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元日に挑戦した、M104ソンブレロ銀河です。 この銀河は、我が家から見た高度は低い、と言えるので、街明かりとの戦いでもあります。 銀河のように小さな対象は撮り慣れていないこともあって、どうなるか?と思いましたが なんとかそれらしく、写ったでしょうか?? こういう銀河をもっときれいに撮りたいものだ、と、欲は尽きません。 天体写真を再開した時は、望遠鏡で写真が撮れる、というだけでうれしかったものですが・・ なにせ、昔は、200mmくらいの望遠レンズで撮影した写真が、一番拡大写真だったので 400mmで写真が撮れることは、夢のようでした。 この写真は800mmで、しかもトリミングして、画面上は2倍に拡大して見ているようなもの ですから、2年前から比べたら、夢のような写真ですが、 もっと大きく撮りたいな・・・と・・・ 欲深いですねM104 ソンブレロ・・・のはずなんですが・笑(IMG_1209) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407/RD)Kenko 2×TELEPLUS PRO300 DGX(合成焦点814mm?)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 5分 ×9コマAdobe Photoshop Elements でダークノイズ減算3コマづつスクリーン合成後、3組をコンポジット2048×1365ピクセルに、ピクセル等倍でトリミングVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2014.01/01 自宅庭より さて、明日はセンター試験、長男の大学受験の最初の関門です。 がんばれよ、と心の中では思っていても、口には出さない私です。 私が共通一次を受けるとき、親父はよけいなプレッシャーやストレスを与えないように、か ずっと黙って見ていてくれましたから・・・ でも親としては胃が痛いですね・・・(笑)
2014年01月17日
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大みそかの夜に撮影したオリオン座です。 思い起こせば30年前、高校生のころ、家族全員で集まった当時の兄の家から 同じ意匠の写真を撮ったことを思い出します。 この写真は、大晦日の23:55から、12分間、つまり、新年の0:07まで撮影した 行く年と来る年をまたいだ、オリオンです。1年をまたぐオリオン(IMG_1044) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP 10-24mmF3.5-4.5 (10mmF8)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO10023:55から6分と24:01から6分の2枚を比較明合成固定撮影2013.12/31~2014.01/01にかけて 自宅2階ベランダより 除夜の鐘を聞きながら、23:55から10分間の予定で撮影を開始して、 10分経って、年越し!と思い、カメラを見に行ったら、まだ撮影中・・・ あれ?っと思ったら、タイマーレリーズの設定が 露出6分、インターバル5秒、撮影枚数10枚、に設定されていて・・・ しかたがないので23:55~24:07の2枚を比較明合成しました。 高校生のころに主に撮影していた星空は、こんな写真でしたね~♪ 我ながら懐かしい雰囲気です・・・ 大みそかの晩に外で何やっているんだ、と見咎めた母に、 「去年あったいいことが今年も続きますように、と願いを込めて 去年から続く星の軌跡を撮ったんだ」 な~んて、もっともらしい屁理屈をくっつけましたね
2014年01月22日
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かみのけ座にある銀河、M64 眠れる森の美女銀河、または、黒眼銀河、です。 1500mmなんて、夢みたいな長焦点の撮影に挑戦した写真です。M64 眠れる森の美女銀河(IMG_1490)2014.01/23 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L(レデューサー・エクステンダーなし)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 4分 ×16枚(フィルターなし)Vixen SXD + Celestron Nexguide (オートガイド)2014.01/23 自宅庭よりAdobe Photoshop Elementsで ダークノイズリダクション、2枚づつスクリーン合成、8組をコンポジットFlatAide使用 学生のころは50mmのガイド撮影はそれなりに成功させていた私ですが、 300mmともなると成功率はガタ落ち・・・ それが1500mmなんて・・・ そう思っていました。 ところが、400mmや800mmのガイドがうまく行くことがわかったので 800mmでさえ、小さくしか写らない銀河を、もっと撮ってみたい、という、 際限のない欲望が、自分の中で大きくなってきたんです。 別に私ががんばったわけではなく、NexGuideという、オートガイドシステムと、 赤道儀・SXDが、がんばってくれたわけですが、 学生時代の50mmと比べたら、30倍以上の追尾精度、 400mmと比べたって4倍以上の精度が必要な撮影が、できちゃったんですよ~! この銀河がこのサイズに撮れるということになると、 もっといろんな銀河が撮れそうで、今からわくわく、 早く週末の晴れた夜空に会いたい!と、くびをなが~くしている私なのでした。 でも昨夜は、爆睡しました。 たまには寝ないと・・・昼間仕事、夜は星、では、身がもちません(笑) M127L直焦点での撮影には、いろいろ問題もありますが、 例えば、筒内気流が落ち着かないと、ピントさえ合わせられない、とか 撮影中にその気流に乗った埃が、カメラ受光部に付着して黒点を作ってしまう、とか 倍率が高いので、撮りたい対象を真ん中に持ってくるのに苦労する、とか Fが暗い光学系なので、撮影時間がべらぼうにかかってしまう、とか それでもこれから、春の銀河、球状星団、 撮影できる範囲が、ぐっと広がるはずです。 楽しみ、楽しみ・・・・・ ちなみに 撮影を再開したばかりのころFC60(口径6cm焦点距離500mm)で初撮影に成功したのが、こちら SKY90(口径9cm焦点距離407mm)で撮影したのが、こちら いずれもトリミングして拡大して見せていますが、 本日の写真は拡大せず、撮ったまんまです。 月明かりがなければ、もっと淡いところまで写っていたと思います。 M31・M33以外で、初めてガイド撮影できた銀河はM64でした。 そういう記念の意味を込めて、新しい一歩である、1500mmでの撮影の第1号に このM64を選びました。 楽しみ~、と同時に、上手く行ってよかった~、という安堵感もあったりします(笑)
2014年01月26日
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今朝は月と金星が大接近でしたね。 昨日昼間は雨だったので、見るのは無理だろうな~、と思っていましたが 深夜0時前から晴れてきました。 martind35さん発の情報と、ブログを見て、撮りたくなりました(笑)二十六夜の月と明けの明星(IMG_1864)2014.01/29 posted by (C)ホシミスト_3013Canon EF-S(18-135mmF3.5-5.6) 50mm F5.0Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 +1/3EV Program Auto(露出5秒位)AdobePhotoshopElements で、元画像2592ピクセルを、2048ピクセルにトリミング2014.01/29 6:15AM 自宅2階ベランダより いつも、月を見ると、私の青春時代を、一発で言い表す和歌 人よりも 心のかぎり ながめつる 月はたれとも 分かじものゆゑ を、思い出してしまいます。 ですが、この、月と金星が並んで輝いているところを見ると、 手をかざし 眩しく見上げる 月なれど 我も眩しき 明けの明星 (ホシミスト即興) あんなに眩しい月は、こっちがじっと見つめても気づきはしないだろう・・・ と思っている金星は、実は月に負けず劣らず輝いているのでした~ な~んつ~て・・・あはは・・・
2014年01月29日
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2014.01/06が、木星の衝、でしたっけ??最近木星を撮影できていませんが、昨年撮影した2枚を並べてみて、その大きさの違いにびっくりしました。12/22は衝まで15度くらい、10/27は75度くらい、その角度の差は60度くらいだったようですが、こんなに違って見えるとは。衝は太陽の真反対に外惑星が来る時のことを言い、その時が地球との距離が一番近くなる、つまり一番大きく見えるとき、と言うことですね~まだしばらくは大きく見えているので、機会があればまた撮影したいものです。木星との距離 posted by (C)ホシミスト_3013
2014年01月15日
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おおぐま座にある銀河M82(M81と、カタカナの「ハ」の字に並んでいることで有名ですね) その中で、超新星爆発が起きたようです。 日本時間の2014年1/22に、ロンドン天文台で、学生の観測実習を行っていた教官が 発見したそうです。 日本での写真観測記録を見直すと、少なくとも、1/14には増光が始まっていたそうですね。 ニュースソースは、アストロアーツさんのページで仕入れました。 http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/23sn2014j/ とは言え、この銀河までの距離は1200万光年。 つまり実際にこの星が爆発したのは、1200万年前、 日本列島が、地殻変動で、大陸から分離したころで、 ピテカントロプスなどの類人猿の最初の化石がその時代と思われている、そんな頃ですね~。 2013.02/02に自宅で撮影した写真(770mm)、と比べてみましたが、 確かに、なかった星が、光っていますね~。supernova 2014.01/24 posted by (C)ホシミスト_3013右上の昨夜の写真の撮影データです。Vixen/Eyebell MC127L (D127mm f1500mm マクストフカセグレン)Canon EOS Kiss X4(Ir)ISO6400 40秒 × 21コマ3枚ずつスクリーン合成 7組作成 7枚をコンポジット(Adobe Photoshop Elements)Vixen SXD モーター任せっきり追尾 1/1の深夜に、このM81とM82を撮影しようと思っていたのですが、 何度やってもガイドエラーが出て断念していました。 試し撮りで、ガイドせずに30秒露光した写真があったな、と思って確認しましたが その日の写真には超新星は写ってはいませんでした(笑) 今夜から雨の予報なので、昨夜がチャンス、と思って撮影してみましたが、 薄雲が次々と発生して、60枚以上撮影していながら、使える写真は20枚少々だけでした・・・
2014年01月25日
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くらげ、エンゼルフィッシュ、と、水にまつわる生き物を見ながら、冬の天の川を南下、 そして自宅から一番最後に行きつくのは、 いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界にある、かもめ・・・です。 日本でのみ、わし星雲と呼ばれているこの星雲。 私は子供のころから、夏のM16わし星雲と混同してしまっていて、 今回天体写真を再開したあと、ずいぶん混乱してしまいました。 海外ではかもめ星雲と呼ばれているそうです。 広角レンズで撮影すると、シリウスのすぐ東側の上の方に、うっすらと写ってきます。 ただ400mmでは画面いっぱいに広がるので、全体を画面に入れるのに、ちょっと苦労・・・ しかも、低空なので、ばら星雲などよりは写しにくい対象です。IC2177 かもめ星雲(IMG_1275)2014.01/02 posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90 (D90f407/RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 10分 × 8コマAdobe Photoshop Elements、Dark Noise Reduction、8コマ コンポジットFlataide2048Pixel Re-sizeトリミングなしVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2014.01/02 自宅庭より 昼間はポカポカ陽気でしたね。 別府の扇状地からは、海を見下ろすように見ることができるのですが、 なんとも茶色がかった霞が、低空にずっと漂っていました。 微粒子?? 別府市上空は済み渡る空でした。 その天気が明日なら、新しい写真を撮影できるのですが、天気予報は雨ですね・・・
2014年01月24日
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鏡筒内を埃が舞っているのか、クリーニングにクリーニングを重ねても、カメラのセンサーに埃がついてしまいます・・・先日修整ソフトの存在も教えていただきましたが、「有料」がネックになって(笑)・・・PhotoshopElementsをいろいろいじっていたら、修正ブラシ、というのが出てきたので試すのは無料だし・・・と思ってやってみましたまずは修正前の写真1-埃に泣いたM51 posted by (C)ホシミスト_3013次に修正中の画面上の様子です。2-Photoshopで修正してみました posted by (C)ホシミスト_3013写真上:修正前の写真写真中:1.Photoshop のツールボックスにある、スポット修正ブラシを選びました2.右クリックでブラシの大きさとぼかしを選びました3.黒点の上を左クリックしたまま撫で撫でして隙間なく色をつけて、手を離したら・・・4.こりゃあいい、と、次の埃による黒点へ移動、同じことを繰り返しました写真下:修正後の写真です修正後の写真拡大3-救えたかな?M51子持ち銀河(IMG_1575)2014.01/24 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L (D127mmf1500mm)Canon EOS kiss X4(Ir) ISO3200 5分×12コマAdpbe Photoshop 4枚ずつスクリーン合成、3組をコンポジット、色調補正、スポット修正ブラシ使用FlataideVixen SXD+Celestron Nexguideでオートガイドガイド鏡:D60f500(FC60)2014.01/24 自宅庭より筒内気流って、星像が甘くなるだけではなく、センサーへ埃が降り注ぐことでもあるのでしょうか?SKY90+Reducer で撮影中には、センサーをクリーニングしてからの撮影では埃の黒点で悩まされたことはほとんどありませんが、MC127Lでは、撮影するたびにセンサーに埃が付きます。今回Photoshop Elementsで修正したら、見られる写真に仕上がったので、アップしました。今回の埃の影は、銀河や星にかぶらなかったので、できたことですけれど・・・
2014年01月30日
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本来惑星等の動画を撮影する目的の、 ZWOptic社のASI290MC CMOSセンサーで、1/2.8サイズのセンサーに1936×1096ピクセル という解像度です。 CCDに比べ、CMOSは、当初は性能が落ちるものが多かったので 評価が低い傾向にありますが、 CCDは、撮影データを画像として組み立てるのに、 いくつかのパーツを通過させなければならないのに対し CMOSは、それ単体で画像に仕上げてしまうため、 (微妙に違いますが、ま、おおまかそんな感じと思ってください) 転送速度がCCDに比べ、早い! というメリットがあります。 また、CMOS自体が一つのチップとして扱えるために CCDよりも高密度にセンサーが配置できたり、 また、改良のスピードも速く、 現在ではCCDと少なくとも遜色ない、というレベルになっている・・・ のだそうです。 (以上、CMOSとCCDの違いの知識の、斜め読み&生兵法) なるほど、それで、最近は動画撮影カメラはCCDからCMOSに移行し 解像度がべらぼうに高く(以前私が使っていたDFKは640×480ピクセルでした)なった というわけですね。 1936×1096ピクセルの画像、というと 私がかかわっているSNSは、画像の一辺2048ピクセルが投稿の上限ですし、 それくらいの解像度があれば、A4サイズに引き伸ばしても違和感はありません。 それに、動画として何千、というコマ数を扱うにはやや重いデータ量ですが DeepSkyStackerで、何百枚、というデジイチの静止画像をスタックするのに比べたら (EOS Kiss は5184×3456ピクセルですから) はるかに軽く処理ができちゃうわけですね。 それに、センサーサイズは、 EOS Kiss シリーズはAPS-Cサイズの23.6×15.8mm ZWO ASI290MCは1/2.8サイズ。 調べたところによると、1/2.7サイズが5.3×4mmとのことですので APS-Cの4倍以上の長焦点化(35mmフルサイズに対しては約6倍) ということになるわけです。 さて、それだけ焦点距離が伸ばせると、どういうメリットがあるか、というと、 普段は小さく小さくしか写すことのできない、銀河や惑星状星雲を 望遠鏡を巨大化させなくても、より拡大して撮影できる、 ということです。 たとえば、私の持っているシステムで最もシャープな光学系は、 口径16cmのニュートン式反射望遠鏡、MT160です。 これは直焦点で焦点距離1000mm(F6)になります。 これにEOS Kiss X4を装着して撮ることを考えたら、 ASI290MCだと、4000mm相当、ということになります。 こうなると、M101のような大きな天体は 画面に収まらず、はみ出してしまいますね・・・M101中心部 posted by (C)ホシミスト_3013 M101は1500mmで撮影したって、これくらい大きく写せますから (実際は770mmで撮影し、1540mm相当にトリミングしたもの、と考えてください)M101 2016.02/06 posted by (C)ホシミスト_3013 もしEOS Kiss X4で4000mmの画像を撮ろうとすると、 F6と同等の明るさで考えたら、口径が60cmは必要になります。 60cmのニュートン反射を考えたら、これはもう天文台クラスのものです。 もっとも、EOSKissはASI290より、センサーの解像度が約7倍多いですから、 トリミングで対応できると考えて、焦点距離2.6分の1、1600mm相当でもOK ということにはなりますが・・・ だとすれば口径30cmでも何とかなる。 しかし考えてみてください、口径30cmのニュートン反射を取り回すのに、 どれだけ大きな赤道儀が必要か、を・・・ 16cmのニュートン反射で、30から60cmの望遠鏡に相当する画像が撮れる! なんと手軽に撮影できる時代になってしまったのでしょう!! さて、次に心配になるのは、 そんな4000mmもの焦点距離を、星が点に写るようにガイドするのは至難の業! ですよね・・・ ところが、 CMOSセンサーは高感度ですから、フィルム時代は30分とか40分とか 長時間の露光を必要としていましたが、 なんと15秒とか、そんな短時間でもそこそこ写ってきます。 15秒くらいなら、ガイドしなくったって、点に写るんじゃないですか?? いやいやガイドのずれだけでなく、ギアのかみ合わせで起きる小さなぶれは どうしようもないでしょう??と思われますか?? じつは、そこは、デジタルの強みで、 画像処理の際にKappaSigmaClpping(DeepSkyStackerではそう呼ばれています) という方法を選べば、統計的に異常な明るさ、 つまりは、人工衛星などのように、多数あるコマの中で1コマしか写っていないような光 は消し去ってくれます。 ときどきあるいは不規則にガイドがずれる現象は、 統計的に光が集中する部分だけを残して消してくれますので、 ある程度はガイドエラーをキャンセルできるんですね。 たとえば、 M51を撮影した時のベストフレームはこれ(DeepSkyStackaerが勝手に選んだものです)DSSが選ぶベストフレーム00000007 posted by (C)ホシミスト_3013 逆にワーストだったのはこれDSSが選ぶワーストフレーム00000190 posted by (C)ホシミスト_3013 ワーストの方は、ずいぶんピリオディックエラーか、風による振動か、で 星が流れて写っていますよね・・・ これでもKappaSigmaClippingで画像処理を行うことで、 それなりにガイドが成功しているように、処理されてくるんです。 しかし、高感度であるなら、ノイズも増えるんじゃないか?? そう思いますよね?? 私だって、一枚画像を見た時は、こんなもんまともな天体写真になるわけがない、 と思いましたよ・・・ でもね、画像処理をすると、 上の一枚画像から、こんな画像になるんです。01-06-06-Autosave001-360FrH posted by (C)ホシミスト_3013 そもそも、デジイチでの画像だって、 フィルムと違って長時間露光すればノイズはわらわらと浮かび上がってきます。 デジタルでの天体写真はそのノイズとの戦いは避けて通れませんよね?? で、コンポジットという方法で、ランダムに出てくるノイズを平均化して ノイズを減らしていくわけです。 1枚より2枚ならノイズは2分の1、さらにその2分の1にするには2の2倍の4枚をコンポジット 4枚コンポジットした画像のさらに半分のノイズに減らそうと思えば4の2倍の8枚 という感じです。 コンポジットを増やせば増やすほどノイズは減り、 ノイズに埋もれていたシグナルが浮かび上がってきます。 20枚スタック(15秒露出×20=5分)だと、どれくらいのノイズかというと01-03-01-Autosave001-20Fr posted by (C)ホシミスト_3013 50枚(12分30秒)だと01-03-02-Autosave001-50Fr posted by (C)ホシミスト_3013 100枚(25分)だと01-03-03-Autosave001-100Fr posted by (C)ホシミスト_3013 200枚(50分)だと01-03-04-Autosave001-200Fr posted by (C)ホシミスト_3013 だいたい私の場合、1対象1時間を目安にしていますので ここまでノイズが減ってくるわけです。 でもたいてい、1時間じゃ短い、と言われるんですよね・・・ さらに枚数を増やして300枚(75分)だと01-03-05-Autosave001-300Fr posted by (C)ホシミスト_3013 今回撮影したすべてのフレーム360枚(90分)だと01-03-06-Autosave001-360Fr posted by (C)ホシミスト_3013 枚数が増えたら増えただけ、ノイズが減ることがわかりますよね?? 200枚から先はそんなに変わらない、と思われるかもしれませんが こういう天体写真は、もっとコントラストをつけたり、 もっと彩度を上げたりしますから、 この時点でのわずかなノイズの差は、処理によってどんどん増幅されます。 たとえば、ほんのちょっとコントラストをつけただけでも、 200枚では01-05-04-Autosave001-200Fr posted by (C)ホシミスト_3013 360枚では01-05-06-Autosave001-360Fr posted by (C)ホシミスト_3013 と、ずいぶんノイズの感じが違ってきます。 センサーサイズの小さな高性能CMOSが出現したことによって 手軽に銀河が撮影できるようになってきました。 しかし、その手軽、という意味は より小型軽量の望遠鏡システムでも、大型の望遠鏡と遜色ない画像が撮れる しかも、オートガイドなしでも、 15秒間ガイドが大きくずれることが「少ない」システムなら 非常に困難を極める超長焦点のガイドを成功させなくても、撮影可能 という意味であって、 その代わりたくさんのコマ数を撮る必要がある、 つまり1枚当たりの撮影時間は非常に短くできても、 総じての撮影時間は長く必要である、 ということでもあるんですね~~。 (最初のM101の画像は撮影中に雲に覆われ、50コマそこそこくらいしか コマ数が稼げなかったものなんです、なのであれほどノイジーな仕上がりなんです) しかし、このような長焦点となると、光害の影響を受けにくくなり またわずかな光の差をコンポジット(スタック)することによって増幅できるので 光害のない郊外に出掛けなくても、 我が家の庭で楽しむことができるわけです。 特に銀河のように、可視光で光っている天体については Hα線やO3線といった光だけを透過し、他の可視光線を大幅カットする 光害カットフィルターを装着しての撮影は 無効どころか、可視光線をカットする分銀河自体が写りにくくなってしまうので 推奨できません。 超長焦点にすることで自宅からは無理だと思っていた銀河が狙える、というのは、 とてもうれしいことですね~~。
2017年01月22日
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2014.01/01 M51子持ち銀河(IMG_1194) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Kenko 2×TELEPLUS PRO300 DGX(合成焦点814mm?)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 12分 ×4コマAdobe Photoshop Elements でダークノイズ減算後4コマをスクリーン合成Vixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2014.01/01 自宅庭よりことしの正月は、週間予報では晴れが少ないように言っていた気がしましたが、蓋を開けてみると、1日も2日もすっきりと晴れ、2×テレコンバーターが使い物になるか、試すことができました。タカハシ純正のエクステンダーレンズを使うより、四隅の点光源の歪みが少ないのでこちらがメインになりそうな気配です。ただし、露光時間を延ばす必要がありますし、感度も上げないとつらいようなので、ダークノイズの処理に手間取りそうです。そろそろRAW撮影も試してみないといけませんね~。さて、M51の左斜め下と真下に、小さな銀河が写っています。実は全く知らなかったので、驚いているところですが、NGC5196とNGC5173で、いいのでしょうかね??
2014年01月03日
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実は6か月前に、フォト蔵の方で紹介していただいたソフト(フリーウエア)があります。 この正月休みに、ようやく使ってみました。 小さな銀河を撮影した時に使ってみて、なるほどいいね・・・ だったのですが、実は、猛烈に惚れ込んだのは、その次、2枚目に処理をした 今日アップする写真を見て、でした。 その写真とは。ぎょしゃ座の天の川+フラットエイド処理(IMG_1302) posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200F2.8(135mmF3.5)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 5分×8コマVixen SXD + Celestron Nexguideガイド鏡SKY90(笑)Adobe Photoshop Elements で8枚コンポジットFlatAideで背景処理2013.01/04 自宅庭より 背景の空が、光害や、レンズの周辺光量低下、フィルターによる色の変化、をものともせず 均一に暗くなるんですよ! そのソフトの補正のやり方も、とても理解しやすく、感嘆しました。 理屈は、天体写真から、星のような輝度の高いものを認識して、 そういう光るものを除去、残った部分が背景の空、ということになるので その残った空の部分をもとの写真から引き算、 ただしそのまま引き算するとガタガタの写真になってしまうので、引き算する方を なだらかになるようにぼかしをかけてから、引き算をする、 というもの。 このままでは、何のことやらわからないと思うので、 処理する前の写真を、何が写っているのか解説がてら、アップしておきます。ぎょしゃ座の天の川-名前入り(IMG_1302) posted by (C)ホシミスト_3013 どうですか?背景の空の色が、まるで違うでしょう?? 1枚目の写真なんか、まるで街明かりがない所で撮影したような、 周辺減光のないレンズで撮影したような、そんな感じに仕上がっていますよね? このソフト、惚れ込んじゃいました。 フォト蔵に写真をアップした時に、コメントで教えていただいたのです。 こちらの写真のコメントからHPに行って、見てみてくださいね~。 行き方がよくわからなかった方、ダイレクトのアドレスも追加しておきます。 http://figomura.ddo.jp/shinyadoraku/ このページの「Software」をクリックすると、そのソフトに行きつけますよ~
2014年01月07日
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うお座の銀河M74(IMG_1231) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Kenko 2×TELEPLUS PRO300 DGX(合成焦点814mm?)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 10分 ×8コマAdobe Photoshop Elements でダークノイズ減算後2コマづつスクリーン合成後、4組をコンポジットFlatAideで背景処理Vixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2014.01/02 自宅庭よりこんな小さな渦巻き銀河を撮ってみたくて・・・これまでうまく行きませんでしたが、今回、なんとか渦巻き構造が写せたかな?といったところですフラットエイドを初めて使ってみた写真です。最初の2枚には黒点が写っていないのに、後半6枚には黒点が・・・対物レンズ、レデューサー、テレプラスを確認しましたがそのようなものはついておらず、そのまま清掃もせず再装着して撮影したら消えていました写真上微妙に移動しているのですが、この寒い中、虫??そんなことはないでしょうけれど(笑)
2014年01月08日
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もうひとつ、ぜひ撮っておきたかったものがあります。 それが、このM101です。M101 回転花火銀河(IMG_1646) 2014.01/26 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L (D127mmf1500mm)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 6分×9コマVixen SXD + Celestron NexGuide(No Touch Guide)Guide Scope:FC60(D60f500)Adobe Photoshop Elements 3枚づつスクリーン合成、3組をコンポジットFlatAide2014.01/27 自宅庭より 最初にM101をアップしたのはこのときでした~ 私が疑問に思ったことを、みんなで考えてくれて、 星の話で盛り上がる相手のいなかった私には、顔も知らない声も知らない人たちと こんなに楽しく話せるなんて、ブログっていいな~、と思ったのでした。 そして、初めて、星の写真を今現在撮っている方から、 いいんじゃない?と言っていただけたのも、この時でした。 それがまた、どれだけ励みにつながったことか・・・ その時とどう違う写真が撮れるだろう?? どうしても確かめたかった、対象です。 大きくは写せましたが、シャープさに欠け、露出時間も全然足りていません。 でもこのサイズで、露出時間ばっちりで写せるようになったら、 楽しそうですね~~~。 おっと、その前に、蔵で教えていただいた、埃による黒点の対策もやってみないと・・・
2014年01月27日
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昨日、今日と、暖かい日中です。 まだ1月というのに、半袖で屋外に出ることができました。 南国別府とは言え、これはこれで異常ですね・・・ 陽気に誘われて、暖かい春を連想する(とは限らないか・・・笑) かに座の写真をアップしてみます。かに座とM44プレセペ星団(IMG_1679)2014.01/28 posted by (C)ホシミスト_3013Canon EF-S 18-135(F3.5-5.6) 50mmF5.0Kenko pro softon ACanon EOS Kiss X4(Ir)ISO6400 60秒×8コマAdobe Photoshop Elements で8枚コンポジット、濃度補正Flataideナノトラッカーでモーター任せっきり追尾2014.01/28 自宅庭より50mmでもM44プレセペ星団の存在感があり、短い焦点での撮影の対象としては、好きな星座のひとつです。 さて、この写真、撮影した時点でこんなにきれいに撮れているわけではないのです。 撮ったばかりの未処理の写真をアップしてみます。濃度補正前の写真(IMG_1679) posted by (C)ホシミスト_3013 真っ白ですよね。夜空だって真っ暗ではないので、 長時間露光すると、こんなに真っ白になってくるんです。 では、どうやったら上のような写真になるのでしょう??濃度補正からフラットエイドまで1 posted by (C)ホシミスト_30131真っ白のかに座の写真をPhotoshop Elements(PSE)で開きます。 上のメニューバー、画質調整→ライティング→レベル調整を選ぶと、ヒストグラムが表示されます (私はめんどくさいので、Ctrl と L を同時に押して開いています)2ヒストグラムの下にある黒い三角形を、グラフに接するところまで右に動かします 白い三角形はあまり動かさない方がいいですが、今回は星雲と違うので、 白く飛んでしまうこともないので、少し左に動かして、星が明るく見えるようにしました。 ちょっと緑がかっていますが、これだけでもかなり見られるようになったと思います。3ヒストグラムのすぐ上、RGBと書いてあるところをクリックすると、プルダウンメニューで 赤・青・緑、3色それぞれのレベルを調整できるので、少し緑を弱くしてみました。 (黒の三角形を右にスライドさせました)4まだ背景が明るいかな?と思ったので、ヒストグラムの右側にあるスポイトのボタン、 いちばん左は、黒の基準点を決める操作になるので、 そのスポイトボタンを押して、写真の中の任意の一点でクリック、その部分を黒の基準として 画像の色が変わりました。これまでの私の天体写真は、ここまでで、公開していましたね~濃度補正からフラットエイドまで2 posted by (C)ホシミスト_30135フラットエイドで処理するために、TIFFで保存します。 私は、別名で保存する、から、ファイル名は、元の画像の名前の前に「TIFF-」をつけてます。6TIFF保存のカスタマイズですが、圧縮なしで保存していますので、このままOKをクリックしています7一旦PSEを、最小化して(右上の _ □ ☓ のボタンの _ を押します) デスクトップから、フラットエイドを起動します。 左上のファイルケースのボタンを押して、読み込む画像を選びます。 先程保存した画像を選びます。8一旦PSEで、画像処理を終えた先程の画像が開かれます。濃度補正からフラットエイドまで3 posted by (C)ホシミスト_30139星像検出 ボタンを押すと、このような画面が現れます。 処理したい画像に合わせてパラメーターは適宜変更しますが、今回はこのパラメーターで10検出された星の部分が色が変わって選択されます。 星雲などがあって、自動で選択されていない場合は、その部分をクリックしてドラッグすれば その上にピンク色でマスクが作成されますが、 今回は自動で検出された部分に追加なしで、処理を進めました。11星像消去ボタンを押すと、処理の進行具合を示すメーターが出ます。12星が消去された、主に背景部分だけの画像が出来上がります。濃度補正からフラットエイドまで4 posted by (C)ホシミスト_301313編集(E) ボタンを押すと、このような画面が開きますが、名前は自動でつけてくれているので 何も変更せずに、保存(S) を押します。14前もって、処理を行うソフトをPSEと設定しておけば、 そのまま、PSEでこの画像が開かれます。15フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス) を選びます。16今回、ぼかしのレベルは、これくらいに設定しました。 半径50ピクセルくらいにしていますが、要は滑らかにぼければいいようです。濃度補正からフラットエイドまで5 posted by (C)ホシミスト_301317ぼかしの処理を加えた画像を保存します。 保存にしても、別名で保存にしても(私はCtrl+Shift+S のショートカットキーを押します) このダイアログが出ますので、OK を押します (元の画像に上書き)18やはり圧縮はしないでTIFF保存です。19フラットエイドで、処理画像を自動で読み込む、と設定していれば PSEをまた最小化すれば フラットエイドでは、すでにPSEでぼかし処理後の画像に変更されています20補正実行 ボタンを押すと、このようなダイアログが表示されます。 あんまり背景を暗くすると、エラーが出ることもありますので、私はこれくらいの輝度(40) くらいにしています。 演算方法は、私の写真では、除算でも減算でもあまり変わらないように思いますが とりあえず今は除算で行っています。 開始 を押します濃度補正からフラットエイドまで6 posted by (C)ホシミスト_301321進行具合がメーターで表示されます・・・待ちます・・・22処理が終わったら、ダイアログが出ますので、OK を押します 気に入らなかったら、もう一度 補正実行 を押して、輝度や演算方法を変えて やり直すこともできます23フロッピーディスクマークを押して保存します。 名前はすでに自動で元画像とは違う名前をつけてくれていますので、そのまま保存でよいです24出来上がりは、どうでしょう? 4コマめに出てきた、これまでの仕上がりとは、背景のすっきりさが、天と地、ですね(笑)おわり追加・・・私は、TIFFで保存されたこの写真を、PSEで元画像の上に貼り付けて、画像を統合して、JPEGに戻したりしています(笑)フラットエイドはフリーウエアというところも、うれしいですね~!
2014年01月31日
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はたして、地球上から見る天の川は、天の川銀河のどこを見ているのだろうか??そんなことも知ってみたい、と、前回ブログに書きましたが・・・大分の星仲間にその話をしたら、いろんなことを教えていただきました。その結果、自分の頭の中に、どんなイメージが出来上がったか、を書き留めておこう、と思いました。Wikipediaから引っ張ってきた、現在考えられている天の川銀河の姿です。銀河中心の棒状構造からのびる、いくつもの腕のうち太陽系はlocal spur とか、Orion armと呼ばれる腕の中にある、と考えられています。太陽系のあるオリオン腕のお隣は、銀河の中心方向が、いて腕、反対方向が、ペルセウス腕、と呼ばれています。もちろん銀河の腕は、銀河の中心をぐるっと周回していますので、いて腕・オリオン腕・ペルセウス腕、と言っても、いて座の方角・オリオン座の方角・ペルセウス座の方角、だけにあるわけではなく、いくつもの腕と重なって、天の川の長軸方向にのびているわけです。重なった腕を、分離してみることは不可能とは思います。とあるインターネットのページからダウンロードした、太陽系から見る銀河を、鳥瞰図風に示したイラストです。縮尺のスケールがべらぼうですから、星が密集しているように見えますが、太陽系に最も近いアルファケンタウリまで、4光年もあることを考えたら、実際にはそんなに星に取り囲まれた感じには見えない、というのはお分かり頂けるでしょうか??ところで、太陽系から見て、天の川が、天の川らしく見える距離、というのは、どれくらいなのでしょう??天の川銀河の直径は約10万光年、この銀河の中心から太陽系までの距離は、約2万5000光年と言われます。では、地球上から私たちが見ている、星座を構成する様な、ポツンと輝く星、までの距離はどれくらいでしょう??一つの恒星として認識されるものは、オリオン座の三つ星の一つで1500光年、シリウスやアルファケンタウリなどは、ひと桁(4~5光年)ですね。では、星雲、と呼ばれるガスの広がりはどうでしょうか??これもまたとあるブログからダウンロードした画像です。オリオン星雲(M42)で1500光年、干潟星雲(M8)で4000光年、かに星雲で7000光年、です。こうして見ると、銀河系の端っこまでを見とおしているわけではなく、ごくごく近くの天体しか、見ていない、ということに気がつかされました。天の川を見ていると、わし座の方向で分岐しているように見えるのが、一体天の川のどこを見ているのだろう?という疑問から始まった、銀河の構造のお勉強なのですが、ここまでのことから考えるに、そんな遠くの銀河の端っこの方、を見ているのではなく、ごく近くの構造を見ているのだろうな~、と思いいたったわけです。そこで、自分たちのいる、オリオン腕と、その両隣りのいて腕とペルセウス腕、方角の目安として銀河の中心、これだけで考えてみよう、と思いました。銀河の模式図に、この腕をこの色で表します、というのを書き込んでみました。これを3Dで回転させると、こんな風にみえるのかなぁ??と勝手に想像した次第です。ところで、どの模式図を見ても、オリオン腕は、途中で途切れていて、銀河の中心まで届いている様な図にはなっていません。また、隣の腕と合流している様なイラストも、あまり見当たりません。もしこの図のように、銀河面と並行ではなく、やや上の方に伸びているとするのなら、オリオン腕は、銀河の上の方から取り込まれ、今は銀河の自転と同期し、ほぼ同じ速度で銀河の中心を回転するようになった。つまり銀河の重力で引き伸ばされながら、銀河に取り込まれてしまった伴銀河であった、という可能性もあるんじゃないかな~~、と思ったわけです。太陽系はもしかしたら、何10億年もの昔、銀河にやってきた、銀河系外の来訪者だったのかも・・・ネットで、銀河内のガスの塊と接近することによって、気候変動が起きうる、という内容も目にしました。伴銀河であったオリオン腕が、天の川銀河に取り込まれるときに太陽系が遭遇した天の川銀河のガスとの摩擦によって、地球に急激な気候変動が起きて。温度の上昇、雨、雷をもたらし、落雷によって偶然有機化合物が合成され、生命が誕生!オリオン腕が伴銀河のままであったなら、生命は誕生しなかったのかも・・・もちろん、私が考えた物語にすぎません。でもこんなことを考えることができる宇宙って、楽しいですね~~!天の川は天の川銀河のどこが見えているのだろう? posted by (C)ホシミスト_3013
2014年06月19日
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しばらく入院していましたが、このたび無事退院して 自宅に帰ってきました。 な~~んて書くと、そう言えば最近ブログの更新が不定期だったなぁ・・・ とわかるくらい読んでくださってる方は逆に、 私の体の心配をしてくださるより先に こいつがこういうことを書くときは、絶対機材のことだろう とわかってくださると思いまして(^^ゞ そう、入院していたのは、我が家のナノトラッカーです。かみのけ座の散開星団 Mel 111 posted by (C)ホシミスト_3013Pentax KA 135mmF2.5 (F2.8で撮影)PK→C-EF マウントアダプターCanon EOS Kiss X7i(ISO3200 30秒)ナノトラッカー2016.01/31 2:31JST(+0900) 自宅庭よりDSS(L38D80F0DF0B80) KappaSigmaClippingAdobe PSCS2FlatAideNeatImage 2013年2月の購入当初から、 電源ケーブルと本体のコネクターの接触がシビアだなぁ ・・・と思っていました。 それでも電源コードをきっちりと差し込んで動かないように気を付けていれば ちゃんと追尾はできていました。 ところが、2015年12月12日のくじゅうでの撮影中に 最初はちゃんと動いていたのに、突然どうやっても正常に追尾しなくなっていました。 (駆動音が滑らかでなくなったんですよね・・・) ほぼ、というか、おそらく固定撮影。 こちらの星仲間に症状を話すと、一回見せてみぃ、という話になり その知人にお願いして調べてもらいました。 電源コードのコネクターがおかしいのはもちろん、 心臓部ともいえるICチップからのパルスに異常あり、とのこと。 その方から送っていただいた写真では・・・ 正常に作動しているナノトラッカーのパルス波形 (これもまた当地の星仲間のご協力をいただき調べることができました) が、↓こちら↓ 私の故障しているナノトラッカーのパルス波形 が、↓こちら↓ 出力される波形が不安定で、暴れまくっています、とのことです。 で、電源電圧をモニターしてみると、まったく一定にならずに 不安定な状態だ、ということでした。 その原因を突き詰めていった結果、その方の言をそのまま引用させていただくと 「裏に付いているモータードライバーが壊れていて、 4出力のうち、1つが正常に動作しておらず、大電流が流れ、 過熱と電圧降下を起こしています。」 ということでした。 巧く行くかわからないけれど、交換してみようか?とのことでしたが いずれにせよ、今のままでは赤道儀としての命運は尽きているわけですから 何もしなければ、捨てるだけ 何かやってうまくいかなくても同じこと。 巧く行ったら、買い直さなくて済む! それならやってみない手はありませんよね~~ ということで、その方に難しい作業をお願いしてしまいました。 その方から頂いた写真によれば、↓この部分↓の交換作業だった、、とのことです。 顕微鏡を使った心臓移植手術ともいえる部品交換ですね。 その知人の知識と技量に感謝!感謝!です。 1週間ほど前に、修理完了と連絡をいただき、手元に戻ってきましたが、 その後、時間は取れない、天気も長時間露出できる雲行きではない、 という理由で、確認撮影できませんでしたが、ようやく昨夜、 雲のあまりない空が訪れました。 出張で自宅に帰りついたのは午前2時過ぎでしたが、 今やらなくていつやる?? で、撮影した結果が、最初の写真です。 135mmで30秒、点像に星が写れば、本来の目的である、 広角域(10mmとか18mmとか)で2分、という撮影は問題ないのではないか??と思います。 ちなみに、現在のナノトラッカーの20分間のピリオディックモーションです。 135mmで撮影した、5184×3456ピクセルの元画像から 480×640ピクセルを、ピクセル等倍で切り出しました。 他のサイトではピリオディックモーションは30分サイクルと書いてありますので まだ一周していない状態ですね(^^ゞ まとめ 今回のトラブルは、もしかすると、電源コードと本体の接触不良によって 過剰な電流が流れてしまい、それによって、ICチップが壊れてしまった という可能性が考えられます。 そこで、 ナノトラッカーをお持ちの皆様へご注進 電源コードと本体のコネクター部分で 接触がおかしいな、と思った時 は、 それ以上の使用は避け、 電源コードのコネクターを新品と交換してみて ください。 そうすることで、ICチップの破損に至らずにすむ かもしれません!! 最後に、 故障の部位を突き詰めてくださり、また完璧に修理してくださいました 私の星仲間に、敬意と感謝の意を表します!
2016年01月31日
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フォト蔵がダウンしてますね~~。 週末も挟まったし今回は長いですね。 直接画像をアップしますか・・・ 何があったか自分でも忘れそうになってきました(笑) 昨夜は晴れ、久しぶりに星がきらめきました。 X4が修理から帰ってきたのですが、 撮影システムが変わってしまったために、画像処理用のフレームを作り直す必要があり あまり、気楽にポンポン撮影する気分にもなれないでいました。 そう言ってばかりでは先に進めないので、 とりあえず一歩踏み出さなくっちゃ・・・ CLSフィルターを装着した状態のフラット画像も作り直しました。 ところで、そのCLSフィルターですが、 私が持っているのは、天体改造したカメラ用の、CLS-CCDフィルターです。 カメラにもともと装着されている赤外線カットフィルターによって すでにカットされている赤外線はカットしない、のがCLSフィルター。 その赤外線は、生活熱によって発生しますので、 街の中で撮影するなら、そこにも感度があるカメラだと、CLSでは十分な 光害対策にならない、 そこで、生活赤外線もカットするのが、CLS-CCDです。 では、CLS-CCDを改造していないカメラに使うとどうなるか・・・ やはり改造なしのカメラには、CLSの方がいいのか??まではわかりませんが 別に使って悪いということはなさそうですね。TakahashiSKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(無改造) ISO1600 120秒×32FrTakahashi EM100 + Celestron NexGuide + TakahashiFC60(D60f500)2016.11/29 自宅庭よりDSS(L32D9F19DF20B30) KappaSigmaClipping Saturation17%StellarImage7NeatImageAdobe PSE 将来的にカメラを改造するかも、と思う方が、光害カットフィルターを購入する場合は 最初からCCD向けのフィルターでいいんじゃないかな?? と思えました。 光害カットフィルターの2大巨頭、LPSシリーズも 赤外線に感度のあるカメラ向けにLPS-D1が出ましたしね・・・ と言いたいところなんですが、 CLSには(おそらく私が持っていないLPSシリーズ)にも、欠点はありそうなんですよね・・・
2016年11月30日
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先週末に局地的集中豪雨があったりしたようですが、 基本的にはしとしとと雨が降り続いています。 そうだ!これが梅雨の雨の降り方です! 今年の梅雨は降ったり降らなかったりが激しかったですからね。 同じ蒸し暑さでも、爽やかな5月からの入梅はうっとうしく感じますが 猛暑からの入梅はまだすごしやすく感じます。 入梅・・・秋の長雨に何か別名があるか?と思ったら、 ススキ梅雨、という言葉があるようですね。 それにしてもようやくすっきりした青い空が見えるようになってきた と思ったとたんにこの長雨、 星好きには受難の季節。 尤も私は今週末のプレゼンテーションがまだできておらず 日常の仕事も蓄積気味、 星どころじゃないんですがね(笑) 画像は6月の梅雨明け直後の猛烈に霞んだ夜の天の川です。 画面全体が真っ赤に写るのをなんとか画像処理でここまでできましたが もっとすっきりした天の川を撮りたいものです(楽天)(フォト蔵)わし座 posted by (C)ホシミスト_30132018.07/16 02:31牧ノ戸峠下展望台Canon EF-S 24mmF2.8Canon EOS 70D(Ir) ISO1600 60秒ナノトラッカー8コマDSSでKappaSigmaClipping わし座はあまり大きな星雲星団がないため、意識しては見てもらえないことも多い のですが、天の川が二つに分かれて見えているところなど 見ごたえのある場所ですね~~
2018年09月13日
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M33はなぜか、これまで、撮影しようとすると、 雲に邪魔される、ガイドエラーが出る。 相性の悪い対象でした。 1/1の夜に、撮影ができたので、なんとか、よくない流れを断てたかな?と思ったのですがさんかく座の銀河M33(IMG_1116) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Astronomiki CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 10分×8コマVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2013.01/01 自宅庭よりAdobe Photoshop Elements8枚のうち2枚づつをスクリーン合成、出来上がった4組をコンポジット。Flataide以前フォト蔵で教えていただいたフラットエイドを使って、バックグラウンドを均一化出来上がった画像がTIFFで5000ピクセルなので、Photoshopでフォト蔵用に2048ピクセルにリサイズ後、JPEG保存 いろいろとご心配いただき、また暖かいコメントをありがとうございました。 今日が合格発表だった娘と、今夜顔を合わせるのが怖い私です・・・ 今年は午年、人間万事塞翁が馬、の年です!あはは
2014年01月06日
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穏やかに晴れた元日でした。 昨年は大雪で交通がマヒした元日だったのに比べ、 31日に大掃除で水浸しになった庭の土が乾かない程度ではありますが、 冬の柔らかな陽射しが射し、暖かな一日でした。 普段夕方まで出ない当家の初詣も、お昼過ぎには出発、 各地の渋滞にはまりながらも、18時までには帰ってきました。 今年は、何事も、早め早めに片付け、後に残さないように・・・! 日中雲の多い天気でしたが、薄暮が始まったくらいから、見事な晴天・・・ 撮影まで行きつかないかな?と予想していた今年の3が日ですが、 さっそく望遠鏡を組んでみました・・・ハートあふれる一年となりますように posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 10分×4コマAdobe Photoshop Elements で4枚コンポジットVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイドガイドスコープ:FC60(D60f500)2014.01/01 自宅庭より カシオペヤ座にある散光星雲、IC1805、ハート星雲です。 太陽系から7500光年のところにあります。 右端の一番濃い星雲が最初に見つかったので、NGC896という番号が振られているそうです。 星雲の中央の、この写真ではピンクがかってしまいましたが、その部分には 太陽の50倍もの質量を持つ星もいくつかあるそうです。 昨年夏、がんばってもなかなか撮影できなかったこの星雲、 やはり露出時間を延ばせば(理論上夏の撮影の2.5倍の露出時間です)、自宅からでも 写ってくるものですね。 今年が、ハートにあふれる一年になりますように~! ところで、新年早々、問題勃発です。 赤道儀の極軸合わせ用の微動ハンドル、最近動きが重いな、とは思っていましたが、 昨夜、いきなり、ねじ切れてしまいました!!!!! どうやっても微動ハンドルを回すことができません。 昨夜は自宅だったので、地面に三脚をめり込ませることで角度調節をしましたが、 山の駐車場のコンクリートの上にセッティングした時には、どうしよう・・・ 三脚の下に、ミニジャッキを置いて、三脚の角度を調整することにしようかな? そのうち、赤道儀入院、修理、そして、オーバーホール、頼むしかなさそうですね・・・ 旧態依然とした仕事ではなく、新しいアイデアで乗り切りなさいよ・・・ そう暗示されたと、理解しておきます(笑)
2014年01月02日
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本日夜が明けたら、いよいよ受験戦争の開戦です。 3人の受験生がいると、毎週のように誰かが何かしらの試験を受ける、 という状況になりそうです。 デリケートな時期ですので、しばらく更新しないかもしれません。 そのうち戻ってきますね~。
2014年01月04日
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以前、martind35さんに教えていただいた、スクリーン合成、 やってみたらなかなかおもしろい結果が出るので、昔の写真でいくつか試してみました。 夏場のノイズが多いISO6400写真では、いい結果が出ませんでしたが、 昨年の2月にくじゅう高原で撮影したオリオンは、化けました(笑)2013.02/10 M42 オリオン星雲 (再処理) IMG_5688L posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407/RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 60秒10枚撮影中、ガイドエラーの少ない写真8枚をピックアップそのうち4枚をスクリーン合成残り4枚は通常のコンポジット通常のコンポジットの写真を不透過度30%で、スクリーン合成の写真にコンポジットトリミングなしVixen SXD モーター任せっきり追尾2013.02/10 小田の池レストハウス駐車場にて2014.01/10 画像処理 ちなみに前回がんばって、これで目いっぱい!と処理をしてみたのがこちら。M42オリオン(IMG_5687) posted by (C)ホシミスト_3013 もとの写真のノイズが少なく、感度を落として、階調を広く撮る、 の方がきれいに仕上がるようですが、 おおざっぱな、赤道儀任せの1分撮影の写真でも、ここまで化けさせることができる 画像処理の奥の深さ・・・。 足りないのは自分のフットワーク・・・山は寒いし (受験生がいるのに山に一人で遊びには行けない、と言っておきます)
2014年01月10日
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正月休みが明けてからは、薄雲がかかった晴れ、の日が多く 望遠鏡を組んでいません。 でも、望遠鏡で見る(撮る)星空だけが、夜空ではないですよね。 昨日、合格通知が届いた娘の希望で、外食に出かけたのですが、 その帰りに空を見上げると、月とアルデバランの大接近が見られました。 200mmの望遠レンズで撮影すると、ずいぶんと離れて見えますが、 肉眼では、もう少しで月に隠れるんじゃないか?と思うくらい接近して見えました。2013.01/13 月とアルデバラン posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200mmF2.8 (200mmF4.0)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO1001/250秒 と 1/1秒 の2枚撮影、50%透過でコンポジット(PSE)固定撮影2014.01/12 自宅ベランダより 本日は、次男の私立高校合格発表でしたが、そこが本命ではない彼は 昨日の長女のような、爆発的な喜びは、表現しませんでした。 まあ、この後に本命の高校の受験が控えているので、そっちの方に気が行っているようです 私も難関の長焦点撮影を試してみたい、と、月の高度が下がってくるまで待っていましたが 雲は晴れず、いつの間にか明るくなるまで眠っていました(笑) 次の撮影チャンスまで、おあずけ、ですね~。
2014年01月13日
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今朝はいい天気でした、気持ちの良い朝でしたね~。 最近、晴れているようで薄雲がかかっていたような空で、星の瞬きもどこか弱弱しく、 煮え切らない空模様でした。 今日は抜けるような青空が広がっています。 ただし、放射冷却なのか、気温は低く、 これほどの陽射しがあるのに、昼間の気温も上がりきれていないようです。 昨夜は残った仕事のうちの一つが片付いた時点で、気が緩んで、うたた寝してしまい、 気付いた時は薄明真っ最中、星空を見に戸外に出ることもありませんでした。 martind35さんの仰っていた、アイソン彗星関連流星群は、どうだったのでしょう?? 今週末はついに、センター試験・・・ 私は、どうしても断ることのできない仕事で、県内にはいますが、 不在がち・・・ がんばれ長男!2014.01/16朝陽(IMG_1362) posted by (C)ホシミスト_3013
2014年01月16日
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うわ!今年に入って、毎週土曜日、ブログ更新できていませんね! せっかくだから、昨日の土曜日にアップしたようにしちゃおうっと(笑) 秋冬の星雲・星団・銀河、この正月休みに撮影した写真を中心に動画を作ってみました。 お暇な方はYOUTUBEで見てやって下さいませ~♪秋冬の星雲で動画を作りました posted by (C)ホシミスト_3013
2014年01月18日
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銀河の渦を真上から見下ろしたら、真横から見たくなりませんか?? そう言って、毎回同じセットで、同じ順番で、写真をアップしているような気がします。 M101のように、 真上から見下ろしたような感じの銀河を Face on galaxy(フェイスオン銀河)と呼びます このNGC4565のように、 真横から見たような銀河を Edge on galaxy(エッジオン銀河)と呼びます。 我が天の川銀河も、真横から見たらこのように見えると考えられています。 (真上から見ると、M101とは形が違うと考えられているそうです)かみのけ座の銀河 NGC4565 (IMG_1662) 2014.01/26 posted by (C)ホシミスト_3013Vixen/Eyebell MC127L(レデューサー・エクステンダーなし)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 6分 ×9枚(フィルターなし)Vixen SXD + Celestron Nexguide (オートガイド)2014.01/23 自宅庭よりAdobe Photoshop Elementsで 3枚づつスクリーン合成、3組をコンポジットFlatAide使用 この銀河はかみのけ座にある、Mel 111 と言う散開星団のすぐ横にあります Mel 111は、しし座のしっぽの辺りで、ぼんやり光っているのが見えます。 写真を撮ると、「人」と言う字に似ていますね。 ベレニケの髪の毛、の別名がありますが、 ベレニケとはエジプトの王妃様。 ある時、王が戦争に出陣することになったので、夫の無事の帰還を祈って願を掛けた 王妃ベレニケ。 願をかける代わりに差し出したのは、女性の命とも言える、長い髪の毛、 その髪の毛が、このMel 111です。 この銀河は、その髪の毛からあふれ出る、愛しい人への、珠玉の思い、 と言えるでしょうか?? な~んてね(笑) この銀河はメシエさんが見つけきれなかったので、 Mなんとか、という数字がついていないのですが、それだけ暗いということですね でも、Mel 111のおかげで、意外と簡単に撮影範囲に持ってくることができます。 (ただしメシエが見落とした銀河の中で、最も見ごたえのある銀河、とも言われています) ちなみに以前407mmで撮影した時はこんな大きさにしか写せていませんでした。 本日、次男の、県内準本命高、合格の知らせが届きました・・・ 県立の本命高入試まで、多少落ち着いて過ごせそうです。 昨夜長男とも話して、センター試験の成績も考えて、本命大をようやく一本に絞りました。 二次試験に向けての準備を、ようやく本腰を入れてはじめられそうです。 私は・・・撮影に使う望遠鏡を一本に絞ることはできません~ 散光星雲も、銀河も、月も、惑星も、流星も、星座も・・・ 欲張りですね~(笑)
2014年01月28日
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出張から無事帰ってきました。 出張中にまとめようと思っていたのですが、 最近夜更かしができませんねぇ(^^ゞ 出張前にやっていたこと、それは超短時間露光で、 CMOS動画カメラを使って銀河を撮ってみる、 1年ちょっと前に始めたことを、キャッツアイ星雲の処理で だいぶやり方の道筋が見えてきたので、 またやってみよう、という気になってきたのです。 超短時間露光による撮影は、見た目には明るさを表現できていないものの 光を受け取った、というデータとして残っており、 これを多数枚重ねることで、ノイズの海からわずかな信号を拾い上げる、 という処理をすることができ、 短時間であることからガイドエラーや大気の揺らぎの少ない画像が得られること がメリットになります。 また多数枚あるのでエラーや揺らぎの大きいものは捨てて、 よりエラーの少ない画像を選ってスタックすることで、 通常の長時間露光よりも、よりシャープな画像に仕上げることができる、 とされています。 もう一つのメリットとして、赤道儀の軽量化にもつながります。 長時間ぶれない、巨大かつ堅牢で高精度、の赤道儀ではなく 短時間ぶれなければよいので少し赤道儀をサイズダウンできる、という考えですね。 そういう理由で、高感度、かつ拡大率の高いCMOSセンサーで その撮影方法を実践してみたわけです。 デジカメで撮影する場合、F4で20秒、F6で50秒、F10で120秒 というのが短時間露光の目安なのだそうですが 今回はさらに超短時間で、しかもキャッツアイを撮影した5秒ではどうか? という話です。 で、その画像は・・・(楽天)(フォト蔵)20180419のM88 5秒 posted by (C)ホシミスト_30132018.04/19 M88MT160+ASI290MC Gain490Gamma60Exp5秒 1207Fr×75%EM200 半自動ガイド(ほぼノータッチ)自宅庭よりFireCaptureでDark20Fr適用、AS!3でスタックCS2 SI8 NeatImage どうです?結構出るでしょう?? 始まりは2016年の年末なんですが、 そのときは15秒露光でM109を撮ってみました。(楽天)(フォト蔵)20161231のM109 15秒 posted by (C)ホシミスト_30132016.12/31 M109MT160+ASI290MC Gain430Gamma50Exp15秒 395Fr×90%EM100 半自動ガイド(フレーム間に手動補正)自宅庭よりDSS(L355D20F0DF0B0) KappaSigmaClippingSat12CS2 NeatImage ただし、15秒ともなると結構ピリオディックモーションで点像には写せないものです。 そこで今回は5秒でM88を撮ってみたわけですが、 さすがに淡い腕は厳しい印象で、ノイズも結構出るなぁ・・・という感じ そこで10秒だとどうだ?と思いたちましたが、 残念ながら薄雲が通過したようで、 200コマしか使い物になりませんでしたので、 撮影枚数があまりに少なすぎかな?と思います。(楽天)(フォト蔵)20180419のM61 10秒150Fr posted by (C)ホシミスト_30132018.04/19 M61MT160+ASI290MC Gain450Gamma70Exp10秒 200Fr×75%EM200 半自動ガイド(ほぼノータッチ)自宅庭よりFireCaptureでDark20Fr適用、AS!3でスタックCS2 SI8 NeatImage 見た目はともかく、画像処理は 5秒より10秒、10秒より15秒の方が幅が広い、つまりいろんなことができる という印象です。 さて、そうなると15秒の撮影で極力ぶれないようにしないといけないわけですが 大きな問題はピリオディックモーションのほかにもう一つ、 極軸、が挙げられます。 赤緯方向のずれは、機械的なPEにくらべ、自分で何とかできますからね。 そこで、知り合いに頼みこんでPoleMasterを貸し出してもらいました。(楽天)(フォト蔵)PoleMaster posted by (C)ホシミスト_3013 極軸望遠鏡の先に、極軸キャップと同じねじ山のアダプターを介して取り付けるのみ。 極軸合わせ操作も簡単なものでした。 (ただし赤道儀の高度はともかく、東西の動きは、微動ではなく粗動なので なかなかぴったり!というわけにはいきません) それでも、ほぼ極軸の目盛通りに導入したキャッツアイ星雲撮影時は まったくノータッチであれば、40分少々で↓これだけ↓ずれていたものが(楽天)(フォト蔵)2000mm焦点距離のガイドずれ、PoleMasterなし posted by (C)ホシミスト_3013 PoleMasterを使って極軸を合わせたM88の時は、ずれは40分でわずかに↓これだけ↓(楽天)(フォト蔵)ノータッチのガイドずれPoleMasterでの設定の場合 posted by (C)ホシミスト_3013 (キャッツアイが2000mm、M88が1000mmの鏡筒なので、 M88は2倍に拡大しています) ピリオディックモーション方向以外のずれはほとんどないことが わかっていただけるでしょうか? (フルサイズのデジイチで撮影したと換算したら、2000mmではなく 12000mmほどの焦点距離であることをお忘れなきよう!!!) さて、超短時間露光で銀河が写る、と書くと、 わずか5秒なんてそんな簡単に銀河が写るのか!と思いこまれる方が非常に多い ということは知っています。 それはそれで困るのですが、5秒ごときで銀河が写るもんか!と思われるのも ちょっと残念です。 でもまぁ、確かに1枚では↓この程度↓、なんですよね(楽天)(フォト蔵)M88 5秒露出 1枚物 posted by (C)ホシミスト_3013 もし、試してみたいと思っている方がいらっしゃれば、 1枚当たりこんなものでちゃんと銀河が見えてくるのか? と心配になるでしょうが、これでも結構見えてくるものなんです。 多数枚スタックすることで、ノイズの海に沈んでいたシグナルが 浮かんできますから! 500コマを普段はAS!2かAS!3でスタックするのですが、 今回は試しにRegistaxでスタックしてみました。↓これ↓がそう。(楽天)(フォト蔵)M88 5秒露出500Frスタック posted by (C)ホシミスト_3013 ノイズが格段に減ることがわかると思います。 ノイズが減るとシグナルが浮かび上がりますからね~~! しかしそのためにはこの画像では500コマ・41分撮影しているわけで、 (最終的には1200コマ・100分撮影しています) 5秒の撮影で次々と対象を変えて撮れるわけではない というところを間違えないでください。 たとえばRegistax上でざくっとレベルを変えてウェーブレットをかけると 1枚の画像ではあんなものだった画像でも、500コマもスタックすると 結構なもの、だと思いませんか?(楽天)(フォト蔵)M88 5秒露出500Fr Registax Waveletあり posted by (C)ホシミスト_3013 さて、この画像を見てみなさんお気づきと思いますが、背景の斜めノイズ! やっぱり出るんか~~い!と思いますよね。 それはCMOSですから、ピリオディックエラーと赤緯方向のわずかなずれの方向に 当然斜めノイズは出ますね~~。 あまりにガイドのずれがないので放置しましたが、やはり手動ディザは必要です もう一つ裏技を。 実はこのCMOSセンサーは、ときどき真横に走るノイズが 浮かび上がってくることがあります。(楽天)(フォト蔵)横縞ノイズ posted by (C)ホシミスト_3013 これはセンサー特有のものだそうで、撮影技術ではどうにもならないそうです。 ということは当然その対策ソフトもあるわけで・・・(笑) みなさんお使いのAS!2やAS!3、 メニューバーにImageCalibratinというプルダウンメニューがあり その中のRowNoiseCollectionをクリックすれば、(楽天)(フォト蔵)AutoStakkertでRowNoiseCllection posted by (C)ホシミスト_3013 見事に消えてくれるんですよ(楽天)(フォト蔵)ASで横縞ノイズ除去後 posted by (C)ホシミスト_3013 残った斜めノイズは、撮影者の手抜きで、ディザリングしなかったため浮かび上がってきた、 PEとわずかな南北方向のずれによる斜めノイズです。 次回の撮影はここは手を抜かないようにしないと(笑) さて、M109、M88、M61と、淡い腕を持つ銀河で試してみましたが 実はM108、M82などの不規則銀河、M51などのもともとかなり明るい銀河 には、この非冷却CMOSカメラの超短時間露光は、めっぽう強い印象を持っています。(楽天)(フォト蔵)M108 20170101 15秒露出 posted by (C)ホシミスト_30132017.01/01 M108MT160+ASI290MC Gain350Gamma60Exp.15sec×215FrEM100半自動ガイド自宅庭よりAS!3 CS2 NeatImage 15秒露出だと、やはり気流やガイドのブレによって 多少ピントが甘いような画像になることもありますね・・・(楽天)(フォト蔵)M82 20170101 15秒露出 posted by (C)ホシミスト_30132017.01/01 M82MT160+ASI290MC Gain350Gamma60Exp.15sec×280FrEM100半自動ガイド自宅庭よりAS!3 CS2 NeatImage やっぱり15秒程度では、噴出するジェットを描出するのは難しいのかな? それとも市街地での撮影ということが邪魔しているのか? でも内部の微細な構造はよく見えると思います。(楽天)(フォト蔵)M51 20161231 15秒露出 posted by (C)ホシミスト_30132016.12/31 M51MT160+ASI290MC Gain400Gamma50Exp.15sec×360FrEM100半自動ガイド自宅庭よりAS!3 CS2 NeatImage M51ほど明るいと、15秒露出でも結構インパクト大きく写せますね。 ただし子銀河の周囲にある淡い腕は、画面上方左の外側まで続いているのですが その淡い腕を出すには、露出が足りないのか、 光害のないところで撮る必要があるのか・・・ これからいろいろ試行錯誤すれば、 結構このカメラでも銀河が楽しめるのでは?と思いますが 時間が許すのであれば、設定や撮影、処理、のすべてにめんどくさい、 冷却モノクロCMOSで1分くらい露出したものの方が、 仕上がりはきれいな気がしてはいるんですよね~~。(楽天)(フォト蔵)M94ひなぎく銀河20180310 posted by (C)ホシミスト_30132018.03/10 M84MT160+ASI 178MM-Cool Gain330Gamma70Exp60SecTemp-15℃L74D30 RGB11D30(2x2bin) Ir42FrD30(2x2bin) Takahashi EM200(AGS-1L) FC60(D60f500)+ASI290MC+PHD2自宅庭DSS PSCS2 Registax AS2(RowNR) StellaImage7 NeatImage この先銀河をどう撮っていくか、悩みどころではありますが まずはPoleMasterのおかげでガイド成功率が上がりそうだ、ということと 高温多湿の時期に冷却CMOSが結露するようであれば、この方法もありかな? と思っているところです。さて、PoleMaterは、私はここで購入しました
2018年04月23日
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昨日に引き続き、木星です。 まだ、天体写真の入口あたりをうろうろしているくせに、 早くも、もっと違う対象を撮影してみたい、と・・・・・ 新し物好きですね~~ いえいえ、昔から、木星や土星の写真は、あこがれでした・・・・・ 昨日の写真は、EOS kiss X4 で、接眼レンズを使って拡大する昔ながらの撮影方法 ただし、動画をRegiStaxで処理する、という、新しい方法も使ってみました。 一枚撮りや、20枚程度の比較明合成に比べたら 飛躍的に模様がよく見えるようになっていました。 でもやっぱり、接眼レンズを使わない、直焦点に近い方が、 きれいに撮れるに違いない、とは思うわけです。 ウェブカメラのCCD(かCMOS)センサーのサイズは、デジカメより小さいので 見かけ上は焦点距離が延びて、大きく撮れる、ということなんですね。 なので、望遠鏡にカメラを取りつけて撮るより、 ウェブカメラの方が、はるかに長い焦点距離で狙ったことになるわけです。 買ってきて、いろいろと紆余曲折はありましたが、 なんとか、撮影と画像処理ができるようになり、 いよいよ木星にカメラを向けた、というわけです。Logicool C270 で撮影した木星 posted by (C)ホシミスト_3013Logicool C270 で撮影した 木星ビクセンMC127L(D127mm f1500mm マクストフカセグレンビクセン2倍バローレンズDXロジクールC270ウェブカメラ(一旦分解して、付属レンズを取り外しています)800×600ピクセルで90秒動画撮影WMVファイルを、一旦MPEGに変換し、QuickTimeで非圧縮AVIに変換RegiStaxで3500フレーム中、画質の良い1500フレームほどを合成、Photoshopで濃度色調補正をしたあと、再度RegiStaxにとりこみ、エッジの強調処理をしました。 10万くらいする天体用CCDではなく、1980円のウェブカメラです。 20万くらいする、大口径望遠鏡ではなく、4万くらいで買える口径127mmの望遠鏡です。 トップクラスの方の、模様がくっきり見える写真に比べたら、 いや比べること自体が論外な、低レベルの写真ですが、 かかった金額と、木星がかなり西に傾き、大気の揺れの影響を受けやすい状況と、 その上強風、という悪条件の中で ここまで撮れたら御の字、と思うのですが、いかがでしょう?
2013年01月26日
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ふくろうは、苦労しない、不苦労、に通じて、縁起の良いものとして 置物などのモデルとしてよく使われますよね~(笑)渦巻銀河M108とふくろう星雲M97(IMG_1176) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Kenko 2×TELEPLUS PRO300 DGX(合成焦点814mm?)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 10分 ×8コマAdobe Photoshop Elements 2コマづつスクリーン合成後、4組をコンポジット(ダークノイズ減算なし、トリミングなし)FlatAideで背景処理Vixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2014.01/01 自宅庭よりM97は、惑星状星雲の中では割と大きい方に入るのだとか。2600光年離れたところにあり、10cm級の望遠鏡でも、丸い形は何とかわかるようです。(自宅からはまだ見られていません)中の暗い部分が二つ並んで、ふくろうの目のように見えるので、ふくろう星雲、と呼ばれています。実際は、円柱状の構造を斜めから見ているのだそうですが。M108は中の構造が不規則に見えるので、不規則銀河と思っていたら、渦巻銀河を横から見ているだけ、と書いてありますね。M97より光度は明るいそうですが、惑星状星雲より銀河の方が見えにくいのだそうです。なので、M108はメシエ天体の中では一番見えにくい、と言われているそうですね。4600万光年離れたところにある、太陽の140億倍程度、つまり天の川銀河の1/100の質量という、小さな銀河、と考えられているそうです。大マゼラン雲並みの質量ですね・・・受験期間中は、気分が落ち着きません(笑)
2014年01月11日
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本日は当家にとって2回目の入試、初回は長女、本日は次男です。 がんばって来たかな? 朝5:30には家を出て、本日試験、もうすぐ帰ってきます・・・ どうだったかな・・・ 写真はM31アンドロメダ銀河です2014.01/01 M31アンドロメダ銀河(IMG_1105) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407/RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO160010分露出4枚→2枚づつスクリーン合成、2組をコンポジット3分露出3枚をコンポジット、その2組をコンポジットFlatAideで背景処理Vixen SXD + Celestron Nexguideオートガイドガイド鏡D60f500(FC60)2014.01/01 自宅庭より普通に撮ると、銀河中心は白く飛ぶし、思った以上に銀河円盤は写らないし、想像以上に写真にするのに難かしいM31です・・・これまでよりは多少いい感じに仕上がったように思います。
2014年01月09日
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今日の写真は、おうし座のM1かに星雲です。爆発だぁ! posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f500)Takahashi EXQ-1.6×(合成f=800mm)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 10分 8コマAdobe Photoshop Elements で画像処理 各2枚づつをスクリーン合成、できた4組を2枚づつ50%透過でコンポジット、 出来上がった2組をさらに50%透過でコンポジットFlatAideで背景処理Adobe Photoshop Elements でJPEGに変換、2048×1325ピクセルをピクセル等倍切り出しVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2013.12/28 自宅庭より かに星雲については、以前書いたこちらを参照してくださいね~。 大分県内では、正月明けてから、私立などの、中学入試が立て続けに行われています。 長女は昨日も入試でした。 ラストチャンスに一縷の望みを託していたのですが、今朝、朗報が!!!!! 現在、我が家は喜びが爆発中です~! 今日からちゃんとブログに復帰します!(笑) 追記 購入時点で、ショップの方から、SKY90の設計に合わせたエクステンダーはありません とは言われていました。 それでも、Takahashi純正の、屈折用エクステンダー2種類のうち、 このエクステンダー(EXQ-1.6×)は、適応は△です。 もう一種類のエクステンダーは×印です、と言われて購入しました。 しかし、結果は見ての通り、中心部を切り出したのに、すでに 星像は歪み始めています。 SKY90の設計にぴったり合ったエクステンダーはない、と考えた方がよさそうです。 (レデューサーを使って撮影した場合の周辺星像があまりにきれいなので、過小評価かも?) それで、最近はケンコーの2倍テレプラスで、エクステンドして撮影しているわけです。
2014年01月12日
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昨年末、最終的に夜空を賑わせたのは、ラブジョイ彗星ですが みんなが色めき立ったのは、アイソン彗星でしたね~。 太陽熱に煽られて、核崩壊という、残念な結果になりましたが、 これもまた、太陽に急接近する、サングレーザーの宿命であり、 それはそれで、素晴らしい天体ショーでしたね。 最近は太陽観測衛星があるので、太陽接近の様子が見られるところがまたすごいですね。 崩壊後の見え方も含めて動画にしたかったのですが、もはや私には撮影は無理かな? と思われたので、崩壊前の画像だけで動画を作ってみました。 YOUTUBEにアップしています。 画質を1080P-HDにして、フルスクリーンモード、で見ていただくのが一番良いかと・・・アイソン彗星で動画を作りました posted by (C)ホシミスト_3013 昨日は、次男の合格発表、本命ではないにせよ、合格していたことにホッとし、 天気も悪いので、以前撮影した画像を処理し直したりしていて、 動画を作りかけだったことを思い出した、というところです。 天体写真を撮りたい者としては、雨や雪が降っているわけではないけれど、 晴れているわけでもない、という、宙ぶらりんな天気が続いています。 こんな時に動画が出来上がるんです(笑)
2014年01月14日
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本当は昨日、センター試験開始!とアップするはずだったのですが(笑) 昨日は午後から職場の警備機器の不調で、緊急点検が入り、 残業も、ブログ更新もできませんでした(笑) 昨日も、今朝も、朝6時から、試験会場まで長男を送り届けました。 自分が共通一次受けたときは、大雪でした。 幸い、当時住んでいた福岡は、電車のダイヤの乱れはなく、無事受けられましたが、 毎年どこかで、大雪のため試験開始時間が・・・とニュースを聞くたび、 そういう受験生は、とても平常心で試験を受けられないだろうな・・・と思いますし、 人生の大一番の一つを迎えるにあたって、もしそれが自分だったら・・・と思うと、 心が痛む2日間です。 当地は、昨日は小雨、 今朝は、日が昇る前には雪だったようで、別府市の山手は、道路上も積雪でした。 九州という南国にいるのに、スタッドレスをはいているので、 特になんということはなく(禁句なので、○べる、とはいいませんが・笑)、、 無事送り届けることができました。 全国的にはどうだったのでしょうね?? 送り届けた帰り道、ちょっとだけ寄り道して、 別府市の有名な展望台、十文字原から、日の出後の別府湾の写真を撮ってきました。 十文字原は、車の往来も少ないので、積雪はかなりのものでしたね~。2014.01/19 日の出 (IMG_1393) posted by (C)ホシミスト_3013 帰りついて、すぐに、今度は次男を塾に送り届け、それが終わり次第、 今日は抜けられない勉強会、ようやく職場に帰ってきて、 昨日できなかった、残業中です(笑)
2014年01月19日
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朝の冷え込みとはうって変わって、快晴の当地は、まるで春先の陽気です。 ポカポカと暖かく、山の上に残った白いものが、中腹の雑木林でまばらに咲く桜のよう。 これを春霞のようにかすんだ空気越しに見るからなおさら・・・ ・・・って、黄砂?PM2.5?? 星好きには受難の空です・・・ 今日の写真は、オリオン座のエンゼルフィッシュ星雲です。 以前から大きく撮ってみたくて仕方がなかった星雲の一つです。 なかなか難しくて、前回初めてそれらしく撮影できたのですが、 今回は感度を落として露出時間を延ばし、強調処理しないで済むように撮影、 さらに、背景の空のグラデーションをフラットエイドで均一に処理してみました。 約1300光年離れたところにあり、地球上からの見た目の広がりは8度にも及ぶ広大な星雲です。 オリオン座分子雲までは1500光年と言われますが、これもその一員なのでしょうか? 星雲の左下にある赤い星がベテルギウス、右下にある青い星がベラトリックスです。 星雲の内部にもいくつかの星が見られますが、 Collinder 69 (CR 69)という散開星団なのだそうです。Sh2-264 エンゼルフィッシュ星雲(IMG_1292)2014.01/04 posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP70-200F2.8modelA009 (70mmF3.5)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip フィルター使用Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO1600 10分×4枚Adobe Photoshop Elements で4枚コンポジットFlataideで背景処理Vixen SXD + Takahashi SKY90 + Celestron Nexguide2014.01/04自宅庭よりSky90の鏡筒バンドの上のカメラネジに、Slik Ball 自由雲台を装着してカメラと望遠レンズを同架しましたが、バランスを撮るのが非常に難しく、モーターに負担がかかっていそうだな~という音がしていました。おそらくガイドエラーが出るだろう、と思っていましたが、なんとか無事撮影できていたようですCLSフィルターのせいか、画面の左から右に向かって背景の空が、青・緑・赤、とグラデーションを描いていたのをフラットエイドで均一に揃えましたがこの背景のグラデーションは、焦点距離が短くなれば(広角で撮影すれば)より強く出てくる印象ですね。
2014年01月23日
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今朝は受験会場への送り迎えがないので、昨夜、眠りに対して、準備不足・・・ つまり、寝るぞ~!と決めてかかる前に、うたた寝してしまった、ということです。 頭もとで、携帯が鳴り、メールが届いた気がして目が覚め、開いてみると 音信不通になった友人から、お前と話せなくて寂しいぞ・・・、という内容が・・・ え~~!っと思ったところで、本当に目が覚めました。 なんだ、全部夢か・・・(笑) それから改めて眠り直したので、朝少し寝坊。 窓のカーテンを開けてみると、空が真っ赤・・・ 最近日の出より早起きしていて、 爽快な快晴の銀の朝陽や、 雪雲や霧がかかった金色の朝陽、などが見られましたが、 今朝は、真っ赤な朝陽でした。 一言で朝陽と言っても、こんなに違うものですね。今朝は真っ赤でした(IMG_1448) posted by (C)ホシミスト_3013 星が好きなその友人、ずいぶん星の話をしたものですが、 今はどうしているかなぁ・・・ とことんまで星の話ができる、数少ない友人だったのですが。
2014年01月20日
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センター試験が終わり、自己採点も終わったようです。 目指すところには少し点数が足りないようですが、それでも、過去の模試の中では 一番点数がよかった、と本人が言っておりました。 で足りない分はどうするのか? 目標を変えるのか、がんばってとりかえすのか?? 本人は焦る様子もなく、ひょうひょうと過ごしています。 自覚が足りないのか、大物なのか・・・ うろたえたり、落ち込むよりはいいか・・・(笑) くらげのように流れに身を任せ、それでも上手く目的地にたどり着けばいいのですが。2014.01/02 IC443 くらげ星雲 (IMG_1267) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Astronomik CLS-CCD-EOS-Clip filterCanon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 10分×4コマVixen SXD + Celestron Nexguide でオートガイド2013.01/02 自宅庭よりAdobe Photoshop Elements4枚それぞれダークノイズリダクション(上手く行っていない気がします)。4枚のうち2枚づつをスクリーン合成、出来上がった2組をコンポジット。Flataideで背景処理Photoshopでフォト蔵用に2048ピクセルにリサイズ後、JPEG保存 ふたご座、カストルの足元、M35の近くにある散光星雲です。 超新星爆発の名残りと考えられているそうですね。 μ星よりに赤い星雲が広がっているようなので、以前とは画角を変えて撮ってみましたが、 確かに、結構広い範囲に広がっていそうです。 画面中央やや左上に星の周りにわずかな青滲みがありますが、 これはIC444という反射星雲、と書いている人がいました。 後で調べてみたいと思います。
2014年01月21日
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いつかは全部撮りたい、と思っていたメシエ天体110個 とうとう全部カメラに収めました。(楽天)(フォト蔵)メシエ天体110個 posted by (C)ホシミスト_3013 最後に一つ残っていた、とも座の散開星団M93、 9/25の夜明け寸前に撮影できました。 冬まで待って良い条件で撮れよな~~、と思いますが 待ちきれなくて(^^ゞ 電線の隙間からですし、この日は低空の靄がひどかったし、それに猛烈な夜露。 それでもまあ何とか星団の形がわかるようには撮れましたよ。(楽天) (フォト蔵)M93(冬を待ちきれなくて) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS 70D ISO1600 15秒×46Takahashi EM200(AGS-1)ノータッチDSS(L46D45F20DF10B80) customRectAngle KappaSigmaAdobe PSCS2NeatImageFlatAide2017.09/25 自宅庭より ただし、このクオリティで全部撮ったと宣言するのはさすがに憚られますので 画質の悪いもの、ほとんどが銀河なんですが、 それは順次撮り直してゆこうと思います。
2017年09月25日
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いつからなのか、しばらく、写真が撮れそうな星空、というのは見ていません。 昨年の夏の晴れない天気を彷彿とさせる日が続いています。 そうですね・・・前回の満月を過ぎた後、月が暈をかぶって、ぼんやり見えて以来です そう言えば・・・ 月がぼんやり見えているのを、子供のころよく、月が風邪ひいた、と言っていましたね。 風邪ひいた月が早く治ることを祈るばかりです(笑) こんな時は以前撮った写真の画像処理をし直して遊ぶしかない・・・と思うのです(笑) そこで、半月の時に見える印象的な弧状の点線、アペニン山脈と言うのか、 と知ったので、その付近の写真を処理し直してみました。雨の海東側 posted by (C)ホシミスト_3013タカハシMT160(D160mmf1000mmニュートン反射)直焦点THE IMAGING SOURCE DFK21-AU618.AS露光時間1/45秒 Gamma80 brightness 2001000コマ撮影、Registaxで約750枚をアライメント&スタックVixen SXD2013.07/29 自宅庭より もちろんこの山脈も印象的なのですが、 画面中央付近にある、ピコ山とピトン山が、私にはすごく印象的に見えます。 月と言うと、とかくクレーターに目が行くものですが、 この山から東の方に延びる影、これが山の形と高さをあらわしているのだなぁ と、あらためて月の表面の立体感を感じたのでした・・・ このあたりの地名は下のようになっています。雨の海東側名前入り posted by (C)ホシミスト_3013 この写真を撮った日の月の全景は、こちらにアップしています
2013年09月11日
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SKY90という望遠鏡を購入した後、学生時代に撮影したことがなかった対象としては 初めて撮影してみようと思ったのが、NGC2174モンキー星雲でした。 この星雲が意外にも撮影できてしまったことが、 現在の、散光星雲の撮影にはまっている私、を作った一つのきっかけです。 そういう意味で記念の撮影対象ですが、実は撮影してからアップするのを ずっとためらっていました。 これをアップすると、もう天空を一周しました・・・という意味になりそうで・・・ まだ撮影していない星雲もたくさんあるのに・・・なんて、無意味な感傷で(笑)NGC2174モンキーフェイス星雲(IMG_0591) posted by (C)ホシミスト_3013Takahashi SKY90(D90f407RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO6400 60秒Vixen SXD モーター任せっきり追尾2012.11/12にフィルターなしで撮影した8枚をPhotoshop Elements でコンポジット2013.11/07にAstronomik-CLS-CCD-EOSを装着して撮影した16枚のコンポジットその2枚の写真をさらにPhotoshop Elementsでコンポジットしてみました。ピクセル等倍で2592×1728ピクセルにトリミング後、2048×ピクセルにリサイズしています。 ふたご座のカストルの足元、昨日の写真では、ふたご座の横に並ぶ二本のラインの上の方、 その右側の端にあります。 ふたご座に近接してはいますが、この領域はまだ実はオリオン座になります。 猿の顔に似ていることから、モンキー星雲、とか、モンキーフェイス星雲、と言われますが 英語では、Monkey head nebula というのだそうです。 太陽系からの距離は6400光年、内部にある星はできたての若い星なのだそうですが 非常にまばらになっていて、NGC2175という番号の散開星団、と言われても もうひとつ、ピンときません。 昨日の写真にも赤々とその姿が写っていますが、 そのように、広角レンズでもその存在を写すことができます。 就職してからというもの、一時暇な所に転勤もしましたが、 おおむね、ただ仕事に没頭する毎日で、これほど好きな星空にも見向きもせず、 ただ職場と自宅の往復をするだけの毎日が、20年近く続きました。 その間に、百武彗星・ヘールボップ彗星の到来 シューメーカー・レビー彗星の木星衝突 しし座流星群の大出現、と、枚挙にいとまがない誘惑がありました・・・ それでも、仕事に追われ、わきめをふる時間は取れない、と思っていましたし それで息が詰まる、ということもありませんでした。 それがいったいどうしたことか、3年ほど前から、急に星が見たくてたまらなくなり・・・ 経緯台を買い、デジイチを買い、もうたまらず赤道儀を買い、SKY90を買った。 そして今にいたります。 ずいぶんつぎ込んだものですが、酒も飲まず、どこかに遊びに行くわけでもなく 他にお金を使わない・・・ということで家族に大目に見てもらって。 このサル顔星雲を撮ったあたりから、 この人、思ったより下手の横好きではなく、それなりに写真撮れるのか・・・ と、家族の見る目を変えることに成功したようで、 現在は、夜中に星を見ても、家族のだれからも文句を言われなくなりました(笑) ただ、仕事の面では、昼間働いて、夜は星を見て、だと、いつ寝るの?という状態で、 結局仕事をため気味にしてしまうことになるわけです・・・ 趣味の世界にどっぷりつかるには、まだ早かったのかな?なんて思いながら、 この趣味のおかげで、人脈ができたり、お客さんとの会話が弾んだり。 仕事マシーンのように思っていた、というお客さんの、私への対応が変わったり・・・ まあ、あまり早くから趣味の世界に没頭して、仕事がいい加減な後輩もたくさん見てきましたが 私はそろそろ、そんなことをしてもいい時期だったのかな? ま、そう思えるように、仕事とうまく両立して行きたい、と思います。 記念のモンキー星雲を見ながら、そんなことを思ったりしました(笑)
2013年12月19日
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去年は年末、仕事で福岡へ行っていましたね。 そう言えば、家族全員引き連れて、博多駅前のイルミネーションを見てきたのでした・・・ ブログっていいですね、記録が残っていて(笑) 今年は、受験生3人、どこへも出かけず、 イルミネーションの写真も撮っていませんでした。 その代わりに(笑)、地元別府の鉄輪温泉の夜景でも・・・別府鉄輪夜景と夏の大三角 posted by (C)ホシミスト_3013 別府湯けむり展望台からの別府鉄輪(かんなわ)温泉の夜景と、 かすかに夏の大三角が写っています。 長女のお迎えの時間に合わせ家を出たら、もう、金星が沈んでしまいました。 本当はこんな感じで撮りたかったのですが・・・湯けむり展望台から金星-手持ち posted by (C)ホシミスト_3013 この日にたまたま通りかかって、金星がきれいだったので撮影したのですが 三脚を持っていなかったので、手持ち撮影です。 三脚を準備して、翌日再度向かったのですが、間に合わなかった、というわけでして・・・ クリスマスイルミネーションの代わりに、夜景で(笑) よいクリスマスを~
2013年12月24日
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本年も何とぞよろしくお願いいたします謹んで初春のお喜びを申し上げます posted by (C)ホシミスト_3013
2014年01月01日
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桜の開花宣言はまだ出ていない・・・と思っていたら、 お客さんが、もうすぐ満開ですね~~と言うので、 ええ~~??と思いましたら、東京に行っていた間に開花宣言されていたみたいです(^^ゞ 本日出先の花見があり、ちょうどそのころに仕事が終わったこともあって 挨拶だけして帰ってきました。 数年前に行ったときは、知らない顔ばかりだったのですが 今回はあまりそういう大御所は多くなくて、ほっとしました(笑) ところで、北極星の周りに、りゅう座、と言う星座があるのはご存知でしょうか?? そう、正月3が日明けすぐにやってくる、りゅう座流星群、の、そのりゅう座です。 実は、りゅう座は苦手としている星座でして(^^ゞ なぜかと言いますと、中学生の時に初めて自宅を離れ、 生まれて初めて一人で、明るくなるまで屋外にいた、ペルセウス座流星群の夜、 その時にこと座の前に昇ってくる、トランプのダイヤのマークの形に並んだ星、 こんな星座知らないぞ??と思ったのですが、 そのイメージが強すぎて、ちゃんとりゅう座をつなぐことができないんです(^^ゞりゅう座(IMG_1167) posted by (C)ホシミスト_3013 こと座の上に、ダイヤのマークの形をした星、わかります?? 実はこれ、りゅう座の頭の一部と、ヘルクレス座の足の星、なんですよね(笑)りゅう座星図とM102の位置 posted by (C)ホシミスト_3013 ところで、メシエ天体全制覇、を目指すにあたって、 ここになかなか撮影に苦労する対象があるんです。 それは、行方不明のM102。 メシエさんがカタログに残した天体のうち、いくつかは メシエさんが書き残した座標に何もなくて、行方不明、となっています。 実はM102もそういう天体です。 その失われたM102は、実はこれではないか?という候補の筆頭なのが りゅう座のレンズ状銀河、NGC5866なんですね~~。 下の画像は35mmのフィルムカメラに換算すると、なんと6400mmの焦点距離に相当します。 メシエさんの時代の、まだ望遠鏡の性能がそれほど高くなかった頃に こんな小さな天体が本当に見えていたのでしょうかね??りゅう座のレンズ状銀河 NGC5866(M102) IMG_0335 posted by (C)ホシミスト_3013Celestron Edge HD800(D203f1422RD)Canon EOS Kiss X4(Ir) ISO3200 30秒×122FrタカハシEM100 ノータッチ2016.03/16自宅庭よりDSS(L122D56F0DF0B80) KappaSigmaClipping 3xDrizzle Saturation15%Adobe PSCS2&PSEStellaImage7NeatImage 中央の暗黒帯が印象的な銀河ですので X4というデジカメでの撮影で、ここまで暗黒帯が見えたら、よし、としましょう♪
2016年04月01日
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日本の明月記に、西洋でも記録のない超新星爆発の観測記録が見つかった というのは有名な話ですね。 何かの見間違いか??と思って調べて行くと、 同じ時に中国でも見えていた、という記録が見つかり 結局、位置情報から、かに星雲のもととなる超新星爆発であった、 と結論付けられていますね。 メシエさんが、彗星捜索をするのに邪魔になって仕方がない天体を 間違えないように記録しておこう、と思い立ち その真っ先に、このかに星雲が記録された、というのもご存知ですよね?? M1 かに星雲です。 土曜日から天候は下り坂と聞き、 金曜の夜、疲れていましたが、それを吹き飛ばすほどの快晴の空とも相まって これまでやってみたくてできていなかった撮影をやってみました。 シュミカセにASI290を装着して撮影です。 ASI290のセンサーは、1/2.8サイズ、と記載されていますので 焦点距離は35mmフルサイズカメラと比べて6.2倍くらいになるのでしょうか?? 12500mmってことになりそうです。Celestron Edge HD800(D203f2032)ZWO ASI290MC (センサーサイズ比較で、35mmフルサイズ換算f12500mm?)センサー温度18℃FireCaputure v2.5beta Gain450Gamma70 Exp15秒×204FrAS!2でTIFF出力DSS(L134D8F0DF0B0) KappaSigmaClipping Sat17%StellarImage NeatImage AdobePSCS2(ちょっとシャープ処理)Takahashi EM100 時々手動で位置合わせ2016.12/02 自宅庭より 藤原定家が明月記に、この元となった超新星爆発を記録したのが1074年 その後約950年かけて、ガスが5.5光年にわたって広がって行ったのが 7000光年離れた地球から見えているわけですね。 中心付近には、その恒星の残骸であるパルサーがあるそうで 今なお活発な活動が続いていて、X線による観測では 強烈なX線が放出されているのがわかるのだそうです。 この画像でもかにパルサーが写っているのだそうですが、 画像を見て教えてくださった大先輩に感謝! 知らなかったことをたくさん教えていただき、世界がずいぶん広がりました♪
2016年12月04日
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一昨夜は曇っていたので、心おきなく仕事・・・ と言いたいところですが、さすがに月曜の夜の疲労が抜けず、 早々に眠ってしまいました(笑) そして昨夜は・・・ ものすごい快晴! こんな日に星を見ないなんて、ホシミストにしては 滅多にあることではありません。 こんな快晴の夜から目をそらして、素通りさせてしまうなんて・・・ もったいないお化けが出るぞ~~(笑) とまあ、それほど気が焦っているわけで。 それで、ブログもさかのぼって更新・・・ こんな晴れた夜に山に行ったら、 4/29に撮影したようなこんな写真が撮れたんだろうけどなぁ~~(楽天)(フォト蔵)ヘルクレス座と昇る天の川 posted by (C)ホシミスト_3013Tamron SP10-24mmF3.5-4.5(10mmF3.5)Canon EOS Kiss X4(normal) ISO3200 120秒×3SLIK U8000 + ナノトラッカー2017.04/29 小田の池レストハウス駐車場StellaImage7で加算平均コンポジット 周辺減光補正Adobe PSCS2 自宅から空を見上げていると、へびつかい座からヘルクレス座にかけては あまり星が見えないんですよね~~ ヘルクレス座だ!という写真をあまり撮ったことがないので 昇ってくる天の川と一緒に、4/29に撮ってみました♪
2017年05月18日
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本日は福岡へ・・・ あちこちで第2波が来ており 移動は考えものではありましたが 実はそれも一つの誘因となって 長男の突然の就職が決まりました 住居の契約内容の変更手続きが必要となりましたので どうしようか、なんて言っている場合ではありません ちなみに、計画していた時期とは違うということを除けば 本人の考える未来像には必要不可欠な道筋のようですので よかったね!と言ってよいようです。 さて、その道中、 ちょっと前、あるいはつい最近、水害に見舞われた地域を 通過することになります。 三養基、杷木・日田、 そのあたりはものすごい集中豪雨でした。 特に三養基・・・基山付近は 事故渋滞で時速10km程度でしか走行できなかったのですが その速度でさえワイパーが利かないほど。 却って渋滞しててよかった、と思えたほどでした。 さらに、日田市に入った途端、緊急エリアメールが鳴り響きました その付近は2週間前にも水害が発生しており まだ地盤の中の水分は抜けていない状態 今日もすごい雨でしたが 明日はさらに線状降水帯の発生も懸念されています 被害が起きないことを祈るばかり そんな状況で極楽トンボな画像のアップですが 2020.07/20撮影のネオワイズ彗星です。 一時はこのまま雲が去ることがなく 梅雨明けした時には「ネオは居ず」となっている状況も覚悟したのですから 存在が写せただけでも満足なはずでした。 でも欲望は天井知らず イオンテイルを写したい ダストテイルの濃淡を写したい 結局7/19も7/20も、同じような場所に同じように雲が居座り続け ダストテイルの方は望み叶わず とは言え、見られない覚悟をしていたのですから ここまでの画像が残せたら上出来じゃないか と思うことにします 少なくとも、ここまでの撮影で、雲に泣かされた大彗星 と私の心には刻まれます。(楽天)(フォト蔵)20200720-85mmネオワイズ posted by (C)ホシミスト_30132020.07/20 21:13 塚原高原にてTamron 70-200mmF2.8(85mmF3.5)Canon EOS Kiss X7i(Ir) ISO1600 30秒×38Takahashi EM200(AGS-1L)DSS(L38D0F0DF0B60)CometMode KappaSigmaPSCS2 SI8 NeatImage ところで、太陽から離れてゆくこの彗星 一気に暗く小さくなる、と思いこんでいましたが 実は地球へは接近を続けていたんですね このあとは太陽からも地球からも遠ざかりますから 暗く小さくなってゆくんでしょうね。 撮影としては満足感は得られませんでしたが 肉眼で尾までくっきり見えた、という衝撃的な光景は 一生の宝物となると思います。 できればもうあと何回か同じような彗星を見たいものですが。
2020年07月23日
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えへへ、やっぱり昨夜の空で 家でおとなしくしてろなんて ムリな話です。 今から1時間呼吸するな と言われるようなものです(笑) 平日夜に行っても翌日に尾を引きそうにないのは 近場の塚原です。 もし小田の池まで行ったらさらにきれいな空が見られたでしょうけど 行き帰りで体力使いきってしまいます。 ・・・ ウソです 行ったら翌朝の仕事開始までに帰ってこないからです(≧∇≦)ノ彡☆ とは言え 塚原の天の川もきれいでした♪ 自宅からは見えない、 頭上を横断する天の川。 帰宅したのが23時過ぎでしたから 自宅を出たのは1時ごろ。 残念ながら天の川の最も濃いところは 地平付近でしたけれど。 それでも高原の涼しい空気にあたり 警戒音を発する鹿とにらみ合い ゆったりした時間を過ごすことができました。 ゆったりするために、持ち出した機材はナノトラッカーのみ。 数分おきに散在と思われる流星が飛んでいましたので 流星撮影できるようもう一台カメラと三脚を持って行けばよかった。 なにせ 流星には目がついていて撮影範囲の外を狙って飛ぶ という天文あるあるをいやというほど思い知らされましたからね。 肉眼的には、結構すごい火球、と思ったものが 一つだけ写っていました。(楽天)(フォト蔵)天の川と流星 posted by (C)ホシミスト_3013 左下の隅っこに写っています。 焦点距離が10mmなので、肉眼では割と大きな流星でも 画像ではこんなものですね。 とは言え、あのたくさんの流星の一つだけでも 記念に残せたのはよかった。 5月の連休も見られなかった山の天の川 やっと胸のつかえが取れた気分です
2021年08月05日
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直撃するかと思われた台風は進路が少し南側にそれ 大分県の南部を通過して行ったようです。 こんな土砂降りの雨だったら庭に出ることもないでしょう? と出てきた夕食のメニュー う~~ん、これはビールによく合いそうなものばかり。 晴れた日には絶対にのまないアルコールを飲んでしまった。 もし直撃して避難が必要になった時に こんなにほろ酔いで気持ちよく眠っていたら 起きないんじゃないの?? という心配はどこへやら・・・(^^ゞ さて、朝にはすっかり風雨が落ち着いており、 あわよくば試験が延期にならないか、と 期待していた長女の目論見は完全に外れ。 公共交通機関のダイヤの乱れも怖いし 少々風も強くて高速道路も速度制限がかかっている状況でしたので 今日は大学までの送り迎えに時間を割いた一日となりました。 そういうわけで大したこともできぬまま一日が過ぎ・・・ 夕方から猛烈な眠気に襲われそのまま布団へ 暗くなるまですっかり眠りこんでしまいました。 ま、たまにはこんな日もいいか。 木星の画像は昨年の様なすっきりしたものは撮れていませんが 7月の大赤斑の見える角度のものも含めたら 結構回っているように見えるんじゃないかな?? と思ってGIF作ってみましたが 今一つだなぁ・・・(^^ゞ 大学って8/09は休みじゃないんだねぇ。 コロナで対面授業ができなくて大幅にずれているのでしょう カレンダーの休みと全く違っていて なかなか計画が立てにくい・・・
2021年08月09日
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土曜の夜は久しぶりに、週末なのに晴れました♪ ネコに興味が移ってもう星空の下に行かないんじゃないか? と心配もされましたが もちろんそんなことはありません! ・・・とは自信を持って言えません(^^ゞ 何時もなら表に出るちょっとした雲のある空 だったら出なかったかも(ノ∇≦*) ノ彡☆ 外に出ている間は彼も気にとめないようですが いかんせん彼が寝ているところのすぐ近くに 庭に出入りする扉があります。 蚊取り線香が切れた 蒸し暑くて喉乾いた などなど、出入りは頻繁にしますので 寝るに寝られないよう。 3時ごろ室内に戻って画像処理を始めましたが PCのキーボードや画面に興味津々のご様子。 普段ならぐっすりお休みの時間でしょうに 寝てくれません。 う~~ん、 星を見に行くと寂しがってにゃんにゃん鳴く、 ということが無いことはわかったけど、 これだと明るくなるまで私は 庭先で画像処理しなきゃいけなくなるなぁ
2021年08月29日
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さあ寝るぞ、と連れてきても こちらの言うことを聞く相手ではありません。 自分が眠りたい時にしか寝ませんからね。 ならば自力で寝た時に手を差し入れるしかありません。 週末ともなると一日中家にいますから そういうチャンスが到来するわけです。
2021年10月31日
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たいてい2月の後半ともなると もう春だね!と暖かくなるのですが 今年はいつまでも寒い。 昨日の朝も氷点下。 しかし昼は暖かかった。 今日は、朝も昼も暖かい。 これくらいの気温にならないと 毎年の3月初めの名残雪が 今年はいつまでも寒いね になってしまう。 職場から山手に向かう道の中央分離帯では 菜の花が盛り その向こうに見える山肌には この暖かさでもまだ残る雪。 絵になりそうだけど車を止められません。 これだけ暖かくなると にゃんは近づくと嫌がるだろうな。 2/23の休みの日に一日中べたべたくっついて ようやく寝ているところに近づいても 逃げなくなったんだけどな。(撮影は内)
2022年02月26日
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