2020末法元年                   ボンゾー(竺河原凡三)の般若月法

2020末法元年                   ボンゾー(竺河原凡三)の般若月法

2007年01月01日
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カテゴリ: 仏法
 真説末法にいたり、地獄が徐々に消滅してゆく相を(第6月法で)明らかにしたが、末法突入とともに、地上の人間界はどうなるのか、改めて述べよう。

 2020年以降もしばらくは、平均寿命は、先進国、後進国を足して世界平均で80歳くらいまで延び続けるであろう。先進工業国では、30、40歳くらいから心身の五大(ごだい)のバランスがすでに損なわれているにもかかわらず、薬物治療と延命医療により、人間の寿命はさらに増延してゆく。

 一つの薬が、ある病気を治すとともに副作用を発症させる。副作用を抑えるために次の薬が与えられる。だが、その薬にもまた副作用がないとは言えないのである。西洋型の対症療法的化学薬剤は、いったん服用するとやめることがなかなか出来ないものだ。何故なら、根本の個々人の体質の改善を図るという治療法ではないからだ。よって、薬物治療は、東洋医学の漢方に頼るべきではあるが、ここにも、問題がある。21世紀の時代では薬剤の元になる草木や動物成分が、相当に汚染されており、処方どおり充分煎じても、効き目がどうしても薄くなるからだ。また、東洋医学では、投薬の前に、脈拍をはじめその人の身体を裏に表にくまなく調べて、正確な体質を見立てられる技量が前提であるが、漢方医の質の低下により、その見立てもあてにならない。よって、たとえ完全な薬材がそろったとしても、適切な処方が出来ないということになろう。

 以上をかんがみると、我々がはかれるささやかな防衛策は、自分の体質を自分で正確に知ったうえで、日常の食物の食材を自らの体質に合わせて集め、料理して服用することである。由緒正しき素材であれば、健康食品も利用出来ないことはない。これからは、自己管理の医食同源が問われるということである。そのためには、まず、自らの体質を知り尽くすことである。これは、親が幼少時から子供に諭し、教えるとよい。学校の勉強より、むしろこちらの方が大事とも言えるか知れない。親は教えるばかりではなく、子の体質を知ることによって、また自らの体質を改めて知り、弱点と長所を把捉し、家族の絆を深めるのがよかろう。自らを知ることは、とりもなおさず、仏法を知ること、すなわち、大乗の修行の初歩でもある。

(以下本文は、一定期間を経過しましたので削除いたしました)





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最終更新日  2007年06月11日 22時52分24秒


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