あたしには神さまが見えない

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nipponites @ Re:過去に遡る旅(06/24) お帰りになさい~ユウリィさん(^^) もう…
Ikuho @ げんきなんだ☆ ユゥリィさん、お元気でしたか? なつか…
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nipponites @ Re:Not, it's too late(09/14) ユウリィさん、こんにちわ、お久しぶりの…
2007/04/10
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カテゴリ: カテゴリ未分類


このご時世だというのに、とても繁盛していて、特にバーテンダーの練達の技量が評判になっているバーだ。しかし、カクテルは門外漢のあたしは、帳口にマカーランの特殊なキュヴェ(と言うのだろうか?)をストレートでいただいたのを皮切りに、季節はずれのテキーラをショットで何杯か飲んだ。何杯か、というのは、四杯目辺りからは数えていないからで、たくさん飲んでも滅多に正体を無くしたことのないあたしが、憂いなく酔いつぶれることができる数少ない方法だったからだ。

勧められたテキーラは飲み干すと岩塩と黒胡椒と、ほんのりと血の香りが鼻腔を刺激した。もともと脆弱なあたしの喉はテキーラに焼かれて悲鳴をあげ、胃袋は不平を告げ、肝臓は呪詛を呻いたけれども、それらを全て黙殺して流し込んだ。以前、ワインテイスティングの秘訣を問われて、「深酒しないことよ」と答えたら笑われたことを思い出しながら。

深酒をすることは、たぶん消極的な自死なのだろうと思う。
あらゆることに未練のあるあたしは、積極的に死を選ぶこともできず、だからといって弱さを強さに変える力もなく、アルコール中毒へと続くゆるやかな傾斜を歩んでいる。逃避の果てに救済されうる何ものかがあるはずもないのに。

あたしは、自分自身弱い人間だって事実を認めつづけることで自戒してきた。弱さを知っていれば、曲がることはあっても折れることはないだろうと思っていたからだ。でも。

それだけでは、駄目なこともある。

以前からの知己でもあるバーテンダーが話し掛けてきた。

「仕事は忙しいですか?」



海辺の砂浜で、砂山を作ることはたやすい。しかしその作業は、いまのあたしには違う星の地表で行う作業のように、現実味を帯びて感じられない。

いつか、できればと思う。





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Last updated  2007/04/11 02:11:08 AM コメントを書く


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