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2021.04.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は天気予報布通り、朝から大雨だったので、ウォーキングは中止した。
午後の連れ合いのご近所ウォーキングも中止したようだ。
久しぶりに木曽路でテイクアウトし、孫達に届けた。

***

まさかと思う記事が新聞に出た。福井県知事が40年超の原発を再稼働する事に同意した。
全国初だと言うが愚かしい。

対象は運転開始から40年を超える福井県内の原子力発電所3基だ。(高浜原発の1号機と2号機、美浜原発3号機)知事は住民の声を代表しているのだろうか。東大出身総務省キャリアの正に役人気質だ。

原発の運転期間は、最初、設けられていなかったようだが、その後、原則40年、最長20年まで延長可能となったようだ。決まりがないのは通常決められて然るべきであったために出来たもので、作ったからには原則は守るべきであろう。抜け道を最初から使うのは如何なものか。

而して、このルールを適用する原則破りの最初の原発になる。



福井県と言えば、高浜町の関電醜聞がすぐ思い出される。大金を受け取りながら被害者面して結局は不問に付されることになった関電幹部だが、どうしようもない連中だ。知事の判断に先駆けて、原発のある2町はすでに同意しているという。彼らに大局観を求めること自体が問題なのだ。彼らには、石原伸晃が言う如く「最後は金目」なのだ。

少なくとも我が町の原発には事故は起こらないと踏んでいるのだろう。丁度、コロナでも俺は大丈夫だと路上飲みで騒ぐ連中と共通しているのかも知れない。地震、津波、活断層、テロ如何なる危険をも回避できるとは誰も言えない。然し、専門家が大丈夫と判断したから大丈夫というのか。では福島は何だったのか。

1度原点に立ち返って考えてみて欲しい。勿論何事にも事故や不慮の出来事は起こりうるだろう。それは覚悟しなければならないが、その時、原発は、筆舌に尽くしがたいほど多大な影響を及ぼすものであることは既に実証済みなのだ。

それでも敢えて、原発を使わざるを得ないとなれば、原則を守り、且つ十二分な検証が行われて然るべきだ。

何度も思うが、事故は福島だけではなく、様々起こっており、その殆どが人災によるものだし。あまつさえ、点検や整備で偽りを報告したりする人間が起こすことは過去の事故が物語る。原発は1度事故を起こすと、広範囲に重大な被害をもたらすことは論を待たないし、それが、限られた期間で終息することも期待できないのだ。

はっきり言って事故が起こったら高浜町や美浜町内では収まらず、更には福井県内に留まることは無いのは常識的な判断だ。

然るに、なぜ、両町と、福井県知事のみの判断でゴーできるのかが不遜だ。増して、美浜原発は過去に死者5人を出す大事故を起こしているのだ。あまりに無頓着である事に逆に呆れてしまう。

私の知り合いにも(高学歴である)「福島の原発事故を経験しての話だから今は充分に安全になっているはず」だから大丈夫といった意味のことを言う人が居たがとんでもない。

今回の再稼働の対象炉ではないが、同じ関電の大飯原発で、2014年5月に関西電力大飯原発の運転差し止め判決を出した元裁判官の樋口英明さんが述懐するに、次のような不都合な真実が紹介された。

「電力会社が最も国民に知られたくない事実」として、オンラインの講演会で語られたことだ。
曰く、「東京電力福島第1原発の事故を見て、多くの人は原発があれだけの被害を及ぼしたのだから、(原子力規制委員会が新規制基準を設け、適合した原発は)それなりに安全に造ってあると思うでしょう」と問いかけ、改めて、事故の内容を述懐している。



こうした事(停電や断水)に備えるために、新規制基準は地震の強さを加速度で示す単位「ガル」を基準に採用している。配電や配管の耐震性を確保するために以下の数字が決められているのだ。

それ内容は衝撃的な数値だった。震度6はおよそ700ガル、震度7は1500ガル以上となるが、「大飯原発の耐震設計基準は当初405ガル、樋口さんが判決を出した時は700ガルで、今は856ガル」という。

これを一般住宅と比べてると、何と、三井ホームの住宅の耐震設計は5115ガル、住友林業は3406ガルだという。これはテレビなどで状況を伝えるように、実際に鉄板の上で住宅を揺さぶる実験をして得た結果だというのだ。

この数字に比べて、原発の基準が如何に甘い基準であるかに驚いたというのだ。何とも、正に耳を疑うような話ではないか。

やはり、コロナ禍で路上飲みをしている若者の感覚と類似した内容であると言わなければならない。



勿論基準は満たしていることは分かるが、それがどうしたというのだ。よしんば合法的(法が甘くても)だとして、想定外のことが起こってトリチウムが拡散されたなら、昔の武士のように即座に腹を切る覚悟はあるのかと問いたい。

事故が起こっても安全委員会の責に帰し、その安全委員会も、斑目元委員長のように「想定が甘かったですかね」と嘯いて何ら責任を取ろうとしないのでは、一体誰に怒りを向けて良いものやら全く腑に落ちないのだ。

関電のスキャンダル然り、福島の原発の冷却水の海への投棄然り、安倍晋三が出任せで「コントロールされている」と言ったように、日本のトップを始め、誰も然るべき責任を取ること無く、挙げ句の果ては、冷却水の置き場がなくなったから海へ放出するしかないとまで、実に無策、なし崩しが通るのだ。

こんな国は、ほぼ世界にも例がないだろう。それを皆が良しとした、と総てが決着してしまうのだ。

少なくとも私は、こうした決定には断固反対である事だけは表明しておきたい。

このご時世、経産省の梶山弘志は国として、40年超の1発電所あたり最大25億円の交付金を支給すると表明すると共に「将来にわたり原子力を持続的に活用する」と述べたのだ。馬鹿じゃないか・・・。





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Last updated  2021.04.30 10:11:53
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