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穴沢ジョージ
話題は主に60年代ポップスを中心に、British Beat， ネオアコ～ Jazz Vocal まで、何でもあり(でもないか?)！
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2003.05.22
テーマ： ポップス音楽クイズ(38)
カテゴリ： カテゴリ未分類
クレイジー・キャッツの『これが男の生きる道』は、恐ろしい歌だった。荘重なオーケストラをバックに、植木等が歌うその軍歌調の哀愁を帯びたメロディーと、独身貧乏サラリーマンをきわめてリアルに描いたとんでもない詞が、当時中学１年生だった僕を虜にした。そして、いまでもフルバージョンで歌えてしまうのだ。
なにしろ冒頭から、「♪ 帰りに買った福神漬けで 一人寂しく冷や飯食えば......」だから、思わず天を仰いでしまう。「福神漬けと冷や飯」の組み合わせは、わびしさの最たるものと感じるのは僕だけでしょうか。
本来なら、たとえどんなに貧しくとも「たくわんと冷や飯」の組み合わせこそ、我々日本人の食卓を飾るふさわしく、熱いお湯でも注げば、最もシンプルなお茶漬け(もどき)ができあがり、多少はリッチな気分も味わえよう。ところが、よりによって、あの真っ赤な福神漬けですよ。およそ、カレーライス以外に組み合わせようもないような、あんなものと冷や飯ですからね。
なにしろ、「♪ もらう月給が一万なんぼ 愚痴は言うまい こぼすまい....」でおわかりのように、貧しい彼の辞書には「酒悦」などという言葉は存在のしようもなく、この場合の福神漬けはどう考えてもあの毒々しい色をしたヤツに違いないのだ。
とは言え、当時の物価から見ると、子供にとって「一万なんぼ」は見たこともないような大金で、何でこの人はそんなに悲壮になっているのか、あまりよく理解できていなかった。だって、壱万円もあったら、駄菓子屋でどんなに豪遊したって何ヶ月も持つ、それくらい現実離れした金額だったんですから....。
しかし、そんな彼にも年に２度の豪遊の機会が与えられていた。そう、ボーナスです。
「♪ やっともらったボーナスで 飲んで騒いで ラーメン食って 毎日こうだと こりゃ泣けてくる......」
飲んで騒いだあと、ラーメンで仕上げる豪華さは、金持ちにはわかるめえとばかりに、いささか誇らしげだが、よく考えると、これほどわびしい状況もない。ラーメンしか思いつかないのか、おまえは。
というわけで、1.の正解は、(2)福神漬け。2.は、(4)ラーメンでした。３.は「みそ汁」で、みなさん良くできましたね。
今回は３問だけでしたが、難問だったのでなかなか全問正解が出ませんでした。けれど、久しぶりにミドル英二さんが来てくださって、正解を出した上に、完璧な解説を付けてくださいました。ミドル英二さんを、「60年代音楽クイズ(食品編)」のチャンピオンに認定します。
********************
ところで、皆さんも純粋に食事として口にするような「食品」を歌った歌は少ないと思ったでしょ。果物やお菓子は、数え上げたらどんどん出てきますけどね。でも、結構一生懸命考えて、いろいろ書き込みいただき本当にありがとうございました。
子供向けの歌や、コミックソングを除くと、きわめて少ないですね。予想通り、日本のフォーク(ポップス)にいくつか見つかりましたけど。
で、やっぱりカレーライスや、ラーメン、コロッケのように、ごくふつうに食卓にのる食べ物は、歌にもなりやすいということもわかりました。
今度は、果物編やお菓子編をやりましょうかね。あ、でも皆さんいろいろ書き込んでくれちゃったから、もういいですよね。そうは言っても、この分野にはいっぱいいい曲あるので、また何かの形で採り上げますね。
なにしろ冒頭から、「♪ 帰りに買った福神漬けで 一人寂しく冷や飯食えば......」だから、思わず天を仰いでしまう。「福神漬けと冷や飯」の組み合わせは、わびしさの最たるものと感じるのは僕だけでしょうか。
本来なら、たとえどんなに貧しくとも「たくわんと冷や飯」の組み合わせこそ、我々日本人の食卓を飾るふさわしく、熱いお湯でも注げば、最もシンプルなお茶漬け(もどき)ができあがり、多少はリッチな気分も味わえよう。ところが、よりによって、あの真っ赤な福神漬けですよ。およそ、カレーライス以外に組み合わせようもないような、あんなものと冷や飯ですからね。
なにしろ、「♪ もらう月給が一万なんぼ 愚痴は言うまい こぼすまい....」でおわかりのように、貧しい彼の辞書には「酒悦」などという言葉は存在のしようもなく、この場合の福神漬けはどう考えてもあの毒々しい色をしたヤツに違いないのだ。
とは言え、当時の物価から見ると、子供にとって「一万なんぼ」は見たこともないような大金で、何でこの人はそんなに悲壮になっているのか、あまりよく理解できていなかった。だって、壱万円もあったら、駄菓子屋でどんなに豪遊したって何ヶ月も持つ、それくらい現実離れした金額だったんですから....。
しかし、そんな彼にも年に２度の豪遊の機会が与えられていた。そう、ボーナスです。
「♪ やっともらったボーナスで 飲んで騒いで ラーメン食って 毎日こうだと こりゃ泣けてくる......」
飲んで騒いだあと、ラーメンで仕上げる豪華さは、金持ちにはわかるめえとばかりに、いささか誇らしげだが、よく考えると、これほどわびしい状況もない。ラーメンしか思いつかないのか、おまえは。
というわけで、1.の正解は、(2)福神漬け。2.は、(4)ラーメンでした。３.は「みそ汁」で、みなさん良くできましたね。
今回は３問だけでしたが、難問だったのでなかなか全問正解が出ませんでした。けれど、久しぶりにミドル英二さんが来てくださって、正解を出した上に、完璧な解説を付けてくださいました。ミドル英二さんを、「60年代音楽クイズ(食品編)」のチャンピオンに認定します。
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ところで、皆さんも純粋に食事として口にするような「食品」を歌った歌は少ないと思ったでしょ。果物やお菓子は、数え上げたらどんどん出てきますけどね。でも、結構一生懸命考えて、いろいろ書き込みいただき本当にありがとうございました。
子供向けの歌や、コミックソングを除くと、きわめて少ないですね。予想通り、日本のフォーク(ポップス)にいくつか見つかりましたけど。
で、やっぱりカレーライスや、ラーメン、コロッケのように、ごくふつうに食卓にのる食べ物は、歌にもなりやすいということもわかりました。
今度は、果物編やお菓子編をやりましょうかね。あ、でも皆さんいろいろ書き込んでくれちゃったから、もういいですよね。そうは言っても、この分野にはいっぱいいい曲あるので、また何かの形で採り上げますね。
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