ゆずいちごの日記　

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2007.03.05

昨年さんざん迷った挙句、
やっぱりこの３月末で退職することを決意しました。
今のお仕事も今から考えれば、
６年もの間働かせてもらった愛着のある職場。
オープニングスタッフとして
何もなく、何も分からないところからのスタート、
本当にたくさんのことを学ばせてもらった６年間でした。

まだ、クラスの生徒さんにもお母さんにも
もちろんやめることはお話していません。

今担当しているお母様からは
「また４月からも担任持ってくださいね！！」
と念を押されたりしています。
今年になってからご縁があって担当させていただいたお母様も、
わざわざ希望の曜日を変更してまで私のクラスに通ってきてくれています。
片道１時間かけて通ってきてくれる方も。
この１ヶ月で最後なんだなあ～と思うと
子どもたちの成長も、お母さんたちの成長も、
全てが愛しく思え、
すごく未熟な自分が教室長という大役を任せてもらっていたことへ
今更ながらありがたく感じます。

会社の勤務の体制についてまで、
身体を壊すほど悩み、苦しかった毎日でした。
辞める最後の会社との交渉でも、
「どんなに仕事ができても、あなたみたいな条件の人、
どこも採用する会社なんてないわよ」

子どもを育てる仕事に携わりながら、
「自分の子どもを犠牲にしてまで働かせてほしいという姿勢を見せろ」
というようなことさえ言われました。
私の未熟なところの一つだと思うのですが、
嘘をついてまで「やります」とは言えないなあ、と。

すごく大きな遠い夢ではあったのですが、
会社のことはとっても好きだったので、
子育てをしながらでも胸を張って仕事ができる職場にしたいなあ、
といつも思っていました。
インフルエンザのマサを預けることができなくて、
仕事も休むことができず、
職場に連れて行って寝かせながら仕事をしたこともありました。
どうしても仕事が終わらず、日にちが変わるまで
マサを連れて職場で仕事をしたこともあります。
会社に望んだのは、ある程度の配慮をしてほしいということ。
私が子どもを育てているから会社の思うような時間で働けないと
決め付けられてしまったけれど、
実際には本当に子どもを育てている人にとって最悪の環境でした。
もちろん子どもにとっては相当辛かったと思います。
そんな姿をスタッフには理解してもらうことができなかったけれど・・・。

お母様方にはいつも
「先生頑張ってますよね～～」
などとたくさん励ましてもらっていました。
そして、子どももびっくりするくらいの成長を見せてくれました。
一人の女の子は、絵を描くことが得意で、
それを褒めていたことから始まり
絵本を描いてみることを勧めました。
めきめきと上達して、
今では１週間で何冊もの絵本を描いて来てくれます。
いつか本屋さんに自分の本が並ぶのが夢だといってくれました。
夢の後押しをちょっとでもできたのかな、と思うと、
それだけでも本当にシアワセな気持ちになります。

次のお仕事は、保育園です。
短大時代の恩師からの紹介で面接を受け、
久々にレポートを書きました（笑）！
学生に戻った気分で就職活動、本当に緊張しました。
残念ながら面接の時間の中で伝えられた勤務時間は
早番遅番のシフト勤務の為、
マサの送り迎えに間に合わなかったのです。
マサと一緒にいるために、仕事を変えようとも思っていたので、
すごく魅力的なお仕事でしたが、
後日辞退することにしました。
ですが、即日保育園からお電話をいただき、
ぜひ採用したいので、シフト勤務のない地域育児支援室の担当でどうか、
と本当にありがたいお誘いをしていただき、
即お受けすることにしました。
本当にありがたいお話で、４月からが楽しみです。

今度は自分の身体も、マサの心も、
そして新しく出会う職場の人たちや子どもたちとの絆を
大切にしながら温かい気持ちで過ごせたらいいなと思っています

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