こんにちは~BrandShop エキュの裕子です!
先日ちょっとしたパーティーで、ヴェネチアのゴンドリエーレとして修行中という男性と知り合いました。
「ゴンドリエーレ」、皆さんご存じでしょうか。
ゴンドラを櫂一本で操り、ヴェネチアの細く入り組んだ運河を
自由自在に渡っていく、船頭さんです。
彼は生粋のヴェネチア人。そしてお父さんもお祖父さんも、
代々ゴンドリエーレだったそうです。もともと、ヴェネチアのゴンドリエーレは世襲制でした。
(今は必ずしもそうではないそうですが)
このお仕事、見た目以上の大変な労働だそうです。
力はもちろん、広い海を漕ぐのとはまったく違う技術が必要。
その上、ゴンドリエーレになるためには長く厳しい修行と
勉強の日々を経なければならないとか。
何百年もの間、親から子へとゴンドリエーレの技と
船が受け継がれ、ヴェネチアのゴンドラは世界から訪れる
人々を喜ばせてきました。
しかし現代は、ゴンドリエーレの学校があるそうです。
そこでは、船頭さんの実技はもちろん、ヴェネチアと周辺の地理や歴史、英語やフランス語、スペイン語を学びます。
課程を修了するとゴンドラ協会による選抜試験を受けて......
この試験に合格すると、やっと先輩ゴンドリエーレの下で見習いとして修行する資格を得るのだとか!
パーティーで知り合った彼は、今やっとこの段階。
「そんなに大変な思いをして、やっぱりゴンドリエーレに
なりたいものなの?」
と尋ねると、胸を張って答えました。
「もちろんさ! 僕は故郷ヴェネチアに誇りを持って
いるからね!」
何百年もの間、男性しかいなかったゴンドリエーレ。実は今は、2人の女性がいるということです。
女性の場合は「ゴンドリエーラ」と呼ばれます。
男性と対等の試験を受けて合格するのは、並大抵の
ことではなかったでしょうね......。