休日にてじっくりと・・ マイクロスコープで覗いて
蝶に魅せられのは飛び方や、綺麗な色合いなどありますが、羽ばたきや光の向きにより織りなす色の変化は、一瞬一瞬の命の尊さを解き放つかにも思うことがある。その現象は光の回折や反射なれども、自然の作り出した美だ。蝶にしてみれば求愛や、威嚇や、擬態なれど、この美を作り出している燐粉を観察してみたいと思った。
私はそもそも仕事にチョウに縁はないのですが、無機有機の製品を扱う上でミクロの世界を観察してきた一人。蝶のミクロを観察し、その機能面を洞察し、やがて創造に結び付られればなんて思うこともままある。されど、仕事で使用する顕微鏡や電子顕微鏡を使うわけにもいかず、少ない小遣いから1万円そこそこのマイクロスコープを取り寄せて、まずは覗いてみた。いずれもかつて翅(はね)がボロボロで標本に到らず日の目を見ることの無かったチョウだ。時間をかけて写真をUPできればと思います。が、所詮道具が安物。どこか公共で顕微鏡など借りられるところあれば教えてくださ~い。
カラスアゲハ
名前のとおり黒字に緑や青色が点在する翅を持つ。少年時代、森の川に沿って歩いていて、飛んで近づいて来る姿は優美さとともに、まるで多少酔ったような揺れを伴っていてワクワクしたものです。
燐粉はおおよそ100μm。比較的四角形で、先端に大きなぎざぎざは感じられません。黒い燐粉の中に色のついた燐粉が一つ一つその青さや緑さを変え、しかも先端の色は明度、彩度が鮮やかでした。遠くからでもこれに魅せられたんだな。きっと。
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