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キーワード 感化、求愛
咸。亨。利貞。取女吉。
(かんはとおる。ていによろし。じょをとるにきち。)
「咸」は感じるということ。「沢山咸の時、通じる。貞正がよい。嫁をもらうには吉」。若い女(沢)と若い男(山)が互いに感じ合い、相通じる姿 です。この卦は恋愛の卦ともいわれ、相手の感じ方、反応の程度を人体の部位を用いて各爻に解説してあります。沢山咸の時は、ツーといえばカーというような 時で、直感に任せてすみやかに事を運ぶことがポイントです。恋愛は急速に進展する時で、理性を失いがちなので、いくら恋愛の卦とはいっても異性問題には一 応 注意を払う時です。真面目な関係ならばいうことはありませんが・・・・・。会社の上司のあなたに対する評価にも応用してみてはいかがでしょうか。
〔大意〕咸(かん)は感のことで「心にひびく」「心が揺れる」など、人の感情を表現するときの言葉として使われる。そこには何か対象が必要ですから、この卦はとくに男女間の感情交流を暗示していると考えられています。
人間は日常の生活領域ではきわめて理性的にふるまうことを要求されるが、一方で「恋は思案のほか」という言葉もあるように、男女の相思相愛といった問題は、精神感応としかいいようのない部分が大きなウエイトを占める。感情中心だからそれだけ難しく、大きな喜びがくるとも、大きな苦しみがくるともいえる。しかし最終的には、よき伴侶、協力者に恵まれると思っていいでしょう。
いわば、あなたの願望が相手によく通じ、相手もあなたのことを思ってくれる。恋愛、結婚はとんとん拍子にすすむし、仕事の面でも良き協力者が得られる吉運と一般にはいわれています。ただし、そうなるためには条件がある。その条件とは、あなたが誠心誠意を込めて相手に接するということです。
潜在意識はその人自身が理性の領域でいくら飾ってもごまかされることがない。だから、口先だけで相手を引きつけようとしても、それはあなた自身の内心が知っているから結局うまくいかない。
感情面では第六感というものが働くから、人を納得させたり、感動させたりすることは、意外に難しいのです。
では、結婚詐欺師のような人間が成功するのはなぜか。それはだまされたがっている人間も世の中にはいるからです。彼らが成功する範囲は意外に狭く、ある種の心的態度の人間しかひっかからない。
彼らはそういう人間を見つけるのに長(た)けているのです。だから、同じ人間が二度も三度もだまされたりするのです。
●初 6 :あなたは強い部分と弱い部分から成り立っていることを自覚しなさい。
咸其拇。
(そのぼにかんず。)
「拇」は足の親指のこと。「足の親指に感じる程度」。大して感じておらず、ちょっと気がある程度です。気持ちがくすぐられても、まだ まだ動くときではありません。会社でのあなたのせっかくの提案もボツになる でしょう。
●二 6 :女定した精神状態を確保しない限り、計画は進展しない。
咸其腓。凶。居吉。
(そのひにかんず。きょう。おればきち。)
「腓」はふくらはぎのこと。「足の曲線美に感ずるようでは凶。動かずにいれば吉」。誘惑があっても心を動かさず、じっとしているのが 一番の時です。
●三 9 :あなたが世間となじむとき、あなたの創造力は活発に働いている。
咸其股。執其随。往吝。
(そのこにかんず。そのしたがうをとる。ゆけばりん。)
「股に感じ色欲に溺れている。感ずるままに従っていく。進んだら恥をかくことになる」。会社の得意先が色仕掛けで近寄ってくるかもし れませんが、後がこわい時です。甘い話に乗ることなく、自分をしっかり保ちましょう。
●四 9 :人を強制したり利用するのをやめなさい。
貞吉。悔亡。憧憧往来。朋従朕爾思。
(ていきち。くいほろぶ。しょうしょうとしておうらいすれば、ともなんじのおもいにしたがう。)
「憧憧」とはそわそわと心が落ち着かないこと。「貞正にして吉。悔いはなくなる。だが、そわそわといったりきたりするようであれば、 似たような仲間が集まってくる」。つまらぬことに心が動きやすい時です。自分を固くガードすることが大切です。
●五 9 :自分で好きになれる自分になるようにふるまうことです。
咸其 脢
(そのばいにかんず。くいなし)
「 脢 」は背肉のところで、欲のないこと。「背中に感じる程度。悔いはない」。鈍感といわれようとも、無関心ゆえ無事を守っていると いったところです。
●上 6 :おろかな人のいうことに耳を貸す必要はない。
咸其輔頬舌。
(そのほきょうぜつにかんず。)
「輔頬舌」は口のこと。「口に感じる」。すなわち口先だけのうまい話に注意するときです。あなた自身、言動に気を配ることです。心で 感じなければ、そして心に誠がなければ駄目です。
◎あなたの考え方、進み方に問題点があります。よく反省し、改めましょう。
「マーフィの易い」 J. マーフィ(昭和 61 年、産能大学出版部)及び以下を参照しています。
http://www.keisho.server-shared.com/64/k31.html