嘘つきの僕

嘘つきの僕

2007.05.26
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テーマ: 感じたこと(2902)
カテゴリ: カテゴリ未分類
すでに失われてしまって再びとり戻すことのできない時を志向する追想は、明らかに現実離脱の要素をもつ。だがそれは(当為)の方向への離脱ではない。
未来の実現さるべき時を志向する(当為)の世界に身をおく者には追想の余裕は乏しい。
追想はむしろ(自由)と(あそび)への願望を象徴している。


  さすらいびとの子守唄

旅に疲れた 若い二人に
さすらいびとの子守唄を
星は歌うよ 何処へ行くの
ふるさとのあの丘に 
もう帰れない 今はもう 帰れない


海を見つめて 泣く二人
忘れたいのさ 悪いことを
あの歌も あの夢も
もう消えていく 今はもう 帰れない

涙を流す 若い二人に
さすらいびとの子守唄を
幼い頃に ささやいた
あの海も あの星も
もう歌わない 今はもう 歌わない



夜が明けたら また旅に出る
ふるさとのあの丘に もう帰れない


                       北山修





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Last updated  2007.05.28 09:37:13
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