ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2007年10月02日
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カテゴリ: 数学は芸術だ
(「おにぎり」で寄り道しました。で、運動会本番。最初の種目は「綱引き」)

ちょっと検索すると、
「綱引き必勝法」なんていうHP がひっかかります。

元々はオリンピック種目で、いまでも国際種目になっているので、
「正式ルール」 が存在する、立派な競技。

運動会レベルなら、直前の練習でこのくらいやれば十分。

1: ロープの長さを有効に使う
  →集団で入場すると、前のほうに固まって、後ろにロープが余っているチームがあります。

   等間隔にならんで、前後の人が邪魔にならずに力を出せるポジションを確保する。

2: 全員が「右腕」でロープを持つ 。(ロープの長さに余裕があれば)
  →できれば、全員が右利きを揃えるのが好ましい。
   左右に分かれて持つと、「ナナメ」方向に引っ張っても、トータルで後ろに進むが、
   全員が右手であれば、全員が真後ろに引かなければ回転してしまう。
   (ベクトルの応用。同じ大きさの力の合計ならば、ジグザグより真っ直ぐのほうが大きい)
        \/\/\/\/より、→→→→→→→→→

3:両足は、ロープに対して垂直に。 相手の正面を向く 。両手は離さずに。脇を締める。
  →人間の筋肉で一番強い力を出せるのは 背筋
   背骨の両側の背筋を効果的に使うには、 「真後ろ」に引くこと

4:空を見ろ。
  →体重を後ろにかけ、背筋力を思いっきり使えば、 自然と上を向く

5: 声を出せ 。(動きを揃える)
  →全員が 同じ瞬間 に力を出せば、最強の引き力が生まれる。
   物理学的に、「静止摩擦」のほうが「動体摩擦」より大きいので、
   瞬間的に動かしてしまえば、あとは楽に動かせる。

(本当は「もう一つ」あるんですが、ヒミツ。ばらしちゃうと、私に助っ人依頼が来たときに「隠し技」にならない。ただでさえ、「必勝法」が広まって、それまで楽勝だったのがだんだん苦戦するようになってきた…)





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最終更新日  2007年10月03日 19時18分26秒
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Re:運動会、綱引きの部(10/02)  
ぺぐこ  さん
なるほどねー

学校の先生に物理系は居なかったのかな? (2007年10月03日 23時41分25秒)

Re[1]:運動会、綱引きの部(10/02)  
goldberg2006  さん
ぺぐこさん

「競技」でなく、「演技」としたら、
昔のマンモス校では、綱の両側にびっしりと生徒さんがしがみつくしかなかったと思います。

少子化でクラスの人数も減ってるし、
いろんな工夫を楽しむのも醍醐味だと、勝手に思ってます。(足の速い奴は何も工夫なしで楽しめる) (2007年10月04日 21時35分15秒)

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