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2018.01.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは東大寺公園迄出て、島本高校を経由、マンボウを抜けて帰宅した。
先週からずっと寒波が襲来、今日も寒かった。冬寒いと心まで凍りそうだ。
姫夫婦は、三保の松原に出掛けているようだ。護岸工事中のクレーン船の写真を送ってきた。

部屋にいるばかりでは駄目だと、映画を観に行くことにした。「祈りの幕が下りる時」で、桂川イオンで観た。連れ合いは原作を読んでいたので、脚色は少し変わったニュアンスだと云っていた。

私は、年のせいか、複雑な人間関係と事の成り行きとを理解するのに精一杯であった。

***

中国が白書(北極政策白書)を発表した。北極海を通る航路を「氷上のシルクロード」と呼び、「一帯一路」構想に取り込もうとする方針だ。昨今の寒気団の話からは結びつかないが、地球温暖化で、北極海の氷は溶けていて、船舶の通航や資源開発が容易になった。そこに目を付けて、中国は、北極海での権益拡大をめざそうとするものだ。

習近平のやり方は、執拗で、容赦が無い。トランプのように直接口にはせぬものの、元祖中華第一なのだ。彼の頭には、一帯一路ではなく、何帯何路もあるようだ。

北極海経由の航路は、インド洋からスエズ運河を抜ける従来ルートに比べて時間が約3割短縮される。また、北極海は資源も豊富で、ロシアの都市ヤマルでは2017年末から液化天然ガス(LNG)の生産を始めている。対ロシアの軍事拠点として、原子力潜水艦が配備できることも重要ポイントの1つだ。



北極海には、大陸がないためか、南極に於ける国際的平和条約はまだ締結されていない。しかし、1996年に設置された、北極評議会がある。ここで、北極域における経済活動や環境保護にかかる問題に関して国際的な協力を図るための協議が行われるのだが、中国はオブザーバーとして参加、発言力を強めようとしているのだ。

焦点は、北極海航路の開通もあるが、天然資源開発が主な目的だろう。わざわざ「別のたくらみがあるとか、資源の略奪や環境破壊などの懸念はまったく不要だ」と中国外務次官が云っているのは、語るに落ちるという感じだ。

国際的通念形成に早くから参画して、自国の優位を取ろうとするのは、強引とは言え、凄いことだ。今回の白書の発表に盛り込んだのは、こう言った中国の意思をより明確に示したものだ。
昨年、習近平が、北極評議会のメンバー国首脳と次々会談しているのもこう言ったお膳立てのためだ。

その一環として、最も関係が深いと思われる、ロシアとの提携を発表している。プーチンの容認のもと、メドベージェフと握手を交わし、進み出してはいるが、ロシア側の中国資金への期待と、中国の野望がどの程度折り合うかはまだ明確ではない。

外交下手な日本の学ぶべきやり取りが、これから展開するのではないか。

中国のこう言った地球規模的で壮大な経済圏構想を、日本は批判的に見る傾向があるが、之を利用するといった観点での参画を促す意見もある。日本もこの一帯一路政策に何らかの関与を表明しているが、こう言った意見に促されてのことで、軸がしっかり定まっているとは言いがたい。稚拙とも言える日本の外交力では、中国の思惑を利用することは叶わず、飲み込まれてしまうような気がする。

AIIBが然りで、日本は遠巻きに見ているだけで、中国のなすがままだ。アフリカ進出でも、強引なやり方の中国は、時に反感を買うこともあるが、概して、アフリカを第2の中国大陸に変えかねない勢いだ。それに比べて日本のODAなどは、単発的で、脈絡を感じない。やりっ放しの援助では、その時には喜ばれるものの、時が経てば直ぐに忘れ去られてしまう。

欧米の学者や政治家の中には、ユーラシア大陸は地政学的にも最も重要な舞台であるとする意見もあるようだ。・

中国のアメーバー的な世界進出はこの一帯一路の太い基幹路を元にして、各枝を張り巡らせて、やがて、地球の全てを掌握しようとしているのだ。金(元)で開発途上国首脳の顔をはたいて、跪かせる方法は、如何にも正当な方法にはほど遠いかも知れないが、現実には大きな意味を持っている。

このように、中国は、2013年にカザフスタンで中国と欧州をつなぐシルクロード経済ベルトの建設を提唱して、わずか3年半弱で北京で130カ国を集めた一帯一路首脳会議を開催している。この勢いは、見習うべき点であろう。



【古今和歌集】

340.雪ふりて年のくれぬる時にこそ つひにもみぢぬ松も見えけれ (よみ人しらず)

雪がしきりに降り、年が暮れ果てた時になって、初めてその風雪に耐えて最後まで紅葉しない松というもののよさがわかるのだ





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Last updated  2018.01.29 13:02:55
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