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2009年09月29日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日本人には本音と建前があるが欧米人にはそれがないという言葉をよく聞く。


しかしだからといって欧米、いや外国ではこうした本音と建前の使い分けはないかといえば決してそうではない。たしかに個人の社交レベルでの本音と建前の使い分けは日本人よりも少ないのかもしれないけど、もっと壮大な国と国レベルとなると、日本人には想像もつかないようなしたたかな使い分けがなされているのではないか。世界史をちょっとでもかじれば、四方を海に囲まれ外敵の侵入の歴史がほとんどないなんていう日本の歴史が非常に特異なものであることくらいはすぐにわかる。元寇は日本史では未曾有の国難だが、普通の国では国境地帯を外敵が荒らすなどはありふれたことで、年代を覚えるほどのものでもない。外国の多くはそんな歴史をくぐりぬけてきたわけだから、本音と建前の使い分けどころか、騙しあい、裏切りだってごく普通である。ドイツとソ連が手を結んだのを見て、欧州の情勢は複雑怪奇といった政治家がいたが、そう思うこと自体ナイーブすぎる。反共というのは建前の話で、国と国のパワーゲームの中ではソ連だって手を結ぶ相手にある場合も当然にあり得る。ソ連にしてもその間の事情は同様であろう。

こんな国家レベルでの本音と建前の使い分けということを思うと、最近の総理の言動やそれをめぐるマスコミの取り上げ方にあやうさを感じてしまう。
地球環境は重要だ。
核兵器はけしからん。
こうしたことには誰も反論はしない。それは建前の話では100%反論のしようもないことだからだ。

地球環境は重要だが、各国とも総量としての削減には賛成だが、それはできるだけ自国の経済や国民生活にかかる打撃を少なくして行いたい。それが本音だろう。
核兵器は非人道的でけしからんというのも建前世界では100%真実だが、現実には核抑止力、核による均衡が世界の平和を保ってきたという現実がある。なるほど日本は唯一の被爆国だ。ただ唯一は被爆国ということだけなのだろうか。現実に核をもたずに、核保有国の脅威にさらされているという意味でも唯一なのではないか。客観的に北朝鮮の核兵器がどれほどの脅威なのかは知るよしもない。ただ、あの国が核保有を明言し、しかも日本を仮想敵国としていることは現実である。地球の他にそういう状況にある国が他にあるだろうか。フランスやイギリスの核兵器の脅威を感じている国がどっかにあるとも思えない。イスラエルの核に対してはイランが、インドの核に対してはパキスタンがすでに核を保有済みである。
日本だけが唯一の被爆国だから核を保有しないといい、核保有の議論すらも封じ込めている。

個人レベルでの本音と建前の使い分けは相手の立場を慮るやさしさでもあるのだが、国際社会での本音と建前の使い分けは国家が生き残るための不可欠の思考であり、それのできない国家や民族は、やがては世界史の流れの中で消えていくしかないのではないか。





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最終更新日  2009年09月29日 06時55分11秒
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