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私の部屋には数え切れない程の漢方藥がありますが、私自身が良く服用するものから紹介していく事にします。
七物降下湯
七物降下湯は大塚敬節先生が開発した処方です。古方を学んできた私とっては、『傷寒論』『金匱要略』に出ていない処方で、縁遠い処方でもありました。実際に服用してみるといがいに良い感じです(爆)
方名のいわれは、当帰・川キュウ・芍薬・地黄の四物湯に釣藤鈎・黄耆・黄柏が加わった7味からなり、高血圧症に用いられることによります。
大塚敬節先生の上掲書によると、敬節先生は52歳のとき高血圧症で眼底出血を発症し、八味丸・黄連解毒湯・抑肝散・炙甘草湯・柴胡加竜骨牡蠣湯・解労散などを試みたが無効だった。そこで出血を目標に四物湯を用い、四物湯の地黄が胃にもたれるので黄柏を加味し、さらに脳血管の痙攣を予防する効があるらしい釣藤、毛細血管を拡大する効があるらしい黄耆を加えた本方を考え、服用したところ1週間ほどで血圧は正常に復した。のち本方がある種の高血圧症の改善に有効なことが分かったので、七物降下湯として上掲書に発表されました。
疲れやすくて最低血圧の高い高血圧や、腎硬化症の疑いのある方にも用いられます。血虚や腎虚がすすんでいく現代には有用な処方の一つだと思います。
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