ゆうさんのほのぼの日記

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2020.10.13
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カテゴリ: 株式投資
 JTは、株主への利益配分に積極的な会社です。2019年12月期まで16期連続で増配(1株当たり配当金を増やすこと)してきました。今期(2020年12月期)の1株当たり配当(会社予想)は、前期と同額で、連続増配記録は途切れましたが、それでもコロナ禍で配当維持できる収益力・財務内容は高く評価できます。JTは、自社株買いも積極的に実施しています。
 ところが、株式市場で、JTは不人気株です。国内で喫煙規制が強化される話が出るたびに売られ、株価は過去5年間下げ続けてきました。4月1日に間接喫煙防止を強化する目的から改正された「健康増進法」が全面施行となったことも、株価が売られる要因となっています。
 過去2年の株価を見ても、下げ続けています。JTは前期(2019年12月期)まで、16期連続で増配してきました。今期(2020年12月期)は1株当たり配当金を154円で据え置く予定なので、連続増配記録はストップしますが、高水準の配当が維持される予定です。
それでも株価は下げ続けているので、予想配当利回りは上がり続けています。10月12日には7.7%に達しています【注】。
【注】予想配当利回りの計算方法
JTが開示している1株当たり年間配当金(会社予想)を、株価で割ることによって、予想配当利回りを計算する。10月12日の予想配当利回り7.7%は、2020年12月期の1株当たり配当金(会社予想)154円を、同日の株価2,006.0円で割ることによって計算。1株当たりの配当金が変わらない間は、株価が下がると利回りが上がる。株価が上がると利回りは下がる。
 JTの連結純利益は、2015年12月期に4,856億円と過去最高益に達しましたが、その後は減少が続き、今期(2020年12月期)の会社予想では、2,860億円となります。ただし、JTは財務優良で潤沢なキャッシュフローを有するので、利益が減っている間も、増配を続けてきました。1株当たり利益の何%を配当金に回しているかを示す、配当性向は、2020年12月期には95.5%まで上昇する見込みです。利益のほぼ全額を配当する予定です。国が大株主で、配当をしっかり求めてくることから、配当金をかんたんに減らすことはないと考えられます。
 ただし、配当性向が高すぎることには注意が必要です。これ以上、減益が続くと、配当を減らさざるを得なくなる可能性があります。ただし、財務優良で、国が大株主であることを勘案すると、JTは配当可能原資が続く限り、株主へ高水準の利益配分を続けると予想しています。





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Last updated  2020.10.13 12:11:20 コメントを書く


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