新生のらくろ君Aの館

新生のらくろ君Aの館

PR

×

Profile

のらくろ君A

のらくろ君A

Comments

GX革命の旗手久保田玉鋼最高峰@ Re:第4の革命(カーボンゼロ):GXの衝撃(07/24) ルパン三世のマモーの正体。それはプロテ…
マイコ3703 @ 思わず初コメしちゃいました(*^^*) 私もブログを書いているんですが内容が偏…
のらくろ君A @ Re[1]:海の大動脈活況(シンガポール)(06/08) やーやさん そう、アクリル画でしたね。 …
やーや@ Re:海の大動脈活況(シンガポール)(06/08)  私もお名前書き間違って、女流画科さん…
やーや@ Re:海の大動脈活況(シンガポール)(06/08) 素敵な「ひつじ達とお散歩」は ポスター…

Favorite Blog

のらくろ君 のらくろ君さん
八十艮の広場 八十艮7633さん
ようこそ ばあこ … ばあこ5577さん
こんにちわ♪ kalunguyeyeさん
何の日=つぼんち16 つぼんち16さん
2018.08.30
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。
夕方買い物に出た。

***

地球温暖化で北極圏の氷が溶けている。之に伴って、北極圏の開発が活発化している。之まで冬期は通れない航行ルートが将来的(2030年頃)には南の海と同様に通行が可能となるだろうとみられている。
北極圏は、北緯66度33分以北の地域を指し、中央の北極海には、カナダ、アメリカ、アイスランド、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、ロシアの8カ国が領土を持っている。(北極点を中心に描いた地図を見ると、少し世界観が変わるかも)

北極海が通行可能になると、アジアと欧州を結ぶ海のルートが大幅に短縮される。また、地球上にある4分の1の未開発資源が北極圏にあると云われ、地球最後のフロンティアと各国の思惑が交錯する。
日本で連日猛暑を記録した7月中旬には、ロシアの北極圏ムルマンスクでは32℃を観測したという。これは平年よりも17℃も暑い記録的な気候だったようだ。

このような気候は、2018年の特異点ではなく、世界気象機関(WMO)によれば、2017年に海氷面積が1338平方kmと観測史上最小になったとのことだ。しかも、北極圏の温暖化は、他の地域に比べて2倍のスピードで進んでいるとのことだ。生態系の変化や、ホッキョクグマの生存などと云ったことが気になる一方で、北極海を通る航路が使用可能になるという期待感もある。
アメリカでは貴重な野生動物が生息する北極海の開発に対し、環境保護団体や先住民などの反対が根強く、ここでの開発は難航しているという。



既に近年では、夏の期間の航行は可能となっており、LNG船の通行は既に行われている。通常なら砕氷船を先行させ、氷を打ち砕きながらの進行となっていたのが、夏場に関しては、砕氷船がなくても航行が可能になっていて、更に2030年には、通年での航行も可能になるとの見通しだ。

資源開発についても、期待は高まっている。アメリカの調査所の報告では、北極圏の石油埋蔵量は900億バレルで、天然ガス(LNG)は1670兆立方フィートだとしている。それぞれ地球全体の未発見資源の13%、30%に相当するという。また、レアアース(希土類)など豊富な資源が眠っているとされる。

私は、石油掘削リグを何隻か設計したことがあるが、ボーフォート海を掘削するコニカル(円形)リグを建造引き渡したことがある。わざわざ円形にしたのは氷の圧に耐えるためであり、強度も必要で、氷との接触面には特別に厚板を使わなければならなかった。そういったことが、ある程度フリーに、また、氷に閉じ込められることなく行えると云う事なのだ。

ロシア北部ヤマル・ネネツ自治区(ヤマル半島)のサベッタでは、2017年末にLNGの生産がロシア資源大手のノバテクの主導で始まっている。同年12月には北極海を航行できる専用の砕氷船タンカーに初の積み出しを終えたのだ。年間生産能力は当初550万トンで、2019年までに3倍の1650万トンに拡大する予定だ。ロシアはほぼ手つかずだったLNG輸出でも世界で存在感を示しつつある。当面の輸出先は中国だ。

ロシアは2014年のウクライナ危機で、欧米から経済制裁を受けたが、そこに中国の金融機関が資金を貸与し、計画通りの実現にこぎ着けた経緯があり、中国の存在感は大きい。

また、北極圏ではヤマル東に位置するギダン半島でもLNG基地構想がある。ロシアは2035年までに年産7000万トン台を目標に掲げており、実現すれば世界最大の輸出国カタールの年7700万トンに匹敵する。

こうした北極圏資源への関心は高く、既に、カナダ、アメリカ、ロシア、北欧など8カ国が北極評議会(AC)がルール作りを主導している。日本もオブザーバーとして参加し、欧州も参加を目論んでいる。

ここで又中国が出てくる。例の一帯一路にかこつけて、北極海航路を氷上のシルクロードとして、囲い込もうとしているのだ。北極海の国際ルールの制定に影響を持とうとの政治的野心である。中国は先ず、ノルウェーと関係修復を試みている。閣僚級の交流を開始したのだ。手始めに国際会議に参加して、接触するというやり方だ。

中国の思惑には、北極評議会(AC)にオブザーバー参加をするためには、ノルウェーとの関係構築が必要とみている。そして、勿論その先は、北極の原油・天然ガス開発及び、貨物輸送ルートとして北極航路がある。北極開発の一角を担うにはACへの参加が不可欠とされ、これまで中国は、ACへのオブザーバー参加を却下されてきた経緯がある。

北極海を中心にした地図を広げてみると、地政学的には、日本もそうだが、中国も全く関係していない。そこに割り込もうというのだから、したたかとしか云いようが無い。

南沙諸島(スプラトリー)に押し出るよりも更に唐突感があるのだ。このように、北極海も又、世界各国の耳目を集める場所になってきているのだ。中国は、ここに進出するに当たり、北極海に関係した国への進出を強化しているのだ。将来的に北極圏でも、スプラトリーと同様のことが起きるのではないかとも懸念される。



バングラデシュの港を吸い上げたごとく、グリーンランド自治領政府の窮乏を見越しての申し出は、ここが、バングラデシュの二の舞になることを示唆しているようなものだ。

このような動きは、アラスカ州でも起きている。アラスカ産のLNGを中国に運ぶパイプライン計画が動いているのだ。
一方、北極海に多くの地域を接しているロシアでも、軍事活動が活発化している。中国も之に乗って、極東・シベリア地区での共同での軍事演習を来月にも北海道沖のオホーツク海で実施するようだ。

中国は、演習の狙いについて「中ロのシーパワーが将来的に突破しなければならない海域」と強調しているようだが、日本やアメリカの牽制の先には、北極海への進出を控えての行動とも言える。
日本は、どう行動しているのか、国内の些末なことにかまけて、こう言った世界観の展望が見えない。


【古今和歌集】

531.はやき瀬にみるめおひせば わが袖の涙の河にうゑましものを (よみ人しらず)

流れの速い瀬に海松布(みるめ)が育つなら、私の袖の涙の川に植えたいものです

(みるめ ・・・ 海草の名前:海松布)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.08.31 11:47:37
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: