嘘つきの僕

嘘つきの僕

2007.04.21
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これは「詩」というものではない。つづきを書こうとしたが、書けなかった「詩」である。
(人間は変わるが、情報社会は変わらない)中途半端な「詩」であった。

フランツ・カフカというユダヤ人の作家(詩人)がいた。20世紀の実存主義小説家である。
そのなかに『変身』という有名な小説がある。主人公のグレゴール・ザムザがある朝、目覚めると自分が巨大な虫に変わっているのを発見する物語である。
ザムザは自分の意識のなかで「俺はザムザだ」と言いつづける。
(変わらない人間と変っていく情報社会)の実態を書いた小説である。実は正反対の意識を書いた小説である。のちにカミュは「不条理の世界」を『異邦人』で書いているが、『変身』のテーマは不条理なのである。
カフカは青年の頃、哀しみに打ちひしがれ、山の中腹に腰を下ろし人生の願いを考えていた。未来への夢に耽っていた。しかし、その夢は普通の夢でなく、人生を虚無として捉えている夢であった。
カフカは人間はあたかも実存しているかのように振舞っているが、本当は実存していないのだと『ある戦いの記録』のなかで書いている。現実の世界ははかない幻の存在と言っている。

人間、たとえば僕の場合、酒を飲んで死ぬか、酒を止めて生きるか。生か死か?医師も「生きたいなら治療します。このまま死にたいなら治療やめます」本当にそのとおりです。


「文化」という言葉がある。僕は「文化」というものをついつい忘れている。これは生活の中で自分自身を考えることである。

今日の朝日新聞の「天声人語」、宮城の市民憲章の「方言」のことが書いてあった。
僕の好きな詩人寺山修司さんではないが<ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし>本当にそのとおりである。

追加

脳は実は毎日、変わっていきます。このことを意識して考えないから「人間は変わらない」という考えが生まれる。でも「変わらないなぁ」と考え出すこと自体「変わる」ということです。少しであるが「人間は変わっていってるんです」。






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Last updated  2007.04.21 15:59:38
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