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もう、試写会の感想を書く気力なんてねーよ! とは言いつつ、何の気まぐれで行ったか、昨日、実に、数年ぶりの、国際フォーラムでの試写会、「劇場版SPEC ~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇」を観てきました。まー 書けって、言われたら、書けるけど、何か もー面倒くさくなってね、それに、丁度このドラマを放送していた頃、引っ越しの作業中で、てんやわんやしていたので、この前までやっていた、再放送をかじった程度の、にわかSPECファンだから、あんまり適当な事を書いたらファンに失礼だしね。でも、舞台挨拶は盛り上がったの。真野恵里菜って子が、「さとりんダンス」ってのを踊ったり。http://www.youtube.com/watch?v=0BbPOR29o7w当麻の「たかまるぅー」って台詞の生を聞けたし。兎に角、ほぼオールキャストでの登壇でしたからね、栗山千明もいたし、誰もが知っている、有名人が、ぞろぞろと。舞台挨拶が終わる時、俳優さん達が出口に向かうんですが、それが、右手から出ていくのかと思いきや、左手から出ていき、丁度、左手の通路側、前から3列目だったので、目の前を通る! ミーハーじゃないけど、思わず身を乗り出して、「そのサイン書いたボール、こっちにも投げてくれー!」と思ったのでした、ん? 十分、ミーハーですね、前言撤回。ぶっちゃけ それだけで、もう、お腹いっぱいになり、正直、映画なんて、どーでも良くなってね、とか書くと、ファンからフルボッコにされそうだから、書かないけど、って、書いてるか。 同伴してくれた、SPECファンな方は、「後編は盛り上がるかな?」って仰っていましたし、これを観ると、「絶対、爻(コウ)ノ篇 観に行きたくなる!」って終わり方でした。あと、23日、水曜日にTBS系列で、「SPEC 零」ってのが放送されるし、予習には良いかもね。 スペックの本編、の前日譚っぽい位置づけな内容っぽいですし、SPEC本編未見の方も、入門編的?なドラマ、時期的にも丁度観て良いかもです。なんかねー 国際フォーラム、試写状と入場チケットと交換して、周辺をふらふらしていたら、やっぱりいました、当麻の格好した人。 まぁ、赤のキャリーバッグを引きずって、左腕、包帯巻いて、三角巾で、吊して服装もそれっぽい格好、その程度だったら、とか、それは、もう「その程度」じゃないけど、その人が、国際フォーラムの地下って、モフモフカーペットなのです、なので、寝っ転がっても余り抵抗がないというか、で、其処で、バターンと寝っ転がって、且つ、ポーズを決めつつ、隣に赤のキャリーバッグをアクセントに置いて、写真撮影していたのが、印象的でした。「ケイゾク」のファンには、「何時か、2を作ってくれ-!」で、実際制作発表時には「ケイゾク2」と表記されていたので、堤テイストが好きなら、でも、「TRICK」は合わなかったのよねーって人には、打って付けな内容、キャラ設定、なドラマでした。真剣なんだけど、笑わせると言うか、ふふっ笑 な感じで、笑わせる、さじ加減が、完全に笑わせる路線な「TRICK」とは違って、結構ハードなシーンもあるのが、SPECのファンを増やした、3年も経過しているのに、未だ色褪せない、魅力なのだなって思うのです。あと、やっぱり、当麻と瀬文のキャラも、上記の「コスしたくなるー」な当麻の、服装、キャリーバッグ等、その辺のアクセントとか、瀬文のSIT上がりの軍事マニアでストイックな、とか、そう言う設定が、堪らないって人は、とてもお勧めなドラマなので、好きな人はもの凄くフィットする作品ですから、テレビシリーズをDVDをレンタルして、観るのも良いかも知れません。 なかなか面白いですよー
2013年10月22日
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日々、著しい無気力感に苛まれつつ、しかし、久し振りに、自力で応募し、当選した試写会だったので、文京シビックホール迄、無い気合いを振り絞って行って、観て来ました。冒頭の説明調な展開から、一転して、兎に角、津波に襲われるシーンのリアリティが凄まじいです。それから、この映画の中心を成す家族を含め、混乱の極みに達する人々の、絶望感、唐突に、突如襲った、災厄に対して、茫然自失しながらも、前に進まざる得ない、そんな状況が、圧倒的な現実感で、観る人達に対して、説得力を与えてきます。観る側も、行き場の無い絶望感に曝されます。 なので、メンタル弱めな時に観ると精神的なダメージを食らう恐れがあります。特に、映倫で年齢制限が掛かった作品では無いですが、3.11の被災地、特に、実際の津波にのみ込まれ、奇跡的に生還した人には、決して観せるべき映画では無いでしょう… 明らかに、フラッシュバックする内容ですし。しかし、そのリアリティが有ってこそ、この映画の質を極めて高くしている一因でもあります。正に、「生きるだけで精一杯」な極限状況下で、それでも、人は人に優しく出来るか? この映画は、そんな問い掛けをを投げかけられている感じでした。日々を怠惰に過ごし、惰性で生きている、甘ったれた自分にとって、この映画の内容は、ショッキングですし、正直、観ていて辛かったです。時に、現実から目を背けたくなる、逃避したくなる、しかし、逃げ切れない現実が迫ってきた時、如何に立ち向かうべきか? そんなサバイバルな局面にぶつかった場合の心構えだけはしとこうと、再考させられる、そんな内容を多分に含んだ映画です。実際、ニュース映像でしか、津波の恐怖感だけを、どこかフィクション的に捉えている節がある、そんな人達には、避けて通れない、そんな作品かと。 この映画、視聴は精神的にきついですが、敢えて、目を背けず、直視すべきだと感じました。
2013年05月12日
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何時も、お世話になっている方から、またまた、試写状を頂き、有り難く、感謝しつつ、会場の有楽町まで行って来ました。こう、この手の映画で、レビューを書くとなると、「ストーリーに沿って蘊蓄を語る」って感じになって仕舞い、思いっ切り、ネタバレですよ、な、文章になるので、公開前なので、気を付けて書いていきます。えっと、デンゼル・ワシントンは、多分ですが、出演作のチョイスにはかなり慎重になって選択しているのかと思われました、な出来具合。 まー、良く出来た完成度のサスペンス・アクション映画に満足度は高かったです。導入部は、かる~く流して、且つ、それなりに飽きさせずに見せて、デンゼル・ワシントンの登場から、ぐわーっと話しが急展開に。その辺は退屈な説明調にならず、テンポ良く、個々のキャラクターの情報開示。そして、激しいアクションへ突入。のち、カーアクションも加わり、激しさを増す感じで。んで、デンゼル・ワシントンが「悪役」って、宣伝のキャッチ・コピーにもこの単語は出てきますが、おっとっと、ここから先は、ネタバレね、危ない危ない。 以下略、なので、それが、この映画に深みと言うか、エッセンスみたいな、味付けをしているので、終始、観ていて、飽きさせませんでした。ひとつ、難癖を付けるなら、ラストは、うーん、もう一捻り欲しかったかな?と、欲を言ったり。 最後に、もう少し、あとちょっと、プラスアルファを付け加えて、鑑賞後のカタルシスに浸らせる、みたいな演出があったらなーと。好きなシーンは、二人で逃亡中に、狭い薬局内でデンゼル・ワシントンが、自分の過去を語る場面が何とも。 こう言うのって、脚本命ですけど、なかなか良いデンゼルの独り語りでした。 静かな画、カットですが、語りで、引き込まれる、みたいな。 なるほどなるほど、だから、こーなったのね、と、劇中の演出、展開に、説得力を更に持たせられる感じが。観た人には分かると思いますが、「やっぱり、俺がいないとダメだろーが!このひよっこめ!」な歪なバディ物と捉える事も出来る映画かと。公開時、まだ暑さの残る9月、スカッと爽やか、サスペンスフルな激しい肉弾戦アクション映画を観たい!って人には、1800円の価値はあると思います。 この手の映画は、是非、映画館の大きなスクリーンでの鑑賞をお勧めしたい所です。公開後、加筆追加修正するかも? 言いたいねん!書きたいねん!あそことか、あのシーンとかを語りたいねん!でも、公開前だから、ネタバレはダメー。
2012年08月25日
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またまた、有り難き方から、試写状を頂き、雨の中、中野まで行って来て鑑賞してきました。この映画の主演は、元WWEヘビー級チャンピオンのマッチョな方。 もう、画面から出る存在感は、流石、本場のプロレスラーの元チャンピオンって感じで、ずっしりとした重量感アリアリな感じはそれだけで、「絵」になると言うか。話しの流れは、「ライジング・サン」って店舗の名前の違法カジノもやっている風俗店で、元刑事であり、今は其処の用心棒の主人公が、「オレじゃ無い!」と濡れ衣を着せられ、話が進むに従ってどんどん追い詰められていく、んで、最後の黒幕は実は、、、って、ストーリーテリングは、ありがちっちゃーありがちで、且つ、序盤になーんとなく、その黒幕が分かってしまう感、無きにしも非ずですけど、予備知識ゼロで鑑賞に臨んだ故、結構アクション含め、楽しめました。この手の映画の肝?でもあるアクションシーンは、主演である彼の体躯を生かした、地味ながらも、リアリティのある、重量級なずしーんとしたシーンが多く、勿論ガンアクションもありますが、ある意味、お約束的な、そんな予定調和が敢えて、心地よいエッセンスをこの映画に与えていると思われます。総合的な評価は、可もなく不可もなし、って、言って仕舞えばそれ迄ですけど、上記のアクション映画にありがちな「予定調和」を楽しめる方にはそれなりに評価しても良いかなと言う出来具合に仕上がっているかなぁと、お金払った分、映画の日とかに行ったら楽しめる出来かもです。悲惨な、どんどん窮地に追い詰められていく役を初主演映画ながら、上手く演じていたと思われ。 やはり、主演のごっつい、存在感が、観ていて、飽きさせないというか。鬱陶しい雨の中、スカッと出来るアクションサスペンス映画に仕上がっていました。 余計な事を考えず、映画への没入感は高かったです。
2012年05月15日
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久し振りの、楽天ブログでの日記をば。導入部、掴みはイマイチな感じ、正直退屈感は否めないです。けど、話しが中盤、後半に進むに従って、いつの間にか不覚にも目から涙が…なので、トータルな出来具合は個人的に、高評価でした。何故かというと、、、兎に角、話の中身が、後半に行く程、切なくなっていくのです。モロネタバレになるので、あまり内容を突っ込んで書けないですが、主人公のいとこ(と言う設定?)の女の子との関係が、父親との、それがはっきりした時、そして、別れ際、飛び交う、ほたると掛けて、必ずまた会おうと言った瞬間、消えて、同時に、その子との記憶も消え失せて仕舞って、何事も無かったかのようにその後振る舞う、主人公が、観ていて切なかったのでした。。。絵柄は、ぶっちゃけ、今風では無く、水墨画をカラーにしたような、そんなタッチで、かなり好き嫌いが分かれる絵柄かと思われます。 なので、この話で、絵柄が、ジブリ風味、だったら、また違った評価だったかも知れません、万人受けするという意味で。 興行収入的にも。正直あまりヒットしないというか、先入観で、低い興行収入かと思われますが、出来はかなり良いので、お勧めな一本です。 「カッパのクゥと夏休み」みたいな世間的評価かなと。でも、でも、トータルで観たとき、細部に渡る丁寧な作りには好感が持てますし、意図して、こう言う、絵柄にしたなら、納得ですし、劇中曲も、松任谷正隆氏作曲のノスタルジックな雰囲気に誘う曲、その感覚等、それなりに、評価されるべき作品かと思います。まぁ、最後の最後で、残念なケチを付けるような、一文が表示されますが、それは敢えてスルーの方向で。演出、脚本、共々、涙をそそる出来前です。あと、今日の試写会は、完成披露試写会だったのですけど、MCは女性の映画関係者?が進行役だったのですが、あまりの下手さ加減に辟易しました。。。 はーやーくー終わらせてーと。
2012年05月07日
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短い時間内に、テンポ良く、ストーリーテリング、まとめているな、ってのが正直な感想でしょうか?別に、大掛かりな大作映画、ホリデーシーズン向け、な訳では無いですが、小粒なりに、其処は巧く脚本で良い意味で誤魔化しているかと。冗長な部分は無く、会話シーンは、ジョークとユーモアで、埋め合わせ、そんな笑える作風でした。後半は結構、ハラハラドキドキな展開かな? ラストのアレもなんとなく、ペーソスの感じられる、ビターな味わいで宜しい感じです。正直、ポップコーンムービーな感じ、無きにしも非ず、ですが、決して、つまらない映画では無いです。総合的には及第点にプラスアルファしてもいい出来具合に満足する感じはしましたね。文句を付けるなら、エディ・マーフィの使い方をもっと上手に出来なかったか?って所は有ります、彼のマシンガントークで更にストーリーがテンポ良く出来なかったかなと、、、既存のキャラにおんぶにだっこ、って感、否定は出来ず…まぁ、それは、荒探しであって、前述の通り、映画としての総合的な完成度は高いです。しかし、如何せん、ポップコーンムービーなので、映画の日か、女性でしたら、レディスデーの水曜日に、観に行くことをお勧めします。 結局、なーんにも、残らない映画なのですよね… その辺は残念ですが、そういうものを求める映画では無いですし、過度の期待は禁物ですね。その辺を考慮した上で観に行く分には、それなりに、金券ショップで1000円を払ってチケットを買って、観ても損をした!金と時間を返せ!とはならない映画です。個々のキャラもそれなりに生かしていますし、其処がこの映画の最大のツボだったりしますが、十分楽しめる映画でした。
2012年01月25日
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率直な感想は、一言で書くなら「よく出来たアニメ」でした。冒頭の攻城戦のシーン、個々の歩兵達の動き等、その緻密さ、そしてダイナミックで躍動感溢れる演出、兎に角、あと迫力ある演出、故に、取り敢えず、掴みはオッケーな出来具合に満足です。ガッツとグリフィスの関係性も、さらりと簡潔に短い時間内で描いて、好印象でした。自分は原作は未読ですが、素直なストーリーテリングに、すんなりと感情移入が出来て、奇をてらった、伏線を張りまくりな、正直つまらない、そんな映画では無いと感じました。 80分と尺は短いですが、それ故、濃密な80分の映画に仕上がっているかと。残り、2部「ドルドレイ攻略」 3部「降臨」も、第1部の、このクオリティを維持できれば、それなりに評価されても良いアニメだと思います。やはり、戦闘シーンの多いアニメは、その煩雑さ故、手抜きになりがちですけど、このアニメ、ある意味、凄まじく丁寧に、それらを描写していますね。なので、とっても迫力のある仕上がりになっています、これらは一見の価値ありかと思われ。もう一つ感想を書くなら「やたらと戦闘シーンの多いアニメ」でした、だからと言ってそれらがつまらない訳では無く、「ガッツの無双ぶりかっこえー!」「グリフィスのクールな剣裁きかっけー!」な訳で。 あと、集団戦の迫力とか、かなり見応えがありましたね。つまる所、このアニメ、中世の戦闘をモチーフにしていると思いますが、そのダイナミクスさに燃える要素多々アリなアニメかも知れません。原作を全て読破している人にとって、この映画、どう感じるのか?興味深いです。個人的には総合的な評価は高いです、ハイ。
2012年01月12日
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今年の試写会ライフの締めとして、一ツ橋ホールで先程、「ヒミズ」を観てきました。えーっと、メンタル弱めな時に観ると、どーんとダメージを受けそうな、そんな映画でした。ひたすら、兎に角、重いのでした… 人の「死」がキーワードになっている所為もあるけど、この手の映画にエンターテイメント性を求めるべきでは無いですし、作り手側もそのつもりで製作しているから、激しく観る人を選ぶ映画かも知れませんが。娯楽作ばかり観ていると、馬鹿になっちゃうよ、みたいな、エンターテイメント性ばかり映画に求めちゃイカンとですたい!偶には、こんなヘヴィーな題材を取り扱った映画も観て始めて映画の良さが分かるのですよ、と、制作者側のメッセージ性が強い映画でした。個人的に、自殺とか、未遂している分、余計に負の感情移入のような感じで、映画自体に対して否定的では無いですが、主人公周囲の絶望感とか、気にくわない感じでした。 映画のストーリーテリング自体に難癖を付けるつもりは無いですけど。只ひたすら、絶望感に苛まれる主人公達に嫌な感情移入をした気分でした。希望?そんなのクソ喰らえ!絶望しか無いんだよ!だから死にたいんだよ!でしょうか? この映画のメッセージは、あくまで個人的観点ですが。
2011年12月26日
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この度も何時もお世話になっている方から頂いた試写状で、無事行く事が出来ました。ありがたやありがたや(-人-)観る前は全然期待していなかったこの映画、警察犬ならぬ、警備犬と言う、カテゴリーで描かれた今作、もしも、警察犬だったら、「何故、シェパードを使わないのか?!」と突っ込みを入れたくなりそうでしたが、警備犬だったら、いっか、と、自分を納得させました。兎に角、冒頭から、爆破シーンが多く、その迫力はありました。しかし、ストーリー的に突っ込みどころが多少目立っていたのも否めなく、其処は残念。まぁ、アラは目立ちましたが、それなりに楽しめるエンターテイメント作品としては及第点と挙げられる出来かと。 わんこ好きには堪らないかもです。あと、役者陣の熱演でプラスと言う事で。 ラストは、アレ以外は目頭が熱くなりました。監督が、「海猿」?の人と聞いて、なんか、納得。 テイストが。 一時間ドラマっぽい所とか(ぉ悪くは無い出来なのですが、うーん、ちょっと残念、とも言え無くもあり。 そんな微妙な出来具合に複雑な胸中なのでした…
2011年09月28日
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最近は、映画鑑賞からも遠ざかり、鬱々とした日々を過ごしていましたが、これじゃイカン!と そろそろ試写会にでも行こうかなぁと思っていたら、某氏から、試写状を頂き、有り難く、実に久しぶりの試写会へ行く事になりました。 一ツ橋ホールの17時ルールは相変わらずで、それ迄1階ホールに待機させられました。 30分早目に到着しましたが、もう少し遅めに出発しても良かったかなと後悔。 17時ちょい前になって、階段の方へ列が移動、其処で1時間程待って、開場、無事、何時もの席をキープ。 で、漸く安堵。 しかし、入場時に何時も貰える該当映画のチラシは配布されず、残念。 開映の30分間をぼーっとして過ごし、上映開始。 堤監督と言えば「TRICK」とか、「20世紀少年」など有りますが、今回は大丈夫かなぁ、と思いつつ、一抹の不安を抱えながら鑑賞開始しました。 個人的に壺だったのが、弱々しいけど健気な、はやぶさ君が地上のオペレーター達による必死の努力により、ラスト、大気圏で燃え尽きるシーンにじーんとしま した。 これは、「プラネテス」ってNHKが放送していたアニメがあるのですが、その第一話のクライマックスシーンとダブり、涙無くしては観られませんで した。 2時間20分の長尺はあまり感じ無い出来具合で、個人的満足度は高かったですが、「どーせ、MADE IN JAPANのちっぽけな映画でしょ」と言う大方の偏った先入観から、興行収入的にあまり芳しくない成績かなと思うと、ちと残念です。 堤監督は「包帯クラ ブ」でも全国ロードショーで、散々な成績だったのはWikipediaを参照されたし。 その点では運に恵まれていない監督とも言えます。 ともあれ、俳優陣の安定した演技は、観る者に安心感を与える感覚があり、個人的には丁寧な作りの良作だと感じました。 及第点、5点満点中3点をあげたくなる、そんな映画です。全体的に邦画特有のミニマムな地味さは有りますが、決してつまらない映画では無かったです。
2011年09月18日
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またまた、某映画系SNSでお世話になっている方から頂いた試写状で先程、「星守る犬」試写会、行って観て帰ってきました。 嗚呼、ありがたやありがたや(-人-) 久しぶりに一週間で2本の試写会に行って来ました。 昔は毎週、一週間で3本とか平気で行っていましたが、もう、試写会に応募する気力も無くなり、会場迄、行く気力も無くなり、ひきこもりんぐしていたのですが、頂いた試写状なら、這ってでも行かねば!みたいな、切迫感みたいなのがありますからね、そんな感じで、背中を押されるように行って来ました。 うーん、泣かないぞ!って、構えて観ましたが、あれれ、じわりとは来るけど、それ程、涙腺崩壊する訳でも無く、個人的前評判としては、ううううーん、悪くは無いんですけどね、わんことのロードムービーとしては、でも、これが、原作本から、活字から、映像化する限界なのかなぁ、と感じたりしました。 例の「理由」を後半のあの位置に持って来たのも、どうだろう?と。 なので、何か投げやりな初老の男性のロードムービーと化している感、無きにしも非ず、かもです。 前半で理由が分かれば、「嗚呼、なるほどね」となるのですが、如何せん、訳が分かるのが、後半なので… 導入部の掴みは、宜しいかと。 さくさくっと、進んでいく感じは悪くないかな。まぁ、中盤以降も、個人的感想としては、それ程だれる事も無く、2時間8分、ゆるやか~な映画の流れに身を任せて、飽きる事無く、リラックスして観られました。 あと、東北の沿岸部のあの風景はもう無いのかと思うと、ちと切なくなります。。。 総じて、及第点はあげられる出来具合に、土曜の午後は満足感でお腹いっぱいになりました。
2011年06月04日
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某SNSでご贔屓にさせて貰っている方から頂いた試写状で、よみうりホールまで「奇跡」試写会に先日、行って来ました。 何故か、この監督の作品、「誰も知らない」と「歩いても歩いても」と観ているのですが(空気人形は未見)、是枝裕和(これえだひろかず)が読めなくて、「えーっと、漢字は覚えているんだけどなぁ」と言う人なのでした。前二作も、日常の平凡な作風でしたが、それでも、映画として惹き付ける魅力ある作品に仕上げて成立している、構成力に関しては、監督の技量がはなかなか、かと。今回も、ストーリーテリング的には、「だから何?」とぶっちゃけ言ってしまえば、それ迄なのですが、そこまでに至る過程、各シーンのちょっとしたエッセンスが、魅力的であり、且つ、映画的でもあるかと感じられます。 この辺りは、監督の技量と、才能に負う部分が大きいと思います。「誰も知らない」でもそうでしたけど、この監督、子役の使い方が上手とも感じました。この映画の主役の兄弟、ホントの兄弟、んで、芸人、だから、堂に入った演技していたのかなと。個人的には、好きな作風ですけどね。こう言う、如何にも「映画的」と言う曖昧ですが、そんな作品は。 128分の時間は余り感じられませんでした。 長時間なので、最初は身構えていたのですが、ゆる~い展開に、こちらの時間軸も、ゆる~くなった感じでしょうか? 挿入歌のくるりの曲同様、まったりとした時間を過ごさせて頂きました。
2011年06月01日
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楽天のブログがトラックバックを受け付けなくなる仕様にしてしまったので、移転先が見つかるまで、此処に取り敢えず、下書きを。 本日は、「岳 ガク」ってGW公開映画の試写会に行って来ました。 観る前は、どうせ邦画だろ、大したことないだろ、と、期待3割程度で観ましたが、冒頭から思わず涙腺決壊するようなシーンが上手くインサートされており、不意打ち的にうるっと来て仕舞い。前言撤回となりました。 まぁ、人の生死を扱っているので、必然的に泣きのシーンが多くなるのですが、それを、「ベタだなぁ~」と冷ややかに捉えるか? 若しくは肯定的に捉えるかで、この映画の評価が人によって変わってくると思います。 原作はコミックらしいですが、自分は読んでいませんけど、上手く原作を消化していると思われる出来かと。 2時間5分と言う尺の長さをあまり感じさせない、スピーディーで、テンポの良い展開はそれなりに観る者を飽きさせない、惹き付ける魅力があると感じられます。 主人公の三歩のキャラ設定も、あまり無理を感じませんでした。 何処か、飄々とした生き様を上手く体現している、小栗旬の演技はそれなりに評価されても宜しいかと思われ。 長澤まさみも肩肘張らず、一演技者として、普通に女優な演技をしていました。 ラストは賛否両論でしょうね、、、アレをどう捉えるか、うーん、まぁ、個人的にはそれもアリかな?と甘ちゃんな思考で。 総合的に悪くない出来でしたよ、1800円は高いとしても、1400円程度の出来具合なので、金券ショップで安くチケット購入して観てみるのも宜しいでしょうか。
2011年04月22日
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新橋で、試写会がありました、が、スニークプレビューで、ロードショー開始若しくは一般試写会まで口外できない為、今回の映画の感想は後日書きます。ヒントは、松ちゃんの新作映画。
2011年04月10日
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スネオが、頭を丸めて、お坊さんになり、挑んだ、初主演映画。観終わっての感想は、小綺麗に纏まったてたな、でした。きちんと映画としての起承転結がしっかりしていると思える出来前でした。超大作とか、超話題作、では無いですけど、偶にはこう言う味のある、がつがつ大盛りじゃない、ヘルシーで小食な出来具合な作品も宜しいかと、思います。演技自体は、メンヘラじゃないと分からない、常に俯いて、周囲に漂わせる、無気力感とか、スネオなりに上手く表現出来ていたと感じました。ともさかりえとの絡みが少なかったのは、意外というか、これで、実生活で、結婚まで縺れ込んだのか? と、思うと、拍子抜けを喰らいます。 カットも少ないし、どーいう関係というか成り行きで、結婚まで漕ぎ着けたのか、その辺が、摩訶不思議、この映画を観て、解けない疑問、その一でした。ホント、上記の通り、さらりと、ヘルシーな出来具合なので、余り深く突っ込めないと言ってしまえばそれ迄ですが、まぁ、菜食主義的な映画とでも申しましょうか? スネオの歌らしい、ポップな感覚がなきにしもあらず、でした。 良い意味でね。あと、ちゃんとお経を暗唱出来ていたのは、がんばりましたで賞、☆4つ、挙げたくなりました。うーん、物足りない、と言ってしまうと、この手の映画には酷かな?と感じますので、☆三つで、総合的にはまぁまぁ良く出来ましたで賞は挙げたくなります。 個人的には好きですけどね、こう言う映画も。
2010年12月10日
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上映前に、スーパードラマTVの番組で吹き替えをしている人が「声だけ」登場、自分の登場ドラマでの担当キャラを暫し語った後、入場時に配布された整理券で、抽選会。 んで、自分は外れましたが、同伴者様がご当選、まぁ、ぶっちゃけ、いらねーって代物でしたが、当たって嬉しい、ハズレよりは、と。で、上映開始。個人的にはなかなかの佳作だと感じました。 シチュエーション的にはよくあるパターンですが、二人の境遇の違う少年の今を生きる事への抗う姿が、こう、応援したくなる、と言うか。 どちらも不幸な境遇なので尚更で。 んじゃ、その不幸に苛まれているかと問われれば、確かに、絶望する時もある。けど、 不器用ながら、映画作りで相反する二人の距離が縮まったのは事実であり。 最初は、偽りの友情だったかも知れないけど、それが本当の友情に昇華する過程が何とも言えず。 ぎこちないから、先程の、応援したくなる、そんな心情を観客に感情移入させるかもです。 クライマックスのあのシーンとか、鬱積した今までの感情を爆発させて、現状打破をしている感じですし。 つまるところ、その辺にこの映画のテーマ性が収束されるのかも知れません。 94分、短いながらも楽しめる作品でした。 下手に冗長なのも、アレですしね、さくっと、気楽に観られるという意味ではお勧めな作品です。
2010年10月14日
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公式サイトはこちら。【サブカルちゃんねる】映画「REDLINE」石井克人×小池健監督 熱く格好いい究極アニメ上映前に小池健監督と、脚本、原作の石井克人氏の二人がステージの中央に登壇。その後、劇場後方から、サプライズゲストとして、木村拓哉が登場して、会場は一斉に黄色い声に包まれました。 恰好は、本編アニメの役柄「JP」を意識した、革ジャン、リーゼントな仕様。入場時に配られた旗を振って、瞬間、パーンとクラッカーが弾けたり、概ね楽しい試写会、舞台挨拶でした。んで、本編の映画ですが、流石に7年、制作に費やしていただけあって、書き込みの凄まじさは目を見張る物がありましたね。 あと、冒頭のレースシーンの爆音とか。 個人的に感じたのですが、もう少し、あの爆音な音楽を前面に押し出しても良かったかもです。蒼井優のアテレコは実に自然でした。 普通に声優さんしていました。浅野忠信のアウトローな、あのキャラの感覚も、ボイスで生かされていたかと。これは、映画館で、爆音で、観る映画かと感じました。 家じゃ、あんな音量では観られないですし、尚更で。全編手書きですが、処理にCGを偶に使っています。まぁ、「全編手書き」に嘘偽りはないので、多分、制作期間に7年掛かっていますし、その辺の「手書き独特の味」もこのアニメの魅力でしょう。なので、ストーリー本編、内容に突っ込みを入れるのは野暮かなぁと思ったりして。環境映画風に観るのをお勧めします。 爆音とか。
2010年10月06日
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公式サイト 取り敢えず、R-15+指定映画。佐藤寛子のフルヌードシーンもありますから。 上映前に、ほぼフルキャストでの舞台挨拶が行われた今回の試写会。 やっぱり竹中直人は、差し出されたマイクを逆さに持ってスピーチするお約束な挨拶で始まり、宍戸錠は今日の映画のネタバレをするし、でも、現場とか、しんどい場所だと、竹中直人の様な、パーソナリティを持った人が一人でもいれば、緊迫して疲弊した場が和むというか… こう言う「実はしっかりした人」って映画の完成度を上げるのに必須と感じた、今回の舞台挨拶、上半期には「ACACIA」の舞台挨拶だけでしたが、下半期に入り、漸く楽しかったと言える舞台挨拶に出会えました。まぁ、映画の内容は、明らかに、「銀座シネパトス」系の雰囲気に満ち満ちた、そんなテンションで展開される、それじゃ、つまらない、かと言えばそうでも無く、逆に、夜の歌舞伎町の雰囲気を巧みな演出でリアリステックに表現している様は、見事であり、竹中直人を引っかけるポン引き、こう言うの、いるいるー!って感じで。 数シーンの、ちょい役ですけど、彼は個人的にお気に入りですね。映画の総合的な出来具合に関して言えば、個人的な満足度は高かったです。 邦画としては、及第点オーバーなレベルかと。 ストーリーテリングも、なかなか凝っていますし、展開的にも面白いので、是非、映画の日にでも、シネパトスのあの雰囲気の中での鑑賞をお勧め致します。 と、此処で、試写会ライフの復活宣言を致します。 長い間、ブログを放置していてゴメンナサイm(__)mこれからは、せっせと、映画を観て、感想をアップ致します。長い鬱期よさらば、、、
2010年09月28日
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初めて行った、ユナイテッドシネマとしまえん、其処で、「NECK」の試写会が開催され、雨の中、行って来ました。んで、今回は、映画SNSで以前試写状をお譲り頂き、今のSNSにお誘いを受け、お世話になった方と同伴で、その方と、ぷち映画の話で待ち時間の間、暫し盛り上がり、楽しかったです。が!しかし、肝心の映画の出来具合、「鴨川ホルモー」的な、「なくもんか」系の、ぶっちゃけ、個人的には、この手の、馬鹿馬鹿しい映画はどうにも受け付けず、思いっきし、大っ嫌いなので、折角誘って頂いた方に失礼極まりませんが、こんな事を言うのは非常に憚れますけど、とっても「つまんねー」映画でした… そう言えば「鴨川ホルモー」にも、栗山千明様は出演していましたが、今回も出演されており、もっと、出演作を吟味して出ろ!と言いたくなりました。冒頭から、ゆる~い感じで、進行していくストーリーに「もう、いいや、眠ろう」と目を閉じたので、肝心のストーリーは、あまり把握は出来ず、感想を書けない始末に…うーん、やっぱり自分は、この手の映画は無理ですね、だらだら演出、時間を返せ系の映画とか、、、まぁ、「鴨川ホルモー」が好きな方「なくもんか」が気に入っている方とかには、お勧めできます。 が、が! 「よっしゃー!【映画】を観るぞ」と構えて、お金を払って、貴重な時間を削って、わざわざ映画館に行って、観るスタイルの映画じゃないですね、すんげぇ、馬鹿っぽい映画なので。。。それでも良い! 自分はこう言う映画が好きなんだ! って人もいますので、一概に、この映画を全否定は出来ませんが… でもなぁ、こんな映画に、よく、出資者がいたなぁ、と思ったりします。入場時に配布されたアンケート用紙には星、一つ、と記入しました。相武紗季がどんだけ可愛くても、許せる時と許せないときがある訳で…
2010年07月30日
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ドリームワークスのCGアニメだと、「シュレック」とかが思い浮かびますが、個人的に「シュレック」は、先入観だけですが、「キャラがキモイ」と言うイメージしか湧かなく、スルーしています。 あと、アメリカンジョークとか、日本人受けしなさそうで、ぶっちゃけ、食わず嫌いですが…で、今回は吹き替え、しかし、安易に話題性作りで、芸能人を使わず、しっかりとした役者が吹き替えしています。キャラクター造形も、普遍性があり、上記の「シュレック」等と違い、日本人にもすんなり受け入れられる、癖のない、素直に子供受けしそうな、優しいと感じる表情とか、可愛かったです。結論から言うと、総合的な出来具合は、この前観た「借りぐらしのアリエッティ」より、数段上と個人的に感じました。今回の試写会は、2Dでの上映でしたけど、ドラゴンに少年が乗って飛ぶシーンとか、ああ言う飛翔感は、3Dでもう一度観たくなる、そう思う、CGならではの、爽快感とでも申しましょうか? その辺は、とても良く出来ていました。ストーリーテリングも、分かり易く、且つ、ちゃんとしたテーマ性を持ち、ラストの、「あの」切なさ、安直と言って仕舞えばそれ迄ですが、思わず、目頭が熱くなりました。 でも、勿論?、ハッピーエンドですよ。突出した、素晴らしい、出来具合ではないですが、要所要所、しっかり押さえる所は押さえる、そんな、素直な脚本、演出は好印象でした。それを思うと「借りぐらしのアリエッティ」がどれだけ、アレな出来具合だったかと、ついつい比較してしまいますが、やっぱり、アレはジブリ的には駄作と個人的に感じます。 んで、今回の映画は、及第点を挙げられる、きちんとした土台に、骨組みのしっかりした、そんな作りに、ドリームワークスの作品で、CGアニメ作品では、久しぶりのヒットかと。良く出来ていますよ、ホント。
2010年07月11日
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ジブリ作品としては、下の中、な出来具合でした。1時間34分の作品なのに、だるーな演出、脚本、見せ場無し、山場無し…一鑑賞者としては、兎に角、ひたすら、感情移入しようとしても、前半のあまりのだるさに、辟易して、後半の、プチエピソードに、「だから何?」と突っ込みを入れたくなる、そんな作品でした。あ、「絵」は流石に綺麗でしたよ、自然描写の書き込み具合は凄まじかったですね。 でも、ストーリーテリングが、如何せん、イマイチ、なので、自宅のテレビで観ると確実に寝るような、そんな、作品でした。。。ジブリで宮崎駿監督以外で、評価出来るのは、「耳をすませば」くらいなので、ぶっちゃけ、今回の作品は、「失敗作」の烙印を押されかねない、そんな危惧を鑑賞後、抱いています。如何せん、1時間34分じゃ、短すぎる訳で、それに、脚本と演出もダメダメで、怠くて、なってないし、もう、この作品に求めるのは「アリエッティが可愛い」くらいしか無いです。あと、声優陣は、相変わらずの役者を使うスタンスでしたけど、それなりに嵌っていましたね、神木隆之介とか、心臓病を患っている病弱な少年、って、役柄的に彼の声にはぴったりでした。樹木希林も良い味出していましたね、役柄も良かったですし。でも! だけど! 1800円を払って観る価値は無し! と、個人的には感じました。スゲー暇で、何もやる事がない、何か暇潰しを、って人で、300円だったら、観ても良いかもです。 アリエッティが可愛いで。だけで。
2010年07月05日
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三億円事件と言う、誰もが知っている、大事件を、警察内部組織との絡みと、60年安保闘争を素材に、上手くフィクション化し、それを巧みな演出で、映像化した、今回の作品。 奥田瑛二と渡辺大の熱演と相まって、なかなか見応えのある映画に仕上がっていると感じました。この手の映画にある「嘘くさー」な演出はほぼ皆無で、ひたすらリアリステックな描写はこの映画への観客の没入感を高めます。冒頭、刑事のいる机にほぼ何ものっていない状態だったのですけど、あれは、敢えて、リアリティを追求してああしたのか、道具係が、只単に、めんどくせーで、ああなったのか、ちょっと疑問でした。が、それ以降の畳み掛けるような、スピーディな展開は、ハラハラドキドキ、こう言うジャンルの映画では良くある台詞「これ以上の深入りはヤバイっすよ!」も緊迫感がこもって、現実の三億円事件とリンクして、真実実が増すというか。ミニマムな家族間のいざこざから、警察組織と言うスケールが大きい、そんな違う素材を上手く纏めた、そんな感じを受けました。総合的な出来具合は、未見前は「つまらないだろう」と思っていたら「あら、ちょっと面白いじゃない」な、意外性を加味して、及第点をあげたくなる、そんな完成度でした。因みに、上映前、協賛企業、スポンサー商材を長々と説明して、ヒロイン役の川村かおりも来たのですが、あまり盛り上がらず、何か、マイナスイメージだけな印象的だった上映前のイベントが、ちと、うざかったです。
2010年06月24日
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長い副題の邦題ですか、ゴールデングローブ賞、作品賞を受賞した、コメディ映画としては異例?な高評価&ヒットを飛ばした作品です。個人的には、アメリカのコメディ映画、と言うか、コメディ映画全般があまり好みの範疇には入っていないのですけど、それを差し引いても、今回の作品は「楽しめた」作品でした。4人で、仲間の一人が結婚する事になって、独身最後のはっちゃけを、ベガスで実行しようとして、しかし、一泊目で、夜中の記憶を失い、朝目が覚めたら、結婚予定の男性一人がいなくなって、その彼を捜しに、奔走する、って、設定自体は、ありきたりですけど、演出の一つ一つが上手であり、スピーディで、上映時間100分間、飽きずに鑑賞出来ました。ハングオーバーとは、「二日酔い」って意味らしく、正に、その通りの事を、エンドクレジットで明かされますが、やっちゃっているのでした。で、マイク・タイソン宅から虎を盗んだり、中国系の金持ちに酷い事をして、しかし、本人達は全然覚えていないので「何でこんな目に遭うの?」と表向きのストーリー展開では、彼らは、「被害者」的な扱いですけど、まぁ、その辺は、ネタバレになるので、敢えて書きませんが、それを含めて、良く出来た、ストーリーテリングで、鑑賞者の没入感は高いですね。 同情的な意味で。因みに、終映後、場所を移して、フリードリンク(勿論アルコール系)のイベントがあり、ゲストに、山本譲司が出てきて、色々、お酒にまつわる楽しいトークをしてくれました。
2010年06月22日
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アメリカ製のドラマ、三本立て、でした。 一本終わったら、感想を書き、もう一本観たら、再び感想を書きの繰り返しで、少々疲れ気味だったり。 最初に「V」って言うドラマ第一話目、この手の大作ドラマって、大体、一話目が、スペシャルで約1時間枠だったりしますが、これも、と言うか、今回の三作品全て、同じ尺でしたけど、この「V」ってドラマも、同様で、スペシャル1時間枠でした。 うーん、最初のこの作品、テンポは良いかもしれなかったです、この「V」って頭文字は、「Visitor」から取った物で、突如各国主要都市上空に現れた宇宙船に、最初は友好的だけど、実は、、、みたいな、話で、これは、地上波で放送されたら、そこそこ良い視聴率を稼ぐのではと思わせる出来具合でした。 次の「ヴァンパイアダイアリー」は完全にアメリカのティーン向けドラマでした、なので、ちょっと自分の世代だと、置いてけぼりを喰らってしまった感、なきにしもあらずでした。 どーっかで、観たような構成だなぁと思ったら、映画「トワイライト 初恋」だったなと既視感を感じたりして。 ヴァンパイア物は、かなり使い古された感ありますが、やっぱり、何処か、お約束な演出で、少々辟易したり、ぶっちゃけ、退屈だったりしました。 最後は「チャック」と言う、コメディ仕立てのドラマでした、話の本筋はシリアスですが、要所要所に笑いがインサートされて、そこそこ楽しかったと言えるかもです。 まぁ、正直、早く三作品とも地上波で放送して欲しい気持ちがあります。 CSだと、視聴者も限られてきますし、深夜枠で是非「V」の続きを観たいです。 「V」は何だろ? ドラマだから、大スペクタクルな映像は厳しいので(それでもかなりVFXは頑張っていましたが)ヒューマンドラマ仕立てで、ストーリーが進行していくのかなと思ったりします。 その出来具合、導入部だけ、さわりしか観ていませんが、そこそこ良く出来ている感じを受けました。 なので、放送されたら、見続けるかもです。
2010年06月20日
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この手の、「世紀末(じゃないけど)荒廃した世界」とかの物語は、結構最近は見掛けますが、「ザ・ウォーカー」とか、ちょい前ですが「2012」「マッドマックス2」等ありますけど、正直、辟易しているとも言えますけど、懲りずに、この映画も、それ系の、(以下中略)な映画でした。で終わったら、あんまりなので、ぷち感想を。ヴィゴ・モーテンセンと、コディ・スミット=マクフィーと言う子役の二人組が「南を目指して」旅を続ける、って、設定自体がもう、使い古された感、なきにしもあらずですが、兎に角、マッドマックス2系の人達が、彼らを襲うのでした。その襲う人達は、人肉を喰らう人達で、その恐怖二怯えつつ、食料を探しながら、只、ひたすら、南に向かって、旅を続ける過程を描いています。そこで、道中、ロバート・デュバルとか、最後の最後での登場ですが、ガイ・ピアーズなどと出会い、別れを繰り返しつつ、「人としての尊厳」を保つ事をモットーにして、あくまでも、人肉を喰らう人達、その為に生きている人達を襲う、そんな真似は絶対にしない、嫌悪する、人間としての正しき道を歩み続ける、道徳性をアピールした、映画でした。うーん、掴みはそこそこ良かったですが、その後が… 惰性で延々とだらだら演出を続けているのが、ダメっぽくあり。根本的に、根幹となる脚本がダメダメかなと、思うのでした。。。それに、味付けしようにも、元がダメなら、どうしようも無く。うーん、VFXも頑張っているのは分かるのですが、スペクタクル感では、到底「2012」には敵わず。結局、この映画、つまらない、そんな結論で。
2010年06月17日
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某「ソラニン」と似た様な、諸々の事情で当たり障りのない感想になってしまうのはご了承下さいませm(__)m彼氏との事故後10分間の記憶を失い、それを知りたいが為、記憶を辿り、其処で様々な人と巡り会い、ラストに結果が示される、そんな展開の映画でした。北川景子と、大塚寧々との最初は突き放した関係性が、徐々に融和し、交錯しつつ、この映画の本題である、「事故直後10分間の記憶」を紡ぎ出していく。大塚寧々演じる、真希子が抱えている過去の辛い思い出と北川景子演ずる泉美との境遇が重なり、それを切っ掛けに、徐々に距離を縮めていく二人が見つけるその失われた記憶の真実は、是非、劇場で観て欲しいです。
2010年06月16日
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ジャッキー・チェン、ハリウッド進出30周年記念作品と銘打たれた、今回の作品。 いや、東洋人で、ハリウッドの地に於いて、彼の残した功績は大きいと思うのです。 所詮東洋人が、って、固定概念を、多少なりとも打ち崩したと感じるので。映画の出来は、可もなく不可もなし、ですが、彼自身の年齢を考えると、「まぁ、よく頑張るなぁ」と、思うアクションシーン、勿論、若い頃のキレとか、ジェット・リー等と比較すると、流石に、大人しめなアクションですが、それでも、一般人と違い、彼の今の年齢を考えると、大した物だと、感嘆符が付きます。ある意味、身体を張った演技、しかし今じゃ、VFXで何とかなる、そんな、現代、古風とも言える、彼の演技に対するスタイル、信条、が、この映画の構成要素かと言えるかも知れません。内心「もう、いい加減、演技派に転向したいんだよ…」と言いたくなる、例えば、今回の映画で、ドラマ部分を多めにフォーカスしていたりしますが、やっぱり、「ジャッキー・チェン=身体を張った演技」とカテゴライズされてしまうのは、ちょっと可哀想ですが、でも、身体の持つまで、ファン的には、正統派アクションスターであって欲しいです。
2010年06月07日
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アントニオ猪木の独壇場に、辻仁成監督は置いてきぼり上映前に、アントニオ猪木、林凌雅、辻仁成監督、エンドロール曲担当のELTの持田香織、の四人が登壇した試写会でした。アントニオ猪木、結構、お茶目な方で、発言が楽しかったです。林凌雅クンは子役ですが、最近の子役は肝が据わっているというか、ちっとも緊張していない佇まいでした。辻仁成氏は…何というか、やっぱり、ナルシストが、かなり入っている風貌で、イケメンでした。最後の持田香織は、監督の奥さんの友達らしく、その繋がりで、今回の映画のエンドクレジット曲を担当。 んで、一通り舞台挨拶が終わったら、アコーステックで、担当した曲を一曲披露する、そんなサプライズが。で、アントニオ猪木と言えば、折角登場したんだから、やっぱり「アレ」がないと納得しない訳で、最後に、「いち、に、さん、だーっ!!」と一緒にやれたのが、幸せでした。で、肝心の映画ですが、イントロダクション参照で。奇をてらった、そんな、脚本ではなく、至って、素朴で、シンプルなストーリーテリングで、その辺は好感触でした。ぶっちゃけ、可もなく不可もなし、な映画と言って仕舞えばそれ迄ですけど、やはり、「アントニオ猪木」の存在感が大きい訳で、勿論、彼は、役者じゃないので、本格的な演技を要求するのは酷ですから、その辺は大目に見て、子役の林凌雅クンの、やたらこの子、子供なのに、随分と演技達者だなぁ、と、感心したり、そんな視点で、観るのをお勧めします。ミニマムで、シンプルな映画ですが、それがこの映画の良い所かもです。肩肘張らずに、「しゃー!映画を観るぞ!」って構えて観る、そんな、鑑賞スタイルじゃないジャンルの映画ですね。兎に角、「主演:アントニオ猪木」で、それで満足する映画かと。
2010年05月31日
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ちょい前に、スニークプレビューで鑑賞した作品でしたが、当日は口外禁止だったので、今更感想を。うーん、何故、今更(じゃない問題だけど)イラク戦争の大量破壊兵器問題を扱った映画を、この時期に制作するのかと? と、まず、その点に疑問符が。 素材自体がちと古すぎないか?等と思ったり。単純にサスペンス映画として観ても、うーん、な出来具合で、イマイチ、全編シャキッとしない展開に、退屈感が、鑑賞中、なきにしもあらずだったりして。アクションシーンは、まぁまぁだったかな? でも、上述の退屈感を打ち消す事は出来ず。まぁ、ぶっちゃけ言うと、「あんまり楽しめない、つまんない」映画でした。もっと、ジャーナリスティックな視点から描けば、緊迫感も増したかもです。如何せん、軍人側からの視点だと、うーん、この程度かぁ、と感じました。イマイチ、サスペンフルに欠ける感があったのです。尚、当日は、午前10時から上映でしたけど、試写室がかなり暑かったです…
2010年05月20日
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個人的に、井筒和幸監督の作品は好きではないです。 監督のこれまでの作品、どれもこれも、中途半端な出来具合と感じます。で、今回も、134分の長尺にもかかわらず、大変、つまらなかったです。比喩するなら、金券ショップで、映画「ヒーローショー」の鑑賞券を300円で買って、観終わった後、「金と時間を返せ!」と怒鳴りたくなる出来具合でした。何もかも、中途半端なストーリーテリング、まぁ、全否定はしないけど、例えば、主役のユウキの抱える、満たされない、「オレって、所詮こんなくだらない、ちっぽけな人生」な描写は、共感出来ました。後はなぁ、群像劇としても、各シナリオのオチがイマイチだし、要所要所の笑いも微妙な出来だし、監督は一体何が撮りたかったのか? この映画で、何が言いたかったのか? と、疑問符ばかりな映画でした。何とも、「如何にもダメ邦画」の典型って感じで、観ていて、嫌悪感を感じたり。正直、余程の井筒和幸監督のファンでない限り、とてもじゃないですけど、お勧め出来ない映画です。
2010年05月20日
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原作、脚本、監督の三つの作業を手掛けた、小林政広監督へ終映後にティーチインの場を設けて頂いた今回の試写会、やはり、映画制作の中心に携わった方の話には、凄く説得力がありました。「ドキュメンタリータッチで仕上げたかった」「なので、今回はオールロケーションで行った」仰った、この二つの言葉に集約されると思います。所謂、セットを設営しての撮影が一切行われていない映画なのでした。全編、「順撮りオールロケーション」も、リアリな描写を追求した結果だと思います。で、面白かったのが、ティーチインの時、観客の方の質問で、主人公の一人、「春」の歩き方について、監督に説明を求められた方がいて、うあ!しっかり観ている人だなぁ、短時間で、質問ワード?を生成されたその方の頭脳の切れに凄いなぁ、と感じました。最初に「三つ質問があるのですが…」と仰ったり、単純に、その人スゲー!と感嘆でした。実際、主人公、仲代達矢演じる「忠男」に終始付きそう「春」の歩き方は、監督自身の指示で、純朴そうな、どたどた歩き?みたいな演技指導がされていたとの事。 その質問を投げ掛けた人、ビンゴ! と、再度唸ったり。「春」の母親は自殺したという設定で、その自殺する前に旦那と離婚していたのでした。 そう言う、核となる映画の設定も、説明調にならず、淡々と「映像で語っている」のはとても好印象でした。 一見、冒頭から観客を突き放した導入部と感じますが、しかも、台詞は皆無な冒頭からの演出、この辺は、演技力のある役者じゃないと務まらないと思いますが、二人共、熱演、且つ、無難にこなしていました。 最初に訪れる身内が、大御所、大滝秀治演じる兄の家に行ったのですが、ロングショット、ワンカット、そんな、「役者の演技力」が試されるシーンですが、もう、流石、大御所二人の演技には、文句の付けようがないです。 まぁ、言ったらバチが当たります。 しかし、あくまで淡々と物語はそれからも続き、小林薫、田中裕子、淡島千景、柄本明、美保純、戸田菜穂、最後に、香川照之、って、まぁ、よく、これだけ演技達者な役者を集めたなと、監督の人望が伺い知れます。「春」と「忠男」は、二人とも凄く頑固、上記の歩き方の演技指導も相まって、二人ともぎこちない、不器用な生き方しかできない、そんな、二人の出した、結論は、劇場で是非観て欲しい、そんな映画でした。 これだったら、1800円払っても、文句はないかと。
2010年05月01日
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何と言うか、如何にも「新宿武蔵野館」でロードショー公開されそうなスタイルの映画でした。 なので、以下、※ネタバレ感想 で、今日貰った映画のチラシの裏のコピーに、大きな文字で「心配するな、約束は守る―。」って有りますけど、、、主人公、その約束は守りません。思いっきり、ぶっちします。この主人公は、途中で記憶が無くなるのでした。 だから、中盤の台詞で「復讐って何だ?」と喋ってしまい… えー ひでー な、例の三人の末路に、一抹の虚しさを覚えてしまいました。しかし、設定は好みですね。 主人公一人プラス三人の殺し屋がタッグを組むって、なので、この設定に熱い物を感じるか否かで、評価は分かれる映画だと思います。 で、一括りにしちゃ、アレなので、後半の主人公の記憶が完全に消え失せるシーン以降から、どうなのよ、その展開は、と、突っ込みを入れたくなるのをぐっと堪えて、「やっぱりガンアクション映画は良いね」みたいな、大雑把な論評で、お茶を濁すのが、この映画を美味しく食すスタイルかと。基本的に、映画全編に漂う雰囲気はB級ちっくなので、あまり細かい突っ込みをいちいち入れるのは野暮かと思ったり。偶に、こう言う、「ありがちなスローモーションの多用」とか、別に良いじゃん!格好いいから使っているんだよ!な、監督の叫びが聞こえた様な、自分も好きです、ガンアクションシーンで、スローモーションになるのは、見栄えが良いですしね。と、擁護したくなります。「雨の降る中」「夜のシーン」で、「激しいガンアクション」って、Twitterで、ハッシュタグが付けられない映画も、最近では珍しく。まぁ、金券ショップで1000円コースな映画でした。
2010年04月30日
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こちらの、堤真一は映画「クライマーズ・ハイ」のような、熱い熱血漢って、そんな役所ではないです。 しず~かに、しず~かに、淡々と手術の執刀する、まぁ、そのシーンに演歌が掛かったりしますが、全編、「静かな堤真一」でした。こう、「クライマーズ・ハイ」の印象が強すぎて、あと、「ALWAYS 三丁目の夕日」の隣の自動車修理工場の親父とか、打って変わって、 くぅわぁぁぁぁ! オレは、現状の医療体制に激しい憤りを感じているんだ!!!! どうすんだよ! オラ!(相手の胸ぐらを掴む) みたいな、そんなシーンは皆無です。こう、堤真一って、体躯とか、ルックスとか、これまで演じてきた熱血漢な役柄のイメージとどうしても被るのでした。 なので、うーん、ぶっちゃけ、物足りなさをこの映画に感じたりしてしまいました。まぁ、原作、しかもベストセラーとかがベースだと、「原作に忠実に」って、どうしてもなっちゃいますよね。 大幅な変更は許されない、みたいな。 でも、基本的に、活字と、映像って、異なる物ですから、こう言う、原作本が足枷となって、原作の感動を超え、突出した出来具合にならない、そんなケースもしばしばで。。。まぁ、何だかんだ言って、邦画としては、中庸な出来具合だと感じましたが。 それ程、ストーリーテリングに破綻もみられませんし、可もなく不可もなし、って、感じでしょうか?なので、星★★★☆☆ 点数を付けるなら、2.25点 と、個人的に評価したいです。映画の日にでも。 暇潰しにはなるかと…
2010年04月28日
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序盤から、涙腺決壊な演出が。決して突出した箇所があるとか、そんな出来ではないですが、地味にじーんと来る、久しぶりの良質な出来具合の邦画でした。「人生、49歳からでもやり直せる」って、テーマ自体は、ストレートと言うか、下手をすれば、単調極まりない、退屈な出来具合の映画になりそうですが、演出が巧く、台詞の一つ一つが、ずしーんと心に響き、心に染みます。個人的には、元野球少年のエピソードが、最初は投げやりな仕事への心情が、徐々に、主人公の中井貴一の仕事へのひたむきさに感化され、ラストの台詞に繋がったりするのが、巧い脚本家の仕事だなぁと、感じたりして。序盤の、ガチガチのエリートサラリーマン風情な中井貴一の演技も安心感があり、こんな、社会的地位も捨てて、何故に、地方の寂れた列車の運転手になったのかを、その切っ掛けを、この辺りの演出って、脚本家泣かせだと思える難しさだと思うのですが、上手に処理している感を受けました。 何せ、人生の一大決心を如何に映像化するかですからね、活字なら容易な作業でも、映像となると、困難を極めると思われるからでした。本仮屋ユイカって、映画「スウィングガールズ」から、いつの間にかに、こんなに綺麗になったのか、と、別視点で観る楽しさもあったり。 ホント、アレから、別人になっていましたね。140分の長さを感じさせない、最初から最後まで、上手なストーリーテリングに企画、制作のROBOT、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」な安定した出来具合に、万人にお勧め出来る映画として、それなりに評価されても宜しいかと。個人的に五点満点中、★★★★☆半分、な4.5点をこの映画に捧げたい、そんな気分に観終わった後させる清々しさをこの映画は持っているとお勧め度、高めで。
2010年04月26日
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何か、ウォルト・ディズニー側から、大幅な修正を指摘されたかなと思われる出来でした。 ティム・バートン監督のあの個性的な毒が、ほぼ皆無、ティム・バートン監督、ジョニー・デップのタッグとなると、前作「チャーリーとチョコレート工場」のような、観客が期待しているああ言う毒とかが皆無。 なので、アクのない、無難な出来に、正直、全般的に退屈な出来だったのでガッカリでした…世界観も、観客側としては、必死にストーリーに没入しようと努力するのですが、どうも、観客を突き放している感、なきにしもあらずと感じたり。お話的には、起承転結、それなりに、上手くラストまで纏めている感じですが、消化不良を起こしてしまっている出来具合に、うーん、今回は、ファン的にはスルー推奨かなぁ、と思うのでした。総合的な出来具合は、ファンタジー映画としては、及第点を上げられるのですけど、ティム・バートン監督の個性的な映像感覚を期待していると、肩すかしを食らうかもです。3Dにしても、今回は2Dで字幕上映でしたけど、肝心のストーリーテリングが、それに観客が惹き込まれない限り、どーなんだろ?と感じました。 決して、つまらない映画ではないですが、とっても楽しい映画でもない、中途半端な映画と言ってしまっちゃう、突き抜けた、感性はこの映画には残念ながら感じませんでした。
2010年04月14日
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公式サイト青春群像劇映画な雰囲気でした。 常に、何かに葛藤して、もどかしく、しかし、抗う事を失いかけている、そんな日常を過ごしている、登場人物たち。愛する人を失った時、絶望に叩き落とされ、しかし、彼の愛した、ギターで、再び立ち直る切っ掛けとなる。何気ない、平坦な日常、其処での、下らないけど、小さな楽しみ、それが彼らにとって幸せであり、かけがいのない、人生のエッセンスとなり、心の支えとなり、安定させる、バランサーでもあったりする。そもそも「ソラニン」とは、ジャガイモの芽の部分の毒を指していているらしく、主人公の芽衣子、宮崎あおいは、最初、彼の残した最期の歌詞を「別れの歌」と解釈していたが、徐々に変わっていく…誰もが、現実と闘いつつ、対局になす、夢、理想、を、一度は追いかけ、そして、諦め、再び、現実と立ち向かう。そんな甘くない、辛い、リアリティを描いた作品でした。
2010年03月12日
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総合的な出来具合は、アメリカのティーン向け映画な雰囲気。今回は、吹き替えだったので、観客にちびっ子も、ぼちぼち見受けられたり。正面に座っていたガキ、予告編が始まっても、PSPのモンハンを弄っていて、鑑賞前から苛々… まぁ、本編上映中は静かだったので、よしとしますが。終わりは、「絶対に続編作る(ヒットしたらに限る)」な締め具合でした。一応、フリークスの元締め役で、ケン ワタナベ も出演しています。 ちょい役ですが。 全編通して、ちびちび出演しています。 吹き替えは、勿論本人で。んで、肝心の出来なのですが、「あくまでも、アメリカのティーン向け娯楽なポップコーンとコーラを食べながら、適当に観る作品」で、ぶっちゃけ、お金を払って観る映画じゃないですね。でも、小さいお子さん連れと一緒に観るには適しているかもです。同じヴァンパイア物でも、「アンダーワールド」とかの方が 絶対面白いです。この系統では、亜流も亜流ですね、 ありきたりな、駄作と言う意味で。小さな子供連れ親子向け映画、でも、イマイチ、お勧め出来ない、エンターティメント性もイマイチ、ほんわか系でもない、そんな作品でした。
2010年03月12日
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光速度必至な公式サイト物語のベースは、現代のロンドン。 其処に、違和感有りまくりな、旅芸人たちがやって来るのですが、その辺の描写が、サイバーパンク(死語)っぽくあり、まずそのアーティステックで個性的な風景描写に心を奪われ。何か、退廃的、って単語がぴったりな世界観なのでした。 私的には「大好き!こう言うの!」って感じで、この辺は、「未来世紀ブラジル」を撮った監督の力量でしょうか? 何かシュールですけど違和感を感じさせないのです、上記に有りまくりとか書きましたが、「この世界設定ならアリかな?」と思わせるのです。しかし、自分はヒース・レジャーを「ダーク・ナイト」でしか知らない浅はかな人間なので、「え?何処に?ジョニー・デップが… ジュード・ロウが… コリン・ファレルが… 結局、ヒース・レジャーって、何処に出ていたの?」な感じで、全編、主人公のルックスは同じ顔に見えてしまったのは試写会族として失格でした。。。けど、概ね満足な出来具合でした。個人的満足度★3.75でしょうか? あと、「あの」ハッピーエンドはシニカルなスパイスが効いていて個人的に愉快で。この作品も、ストーリーテリングとか「今まで観た事の無い」ノンジャンルな雰囲気が、たまらなく好感触で、個人的壺でしたね。「映画を観に行くぞ!」って気合いを入れて観に行って、その期待を裏切らない完成度は評価に値するかと。124分間、飽きずに観られる映画でした。
2010年01月15日
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設定は、斬新、今まで観た事のないノンジャンルな映画の感覚に鑑賞者を陥れます。普通のシリアルキラー物と違うのは、被害者視点の幻想的風景、それに尽きるかと。そう、殺害された女の子視点での「今、其処にいる、風景」の映像感覚が素晴らしかったのでした。あー 幻想的風景を文字通り、映像化すると、こういう映像になるのかと、その辺は素直に感動しました。しかし、敢えて、難癖をつけるなら、「終わり方がすっきりしない!」とも言えます… うーん、もう一捻り欲しかったかな? シナリオ的に。 如何せん、「何処かで観たことのある」系の映画では無いので、その辺の作り込みが、甘かった、と厳しめに言って仕舞うとそうなるかも? そんな、比較対象のない映画なのでした。しかし、総じて、2時間15分の長尺を感じさせないストーリーテリングは、最後まで、鑑賞者を釘付けにします。 比較的、お勧めな部類に入る映画化も知れません<弱気で★三つ半とちょいで、点数をつけるなら。しかし、ピーター・ジャクソンのシナリオ作成能力は、「ロード・オブ・ザ・リング」で既に証明されていますが、確かな、力強さを感じさせられます。決して、つまらない!そんな映画じゃないですよ。
2010年01月14日
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まぁ、ぶっちゃけ、ネタバレいきなりすると、 「X-file」なんですが、この手の映画としては、見せ方、演出手法が上手く、何より、「多分」本物のタイラー博士の表情がもぉーガチで怖いです。 パンフの裏にモザイク掛けて写してありますが、逆にそれが怖いって、煽んなよ!みたいな。タイラー博士の娘は「アレ」に連れ去られたと、その時のパトカー車載のカメラで「多分」実際の映像が肝心な箇所で乱れるのは、お約束的な演出としても、怖いです、説得力があります、あの表情で語られると。 ガクガクブルブル。しっかし、じわりじわりと、来る、怖さと申しますか。 吃驚、音とか映像で脅かす系の映画じゃないので、しんみりと、年末、ごゆるりと、恐怖を堪能されたい方にはお勧めな映画です。 結構、地味と言ってしまえばそれ迄な映画ですけどね。 そんなベースが地味な本題を、なかなか巧い編集技法で、最後まで魅せています。映画の日とかにお勧めな映画でしょうか。ホント、じんわり心に染みる、恐怖感が、なかなか宜しいので、鑑賞前の想像とは違い、意外と良作でした。パンフの裏の記載事項に、なお、記録映像の一部には、かなり衝撃的な映像が含まれる。とか書かれていますけど、R指定じゃないのは、あまりグロ表現がないからでしょう。こう、肝心な箇所で「多分」実際の「記録映像」が乱れるのが、代えって恐怖心を煽りますね。 ボイスだけ、不明瞭ながら聞こえるのが。
2009年12月08日
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多分、今年最後の試写会になりそうな、予感ですが、、、昨日、よみうりホールで鑑賞してきました。監督は「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」を手掛けて、物語の制作は、「おくりびと」の小山薫堂と、鑑賞前から期待をそそられる、そんな、制作者陣でしたが…この映画、ぶっちゃけ、つまんなかったです、、、カット割りの手抜きと申しますか、静止画を延々と見せ続けられて、「ホントは此処で役者のアップに切り替えて!」と言いたくなる、冗長なカメラワーク、演出手法に、辟易し、退屈極まりない出来具合でした。。。実際、「此処は目を閉じていても良いよね」で、閉じて、目を開けても、同じ画、って、映画としてどうよ?物語のアプローチ自体はは良い感じなので、尚更惜しい作品です。ストーリーテリング自体は、「おくりびと」の小山薫堂なので、悪くはないのですが、映画って、動いてナンボですから、其処に観客を惹き付ける要素があり、静止画を見させるなら小説で良い訳で。これは、完全に失敗作ですね。 ダメな邦画の典型的な一例としか言いようがないです。。。冒頭から、感情移入しようにも出来ない、展開、と言うか、演出に、「もー少し、どうにかならんかったのかい?」と制作者陣に問い正したくなります。こりゃ、口コミとかで全然ヒットしない映画かと。薄っぺらい、お涙頂戴的な映画、煮ても焼いても食えない出来でした…これが今年最後の試写会となると寂しい限りです(涙
2009年11月25日
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うーん、映画の脚本に対して、観客を強引に納得させようとする感じの映画でした。 いきなり、タイムトリップとか、その辺を、説明調でも良いから、若しくは、もっと分かり易く観客に伝える、そんなアプローチで見せてくれれば良かったのですけど、なーんか、取っつきにくいんですよね、この映画。王道のラブロマンス映画としては、及第点は挙げられるだろうけど、可もなく不可もなし、な、凡庸な、映画と言ってしまえば、それ迄かなと。「ゴースト/ニューヨークの幻」の脚本家って事で、多少は期待していたのですが、ちと今回はつまらなかったですね。もっと切なく、寂しい、そんな雰囲気を、必死に作り出そうとしている制作者側の努力は見えますが、ちっともそれが成功していない、どーも、平均から抜け出せず、イマイチ感が拭えない、そんな映画でした。同じ時代に、同一人物がいる、その時点で、「えーっと、どっちがどっちだ?」って観客は絶対思う筈。 そんな基本設定自体から、この映画、制作段階から難しいかったかもです。中盤とかは、そこそこ、設定も飲み込めた時点では、悪くはないですけどね、だけど、と、否定的な文言を付け足したくなる、って、「ゴースト/ニューヨークの幻」には到底及ばない、出来具合に、食あたりを起こしてしまいました。。。
2009年10月08日
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これを観ていて、既視感を感じたのですが、あの映画「世界の中心で、愛をさけぶ」でした。 あれも、同じ題材を取り扱っていますね。どーなんでしょ? こう言う映画って、難病物を制作するぞ!って意気込みは買いたいですけど、どうしても、普通以上の出来具合にならないのは何故でしょうか?って、女性が観たら、また違った感想を感じるかもですけど、あの母親のエゴとかに。 って、原作の本だと、素直に感動出来るかもです。 活字を映像化するって、やっぱり違ったアプローチの仕方じゃないと受け入れられないかなぁ、と思ったりしました。原作本は結構評判が良いみたいで、だから映画化と言う流れになったのでしょうけど…「世界の中心で、愛をさけぶ」は原作本は読んでいませんが、原作本は散々な評価でしたけど、いざ、映画化されると、映像のマジックと言うべきか、映画は意外と好評価だったりして、この辺、難しいですよね。 まぁ、ノスタルジーにおんぶにだっこな映画だったと言ってしまえばそれ迄ですけど。こう、凄まじく、気分が落ち込んで、もうダメだ、私、生きる価値なんて無いわ、そんな状態の時に、この映画を観ると、感動の涙を流せる、かも、知れない、かなぁ(弱気つか、後ろの客、泣くのは良いけど、鼻をかむのは止しなさい、と、それが一番気になったりしました。
2009年10月02日
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今回の試写会、当たり外れで言えば「当たり」でした。 これだから試写会ライフは止められない。観る前は全然期待していなかった分、あの「ネタバラし」が分かった所から、物語が急展開、其処からは一気にラストまで見事に見せました。 なので、素直に面白かったと言える作品だと思います。この手の映画は、やれ「少女は超能力者だ!」とか「不可解な超常現象!」何て、もう、食傷気味な、ワンパターン映画の坩堝ですけど、上記「ネタバラし」はかなり斬新な設定でしたね。 いあ、普通は思いつかないよ、こう言う設定。 なので、もう、この「ネタバラし」にこの映画は収束する感じでしょうか。あと、上記「超常現象」が設定上、無いので、あの幸せな一家を精神的に追い詰めていく過程が、なかなか上手な脚本で、星★★★★☆ 上げたい気分です。幸せな家庭が徐々に、しかし、確実に崩壊させていく、「エスター」って名前のロシア人孤児である少女の恐怖。 Blu-ray辺りで、もう一回観たい、そんな作品でした。何か、エスターを応援したくなる自分がいるのですよね、「あーっ! もう一歩で殺せたのにっ!」みたいな。 こう、日頃、「幸福な家庭」とかに苛々と嫉妬感を覚えている人には、必見の映画かと思われます。 ざまぁ!
2009年09月30日
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ヴィン・ディーゼルがエンドクレジットのラストに地平線へあの車で走り去った、第一作目のワイルドスピード。その続き、今までのはかなり亜流でしたけど、今回はちゃんと前作、と言うか完全に第一作目を踏まえたストーリーテリングでした。冒頭の、タンクローリーを奪取するカーアクションはなかなか見応え有り、いきなり飛ばして始まりますが、その後も、少々、カーアクションばかりで、食傷気味になる感、なきにしもあらずでした。が、個人的にはこう言う出来でも、好きですけどね。 辟易するわ!と言う突っ込みは無しで。車好きには堪らないかもです、例の前作のラストに出てきたヴィン・ディーゼルの乗るV8、吸気口がパコパコする奴も出てきたりして、嗚呼、この第一作目の映画を観ていた頃は精神的に元気だったなぁ、と、郷愁に耽ったりしました。あと、ポール・ウォーカーもFBI捜査官に昇格。 なのに、犯罪者役のヴィン・ディーゼルの肩を持つ辺り、やっぱりこれはファン向け作品だなぁと実感です。雰囲気的に、これ以上の続編は作られそうにないかもですので、第一作目でキュンとした思い出のある方は、ひっそりと、余り、過剰な期待をせず観に行く事をお勧めします。
2009年09月24日
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(C)2009 Zuno Films グランジュテ 今秋、シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次ロードショー(C)2009 Zuno Films グランジュテ 今秋、シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次ロードショー 女性が手がけた、脚本、自ら監督した映画から漂う今回の初監督作品、29歳(当時)の女性が紡ぎ出したとは思えない、なかなかの完成度を誇る映画でした。 やはり、脚本、監督、を女性が携わった所為でしょうか? 如何にも「女の子向け」映画に仕上がっています。 それは否定的ではなく、肯定的な出来具合と捉えられる、そんな作品です。 ストーリーテリングも、静かですが、確かな抑揚があり、小さなエピソードにもニヤリとさせられる、且つ、ちょっと、ほろ苦い、そして、深刻な、リアリティのある、そんな脚本に、好感が持てました。 兎に角、30代前に、これだけの商業映画を制作出来た、宮平貴子監督に、これから制作する映画に期待感が持てた、鑑賞後に、そんな印象を感じられました。 17歳の女子高校生が体験する、小さな出来事を、ラストは、実に上手く収束させている感じが、実は結構大きな素材を、巧みに纏めて、爽やかな印象を鑑賞者にもたらすかと思われます。 「赤毛のアン」の舞台となった、プリンス・エドワード島での、「限られた予算と時間」内での映画制作、緻密なプランニングが無ければ、最悪、破綻していただろう、ギリギリであったスケジュールの中、まぁ、良く制作出来たなと、監督以下、制作者陣に感服致します。 イノセントな感覚がなければ、この作品は出来なかった筈。 そう感じる、小粒ですが、小さな光ダイヤモンドの如き、そんな作品でした。
2009年09月03日
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今月入って一日目に試写会、因みに8月は1件でした…うーん、可もなく不可もなし、な、出来具合でした。 じゃ、あんまりなので、プチレビューを。ウルヴァリンって、3作目でも、謎の人でしたけど、この作品で、ほぼ、謎が解けます。 嗚呼、こういう人だったのかと。 冒頭のアレはかなり強引でしたけど。 何らかの理由付けも無しかよ! みたいな。 まぁ、その辺は敢えてスルーで。でも、そんな強引さは、冒頭だけで、後は、キチンとしたストーリーテリングでした。多分…アクションシーンも見応えあったし、1時間47分だったか? 終始、飽きずに最後まで観られました。やっぱり、この手の映画のキモは、アクションシーンの一言に尽きますので、その辺の総合的な出来具合は満足度★★★★☆かと。 其処で使用される、VFXも丁寧に作られていた感を受けました。うーん、1800円で、「スゲ-損した!」とは思わない筈、多分…普通にエンターティメントとして合格点を挙げられる、そんな感じでしょうか?個人的には、最後のエンドクレジット後のシーンも含め、極々普通に楽しめました。この映画を観て「面白かった」「楽しかった」しか、単語が出てきませんが、まぁ、そう言うベクトルで制作されているので、文句は無いです。なので、「最近つまんねーなー」と言う方にお勧めな映画でした。
2009年09月01日
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やっぱり、泣きます゜゜(´□`。)°゜。↑これが欲しかっただけとも言えますが(汗いあ、普通にアカデミー賞の作品賞にノミネート程度はされても良いんじゃないかしら? バチは当たるまい。感想は、こちら。既に鑑賞済みなのに、また泣くヘタレでした…
2009年08月06日
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まず、いきなりですが、この映画の個人的評価を点数で5点満点として付けるとすれば、1.7点でしょうか?ぶっちゃけ、下品なネタで、笑いを取ろうとする、あざとい脚本に苛々しました。うーん、映画全体としての完成度はかなーり低いです。 ホント、同伴者様が仰っていたのですが、テレ東の深夜に放送される映画レベルの出来具合に辟易です。下品なネタが出る度に、ぎゃははと、また、下品な笑い声を上げる、そんな観客向けな映画かと。主演二人の出演している映画も、大目に見て「300」がヒットした程度で、後は、うーんな、出来具合でしたから、これも、正直、興行収入的に転けるでしょう。只の、下品な台詞が飛び交うだけの、そんな映画でした。 もう少し、頭捻ろや、脚本家。まぁ、美味しい(出来の良い)映画ばかり食していても、舌は肥えませんからね、偶には、不味い(出来の悪い)映画を観て、フラットな視点で映画を評価したいですし。 そう言う意味では価値があったかもです。
2009年08月04日
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何だろう? 先の展開は読めて、分かっていても、ストーリーテリングが予定調和過ぎていても、やっぱり、動物物は、すっごい安易ですけど、何度も言いますが、「分かっていても」泣けます。結局、犬って、喋らないじゃないですか? だから、人とのコミュニケーションも一方通行だし、しかし、その、不具合さが、余計、独特な信頼関係を築き、結果、涙を誘う、みたいな感じでしょうか?1時間33分、この手の映画としては丁度良い尺の上映時間。 個人的には子犬の頃からビーグル犬を飼っていたので、「犬の健気な主人への気持ち」が共感したりするので、序盤から、涙を溜めていました。 うう、涙腺が弱い…映画自体の作りは、素直な出来でした。 演出も凡庸。 でも、この映画に下手な脚色は必要ないですし、敢えて、ストレートに作った制作者陣は評価されても良いと思います。まぁ、「犬を飼った経験」のある人は、泣く事は必須な映画なので、これには、1800円払って観ても良いんではないでしょうか? 損した! 金返せ! とは思わない筈。しかし、秋田犬って、あんなに、体躯が、でかいのですね… その辺が、かなり吃驚しました。 こえーよー!あんなでかいのが寄ってきたら!と思ったり。 自分は、ビーグル犬派なので、其処だけは、唯一、共感出来ませんでしたが、「犬の気持ち」を巧く描いていると思いますよ。と、犬好きにはとてもお勧めな映画でした。
2009年07月25日
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