ドラフトの目玉、新日本石油・ 田澤純一
(横浜商大高)が
都市対抗の準々決勝に登板、完璧な投球を見せ、
チームを準決勝に導いた。
スコア0-0で迎えた7回表、一死満塁のピンチに登場。
最初の打者をフルカウントから、148kmの直球を高めに放り
完全なボール球を振らせ、空振りに仕留めた。
次打者も、球威に負けてボテボテの投ゴロ。
結局、勝利を決めた9回まで投げ続けた田澤、
140km台後半の直球と大きく曲がる変化球を駆使、
打者8人、被安打0、与四死球0、奪三振4と完璧な投球を見せた。
テイクバックの際、タイミングが独特なため、余計に打者にとって
打ちずらいのかもしれない。JFE東日本打線のタイミングがあまりに
合わないため、ボクはそう思うしかなかった。
この試合を見ていて、懐かしい顔を見かけた。
新日本石油監督の 大久保秀昭
氏
(桐蔭学園高-慶應義塾大-日本石油)。
試合終盤、ベンチからしかめっ面で戦況を見つめる大久保。
その姿を見て、近鉄バファローズ時代の彼の姿を思い出した。
96年、ドラフト6位で近鉄に入団。
同期入団の 磯部公一
(現・楽天)と正捕手を争ったが、
2人ともその座につくことはなく、早々に「代打屋」に転身した大久保。
当然、活躍の場は試合の終盤だった。
常に「やる気まんまん」のオーラを身体中から発散させ、
巧みにヒザでリズムをとる姿を、いまでもボクは鮮明に憶えている。
今日の試合、唯一の1点を挙げたのは新日本石油の 平馬淳
(東芝からの補強選手、横浜高-法政大-東芝府中-東芝)だ。
田澤が無得点に抑えた直後の7回裏、走者を一・三塁において
キッチリとセンターに飛球を打ち上げ、決勝点となる1点を叩きだした。
この平馬、大久保監督と同様、アマチュア野球界の王道を歩んだ。
本職はショート。だれもがプロに行くと思っていたが、
なぜか指名されず気がつけば年齢は33歳になっていた。
とても野球センスも高い選手だったのに・・・。
今後は、社会人チームの指導者を目指していくのだろうか?
そういえば、JFE東日本の選手の中に、
昨年の法政大主将・ 大澤裕介
(作新学院高)を見つけた。
この大澤も昨年のドラフトで指名を待っていたが、声がかかることはなかった。
この時のことを、 スポーツ法政
(2007.11.29号)
が伝えている。
「こんなもんかなって感じっすね。でもまぁ、行けるとは思ってなかったんで、
ここまで注目されて嬉しいです」
(進路は)
「JFE東日本です。あとは卒業しないと(笑)。卒論書けば大丈夫です」
(今後の目標を教えてください)
「まずは試合に出ることです。プロは意識しないようにして、
チームとして都市対抗で優勝したいですね。レギュラーを目指します」
(最後に法大野球部に残したい言葉はありますか)
「やっぱり早稲田には勝ってくれってことですね。優勝してもらいたいです。」
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