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2026.07.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
うっそうとしていた植木をすかっとするくらい剪定して貰った。一寸すっきりしすぎな感でもある。
写真は参考記入後消去可(完成)
***

ルネサンスで起こった画中の笑いの意味を追求している
1, レオナルド・ダ・ヴィンチ「白貂を抱く貴婦人」
画中では若い優雅な宮廷婦人が白貂を抱いてふと振り返った画だ。
その瞬間的な仕草とまつわる白貂のしなやかな流れを生み出している、
ルネサンスとの言葉からは古代復興や理想美といったイメージが先立つが、人間社会の笑いや機知の表現にもまた表われている、
白貂は彼女の姓を暗示する語呂合わせとも解釈され、わずかに緩んだ口元には、静かな微笑が宿る。


2.ピエロ・ディ・コジモ「蜂蜜の発見」
半人半獣のサテュロスたちが、平鍋や壺を打ち鳴らしながら、節くれだった木の中へ蜜蜂を追い立てている。その隣では、太鼓腹の陽気なシレノスが騾馬に跨り、笑みを浮かべている。

器物を打ち鳴らして蜂を木の空洞に追い込み、巣を作らせて蜂蜜を得たという。左に平和と文明を象徴する街の風景が広がる。騒々しい祝祭の情景は、古代神話への高度な教養に支えられながらも、どこか卑俗で滑稽な身体感覚を伴うルネサンス文化の特徴が表れている。

3.クエンティン・マサイス「不釣り合いなカップル」
薄ら笑いを浮かべた若い女が、老人の顎に手を添えて誘惑し、老人は女の後頭部ともう一方の手をその胸元へ伸ばしていう誘惑の図だ。然し実は女のもう片方の手は、実は巧みに老人の財布を抜き取っている。背後で、道化帽をかぶった男は、欲深そうに財布へと手を伸ばし、不気味な滑稽さを漂わせている。三者三様の表情には、欲望と欺瞞が入り交じる。
老人と若者による不釣り合いな恋人という主題は、ルネサンス期にしばしば揶揄を込めて描かれた。

4.ソフォニスバ・アングイッソラ「ザリガニに指を挟まれた子ども」
ザリガニに指を挟まれた男の子が、顔をくしゃりと歪めてこちらを見つめる。隣の少女は籠を手に、もう一方の手を男の子の肩へ置いてなだめているのか、口元には思わずこぼれたような笑みが浮かんでいる。
ソフォニスバは父を通じて巨匠ミケランジェロの知遇を得た
ザリガニは、子どもの感情を引き出すための仕掛けとして登場する。突然走った痛みに対して思わず漏れた感情が、表情に生き生きと描き出されている。

5.ピーテル・ブリューゲル「ネーデルラントの諺」


夫に青いマントを着せる妻は不貞を意味し、羊と豚の毛を刈る2人は不平等を、豚に薔薇を撒く行為は無価値なことへの浪費を意味する。さらに画面左下では、女が悪魔を枕に縛り付けている。地面に転がる糸巻き棒で殴られたらしく、額から血を流す悪魔はどこか滑稽でもある。ここには、男女関係をめぐる風刺も含みつつ、人間社会の愚かさや欲望がユーモラスに描き出されている。

6.ドッソ・ドッシ「ヘラクレスの寓意」
北イタリア、フェラーラの宮廷画家ドッソ・ドッシが描いた、謎めいた神話画である。薔薇の花冠を戴いた半裸の老人は背を向け、顔を陰に沈めて座る。奥行きの浅い空間に並ぶ人物たちは、どこか嘲るような視線を彼へ向ける。手前の男は紡錘を手にし、隣の女性は林檎を盛った皿を胸元に抱える。卓上には、世俗の悦楽を暗示するタンバリンや仮面。左上の山羊は淫欲、右端の犬は貞節を象徴するとしばしば解釈されてきた。

この老人は、滑稽な存在へと転じたヘラクレスである。こうした図像は、徳と悪徳のはざまで揺れる「ヘラクレスの選択」の伝統を思わせると同時に、女王オンファレに隷属し、女装して糸を紡いだ逸話をほのめかす。そこには、英雄の威厳を崩す滑稽さと官能性が重ねられている。

7.ジュゼッペ・アルチンボルド「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世」


自然と人工が交錯する視覚の遊戯は、驚きと笑いをもたらす宮廷的ユーモアとして、皇帝と宮廷人たちを大いに愉しませたことであろう。
同時代人はこの寄せ絵に、驚きと不気味さ、そして笑いを交えた奇想を見いだしていた。奇怪な外見の奥に知恵を秘めたギリシャ神話のシレノスを引き合いに出したものだと、本作を称賛している。

8.ジョヴァンニ・バッティスタ・デッラ・ポルタ「人間観相学について」
鳥の嘴のように長く細い鼻先をもつ者は落ち着きがなく軽薄で、ライオンのように丸い鼻先をもつ者は豪胆、尖った鼻先をもつ者は犬のように短気である――。

これは、顔や身体という外見と、精神や気質という内面との間に関連性を見いだす観相学の書物である。本書では、人間の顔の各部位が動物のそれと比較され、その気質や性向が対応づけられている。1586年に刊行されたラテン語版は人気を博し、多数の版を重ねた。

ナポリ出身のデッラ・ポルタは、自然魔術と初期近代の自然科学が交錯するルネサンス後期の博学者である。ここでは鼻の特徴と性格とが、古代文献を引用しつつ比較される。多数の挿絵は同時代の画家たちにも影響を与え、戯画的表情や人相描写に理論的裏付けを与えるとともに、機知に富んだ人相研究の発展を促した。
興味深いのは、デッラ・ポルタが笑いによる顔貌の変化に注目していた点である。笑いの際には、口が大きく横へ広がり、目が細まり、頬が歪み、歯が露出するなど、通常の均整を崩す顔の変化が起こる。こうした人間の顔貌の変形はしばしば動物との類比によって理解された。

9.アンニーバレ・カラッチ「猫をからかう二人の子ども」
少年がザリガニの鋏を猫の耳の上にかざしてからかい、少女はそれを面白がって身を乗り出して眺めている。子どもたちの顔には悪戯っぽい笑みが浮かぶ。しかし猫は不機嫌そうに身構え、今にも爪を立てそうだ。子どもたちの笑みには、猫が飛び掛かる次の瞬間を待ち構えるような残酷さが混じる。

アンニーバレ・カラッチは、16世紀末イタリア絵画に革新をもたらしたカラッチ一族の一員であり北イタリアの自然主義的伝統と、ヴェネツィア派に由来する厚みのある色彩や生きた筆触とを統合した。その芸術は、17世紀バロック絵画への道を切り開くこととなる。

10,ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ「勝利のアモル」
愛の神アモル(キューピッド)が、こちらへ踏み込むような姿勢で描かれている。愛嬌ある赤い頬に観る者を挑発するような笑みを浮かべ、無造作に投げ捨てられた甲冑(王冠と笏、書物にコンパス、楽器や楽譜などが足元に散乱している。これらは武力や権力、知識、芸術を象徴し、愛がそれらを凌駕することを示唆している。


新時代の到来を告げる画家カラヴァッジョが描いたのは、理想化された愛の神ではなく、街角にいる悪戯好きな少年を思わせる生々しいアモルの姿だった。1571年、ルネサンス末期のミラノに生まれたカラヴァッジョは、新世紀初頭に本作を制作する。静物描写や肌の表現は比類ない精緻さを示す一方、その徹底した写実性と官能性は当時の一部の鑑賞者にはあまりに現実的で卑俗と受け取られることもあった。





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Last updated  2026.07.26 09:51:19
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