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2020.03.11
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今日のウォーキングは第1622日目で8008歩だった。

***

毎日新型コロナウイルスの話では、空しいばかりだ。

人類の歴史、進化の歴史に興味があり断片的に記事などを収集しているが、どれも系統だって見直したことはない。時間もあるので、今日は、猿人類と初期人類つなぐ「ミッシングリンク(失われた環)」だったとされるセディバ猿人(南アフリカのソト語で「泉」を意味)について、読み直してみた。

最近では2019/1/22(火)に配信された記事がある。

セディバ猿人の化石は、人類のゆりかごと呼ばれる南アフリカ共和国、ヨハネスブルグの北約40kmマラパ(Malapa)洞窟で約195万~178万年前の地層から発見された。9歳の少年が古人類学者の父親の近くで遊んでいて、偶然化石の鎖骨につまずいて発見に至ったという。

合計2体分(30歳前後の女性と8~13歳の少年)の化石135個が見つかっており、既に3体目が発見されている可能性もある。一部、この2体は、椎骨の形が異なっていることから、2つの異なる種かと思われたが、どうやら少年の方は骨が十分に成長していなかったようだ。

身長はともに約130cmで、体重約30gと推定され、頭蓋骨の大部分や骨盤、足首など見つかった。また、頭蓋骨からは、右脳、左脳の形が現代の人間と同じように不揃いだったとわかる。

ともあれ、この化石が、約320万年前に存在したアファール猿人(アウストラロピテクス)と、約210万~150万年前に存在したホモ・ハビリス(ホモ)の間に位置する分岐点の存在であったことが分かった。アファール猿人からセディバ猿人へ、そして、ホモ・ハビリスへと密接な関係で、進化いることがわかった。



セディバ猿人は猿人と原人を繋ぐミッシングリンク(橋渡し的な存在)だというわけだ。およそ200万年前(195万~178万年前)に存在していたと言うからホモ・ハビリスとはラップしていたようだ。しかし、さらに数十万年溯ると予想する向きもある。

解剖学的分析結果からは、人類の複雑な進化の初期に於いて、ホモ種と並行する別の軸での進化系統だと見る者もいる。(セディバ猿人が、230年前にホモ・ハビリスがいたということからヒト属の祖先にしては「若すぎる」とする意見もある)

しかし、これは重要な転換期である。この発見からは、200万年弱前までは人類が木と木の間をサルのように移動していたとみられる。

ではセディバ猿人の前であるアファール猿人では1974年に発見され「ルーシー(Lucy)」が良く知られている。彼らは又時々、直立2足歩行をしていたようだ。歩き方は、足を踏み出すときに踵を内側へ向け、踵と一緒に足の外側も地面につけていたようだ。

原始的な手首と長い腕の骨はまだサルのようで、地上で暮らすようになったと考えられている時期でも、長い間にわたり樹木間の移動に多くの時間を費やしていたことを示している。足の骨はまだ短く、あまり長い距離を歩くことはなかったようだ。脳の容量は420~450立方cmとルーシー同様、極めて小さかったが初期のヒト属と非常によく似ていた。

一方、手は親指と他の指が対置しており、器用に道具を使うことができたが、後の人類のようにしっかりと掴むことはできなかった。従って、ホモ・ハビリスのように道具を使うまでにはなっていなかったようだ。

顔の起伏はアウストラロピテクス属よりも少く、小さい歯と鼻は大型類人猿のチンパンジーとは対照的だ。

歯も見つかっており、ヤシの仲間に由来する植物を食べていたようである。また、植物ばかりではなく、現代人に近いバラエティーに富んだ食生活だったことも読み取れる。このように、新しい食物を試すことは、ホモ・エレクトスなど初期のヒト属が成功したカギであり、このことから、セディバ猿人と初期ヒト属とのつながりを有力に物語っているという。

2013年には、セディバ猿人はヒト(ホモ)属の直系では無いのかも知れないとの疑義が出ている。これまで述べたように、セディバ猿人が全身にヒト属に近い特徴を数多く持っているのだが、最初期のホモ属の化石はセディバ猿人の化石よりずっと早くからマラパで発見されていることがその理由だ。

そこで、現生人がネアンデルタール人と交雑していた例などから考えて、初期のヒト属と後期のアウストラロピテクス属も広範囲で交雑していた可能性があるというのだ。

一部には類人猿や初期のアウストラロピテクス属の化石の特徴が見られる一方で、ホモ・エレクトゥス(Homo erectus:200万年ほど前にアフリカ東部に出現してヨーロッパとアジアに移動した、背が高く骨の細い人類)などの、現生人類を含むホモ属に特有な形質も持ち合わせているのだ。



セディバ猿人や、ホモナレディがこの人類のゆりかごで発見されたことで、人類発祥の地論争で、アフリカ東部のトルカナ湖との間の駆け引きが微妙になってきている。
これまで、ホモ属は東アフリカで誕生したというのが定説だった。ところがセディバ猿人の発見によってホモ属は東アフリカではなく、南アフリカで誕生したのかもしれないと言う事になり、いずれにしても両者間のシーソーゲーム的な争点になっている。





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Last updated  2020.03.12 09:56:49
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