ゆずのとーちゃんの病み上がりの健康ダイエット日記たびたびわんこ時々ディズニー

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2023.12.19
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テーマ: 怪談(69)
カテゴリ: 入院




### 第4章:忘れられた記憶

またもや夜中の12時に目を覚ました。今夜は、何かが私を起こしたような気がした。そして、またもや部屋のホワイトボードにメッセージが現れていた。

「忘れないで」と書かれていた。しかし、何を忘れてはいけないのか、私にはわからなかった。

廊下に出ると、再びあの足音が聞こえてきた。今回は、足音が私を誘うように聞こえた。私は恐る恐るその足音に従った。

足音は病院の地下へと続く階段へと導いた。地下には古い資料室があり、そこはもう何年も使われていなかった。

資料室の扉を開けると、そこには古いファイルや記録が山積みにされていた。そして、ふと、私の名前が書かれたファイルが目に留まった。

ファイルを開くと、そこには私が幼い頃、この病院に入院していたことが記されていた。しかし、私はその記憶を全く持っていなかった。

ファイルには、私が事故に遭い、奇跡的に回復したと書かれていた。そして、その事故で亡くなった看護師の名前も記されていた。



彼女は悲しそうに私を見つめ、「私を忘れないで」と言った。その言葉を聞いて、私は突然、幼い頃の記憶が蘇った。

私はその看護師に深く慕っていた。彼女はいつも私を励まし、優しく看病してくれた。しかし、事故で彼女は亡くなり、私はその悲しみを忘れようとしていた。

「ごめんなさい、忘れていました」と私は涙を流しながら言った。すると、彼女は微笑み、静かに消えていった。

翌朝、私は看護師にその話をしたが、誰も信じてくれなかった。しかし、私は知っている。彼女は私を守るために、ずっとそばにいてくれたのだ。






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最終更新日  2023.12.19 23:20:09コメント(0) | コメントを書く
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