しかたのない蜜
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この作品のタイトルを聞いて、「え、ギルガメッシュないと?」とボケたあなたはもういい大人ですね(^^; 深夜にひっそりと放送していたこの石ノ森章太郎原作のアニメが終了してからそろそろ1ケ月になります。 わりに冒険しているアニメだったと思います。個性的だけどとっつきにくいキャラクターデザインに、セリフに頼らず、キャラクターの動作で感情を表現しようとする演出。 深夜のお楽しみアニメにして、ビデオ録画して観ていました。 そしてあの最終回。 「エヴァンゲリオン」以降、こういう最終回増えましたねえ……。 結末がきれいにつかなくて、どっか後味が悪いという。 「ギルガメッシュ」は竜也と紀世子姉弟のラブストーリーだったそうですが。あのラストシーンの紀代子はたぶん紀世子じゃなくて、紀世子の娘なのでしょうが。 紀世子のあのニターっとした笑いで終わりなんて後味悪すぎます。私はうっかり最終回だけリアルタイムで観てしまったので、その晩寝付きが悪くて大変でした。 ネット上でも「意味不明」との書き込みが多かったので、「みんな同じ感想だったんだ」と思っていました。 が、先日、ある業界関係者の方とお話したところ、「ギルガメッシュの最終回に感動して泣いた」という中学生、高校生の感想がわりに多く寄せられたとのこと。 その方は、「感性が違うんだねえ」とおっしゃっていました。 私もあの最後のニタ~がなければ、感動できたかも……? それにしても、石ノ森章太郎さんが逝去されてから、映像化された作品は「仮面ライダー」シリーズにしろ、あいまいな最終回が多いような気がします。 これも時代でしょうか。
2004年04月21日
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