしくお願いします!
2010/04/20
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こんにちは、佳子です。養生園で迎えた春は、数日前には、まだ雪が降り冬のような寒さを感じましたよ。でも、そんな雪の日以外は、とても暖かく、春の日差しの暖かさを感じられます。キッチンでは、春の味覚をゲストにお出しして、スタッフもそれを味わえました。ふきのとう、つくし、よもぎ、かんぞう・・・。と、春ならではの緑の強いエネルギーと苦みが、何とも言えず美味しい・・・。身体に春の味を取り込む事で、身体の中からも春を感じられ、嬉しいです。冬の間、インドのヨーガアシュラムでヨーガ三昧の毎日を過ごし、やっぱりヨーガが大好きだなと実感してきました。養生園でゲストと共にするヨーガで、身体も心もリラックスして、ぽよ~んと力が抜けられる感覚を味わえるのは、とてもありがたいです。さて、この春、あなたはどんな事を身体や心で感じていますか?今年の養生園を味わいに、是非遊びにいらして下さいね。スタッフ一同、お待ちしています!!!
2010/04/20
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こんにちは~。ご無沙汰しておりました、すみです。今期もどうぞよろしくお願いします。毎年4月の頭に最後の寒波が来て雪を降らせ、その後はどんどん春の陽気になってゆくのに、今年はびっくり!4月も半ばを過ぎたこの時期、しんしんと降り続く雪は木々に積もり、見上げた夜空はアートな世界・・・。 朝、目覚めると辺りは真っ白。寒いけど美しい雪景色・・・。ゆるやかにスタートした今年の養生園。館内もちょっと手入れをして明るくすっきり過ごしやすくなっています。キッチンからは今年も笑顔で、心も身体も喜ぶ、そしてホッとするお料理を皆様にお届けしたいと思います。桜粥。発芽玄米をマスタークックという土鍋でことこと2時間半炊いて、ふっくらやわらかいお粥の出来上がり。トッピングは八重桜の塩漬けと、お庭ににょきにょき生えている土筆を摘んできて、油で揚げた後お醤油をまぶしたもの・・・(土筆や春の山菜はアクが強い。簡単なアク抜き法は揚げること。だから山菜の天ぷらって理にかなっている。そして美味しい!)越冬し春になって伸びてきた畑の元気なアサツキたちを芝生に見立て、麻の実ナッツも添えて・・・絵画風の盛り付けにしてみました。菜花と春キャベツと人参の白和え。春の恵みがいっぱい。里芋・長葱の煮物、エリンギ茸のオーブン焼きと小松菜を添えて・・・。さつま芋と新玉ねぎとふのりのお味噌汁。そして、長野名物おやき。中身はひじきの五目煮です。過日は春キャベツを使って発芽玄米のミルフィーユを作ってみました。下からキャベツ、玄米、ゴマ味噌ソース、人参、高野豆腐、焼き海苔、ソース、玄米、キャベツの順に重ねて。左奥は聖護院大根のもちきび和え。この大根は森のキッチンスタッフるみちゃんのお父さんが育てて下さったものです。こちらはコンニャクステーキとさつま芋の茶巾絞り、黒胡麻豆腐の三種盛り。胡麻豆腐の下には只今全盛期のヤブカンゾウをひきました。奥は大根、えのき、油揚げの煮物。冬越しした畑のたくましいほうれん草たちを上に盛って。こちらは田楽。2年ぶりに生麩を作ってみました。よもぎ粉を入れて・・・。まだ野の蓬たちは小さい子なのですが、もう少ししたら摘みにいけそうです。生麩はもちもちしてとても美味しい! 私はもちもち系が大好きです。他のお品は白インゲンの煮物と揚げごぼうの南蛮漬け。畑の野菜は種蒔きしたところでまだあまり出番はないけれど、(今年ももちろん畑部です。農業に詳しいまきちゃんが今春から養生園スタッフとして来てくれたので、とても頼もしい!皆さんも畑に興味のある方は名のり出て下さい!一緒に畑作業しましょう。)ぽかぽか春の養生園のごはんを食べにいらして下さいね。ところで、冬の間、久しぶりに会った親戚のおじさんとの会話で・・・「すみちゃんは温泉宿で働いているんか?」「う~ん、まぁそうなんだけど、普通の温泉旅館とかではない。」「どんな宿?」「心とからだを癒す宿!」と答えた私。『癒す』ということ。『癒される』ということ。皆さんはどんなふうにとらえていますか?色々なタイプの人がいるから、『癒され方』や『その感じ方』も様々でしょう。皆さんはどんな時、自分は『癒されてるな~』と感じますか?その時の気分はどんな感じですか?よかったら教えてください・・・。
2010/04/17
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今朝、起きてみると窓の外は真っ白な雪景色。春のにおいがたちこめていたハーブガーデンは雪におおわれて、新しい芽を出し始めた子供たちは、寒さに凍えていました。寒さに負けない強い子に育ってほしい。試練や壁を、自分の力で乗り越えてきた人ほど、強くて美しい。ハーブや花、野菜たちにも同じことが起きている。そう感じた朝。雪をみて、はっとしたのもつかの間。私は、みんなの朝ごはんのパンを焼くために、キッチンへ。そこには、同じことを考えていた、かりんちゃんの姿が。わたしは、レーズンとピーカンナッツのプチパン、彼女は天然酵母の香ばしい全粒粉のスコーン、そして、米粉とココナッツのサクサククッキー、キッチンに、香ばしい幸せの香りがたちこめる。そして、その香りはみんなのもとへ、おはよう!を伝えてくれる。今週の初め、レアな私の散歩担当の日は、あいにくの雨。ゲストの顔ぶれを思い浮かべて、どんな散歩コースにしよう?どんな楽しいことをしよう?などと想像していたけれど、、、雨は私のことを試した。散歩以外で、彼女たちのために何ができるのか?そこで私は、キトヒトでラヴェンダーのハーブバスをすることに。ハーブ担当のみわちゃんがやっている姿を目にはしていたけれど、まさか、自分ひとりでやることになるとは。けれど、不思議なことに、そこには一寸の不安もない。私には、何かそういう底力のようなものが備わっていて、ここぞ!という時にその力は発揮される。みんなもそういう経験、ある、でしょ??雨の音が静かに響くキトヒト。私たちのハーブガーデンからきたラベンダーの花に、お湯を注ぐと、その空間は雨の音と調和して、こころを静めるやさしい香りに包まれる。そして、ゆるやかな呼吸へと導いてくれる。香りを感じたら、両手をゆっくりとラベンダーの渦の中へ沈めてみる。指先からじんわりと、身体が暖まってくる。胸のあたりまで、ゆるんできたところで。。。ペチカに座り、ハーブティーを飲みながらフットバス。ラベンダーの花の浸出液は、敏感肌や荒れ性の人の味方。皮膚細胞の再生を早め、にきびの殺菌作用もある。触ってみると、肌はつるつる、しっとり。レモングラスとタイム、オレンジピールのティー。伊予柑で作った自家製ピールの香りが、爽やかなハーブにぴったり。春に出てきやすい、鼻やのどのトラブルにも効果的!ラベンダーの魔法。その香りの魔法は、キトヒトをあとにしてからも、その日、一日が終わってみても、そして今でも。。。ずっと続いている。生命、いのちあるものには、そういう力が備わっている。ひとりひとりが、相手のためにかける魔法の力も、きっと持っている。新月の夜に。るみより
2010/04/15
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春がやってくる水仙が春を感じさせる野草の苦味で目がさめる日に日に暗くなるのがおそくなる夜の星がいっそう輝きを増し月の出番は少し少なくなる私は都会の人間です。生まれたのも、育ったのも一応東京。だから冬の休みに帰るのは都会です。都会から穂高へ戻ってくるとピーンと澄んだ空気に緊張します。素直で素朴だから。そんな場所へ都会から来る皆さん。皆さんはいかがでしょう?そんな緊張を感じることってありますか?でも、これは悪い緊張ではないんですよね。都会では感じることの出来ない緊張感ですから。そう思いませんか?春のとびっきりの緊張感を感じにいらっしゃいません? みれい
2010/04/12
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みなさんこんにちは!アロマとハーブ担当のミワです。 4ヵ月御無沙汰していました。 私はこの冬の間、奄美の近くの喜界島という小さな島の病院で、ナースとして働いてきました。 人間らしいペースで自然の中でシンプルな暮らしをしてる島の人たちや、その体や、それを支える医療はどうなっているのだろう…。 そんなことも知りたかったし、でも単純に、暖かい南の島に行きたかったりして…。 そんな私の話はさておいて(聞きたい方は是非養生園に来た時に声をかけてくださいね。) 今回は有機農家の宮田さんの話です。 養生園では、お米の一部を宮田さんという、近くの有機農家さんから購入させていただいています。 宮田さんは10年ほど前から完全有機でお米を作られています。地元の勉強会で、熱心に質問されていた姿を当園のスタッフが見て、お声を掛けさせていただいてからのおつきあいです。 県外の研究センターなどへも足を運ばれておられたり、大変熱意のあるお方なのです。 このたび、先のブログでも自己紹介しておりました、畑部新部長マキちゃんの手引きで、苗床温床や、ぼかし肥を作ったりすることになりました。 その材料をいただきに初めて宮田さんのところを訪ねて行きました。 宮田さんのお家は松川村の、白馬から有明山までを見渡せる、雄大としか言いようのない景色の場所にあり、古い古い農家は土蔵もあり、思わずマキちゃんと「ステキステキ!」と連発してしまいました。 わらを沢山 こちらは宮田さんがもう作ったぼかし肥。まだほんのりあたたかい。 倉庫の中には面白い機械が沢山。こちらは今ひそかに話題の(?)チェーン除草の装置。チェーンを引きずりながら走ることでj除草を行う機械です。 私たちは、「無農薬リンゴの木村さんの本に書かれていたやつだ!」と大興奮!宮田さんは、そこにさらに羽根やクシを取り付けて、機械を改良されていました。 こんなふうに、工夫した機械や、肥料を説明して下さる姿はまるで少年そのもの。そのわくわく感が伝わってきて、とってもいい気持ちで宮田さんのお家を後にしました。
2010/04/11
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皆さま、はじめまして。4月から養生園のスタッフに新たに加わりました畑&キッチン担当のまきこです。2年間過ごした栃木・那須を後にし、ご縁あって養生園にやってきました。「生きること」や「本当の豊かさ」について思いを巡らせる途上で、農に出会い、食や心の平和とつながり、養生園に導かれました。養生園に滞在されるゲストの方々にお召し上がりいただく身体と心を滋養で満たす真心のこもった美しいお料理。そんな素敵なお料理になる自然味たっぷりの野菜が健やかに育つように心を込めてお世話をしたいと思っています。朝から畑にいられたら幸せな私ですが、キッチンも大好きです。畑もキッチンも必要不可欠なものは愛。「いつも心に愛を」そんな気持ちで養生園での暮らしを送りたいです。皆さま、よろしくお願いします。養生園でお会いできる日を楽しみにしています。
2010/04/07
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こんにちは。ルミです。待ちに待った養生園のスタート!私はこの冬、かねてから思い描いていた南フランスからコルシカ島への旅へ。逢いたい人との再会、そしてプロヴァンスとコルシカの大地から生まれた食を感じる旅。旅に出て、今までに知り得なかった自分と出会い、これからのビジョンを描いてきました。今のわたし、これからの私なら、きっとできる!という思いと、実現へ向けての心の準備、覚悟ができたのです。行きたい!と強く思う場所には理由がある。そこには、自分のルーツになるような何かがあったり、なにかしら行く必要があって引き寄せられるか。。。フランスにはそれがあったのです!今、思えばここ養生園の森もそうだったな。この旅のお話はまた後日。お楽しみに。今、キトヒトカフェでは、Welcome養生園!の気持ちを込めて、ウェルカムドリンクに、ころんとかわいいクッキーを添えてお迎えしています。春の森は、まだ雪溶けしたばかりですが、あちらこちらに春のにおいを感じます。里から森へと、お散歩しながら歩いてくると、ほら、足もとには春の訪れを告げる小さな可愛らしい花たちが。耳をすませば、小鳥のさえずりと川のせせらぎ。生まれたばかりの、いたずらちびっこお猿も、木の上からごあいさつ。私にいたずら、しないでね。そんな時は、少し早歩きになってしまうかも。さあ、今日のスイーツはなんだろう。。。今日のキトヒトスイーツは、イチジクとくるみのパウンドケーキ。コルシカ島で手に入れた栗の粉で焼き上げた、風味豊かなちょっとオトナのケーキ。栗の粉の甘い香りといちじくのビターな感じがよくあうのです。少し寒さの残る春、この季節にぴったり。ハーブティーは、レモングラスとタイムのティーリース。昨シーズンの養生園ハーブガーデンで収穫されたもので、ハーブ担当のみわちゃんが作ってくれました。すっきりとしたレモングラスとタイムの香りが心をおだやかにしてくれます。ティーポットの中で、リースがゆらめく感じが、きれい。あたたかい飲み物には、オートミールとレーズン、キャロブのサクサクころん!なかわいいクッキー。こちらは、スイーツ作りがとっても上手なしほちゃんが作ってくれました。しほちゃんが作るスイーツは、ほっと心をゆるやか~にしてくれる。まるで、しほちゃんそのもの!スイーツは、その人のこころが表現されるもの。みんなが幸せな気持ちになる、そんなお菓子を届けたい。みんな思い思いにくつろぎ、お話しているのを見ていると、会話って、単なる伝達としてのコミュニケーションではなくて、お互いの心をシェアしあうものなんだ、ということに気づく。この場所は、人を羽が生えたかのように自由で素直なこころへと解き放ってくれる、そんな力をもっているみたいだ。カフェだけど、カフェじゃない。自分の思い描くように、自由に過ごせる場所。時間も忘れて、なにをしたっていい。ひなたぼっこしながらデッキでお昼寝しても、2階のだだっ広ーいホールで大声で歌っても、好きなよ~うに好きなだけ絵を書いたり、お手紙を綴っても。それはあなたの自由。そこには、幸せなおいしい、も待ってる。
2010/04/04
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こんにちは、受付の春です。今日から、開園いたしました!穂高も昨日からあたたかくなり、今日は雨でも、春の空気。一週間前に、こんな景色だったのがうそのよう。↓凍えるほど寒かった…24日にスタッフが養生園に集合してから、毎日あちこち洗ったり、磨いたり、お日様に当てたり…くるくる動いて、今日の昼、ゲストをお迎えするワクワクと嬉しさに満ちた、スタートを迎えることができました。3ヶ月以上の長い冬休みの間、スタッフも様々な時間を過ごしたようです。 インドのアシュラムに行った人 コミュニティを訪れた人 離島ナースで3ヶ月南の島の病院で働いた人 家族の看病で大事な時間を過ごした人 長く夢みていたフランスに行った人 …みんな、てんでばらばらの冬休みを経て、また穂高に集合、また今日からここで持ち場につきます。さてさて冬のお休みの間、里の家もすこしモデルチェンジしました。壁がいたんできたところを、珪藻土で塗りなおし。2回の和室の壁も、すっきりきれいになりました。たたみに座って肩の高さまでは、板を張ってあるので、壁にもたれてぼんやりできるつくり。廊下にあった大きな本棚も、少し本を整理して、ただいま一時的に正面玄関に本のスペースを用意しています。本棚があった1階もすっきり。その他お部屋の照明も一部変えたり、また、去年とは違ったいごこちの良いスペースに今年も進化していきます。美味しいごはんと、人の笑顔はそのままに…皆さんにお会いできるのを 楽しみにお待ちしています!
2010/04/01
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今年は、雪が多く、永くて厳しい冬でした。1-2月、毎日変わらない外の雪景色を見ていると、このまま変わらず、ずーっと冬が続くかのように思えてしまう程です。でも、3月に入ると、時々雪が雨に変わり始めると、木々も土も人も、生気を取り戻し始めます。先日、久しぶりに晴れたので、まだ、雪の残っている道を、森カフェに歩いて行きました。森カフェのデッキに座っていると、谷の方から爽やかな風が吹いてきてとても気持ちが良かったのです。どう表現すればいいんだろう。小鳥達の鳴き声、土や木々の香り、嗅覚、聴覚、触覚を通して春がきたよと伝えてくれる薫りです。全身を満たし、身体の中に入り、全身の細胞を生気で満たしてくれます。一瞬にして、あの永い冬の厳しさも、吹っ飛んでしまいそうです。春は本当に、いいですね。ぜひ、この早春の薫りを味わってみてください。福田 俊作
2010/03/17
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3月6日にキャンサーサポートプログラムのウォーキングイベントが彦根で行われました。自宅で運動療法(インターバル速歩)を続けている参加者の皆さん。集まって一緒に歩くことで、励ましあいながら速歩を続けて頂こう、そしてがんに詳しい医療者の講演を聞きに病院を訪ねようというイベント、第二回目です。今回の速歩の舞台は、歴史の色濃い、緑溢れる彦根城。広い敷地内には公園や大名庭園などがゆったりと点在し、道幅も広く、歩くにはぴったりの場所です。生い茂る木々や、苔むした石垣を眺めながら歩いたら、さぞ気持ちよいだろう・・・!下見の段階からわくわくしていたのですが…当日はあいにくの雨。小雨の降る中、傘やレインウェアの助けを借りて、30分ほど歩きました。皆さん、速歩のスピードが速い!そして息もきれていない!普段から、速歩が生活の一部になっている何よりの証、プログラムスタート時に比べ、皆さん格段に体力が向上している様子です。速歩の後は、市内のレストランで野菜中心のごはんをいただき、講演の会場となる彦根市立病院へ。今回は、「安らぎ」と「希望」をテーマとして、治療的代替医療を取り入れながら緩和ケアに取り組んでいる彦根市立病院の黒丸尊治先生に“心の治癒力を引き出す”というテーマでお話を伺いました。緩和ケア科では、患者さん本人の思いに沿う形で、希望を持ちながら支えるそのための一つの手だてとして、代替療法を使用しているそうです。具体的には、アロマセラピー、リフレクソロジー、タッピングタッチ、ヒーリングタッチ(手当て)、音楽療法、アニマルセラピー、カラーセラピーなど。セラピストは各地からボランティアで来てくれる方たち。月平均にして100人程度の患者さんが、これらのセラピーを受けているとのこと。患者本人の希望があれば、その他さまざまな治療的な代替療法-丸山ワクチン、サプリメント、玄米菜食、びわの葉温灸、ホメオパシー、ビタミンC大量療法、リンパ球療法、WT1ワクチン、温熱療法、サイモントン療法、イメージ療法など-も行うそうです。黒丸先生は、緩和ケア科で診療を行う中で、170人に1人くらいの割合で末期で治療行為を行っていないにもかかわらず、がんが全く進行しなかったり、腫瘍マーカーの値が大幅に下がったというケースがあることに着目。そういった“奇跡的”とも言えるケースで、大きな役割を果たしているのでは?と注目したのが、ポジティブ思考、明るい気持ち、といった「心の治癒力」だったそうです。「とはいえ、ポジティブな気持ちや明るさを持てばいい、というほど単純ではありません」と黒丸先生。「ポジティブさや明るさは、『無理なくそういう状態になっているのであれば』良いものです。ただ自分ががんになった状況で、明るい気持ちががんにはいいから、前向きにならなくては…と頑張ってしまうと、逆にそれがストレスになることも。」では、どうすれば良いのでしょうか?「明るい気持ち、前向きな気持ち、というものは、なろうと思ってなれるものじゃない。無理してなろうとするのではなく、おのずとそういうような気持ちになるような“きっかけ”を探した方がいいと思います。」「きっかけにも色々あって、身近なのは“人とのつながり”。家族や友人、主治医、そういう周りの人達のひとことで、嬉しくなったり前向きになったり、心の状態はがらっと変わります。例えば患者会などで、元気になっている人達に会い、やっぱり治るんだな、治るかもしれないな、ああ、がんって治るんだ、という実感を持ったりする、というのも心の治癒力がONになるきっかけになる。また、グループのかかわりも非常に大切で、同じ目標を持つ仲間の雰囲気、これは大事です。グループなしで、1人でこの“頑張ろう”という感覚、気持ちを出そうとしても難しいでしょう?」まさに、キャンサーサポートプログラムのためにあるような言葉!「頑張らねばならない=ストレスモード。“きっかけ見つけるぞ!”と頑張るより、自分自身の心に気持ちを向けて、日々の生活の中で、たくさんころがっている幸せ・・・あの人と話していると何か元気が出る、とか、気分のよさ、生き生き感を感じたときはどんなときかな~、と思ってみるといいかもしれません。」今の自分の状態や思いはOKなんだ、と思えれば楽になる、ほっとする。そのこと自体が前向きなこと、と黒丸先生。「今のままでいい、と思うことで肩の力が抜ける。そうすると一歩踏み出すことができる。いきなり完璧を目指そうとしても、大変すぎて、結局いつまでたっても変わらない。できることをほんの少しだけやる、それが大原則です。玄米菜食はいいから、よし、いきなり完全にやろうと思っても難しくてどこかで無理が来て挫折したりする。ならば30日のうち1日だけ玄米菜食にしてみよう。傍から見れば、1日くらいじゃ玄米菜食とは言わない!と思われるかもしれないけれど、それでいいんです。1つでもいい、1つ出来ると2つ出来そうになる。2つ出来ると3つも出来たりする…一番大事なのは、いかに最初のリミッターを外すか。これぐらいなら出来るかな、というような思いを持てるきっかけづくり、これが大きなポイント。大きく変わろうと思わずに、まずは「変わらなくてもいいんだ」というところからスタートしてもらってもいいと思います。」キャンサーサポートプログラムでも、速歩ができない日が何日かあると、自分を責めてしまって・・・という声が、あったりするのですが、“頑張らない”“まあ、いいか” というゆるやかさで、自分が心地良くなれる、自然と明るい気持ちにさせてくれる“きっかけ”の力を借りる、それが、抽象的にも具体的にも、歩き続ける秘訣にもなるのかもしれません。キャンサーサポートプログラムも、これから後半戦。歩調は速くとも、気持ちはゆったりと、自分の気持ちよさを大切にしながら歩いていきましょう!
2010/03/13
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スタッフの春です。おひさしぶりです!昨年9月からスタートした、養生園のキャンサーサポートプログラム。参加者の皆さんは自宅でウォーキングを続けているわけですが、寒くて歩きづらい冬こそ、皆で元気をもらいあって、励ましあって速歩を続けよう!ということで、1月30日に埼玉県川越市で「ウォーキングイベント」を行ってきました。参加したのは、キャンサーサポートプログラムに参加中の方10名にそのご家族・友人の計13名。今回のイベントのプログラムの目玉は二つ。「速歩」。そして、ホリスティック医学を実践している帯津三敬病院で、帯津良一先生の講演を伺うこと。まずは川越大師「喜多院」の境内でウォーキング、ぽかぽか陽のふりそそぐお天気のなか、皆さんコートを脱ぎすて、早速速歩。寒い時期でも倦まずたゆまず、速歩を続けて来た仲間同士歩きっぷりを見られる絶好のチャンス!冬といっても、速歩を3分もするとぽかぽかと体全体が暖かくなって気分もハイになってきます。速歩の後は、近くのお蕎麦やさんでお昼ごはん。体を動かした後のこのごはんの美味しさは、速歩をやる楽しみのひとつでもあります。昼食後は車で帯津三敬病院に移動。会議室で、スタッフかりんちゃんが焼いてくれたスイーツ(かぼちゃとさつまいものココナツケーキ・ノンオイル)をいただきつつ、近況報告。「毎朝、朝日がのぼる時に歩くのがすごく気持ちがいい速歩で体力もついてきたので次はマラソンに挑戦します」というKさん。「メタボの愛犬と一緒に速歩をしていたら、犬がちゃんと祝福音の音を覚えてくれて、一緒に速歩をしています」というWさん。「ちょっと頑張りすぎの自分に気づいたので、少しゆっくりしてもいいかな」と心境の変化を報告してくれたYさん、前回お会いしたときは、職場復帰をしたら速歩を続けられるか不安です…と仰っていたTさんは、「復帰後もちゃんと速歩の時間をとっていて、それができているのがとても気持ちがいいんです」と笑顔。抗がん剤治療中の方も、治療はひと段落の方も、その人その人の暮らしの中にその人らしい「速歩」がしっかりと根づいている様子が伺えました。その後、帯津三敬病院を見学し、帯津先生のお話を伺いました。帯津先生が繰り返し仰っていたのは、病気に相対するときには、「戦略」を立てることがとても大事、ということ。多岐にわたる要素を鑑みてまずは全体的な方針を決める。そして決めたら、決めたことにはあれこれと迷わないで、自分の選択に信念を持ってやった方がいい。ただ、(独走するのではなく)折々にチェックをすることは必要ですよ、というお話でした。帯津先生は、まず入院した患者さんと「戦略会議」を行うそう。病状やその人本人の治療に対するポリシーなど総合的に考えて治療方針をたてるそうです。その他「いわゆる余命宣告は当たらないことが多いから、気にしないほうがいい」「ホメオパシーは、万能の特効薬ではないけれども、戦略的に考えると治療の一環として様々な場面で有用である。(服用するレメディ(砂糖粒)は舌下に含むだけでよいので食事が取れなくても服用できる、精神的な不安にも有効な場合がある、など)」「気功の功法(種類)に優劣無し。自分が好きだと思ったものをやればいいんです。命のエネルギーを一日ごとに上げていくことをちゃんとやっていれば、気功自体は週に1回やるだけでも上手になります」など、様々なお話を聞かせて下さいました。帯津先生は、講演中は、終始薄着で裸足のまま!さすが気功を続けていらっしゃるパワーです…。講演の後は気功も体験。力を抜いて、リラックスし、呼吸と自分のからだを感じ、“気”の流れにからだを任せていると、時間が消えるような感覚が。フワっと疲れがとれて、気持ちのよいひとときでした。盛りだくさんのプログラムでしたが、同じ目的を持つメンバーが集まって一緒に過ごして…上向きのとっても良いパワーが満ちた一日でした。最後に、参加者の方から頂いた感想を。「行ってよかったな・・・と思えるイベントでした。ありがとうございました。帯津先生の時空(帯津生独自の呼吸法)や、がんの治療の話もとてもよかったです。治療がひと段落している私ですが、皆さんの話はとても人ごととは思えず悩んだり迷ったり、まさに再発したときの自分が悩み苦しんで経験してきたことだな…と思いました。これだ!!と、一旦は決めた治療でも、本当にこの選択でいいのか常に揺れてしまいます。思うような結果や効果が現れないとなおさらです。私も食事に気をつけて(脱線も多いですが)運動しているのに貧血や、高血圧が思うようによくならなくて、ちょっとイライラしていました。でも、何かやっていれば、きっと今は、目に見えないけれど冬の桜の木のように枯れているようにみえて、春に咲く花のために準備をしているのだ。と、思い直して今日もいつもの桜並木を歩きました。速歩と食事(あまり神経質にならずに体の声を聞きながら)でしばらく、楽しくやってみようと思います。そんなことを信じて今は枯れ木の桜並木を歩いています。」春を待つ心で、プログラムは続いていきます…
2010/02/04
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ヨーガ担当のとしです。今年も 今日の遊歩のコウカウンセリングを最後に養生園が冬の冬季閉園の時期に入りました。そして、僕の養生園生活も終わりを迎えることになりました。今回、最後、終わるにあたって 遊歩のワークに参加させてもらいました。僕は5年前、養生園に初めてやってきた年に参加させてもらって以来、2度目の参加でした。5年前に受けた時は 自分では全然気づいていなかった 奥深くに潜んでいた過去の傷と 深い想いが突然表に出てきて、、人生でこんなに泣いたことは無いっていうぐらい3日間涙を流し続けました。 それは僕にとても深い気づきを起こし、その後の僕の人生にとって 大きな宝物を与えてくれました。そして今回、5年経ってコウカウンセリング受けることによって何が出てくるんだろうという 恐れ? 期待? に胸を膨らませながら、2度目の参加となりました。コウカウンセリング・・・一方的にカウンセラーや、クライアントになるのではなく、お互いが、お互いのカウンセラーとなり クライアントとなり、お互いに聞きあい 話し合う。対等な立場で話し、聞き、抑圧され 隠されてきた傷という形の感情に耳を傾け、 泣いて 笑って 震えて あくびもして 解き放つ・・・ 本当の意味での聞くということを学ぶワークショップ。2泊3日のワークショップでみんなの顔がみるみる明るく 晴れやかになっていき、 美しく輝きだします。 僕も この5年間養生園にいて、随分多くの愛と癒しを受けてきたので、正直もう何も出てくるものは無いんじゃないかなと 内心ちょっぴりたかをくくってたんだけど、やっぱり、隠れてましたね、 悲しみをたっぷり含んだ心が。結局今回も たくさん 涙を流させてもらいました。気持よく すっきりと。ほんと、たまっていた涙を流す、 それも人前で 堂々と流すことで、 自分でも言葉にならないようなもやもやがフワァーっと晴れていくんですよね。 涙する って、普通は抑圧されていて、 特に男の人が 人前で それも大勢の前で涙するってのは すごい抑圧があって なかなか安全に泣けるところなんてないんだけど、このワークに参加しちゃうと、 出ちゃうんですよね、 自然な涙が、抵抗もなくさらさらと。 てなわけで、 今回もたくさん涙させてもらいました。そして たくさん愛情表現も 臆することなくさせてもらいました。たくさん 人の愛情を感じて たくさん自分の愛情も出すことができました。養生園を離れる一番最後に参加させてもらったこのワークで ほんとにたくさんのギフトをもらった気がします。人の本質に立って その人の心の声にじぃっと耳を傾けていると、みんな例外なく すばらしく、美しく、愛に溢れているんだっていうところに たどり着く。 頭で、この人もきっといい人なんだと 無理やりに肯定するのではなく、 それが自然と伝わって、見えてくる。そんな目と耳を 今回のワークを通して開くこと を教えてもらったような気がします。遊歩、 みんな、ほうんとうにありがとう。これから、僕は新しい場所に行って、新しいことを始めていくわけだけれど、この新しい目と耳を持っていれば、どこにいってもやっていくことができるんじゃないか 、 そんな気がしました。僕は新天地として京都という場所をえらび、新しい仕事として庭師という仕事を選びました。 そんな新しい世界の中で、この目と耳と心が何をとらえて行くのか ほんとうに楽しみです。養生園を離れるのは 正直ちょっと寂しいけど、これでお別れとは思ってないので、 気分は晴れやかです。この5年間で、ほんとうにたくさんの人に出会い、たくさんの世界に触れ、かけがえのない貴重な経験をさせてもらいました。ここで過ごした5年間は僕の 何よりも大切な宝物です。今まで、 ほんとうにありがとうございました。また みなさんともどこかでお会いできるのを楽しみにしています。この世界のいつか どこかで。ありがとうございましたとし
2009/12/07
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みなさん、こんにちは。お元気ですか?かなり久々登場のすみです。ご無沙汰しておりました。養生園もまもなく閉園。一日は盛りだくさんなのに、月日の流れはあっという間。この8ヶ月を振り返る時期となってしまいました。スタッフ4年目の今年は新しい取り組みが3つありました。1つは夜のプログラムとしてトータル5回、ピアノ演奏会をして、音楽を通して皆さんと心のつながりを持てたこと。(嬉しかったです。心地良くて喜びに満ちた時間でした・・・。)1つは9月にオープンした木と人カフェのランプシェード作りをツルから採取して3つ編んだこと。(ものづくりの楽しさを味わえました。)そしてもう1つは畑部に入り野菜を作ったこと。畑作業はほとんど初めてだった私ですが、仲間と協力し、毎週ミーティングをして、作づけ計画して、耕し種を蒔き、水やり、たまに草抜き。みんなで畑を見ている、みんなで育てている・・・というのがよかったです。早朝は多数のゲストの方にお手伝いして頂きありがとうございました。朝日を浴びながら土を触ることは何とも清々しい気分で、野菜たちに語りかけるのも穏やかな良い時間でした。(来年も早朝畑作業する予定。皆さんふるってご参加下さい!!)反対に今の時期は寒くて、朝の畑は手もかじかむし、冷えるしで、あまり足が向かなかったり…(笑;)すくすく順調に育ってめでたく収穫→キッチンで調理→ゲストの方にお出しできる子たちもいれば、虫にやられたり、生育が悪かったり、枯れたりする子もいました。春蒔きは元気に育った青菜も、初夏蒔きは虫に喰われてダメだったり・・・。元気に育って明日収穫を!と思っていた矢先、サルが喰い散らかしていてショックを受けたり、憤りを感じたり。(ほんとサル対策には頭をかかえています・・・。)そんなこんな色々ありましたが・・・ 冬の訪れ間近の畑。水菜、レタス、小松菜とほうれん草の赤ちゃん。抜きたての紅芯大根。(カブのように見えるけれど、切ると中は鮮やかなピンク。のちほどお料理の写真に登場。)巻かなかったけど薔薇の花のような形が綺麗で、野性的な葉はちょっとトゲトゲしているけどゆがくととっても甘い白菜。・・・などなど、葉野菜たちが寒い中でも何とか可愛い葉をつけて頑張っています。それでは、畑の野菜を使った養生園ごはんを紹介します!『大根もちきびサンドの天ぷらと、にんじん葉の天ぷら』クリスマスツリーみたいに見えませんか?(^^)奥は畑の白菜とえのきと里芋の煮物。水菜を使ったサラダも。『朴葉焼き』有明山神社近くで拾ってきた朴葉に味噌をぬり、豆腐やエノキ、里芋などを置いて、葉を半分に折りオーブンで焼くと、ほんのり朴葉のいい香り・・・。青菜が畑の小松菜です。美しく紅葉した葉っぱの上には長野の郷土料理、みんな大好きなおやき。見えないけれど、中身は紅芯大根と葉の醤油炒め。一物全体です。かぼちゃと玉葱の煮物には白菜を。白味噌仕立てのお味噌汁にはアサツキを。こちらが『紅芯大根とほうれん草の間引き菜のサラダ』すりおろし林檎をかけて。ワカメとカブも入っています。梅酢とお塩のシンプルなお味付け。畑の採りたて野菜はそれだけで充分おいしいから。最近はお野菜を使ったケーキ作りを楽しんでいます。(^^)畑の大根葉を使った『煮りんご入り大根葉のパウンドケーキ 玄米ポンセンクリーム添え』【作り方】・4つ割りにしたりんごに梅酢をくぐらせ、少しの水を厚手鍋もしくは土鍋に入れて火にかけ、煮りんごを作る。(作りおきしておいたら便利)・大根葉をゆがき、フードプロセッサーにかけてピューレにする。・小麦粉(米粉・玄米粉など他の粉を混ぜてもOK)1.5cup、甜菜糖1/4cup強、 アルミを含まないベーキングパウダー小さじ2、塩ひとつまみ、を合わせてふるい、 油40cc、大根葉ピューレ120~150cc(なければ豆乳を足して調整)を入れて混ぜる。・パウンド型に油を塗り、生地を入れ、真ん中に煮りんごを埋めこむ。・180℃のオーブンで35分焼く。こちらはブロッコリーの茎を使ったケーキ。ブロッコリーの味はあまりしないけれど、ピューレにするとふわふわで、淡~いグリーンのケーキがしっとりと優しい食感です。それにアプリコット豆腐クリームをサンド。甘酸っぱさが口の中にふわ~っと広がります。お米や野菜、海藻やお豆などの天と大地の恵みを受け取り、スタッフのみんなで作り上げるお料理は、やっぱり幸せを運ぶ・・・と思います。作る人がいて、食べてくれる人がいて。造る人がいて、使ってくれる人がいて。表現する人がいて、それを感じとってくれる人がいて。提供する人、受け取る人。時によりどちら側に立つこともできる。癒し癒されて。刺激しあって。時にぶつかって。喜び、そして悲しみやつらさを共感しあって。そのすべてが一期一会で。人ってやっぱり人の中にいるから生きていられるのでしょうね・・・。自然とともに生きる。(生き方、関わり方は色々な形がありますね。)自然のリズムにそって生きる。そして人とのコミュニケーションも大切にしたい。今年初めて知り合えたあなたに感謝。今は遠く離れていても、ともに時間を過ごしたあなたに感謝。今一緒にいるあなたに感謝。これから出会うあなたに感謝。笑顔でまたお会いできますように。
2009/11/29
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