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2019.07.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で折りかえしシャルマンを通った。
時間割引の回数券の有効期限が迫った。使ってしまおうと梅田に出掛けるために外出したら、その回数券を忘れてきたことに気づき、取りに戻った。しかし、2枚あるはずの私の分が無くなっていた。探したが無い。
仕方なく私は正規料金を払って、出掛ける羽目に。一体何のための格安回数券だったのだろう。

***

ブレグジットはその後どうなったのだろうか。イギリスが揉めに揉め、ついにメイ首相が辞任した辺りから先行きが混沌としてきたメイ首相辞任からゆうに1ヶ月は過ぎた。

後継に多くの人が立候補した。6月20日ころまでに候補は離脱強硬派のジョンソンと、穏健なハントの2人に絞り込まれた。7月9日には両者の離脱を巡る党首討論が行われた。政府への信頼回復か、経済の混乱かといった相反の意見が交わされたが、国民的な人気は、ジョンソンの方が高かったようだ。

何処の国でも同じで、国民的関心の問題であり、それが膠着していれば、あけすけに物を言う方が、人気に結びつくのが常のようだ。ジョンソンの場合も、ユーモア入りの発言は時に失言もあるが、人気があるようだ。トランプが良い例だ。

きっと何かをしてくれる、膠着を打開した先には何かがあると思うのだろうか。然し、知識層には評判は良くないようだ。不詳事、女性スキャンダル、不倫、更には日和見だとか、政治節操がないとか・・・。之に反して優等生のハントは、反撃を試みるが思うに任せない。

そして24日ジョンソンが大方の予想通り新首相に就いた。一気に彼が主張していた例え合意なくても離脱するが進行し始めたのだ。アメリカに続きイギリスでもポピュリズムが台頭してきた。トランプが言う、強いアメリカと同様に、伝統ある大英帝国の残像を持つ55歳以上の保守党員が選んだ結果は、矮小な自分が大事だったというわけだ。



ジョンソンのキャラクターはかつてのブレアやキャメロンといった英国紳士を感じさせない。イスラム教徒や移民への差別感情も大きいようで、所謂、未開時代の白人そのもののようだ。何故トランプやジョンソンのような人物が、トップに立つのか。白人の根底を流れる優越意識、極論すればヒトラーの優越意識に通じる感情故かも知れない。親交のあるトランプからの就任賛辞はそれとして安倍までも祝意を発表したという。単なる外交的な振る舞いなのかどうか。

就任早々ぶち上げたのが10月末のブレグジットだ。何が何でも離脱は、就任前の公約だから、特に違和感はない。反EU派は歓迎し、親EU派は次々と閣僚を辞任する動きが始まった。

それでもジョンソンは、合意無しの離脱を強行することも辞さない。そうなると北アイルランドに起こりうる問題(北アイルランドとアイルランドの間に再び国境を作ることになる)が再燃し、再びかつての北アイルランド紛争の再発が懸念されるが、これについても対応策を示していない。

折衷案的なバックストップ(北アイルランドとアイルランド間の厳格な国境管理を避けるため、北アイルランドにはEUと同一の法律制度・規則を適用しようというもの)があるが、之に対してもイギリスがEUに隷属することになると反対している。

一方議会は合意無しで離脱する事へは反対している。そもそも新首相とはいえ、保守党のトップというだけであって、国民全体の支持を得たわけでは無い(勿論議院内閣制故に現状では保守党のトップが首相になるわけだが)とのことで、即座に内閣不信任案を通して、総選挙になれば、現状は逆転するとするのが野党労働党の意向だ。

今回の保守党党首を選ぶ選挙ではイギリス全国民の僅か0.2%にしかならない保守党員の意向が反映されたものでしか無いというわけだ。

別途調査に依れば、有権者の約6割がジョンソンを支持しないとしていると言うから、話がややこしい。同意無き離脱をしても今の保守党員の多くが中高所得者故に個人的には経済的困窮は少ないという背景もある。

メイが首相の時は、穏健な離脱派に対して、急進派が壁になったが、今回のジョンソンになったら、急進派の強行離脱派に対して穏健派が壁になると云った攻守の交代になった。

このまま、ジョンソンが政権を維持するなら、合意なき離脱の可能性が高いとされる。ジョンソンは勿論EUとの離脱協定案の再交渉を試みるだろうが、EUは既に再交渉には応じないとしている故だ。

イギリスも世界的潮流と同じように、2大政党の流れでは律しきれない状況になってきている。
1960年代までのイギリスでは、階級対立を背景に、全国政党である保守・労働両党が選挙で90%前後の票を得てきた。そうした流れは、21世紀に入って崩れ始めた。



それまでなら政治的な懸案に対しては、総選挙で決着をつけることで解決した内容も、両党の主張の違いがぼやけて国民に訴える力がなくなってきた。加えて、先の欧州選挙では、保守党の得票率は第5位に落ち込んでいて、一方では多様化した党である1イッシューのブレグジット党がイギリスの得票率でトップとなったのだ。

歴史的な敗北を喫した保守党は合意なき離脱といった強硬路線を示さないと、ブレグジット党から支持を奪い返せないという危機意識が出てきたことも根底にある。

そもそも、イギリスがEU離脱を選択した経緯を振り返ると、その発端は、2013年1月に当時のキャメロン首相が、次の総選挙で保守党が勝利した場合にEU残留の是非をめぐる国民投票を行うと公約したことに始まる。

何故そういった宣言を行ったのか、EUが東方拡大政策を採り、新たにEUに加盟した東欧諸国からの移民が急増したことにある。当時のブレア政権は人の自由移動に関し移行期間を設けなかったため、多くの移民が流入した地域では、職を奪われるとの懸念が広まるとともに、医療や教育などの社会インフラに負担がかかることになった。

続く2010年以降のユーロ危機や金融規制で、イギリスには大陸諸国EUにたいする不信感が拡大し、それならと、EUからの離脱を唱えるイギリス独立党などの支持が拡大した。更には統一通貨ユーロ導入に当たって、国民の支持離れが大きくなっていった。



国民投票は過去3回行われているが、(1回目1975年:EC残留、2回目2011年:選挙制度改革)国民投票は最終手段とは云え、時の機運の流れを反映しやすく、時に過度の流れになることもある。それこそ民意と云う事かも知れないが、今回のブレグジットに関しては、民意をよそに、特定の偏った人たちが強行しているようにしか見えない。

【古今和歌集】

815.夕されば人なき床をうちはらひ嘆かんためとなれるわが身か (よみ人しらず)

夕方になると、あなたの来ない床の塵を払い、嘆くための準備をするようになってしまったこの身です

(夕されば ・・・ 夕方になると )





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Last updated  2019.07.30 15:47:04
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