BAY CITY ROLLERS / DON'T LET THE MUSIC DIE (ハートで歌おう) '77 「It's A Game」
70年代に世界中のティーンを虜にしたイギリスのアイドルグループ、ベイシティローラーズの77年の7枚目のアルバム収録曲。wikipediaを見てみるとこの7枚目のアルバム「It's A Game」のチャートアクションは本国イギリスでは18位と振るわず世界的には日本でのみアルバムチャートで1位を獲得しています。アイドルグループということで本国では飽きられてしまった時期という感じですかねえ。ただ作品的にはこのアルバム「It's A Game」までは素晴らしい出来の曲が多くポップ好きならば是非アルバムを通して聴いて欲しいところ。BCRは今でも毎月聴くほど大好きなグループだけど、アイドルグループだったということもあり音楽的評価が著しく低いのが悔しくてならないですねえ。個人的には「BCRが好きだ!」と言える人間は信用できるな(笑)。
曲は5分47秒と長い大仰なバラード。甘いメロディにレスリーの甘い歌声と良く出来たメロディ。これが 「ANGEL BABY」
同様、エリックとウッディによるメンバー自作曲というのだから驚かされる。(もしかして他人の曲を買い取ったのか?とも考えたんだけど、きちっと他人名義の曲も相当数存在する。)そして、売れに売れたグループだけあって予算も相当あったのだろうか、豪華なオーケストラを導入したバックの演奏が実に素晴らしい。品の良いストリングスをはじめ、時折鳴り響くピアノの音色も切なくてイイね。全体としてのバランスも申し分なく、非常に感動的な出来になっています。因みに曲の最後が「DIE~」で終わるけど、特に一番最後の感じなんかはバカラックの名曲(オリジナルは68年のDanny Williams版) 「This Guy's In Love With You」
が元ネタになってるんじゃないかと思うんだけどいかがでしょう。