ロッテが今秋ドラフトの上位指名候補として、NTT東日本の清田育宏外野手を
ホンダの長野久義外野手が入団を拒否。右打者の外野手が補強ポイントの
1つだけに、早くも"ポスト・長野"として白羽の矢を立てた
。
清田育宏
身長179cm、体重78kg、右投げ右打ち、外野手。
長打力と50メートル5秒9の俊足が持ち味の逸材。
「右打者で一発がある。右の大砲はぜひほしい。肩が強いし、足の速さもある」
とロッテの球団幹部も話している。
市立柏高3年の夏、エースとして千葉県大会準決勝にコマを進めたが、惜しくも
木更津総合高にスコア2-4で逆転負けした。東洋大に進学後も投手だったが
1年秋に イップス
にかかり、3年秋から打者に転向。翌春(07年)はベストナイン
を獲得し、同年秋の明治神宮大会では 大場翔太
らとともに優勝した。
03年夏の千葉県大会。市立柏高のエースとして出場した。準々決勝で対戦した
のは 松本啓二朗
(当時2年、早稲田大-08年横浜1位指名)を擁する千葉経大
付高。清田は松本との投げ合い、スコア4-2で完投勝利した。
東洋大進学後も投手として活躍を期待されたが、1年秋 イップス
(※)
に。3年秋
に打者に転向。結果、この判断が清田にとって功を奏した。いきなり頭角を現し
4年時(07年)には 「東洋大の4番」
を張った。同年秋に行われた明治神宮大会、
決勝は 斎藤佑樹
(当時1年、早稲田実)や高校時代に戦った松本啓二朗ら
のいる早稲田大と戦い、スコア2-0で勝利し全国を制した。
この時、東洋大の4番はもちろん清田。エースは 大場翔太
(現・ホークス、八千代
松陰高)で、 3連投で決勝に臨み見事に勝利した。
捕手は、昨秋のドラフトで日ハム
から1位指名を受けた 大野奨太
(岐阜総合学園高)だった。
余談だけど。
清田が高校3年の時のこと。千葉県大会では大場のいる八千代松陰も順調に
勝ち進んでいたが、準々決勝で志学館高にスコア1-2で敗退した。もしもう少し
勝っていたら、清田のいた市立柏高と対戦し、2人の投げ合いが実現していたか
もしれない。
(※)
イップス
精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレ
ーができなくなる運動障害のこと。野球の場合には「送球恐怖症」とも呼ばれる。
技術的な理由ではない。投手が打者に立ち向かう時、また内野手が一塁に送球
する時、なぜか全くあらぬ方向に投げてしまうなどの事象。
イップスにかかった選手としては、二塁を守る時に限ってイップスが発症すると
いわれた横浜・ 内川聖一
(大分工高)や、広島の 緒方孝市
に与えた頭部死球を
キッカケにして発症した西武・ 三浦貴
(現在は野手に転向、浦和学院高-東洋大)
らが有名。
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