変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2004/08/11
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カテゴリ: キネマ
「ちゃん」


 職人の重吉(錦之助)火鉢職人ですごい腕を持っている。時代の流れで、手の凝った火鉢はもはや、時代遅れで売れ行きが悪い。
 行きつけの店で、昔の仲間と酒を飲む、火鉢職人は三人いたが、それぞれ、店に見切りをつけて独立していた。重吉にも店に来ないかと薦めているのである。今のままでは、直さん(森光子)がかわいそうだという・・・
重吉には、女房のお直と、2男2女を抱えている。
そして、重吉は、話の内容に嫌気が差して、ふらっと出て行き、はしごをして、深酒をして帰る。
この店の女将はお蝶(渡辺美佐子)で、重吉の幼なじみである。あまり、通うものだから、女房に何かあるのではないかと疑われている。

翌日は、二日酔いで休んだようだ・・ 子供がとうちゃん「迎え酒」と酒を出すシーンなんてのは、うらやましい限りだなーあ。
お直は、亭主の稼ぎが悪いので、内職で生計の補助をしている。上の子供が、魚の行商をしているようだ・・・。
ともかく、明るく暖かい家庭なのである。・・・今の時代では、砂上の楼閣のとうなものだ・・・

また、深酒をして、お蝶の店へ男を連れて現れる。ふらっと声をかけて、連れてきた男だった(三木のり平)。あまりにも、自分と同じように見えたのだ。
そして、お蝶のところで、自分の作った火鉢が奥で使われているを知った。
さらに、深酒をして、自分の家へ連れて帰った・・・・

ところが、男はこそ泥で、盗まれてしまった。
お直がいうには、「盗まれたの惜しくないが、親切を仇にされたのが悔しい」・・・

それで、重吉は家出をしようと決意して、出ようとしたときに、お直に見つかった。
重吉は、火鉢が売れないので、これからは歩合にしてくれと言われたのだ。つまり辞めてくれと言う意味合いなのであった。
そんなことを言うと、「出来ないんだったらしようがないじゃないか・・亭主が落ち目の時は、女房が働くのが当たり前じゃないか・・・私は体が丈夫だし、子供も元気だから、何とかなるよ・・」と励まされる・・・・
そこへ、声がかかる「おいらも一緒に行くよ」「おいらも・・」「私も・・」四人の子供達が、起きていたのだった・・・

そして、「火鉢が売れた・・・だからの飲みたっかたんだよ」 と酔っぱらって帰ってきた重吉を、抱えて家に入れる家族・・・で「完」となる。

子役で藤山直子が出演しています。お直の森光子がいいですな~あ


飲んべえのわてには、うらやましい限りの物語ですわ・・・こういう風に、酒が飲みたいですな~あ・・・・

この作品が作られた頃は、まだ火鉢が使われてたかな~あ・・そんな記憶もあるんですがねぇ・・・
そうだな~あ、医院の待合室なんかに置いてあったような気がしますな~あ。

この作品は、キネ旬ベストテンの6位です。だから、自主上映で見るチャンスあったのかな~あ・・・






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最終更新日  2005/07/05 11:41:25 AM
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