嘘つきの僕

嘘つきの僕

2007.04.27
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テーマ: 心の病(7259)
カテゴリ: カテゴリ未分類
ジョーは東光特等少年院に護送される。ここでも暴行事件を起こし孤独房に入れられる。
ここで、段平から送られてきた「あしたのための1」という葉書に出会うのである。
今日は漫画の物語は書かない。私自身を少し書いてみます。

僕は昨年7月頃、独りで断酒生活をしていた。断酒して2年近くなっていた。すごく暑い一日だった。一杯ぐらいと思い、缶ビールを飲む。この一杯がいけなかった。次の日、二杯になっていた。この日からまたアルコール漬けの生活が始まる。8月末仕事も辞めることになった。でもアルコール漬けの生活は隠れながら続くのである。見かねた僕の妻は、僕を心療内科に連れて行った。そこである精神病院の入院を勧められた。その病院に入院するのである。でも僕は朝から酒を飲んでいた。当然、酒の臭いがするので、僕は鉄格子の部屋に入れられる。意味など分かるわけない。一泊して一般の個室病棟に移されるのであるが、僕は散歩のつもりで外に出た、ちょうどコンビニがあって「酒」の文字が目に入る。小銭もっていた僕はまた一杯の酒を飲んでしまった。もう帰れない。結局、その病院を脱走するのである。(このときの僕の心境、特に重要な妻の心境・行動、書けばいいのだが、お涙頂戴と浪花節になるので書かない)数日してまた心療内科に相談に行く。またある精神病院の紹介状を書いてもらう。この精神病院は酒を飲んできたら、入院を拒否する病院である。たまたま土・日曜日、妻は休日だったので僕を監視してくれた。そして11月13日(月)入院するのである。開放病棟であった。ジョーがしたように、何もすることのない僕はアルコールに関する本ばかり読んだ。主治医の先生に借りて。(普通、アルコール患者を専門で治療する病院にはプログラムがある。この病院にはプログラムがない。院内の断酒例会ぐらいである。)たまには僕の好きな太宰治も読んだ。

人間って不思議なもので、たとえば学校なんかで授業を受ける。教えられることが「あたりまえ」になって「教えてください」と質問をする。教えられて「分かった」と理解する。
実は本当は分かってないんです。自分で「調べてみる」ということを忘れているんです。
1月30日に退院して、断酒会に行っています。でも本の知識よりも実際の体験談の方がいい。ものすごい体験談を話す人もいます。

僕は断酒して「なぜ断酒なのか」という疑問にぶち当たる。これは突き詰めれば「なぜ生きているのか」という疑問と一緒なんです。で考えるんです。考えても僕は哲学者でもないし、科学者でもない。答えなど出てくるはずはない。正解がないからです。正解がないから面白いんです。まあとりあえず、断酒会のときだけ考えています。一日中考えていたら、人間、病気になります。そんな機会をくれるのが断酒会です。他人の体験を聞きながら、また色々なこと考える。まあそれでいいと思います。

今回は「あしたのジョー」について、書けませんでした。







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Last updated  2007.04.27 10:34:01
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