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ライブ当日に景気づけのケンカに勝った僕とキヨトだったが、それにより相当な時間をロスしてしまっていた。気付いた時にはライブ開始まで30分しか残っていなかったのだ。 僕とキヨトは大急ぎで大阪環状線のホームへと降りて行った。 幸い環状線の電車の来る間隔は非常に短かったので、すぐに電車に乗ることができた。あとは大阪駅に着くのを待つだけだ。「くそ遅い電車やのぉ~。ライブ間にあえへんやんけ!」各駅停車の電車にイライラしながら僕は言った。「こんな色んな駅に止まらんと、大阪駅まで直行せえっちゅうねん!のぉ、キヨト!」そう言ってキヨトの方を見ると、キヨトはなにやら車両の反対側をじーっと見つめていた。「あいつら…文句あるんかい…」そう言うキヨトの目線の先には、これまたマッキンキンな髪の毛の頭の悪そうな奴らがこちらをじっと見つめていた。「おいおい、またケンカする気ぃかい!キヨト、もうええねん!!マジで間に合えへんっちゅねん!!」そう言って僕はキヨトの腕をつかんだ。それでもキヨトは目を逸らす事なく、しかしケンカに発展する事もなく、やっと電車は大阪駅に着いた。「キヨト、このままやったらヤバイ、間に合えへんど!おもっきしダッシュせなアカンど!」「ほんまやな、何でこんなに遅くなったんやろな!」 …キヨト君、すべてキミのせいです。あのまま喫茶店を出て逃げていればこんな時間になる事はなかったはずだ…と、そんな事を言っている時間も勿体ないので、僕たちは全力疾走でライブ会場に向って走った。 まだ200mも走ってないのに息が苦しい…ヤニの吸い過ぎにちがいない…これを期にタバコを辞めてしまおうか…なんて事はこれっぽっちも思わず僕は走り続けた。 会場には5分ほどで着いた。僕たちは、ゼェゼェと息を切らしながら楽屋に入った。するとそこにはなんと、鬼の様な形相をしたケンジが立っていたのだ。さっき”天王寺駅”で鬼は退治したはずなのだが、こんな所にもいるとは迂闊だった…「お前ら何やっててん!こんな大事な日に何で遅れるねん!!おまけにその顔なんやねん、ケンカしましたってまるわかりやんけ!」ケンジはカンカンに怒っていた。「いや、ちゃうねん、これにはやな、カスピ海よりも東シナ海よりも深ぁ~い訳があるねんか…」僕は必死で言い訳をした。「そんな寝言はええからはよ用意せーや!俺らの出待ちになってるねんど!!」今のケンジにはそんな言い訳は通用しないようだ…「は、はい…すみません…」僕たちは素直に謝り、すぐ用意にかかった。 とは言ったものの、僕のドラムスティックは完全に真っ二つに折れているし、キヨトのギターに至っては原型を留めていないくらいボロボロだった。おまけに二人の顔はボコボコに腫れあがっており、今まさにケンカしてきました感丸出しだった。 仕方ないので、急遽ケンジの友達にギターとスティックを借り、僕たちは初のステージへと向った…ウォーミングアップのケンカが功を奏したのか、不思議と緊張はしていなかった。 結構待たせたにもかかわらず、見に来てくれた人たちは暖かい拍手で僕たちを迎えてくれた。そして僕たちは1曲目の演奏を始めた。 僕たちが遅れたせいで時間が押し、予定の7曲全部やりきる事は出来なかったが、僕たちは時間の限り全力演奏した。 2曲目3曲目と進む毎に会場も盛り上がり始め、最後の5曲目を終った時には全員が拍手をしてくれた。身体の奥からゾクゾクっとするものを感じた。メッチャ気持ちのいい瞬間だった。 そして僕とキヨトの腫れた顔を見て、会場からこんな声が飛んできた。「えっらい男前な顔になってるやん!ケンカしたんかいなぁ~。もちろん勝ってきたんやろなぁ~」僕はスネアドラムを叩き、キヨトはギターを弾いてその声に返事をした。 そして最後の曲を終え、思った以上の盛り上がりの中ライブは終わった… 色々な事がありながらも、まぁいつもの事なのだが。僕たちの最初で最後のライブは、まぁ大成功って形で幕を閉じたのだった…めでたしめでたし……つづく written by ■読んで頂いたついでにワンクリックお願いします○┓ペコリ ★人気ブログランキング ☆ブログコミュニケーション
2009/06/30
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久しぶりの”僕ガキ”の更新wもうみんな前の内容なんか忘れきってるかな(´-∀-`;)久々の更新 よかったら読んで下さい(*´ -`)(´- `*)ネー
2009/06/05
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喫茶店でモメた相手の仲間の登場に、僕たちはアセってそそくさと店を出た。「キヨト、ヤバイど…。はよ行くど、こんなとこおったら仕返しされるわぃ」「あ~ぁ、ギター無茶苦茶になってしもうとるやん…。」キヨトは全く人の話を聞いていないようだ。しかも、ギターが無茶苦茶になったのもあなた自身がやった事ですから…。そりゃそんな物で人を殴ったらどんな高価なギターでも無茶苦茶にもなるはずだ。「おぃ!そんなん後で考えたらええがな!とりあえず行くど!!」「アカン、ユキ。俺まじムカついて来た…あいつら、シバいちゃる…」やはりこの人は全然人の話を聞いておられないようだ。おまけに今の状況も理解しておられないと見える…。 すると、何を考えたのかキヨトは喫茶店の方へ戻って行った。しかもちょうどその時、喫茶店から先程のヤンキー達が出て来た。先程「キャンッ」って言わせて差し上げたアホ達も、どうやら頭を押さえながら出て来た。「おぃ!キヨト!!何するねん!!」驚いた僕は必死でキヨトを呼び戻してみたが、時すでに遅かった…。次の瞬間にはキヨトのギターチョップが、一番前に立っていた奴の頭にめり込んでいたのだ。 どうして僕の友達はこう後先考えずに行動する人たちが多いんだろうか?頭で考えてから行動する奴はいないのか?モメ事の嫌いな僕には全く嬉しくない事なのだが、このままではキヨトの危険が危ないので、仕方なくルンルン気分で加勢する事にした。 僕はとりあえず、目についた”金髪っちゃん”に飛び蹴りをくらわせた。飛び蹴りは見事に”金髪っちゃん”に命中したのだが、その後が悪かった…。豪快な飛び蹴りの後、見事に着地するはずだったのだが、バランスを崩してコケてしまったのだ。 僕が蹴った”金髪っちゃん”は遠くに飛んで行ってくれたのだが、コケた僕に対して”アホB”が恨みのこもった腹蹴りを食らわせてきやがった。「うぐっ…」一瞬息が出来なくなった。 そしてこともあろうに”アホB”は、2発目の蹴りを繰り出そうとしやがった。いくら何でも2回も同じ手にはやられない、僕は”アホB”の軸足を掴んで、思いっきり引っ張ってやった。 ”アホB”は後ろに倒れ、コンクリートの土間で後頭部を強打した。一丁あがりである。 キヨトの方は最初の1人を完全にノックアウトし、2人目にかかっていた。しかし残りの奴らに横から顔面パンチをくらっていた。 僕は立ち上がると、キヨトを殴っているパンチパーマの奴の髪の毛をわしづかみにして引っ張った。「オドレこの頭、パーマ液何本使ったねん!クリンクリンやないかぃ!!」指に髪の毛が絡みついてくるくらいクルクルパーマだ。そう言うと、髪の毛を鷲づかみにされて痛がっている”クルクルパーマン”の顔面を、”グー”で思いっきり殴ってあげた。 ”クルクルパーマン”はその場に崩れ落ちた。二丁あがりだ。 キヨトも2人目を撃破したようだった。さぁ、残るは”アホA”一人だけである。「おぃ、後はお前だけやけどどないするんや。やるんやったらやったるど?」僕は”アホA”の目の前に顔面を近づけ言った。「アカン!オドレに選択の権利なんかあるかぃ!シバク!!」と言うなりキヨトがそいつの顔面をドツいた。キヨトは完全にキレていた。止めるのも何なので、好きなようにやらせる事にした。 そして数分後には”アホA”がその場で伸びていた。一件落着である。 こうして一応”クルクルパーマの鬼退治”は終ったのだった。まぁ、どちらが"鬼”なのかはわからないが… そして僕は何気に腕時計に目をやり、そのまま凍り付いてしまった… ライブ開始まで残り30分しかなかったのだ。しかもどんなに急いで行っても、間に合いそうにもない… 最悪だ…。初ライブでいきなり遅刻である。メンバーの怒る顔が目に浮かんだ… …つづく written by ■読んで頂いたついでにワンクリックお願いします○┓ペコリ ★人気ブログランキング ☆ブログコミュニケーション
2009/06/05
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